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森の中の家

某自然公園の緑の中にスローライフを楽しむ為の家をたてます

配筋検査

2006-12-04 20:45:47 | ステップ 5 (配筋)
11月28日 霧のようなの日でしたが、予定通り配筋検査がありました。

10時から現場で検査があると連絡をもらいましたが、途中渋滞などのリスクを考え30分前に現場へ到着しました。
監督さんは既に到着していて、住宅性能評価のため第三者機関(株式会社ハウスプラス)の検査員さんを待っていました。私たちは、朝食抜きだったので、少々食べ物やコーヒー  をいただいて、10分程して現場へ戻った時には、もう既に検査員さんが検査を始めていて、結果的に少し早く来て大正解でした。




隣地境界線からの距離を測ったり、基礎の対角線を測ったり、図面と基礎を見比べたりして、50分ほどで検査は終了しました。
1本だけホールダウン専用アンカーボルトを追加で入れるよう指示がありましたが、これは基礎屋さんが入れ忘れたわけではなく、純粋に補強のための追加で(構造計算が行なわれたようです)、それ以外は問題も無く、明日、11月29日に基礎コンクリートの打設が行なわれることになりました。

11月末ギリギリですが、とにかくなんとかコンクリートの冬季凍結は避けられるでしょう。ご近所さん達からも「早くコンクリートを打たないとだめですよ」とアドバイスを何度ももらっていたのですが、着工が遅れ遅れて(理由がわかりませんが)こんな時期になり、ハラハラ・・・ドキドキ・・・の毎日でした。
契約のキャンセルも一時期真剣に考えたこともありますが、何とかギリギリでコンクリートの打設が出来そうなので、すべては「結果オーライ」と言う事にしておきましょう。

配筋の現場からレポート(2)

2006-12-04 02:41:11 | ステップ 5 (配筋)
11月25日の今日、配筋と型枠が完成予定です。基礎コンクリート打設まで、もう一息の頑張りです。

今日の私のチェックポイントはかぶり厚とアンカーボルトのピッチなどです。
かぶり厚をチェックする時、すべての箇所を測る必要はありません。現場をぐるりと見渡して隙間の狭い所を重点的に確認しました。


外周部かぶり厚 最小で5cmの部分 (この部分が外周部で一番狭い所でした)


アンカーボルトのピッチ計測 平均で135cm


アンカーボルトのピッチ計測 最大で170cm離れている所


スラブ配筋の整然とした様子。 たて筋と横筋が十字にクロスしている所はすべて結束線で結束されています。(細かい事ですが、1つ1つ結束されたスラブ配筋は安心感とともに美しさも感じました。)

このスラブ配筋のたて横のピッチは250mmなのでアンカーボルトのピッチはこの升目の25cmをものさしにすると計測しやすいですね。


この鉄筋の上までコンクリートがくる目安になるそうです
大体14cmくらいですね。 EPSから鉄筋までがスペーサー(さいころ)で6cmのかぶり厚を確保し鉄筋の厚みが1cmあるとすると、
  14-6-1=7
つまりスラブ配筋では鉄筋を挟んで下に6cmと上に7cmのかぶり厚がとれていると考えられますね。



地中梁左側かぶり厚は6cm


地中梁右側かぶり厚は6cm


   配筋チェックのまとめ 

1 配筋のたて横のピッチ確認
2 鉄筋の結束の状態
3 かぶり厚の確認(スペーサーの配置)
  鉄筋は空気に触れると錆びるので、コンクリートでおおう。
  かぶり厚とは、鉄筋の表面から鉄筋をおおうコンクリートの表面までの最短距離のこと。
  べた基礎などではベース配筋のかぶり厚は60mm以上、立ち上がりは40mm以上と言われているので、
  これを参考にチェック。
4 鉄筋の重ね継ぎ手の長さチェック
  鉄筋の太さの40倍以上の長さが必要。例えばD10の鉄筋ならば継ぎ手部分は40cm以上必要になる。
  コーナー部分の重ね継ぎ手の写真をとるのを忘れましたが、D13の鉄筋の所では約60cm、
  D10の鉄筋の所では40cmの重ねが確認できました。

以上のように数値的には、ほとんどOKといえるのですが、1つだけ気になったのは、地中梁の部分で、鉄筋が地面にふれないようにスペーサーで高さが確保されているかどうかです。この部分は根切りが浅く幅も狭いので転圧も十分ではなく完全には平らになってはいないので、かぶり厚が不足気味です。ご注意下さい。


型枠完成後の全体の様子


配筋のチェックをしているうちに型枠も完成しました。基礎屋さんには本当に頑張って作業してもらい、ありがとうございました。
いよいよ次は第三者機関による配筋の検査です。27日に検査の予定でしたが、都合で28日に変更になりました。11月中にコンクリートを打設するには、もうギリギリのところまで来ています。さて、どうなるのでしょうか?
 






配筋の現場からレポート

2006-12-01 08:27:17 | ステップ 5 (配筋)
11月24日8時50分現場到着。今日は少し寝坊をしたので時間がなく朝ごはん抜きで頑張るつもりです。(代わりにサプリメントを飲んでおきました。)

工事現場は昨日の続き、配筋作業が着々と進んでいます。


スラブ配筋とサイコロ


スラブ配筋のピッチ確認(横250mm)


スラブ配筋のピッチ確認 (縦250mm)

上の写真でもわかるように、白いEPS の上に紅葉した落ち葉が模様のようにのっています。このまま生コンを流したら何か影響があるのか、ないのか、わからないので、とりあえず落ち葉拾いをしました。作業の邪魔にならないように気を使いながら、鉄筋につまずいてころばないように気をつけながら、大きめの袋に、たつぷり2袋分集めました。この作業、かなり腰にきてます。


(見にくいですが)ホールダウンアンカーボルトを取り付け完了


ホールダウン専用アンカーボルト
箱にはクランクアンカーボルト、M16、700と書かれているから、太さ16mm、長さ700mmのことですね

ホールダウン専用アンカーボルトは地震の横揺れで柱が引き抜かれるのを防ぐ役目があり、基礎と柱を繋ぎます。このため十分な長さと埋め込みの深さが必要になります。ホールダウン専用アンカーボルトは太さ16mm長さ600mm以上、コンクリートへの埋め込み長さは360mm以上と言われていますから、このクランクアンカーボルトは長さと太さは基準をクリアーしています。



アンカーボルト
箱にオメガーSクランクアンカーボルト M12 450と書かれているから太さ12mmで長さ450mmということですね。

アンカーボルトは土台と基礎を緊結する役目があり、建物のズレや引き抜きを防ぐ大切なものです。アンカーボルトのピッチは、公庫基準では270cm(でも180cm程度が良いと言われている)センチュリーは基本は250cmと聞いたけれど、見たところ結構こまかく入っているので、大丈夫そうです。



次にまたまた面白いものを見つけました。L字形のアンカーボルトです。EPSの上に必要なアンカーボルトは、このLタイプのアンカーボルトが使われていました。


小さくてわかりにくいですが、Lの形のアンカーボルト
結束線(細い針金で、鉄筋を結わくのに使う)で、なぜかゆるく結ばれているため、あちこちでL字が踊っているみたいに見えますが、大丈夫?


コーナーを補強するために、長さ150cmの鉄筋がコーナーに3本配筋完了


型枠取り付け開始 


この型枠も水糸に沿って取り付けられていますが、水糸が見えますか?


型枠がコンクリートの圧力で倒れないように支えを取り付け


ホールダウンアンカーの赤い印とみず糸の関係

水盛り遣り方で水貫の天端(一番上のこと)から20cm下が基礎天端になると親方から聞きました。つまりこの水糸から20cm下が基礎天端ですから、このホールダウンの赤い印はここまでコンクリートに埋まる印で、ここが基礎天端になるわけです。試しに測ってみると、ぴったり20cmありました。(実際は鉄筋から赤い線(かぶり厚)まで7cm、赤い線から水糸まで20cm合計27cmでした。)


ホールダウンアンカーの埋め込み長さチェック
コンクリートへの埋め込み長さは360mm以上が良いとされるので、測ってみたら約37cm位で、これもOKでした。


アンカーボルトの埋め込み長さ  う~ん メジャーが光って見にくい写真ですが28cmくらいでしょうか?


今日の作業はここで終了です。だんだん日が短くなってきて4時過ぎには薄暗く、5時頃はもう真っ暗。夏場なら、まだまだこれから一仕事も二仕事も出来る時間ですが、幸い21日から今日までお天気で、順調に工事が進んでいるので何とか今月中にはコンクリートの打設ができそうです。てるてる坊主君のおかげでしょうか?















EPS&配筋の現場からレポート

2006-11-30 12:53:43 | ステップ 5 (配筋)
11月23日8時40分頃到着。

昨日の仕事の続き、EPSの残りの敷き込みが始まっていました。



EPSの完成間際


スペーサー(サイコロの形)発見! 6cmの大きさの立方体です

かぶり厚を確保するためのスペーサーは円盤状のものとサイコロ状のものがあります。
このサイコロ状のスぺーサーで6cmのかぶり厚を確保することになります。


EPS完成


次に、EPSの上に墨だしをしています。これはアンカーボルトの位置をわかりやすくし、アンカーボルトの位置のズレを防ぐ目的だそうです。EPS の上だからこそ出来る作業ですね。



EPS上に墨だし中

次に地中梁の部分の配筋作業が始まりました。
基礎の鉄筋では、図面に下のような記載がされています。
  
   D13@250

D13はdiameterの略で直径13mmを意味し、@250はピッチ(間隔)が250mmであることを意味します。
センチュリーの地中梁リスト(FG1からFG14まで種類がある)やスラブリスト(S1からS9まで種類がある)の図面には、数種の配筋がリストアップされていて、その中から各フロアープランに合った配筋が選ばれています。
例えば、森の中の家では、
   スラブリストからS4の配筋(D13@250 タテヨコ)
           S9の配筋(D10@250 タテヨコ)
   地中梁リストからFG1の配筋(D13とD10)
           FG6の配筋(D10@250タテ 2-D13ヨコ)
           FG7の配筋(D10@250タテ D13ヨコ)
           FG14の配筋(D10@200タテ 3-D16ヨコ)
を選んでいます。これらは、基礎伏せ図などの図面に記入されているので、チェックしてみて下さい。


FG14の配筋が組まれる地中梁の所 


FG14の配筋中




FG14のD16の配筋完了



上の写真のアップ 我が家では一番大きい鉄筋です


D16のサイズ確認


D13サイズ確認


ここで水道業者さんの登場です。職人さんが2人で作業開始です。





配管のためにEPSカット&捨てコン破壊中


配管前の様子


水道管(鉄管)カット中


水道管の中は錆びないようにラミネートされ、耐久性と安全性に配慮しているそうです( 水道屋さん談)


水道管取り付け 鉄の腐蝕を防ぐ青いテープが巻かれています


給排水管取り付け完了


ここでブレイクタイムです。コーヒーを飲みながらしばし目の保養。


紅葉の色が一段と濃くなりました

 

薄い金属の板を発見!


基礎用平板 サイコロの下にしかれます


外周部のユニット配筋が始まりました。この部分はあらかじめ組まれた状態で搬入されていました。


外周部のユニット配筋


上の写真のアップ


配筋の進み具合全体の様子

今日の作業はここで終了です。6人の基礎屋さんの親方と職人さん達に頑張ってもらっています。明日もお天気に恵まれて、工事が無事に続くようにと願いながら家路を急ぎました。
内緒ですが、てるてる坊主を作って軒下にぶら下げています。あ~あした天気にな~れ