ウィーンで研究留学!

以前はウィーンでの留学生活を綴っておりました。今後はクラッシック音楽を中心に細く長く続けていけたらと思っています。

飲まずにいられないコーヒー

2006年09月05日 06時17分21秒 | ウィーンの生活
ウィーンでの大きな喜びの一つはカフェ、とよく言われます。私はそこまで時間はないのですが、暖かい時期にオープンカフェでゆっくりするのがこんなに気持ちいいものだとはやってみないとわからないものです。

ちなみに東京でいくらオープンカフェをまねしてもだめなことも分かりました。銀座だろうと表参道だろうと、日本はやっぱり暑すぎます。もちろんウィーンも結構暑くなるときは暑いのですが、湿度の違いで日陰でそよ風が吹いていれば心地よい空間になるのです。

そしてこちらに来てすっかりはまってしまったのがコーヒー。もともとコーヒーは大好きで学生時代は下宿には豆を常備し、ミルで轢いてドリッパーで入れていました。そういえば研究室でも同じようにしてしまい、後輩にドリッパーでの入れ方を講義したりしていましたね。上手い下手がかなり出ますから。
しかしこっちではコーヒーといえばエスプレッソです。ドリッパーで入れているのはほとんど見ないですねえ。で、ウィーンに来てからの高い買い物の2番目はエスプレッソマシーンです。(一番は冷蔵庫。)日本でも売っているNespressoですが、どうやらカセットの値段が日本では倍くらいするようです。しかもこちらでいうメランジェをどうしても家で飲みたくて泡立て装置付きにしたので高くつきました。でも十分おいしくて大満足です。

日本にいたときは超寝不足生活のためかまともなコーヒーを飲めばあっと言うまに胃がおかしくなってしまうので、目を覚ますために缶コーヒーばかり飲んでいましたが、こっちにはそんなものはありません。それにアイスコーヒーもありません。みんな暑いなかメランジュやカプチーノを飲んでいます。そうでなければEiskafeです。これはコーヒーにアイスと生クリームが乗ってるのもで多分、熱いコーヒーにそのまま乗っけています。これがおいしいとやっぱりとても幸せです。


初心に帰ってなるべくウィーンでの留学生活を紹介していきたいと思います。(努力します。)手始めにブックマークを入れ替えてみました。ご利用ください。(観光シーズンの前にやるべきだった!)

アンデアウィーン劇場のドン・ジョバンニ

2006年09月04日 00時03分37秒 | 音楽(クラシック)
記事を書きかけでしばらく経ってしまいました。

7・8月になるとウィーンではほとんどまともな演奏会がありません。楽友協会のホールも観光客向けのオケしか使っていません。

しかし!今年はモーツァルトイヤー!(だからかどうか知らないのですが、)アンデアウィーン劇場では新演出のドンジョバンニをやっていました。ちなみに日本語ではアンデアウィーンと書くのですが、これは間抜けな表記でTheater an der Wienが正式表記。単にウィーン劇場の方がよっぽど分かりやすいと思うのですが、なぜかドイツ語読みそのままです。なにも知らなかった私はアンデアウィーンというのはウィーンのどのあたりを指すのだろう?と思っていました。

アンデアウィーン劇場は小さいオペラハウスで、予想していたよりもはるかにこじんまりとしていました。スケール的には東京文化会館の小ホールのような感じです。もちろんオペラハウスなので4階くらいまでありますし、内装はそれらしく華やかです。

オケはRadio-Symphonieorchester Wien。オーストリアの放送局、ORFのオーケストラです。指揮はこのオケの音楽監督のBertrand de Billyというひとでした。


さて、今回の目玉はなんと言ってもその演出。まず幕には「HOTEL UNIVERSUM」(微妙に違うかも)の文字が点灯しています。そんな名前のホテルあったっけ?と思っていましたが、幕が上がってみると舞台はホテルのフトント。カウンターに寝転んだレポレロが歌いだします。そして二つあるエレベーターからドン・ジョバンニとドンナ・アンナが飛び出してきます。その後もドンナ・アンナとドン・オッタービオが復習を誓う二重奏を熱唱しているうしろで警察が現場検証してるし、カタログの歌のところではフランスでは・・トルコでは・・イタリアでは・・とやっている後ろで次々とエレベーターが開閉しフランス風やトルコ風やイタリア風の服装をまとったマネキンが登場するし面白いことこの上なく飽きている暇が全くありませんでした。それでいて場面転換は軽妙で、決して音楽を妨げることがありません。1幕の最後ではパーティー会場がどんどん過激になって最後はバブル期のディスコかという煌びやかさになりますが、逆にそこで音楽が全く違和感なく、現代的に響いて聞こえたところに新鮮な驚きがありました。ドンジョバンニの音楽なんて何度も聞いているのに、あらためて劇的な部分に気づかされました。

もうこの公演は終わってしまったと思いますが、演出面では素晴らしく、これほど楽しませてくれる舞台はなかなかないと思いました。もしアンコールしてくれるのなら是非行きたいと思います。

ちなみに今回は歌い手、指揮者、オケについては全然触れませんでしたが、長くなったのでまた後日、書けたら書きます。それから注釈として、今回は自分の財布からではなかったのでとてもいい席だったことも付け加えておきます。

住みたい街

2006年09月03日 09時08分58秒 | Weblog
昔はウィーンだったんですが、次移るとしてどこに住みたいかと言われたらどうでしょう?ウィーンは今のところとても住み心地がいいので今はまだ考えにくいのですが、とりあえずまだ日本には帰りたくありません。そうするとやっぱりドイツでしょうか?ミュンヘン?オケで選んでるだけですねえ。。。研究で言ったらやっぱりEMBLのあるハイデルベルグですが、ハイデルベルグのオケ、知らないですねえ。

では日本に帰るとしてどこかなあ?
Home'sというところのあなたが住みたい街特集では残念ながら8都市の中に選ばれていませんが、私が昔から住んでみたいところはとても古典的で葉山です。育ちは完全に東京ですが、もはやあのストレスフルな通勤や高い家賃には耐えられそうにないのでもう東京には戻りたくないのですが、そうかといってどこが自分が落ち着けるかと言うとやっぱり東京近郊なんですよね。多分。あと必須状況はお魚がおいしいこと。海に近ければまあ大丈夫でしょう。東京はだめですけど。
この8台都市の中から選べと言われると私としては難しいんですよね。金沢?入ってないし。もはや大都市には余り住みたくない思っている以上難しいのですが、この中なら神戸(写真)ですね。といっても一度学会で行っただけですが、独特な地形と美しい町並みに惹かれました。地域にこだわらなければそんなに家賃高そうでもなさそうだし。あーお魚はそんなに望めそうにないですけどねえ。単に良く知らないから印象がいいだけか?

まあしかし本当に帰ることになったらポストがあれば恩の字で実際には自分で街を選んだりは出来ないのですが、そうなる前にイメージを膨らませておくことは大事かもしれませんね。

ドロップショッピング?

2006年09月02日 05時45分53秒 | Weblog
ついに9月になり来週から新学期シーズンスタートです。まあ研究所は関係ないですが、オーストリアは子供の学校は7・8は丸々休み。いいですねえ。でも両親が仕事をしている場合は大変ですよね。

ところで、私のブログでそんなことをしてもお客さんは付かなさそうですがもしもドロップショッピングというのがあるそうです。アフィリエイトというのもやったことのない私には良く分からないのですが、自分で商品を選んで値段を決めて自分のサイトで売る、でも販売に関わることは全部やってくれると言うんですが、そんな簡単な事があるんですね。要はそのサイトがどれだけ価値があるものかということでしょうか?確かにこれは画期的に思われますが、そうすると直接販売サイトに行くのとどう違うんだろうと言うことになってしまいます。よっぽど品揃えがあって、そのなかで自分が良く知っているものを自身を持って薦められれば意味があるんでしょうか?でもそこで自分のマージンをとっていたらやっぱり売れない気がしますね。うーん!興味があるので仕組みが分かったらまた報告します。

でも私が出来るとしたら実験のキットでこれは使える!とか、この抗体は買っちゃいけない!とか。そんなもの商品リストにあるわけないですが。。。