ものづくりあれこれ

ものづくりで毎日を楽しもう!

エゴマの採り入れ

2016年10月17日 22時20分34秒 | 園芸


エゴマの実が熟れるころ、白河での秋も深まります。
いよいよエゴマの収穫です。
8月末にエゴマの花が咲き、実が膨らむのは10月初めです。
冷たい風が吹き始める頃、葉っぱが色づいてぽろぽろと落ちるようになりました。
実が熟れてくると、房がだんだんと黄色くなり茶色く枯れていきます。
日当たりの悪いところや、遅れて花が咲いたところは、まだ実は緑色。
採り入れるかどうか迷いますが、早く実った種が落ちてしまわないうちに刈り入れることにしました。



エゴマの実った枝をはさみで切り取り、葉っぱを落とし、束にして乾燥することにしました。
これは、とても手間のかかる作業です。
小さな苗がぐんぐん伸び、1メートルを超えました。
刈り取った枝を積み重ね、束にしても束にしても終わらない。
ちょっと植えすぎた。
採ってきた枝は、そっと種を落とさないよう結び、束にします。
熟した房からは、ポロポロとエゴマの種がこぼれます。
ブルーシートを広げて種を落とさないようしなければなりません。



ブルーシートの上で木が茶色くなるまで乾燥。
干すスペースがないので、2階のベランダに上げて乾かしました。



乾いたエゴマの枝をブルーシートの上でたたいて種を取り出すのがまた手間仕事。
たたきすぎるとポンポン飛んで行ってしまうので、慎重に。
「エゴマは収穫が大変だよ」と話に聞いていましたが、まさにその通りでした。

ようやく採れて集めた実は、こんな感じです。



小さなゴミがたくさん混じって、より分けるのが大変そうだなと思っていたら、近所の人がやり方を教えてくれました。
水に浮かべて、浮かんでいるゴミと中身のない種を捨て、底に沈んだ実の詰まった種だけを洗って乾かして取るとのことです。
なるほど!
それはいい考えです。
少しでもたくさん実が取れるよう最後まで頑張りましょう。



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エゴマの花が咲く

2016年09月10日 06時26分47秒 | 園芸
 

白河は、早々と秋がやってきました。
この季節、昼間は気温が高いのですが、朝晩は、ぐっと気温が下がり、長袖を着ています。

8月のの終わりごろから、つぼみが大きくなって、9月のはじめにエゴマの花が咲き始めました。
夏の間、背丈はぐんぐん伸びて、1メートル50センチくらいに伸びました。
台風で枝が折れたり、木が倒れたり、それでも大きな被害もなく順調に育っています。
エゴマって、体が当たると茎や葉がぽきぽき折れるので、草取りには気を使いました。
雨天にも乾燥にも強くよく育ち、原始から受け継がれてきただけあって、たくましい植物です。



エゴマの花は、ちょうど青じその花と似ていて、青じそを巨大化した感じです。
花が散って30日くらいで実を取り入れるとのこと。
10月の初めごろになるでしょう。

エゴマがこんなに大きくなると知らずに30cm間隔で定植したため、びっしりと木が茂りました。
これでは、いい実が育たないと聞いて、八月初めには、細い木を間引きました。
どの木もよく育っているので、引き抜くのが惜しいほどでした。
枝を少なくし、日当たりや風通しをよくしてやりました。

エゴマの花は小さいけれど、いろんな虫たちが花の蜜を吸いに来ました。
蝶々、蛾、蜂など。
葉っぱはところどころ虫食い跡がありますが、あまり虫がつかなかったのでよかった。
テントウムシモドキは、ほとんどの野菜を食い荒らしましたが、葉っぱの味が好みでないのか、エゴマには、まったくやってきませんでした。

実の採り入れや乾燥の仕方など、詳しい話を地元の人に教えてもらおうと思います。
小さな実なので、ゴミや虫がつかないよう工夫が必要ですね。
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トマトのお話

2016年06月26日 08時45分28秒 | 園芸

トマトの葉に休むアマガエル。黄緑の保護色で美しい。

数日間、雨が降ったり上がったり。
スカッとした晴れ間はないけれど、野菜たちの成長は著しい。

雨が続くので、トマトたちが気になります。
トマトの実が腐ったり割れたりするかもしれない。
昨日は、長い支柱を立てて、トマトの木の上に屋根を作りました。
悪戦苦闘していると、夫が手伝ってくれ、いろいろアイディアをくれました。


親トマトの木に三角屋根がついた。

なかなかいいじゃない!と満足したものの・・・。
町内のあちこちの畑では、どこもみな、立派なアーチのトンネルにビニルをかけて育てています。
大きな屋根ではないけれど、何とか雨は防げるでしょうか。

親トマト(最初に植えた2本の苗)は、もりもり成長を続け、ごっつい葉を茂らせています。



実も順調に成長していると気を許していたところ、大変。
葉っぱが網目になっていて、よく見ると黄色い貝殻みたいなとげとげのある変な虫がせっせと葉を食っているのを発見!
しかも風が通りにくいので、実が腐っているのを見つけました。
害虫駆除をし、葉っぱを少し減らしました。

おもしろいのは、トマトにも虫が来ること。
葉っぱを食べる虫をねらって、カメムシが来ました。
カメムシは、黄色いその虫を捕まえて体液を吸っているのを見つけました。
はぁ!カメムシもいいとこあるのか、とちょっぴり感心しました。
名前を調べると、クサギカメムシのようです。
このカメムシは、雑食のようで、カボチャの茎の汁を吸っていたので要注意。
冬には、家の中に入ってきて越冬するのです。
そして、葉っぱの上にはアマガエルが気持ちよさそうに止まっているのを発見しました。
アマガエルには、しっかり虫取りしてもらいましょう。

この親トマトから脇芽をとって増やした子トマトも成長し、花を咲かせ小さな実を結んでいます。



よくよく見ると、その葉っぱの上に、今度は小さいアマガエルが止まっていました。(冒頭の写真)

トマトが熟れて採り入れできるまで、あとどれくらいかかるでしょう。
毎日の見回りで病害虫から守ってやりたいなと思います。




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育つ野菜たち

2016年06月15日 14時31分57秒 | 園芸
4月から畑を掘り起こし、土づくりをして一種ずつ野菜を植えてきました。
6月になって気温が上がり、野菜たちは急にメキメキと成長を始めました。


ナスの木は、花ざかり。寒い季節を何とか乗り切りました。
脇芽が伸び、枝分かれして来たら、小さい脇芽は摘み取り、4本仕立てにすると秋までよく実をならせるそうです。
そろそろ支柱を立てましょう。


福島は、気候が寒いため、関東より1か月植え付けや生育が遅れます。
ジャガイモは、4月に植えて7月下旬には採り入れできそうです。
葉っぱを食べるてんとう虫がいますが、大きく成長したジャガイモにとっては、大した害にはなりません。
まあ、見逃してやりましょうか。
野菜の成長は、かわいい子どもを見守るようで、うれしくなります。


ご近所の方にいただいたインゲンの苗は、つるが伸び始め支柱にくるくる巻きつきました。
つるは、北半球では右巻きになるとのこと。
インゲンの栽培は初めてなので、とても楽しみです。


種から育てたとうもろこし。
5月初めの気温が低く、なかなか芽が出ず、成長も遅かった。
気温が上がって急に伸びて頼もしい。


トマトは一番たくましい。寒さにも乾燥にも強い。
トマトは、屋根がいるよと、お隣のおじさんが教えてくれました。
実が熟れかけた時、雨にかかると、割れてしまうのです。


キュウリのネットをはった。そこを登っていくキュウリはかわいいな。

朝起きると、一番に野菜たちの顔を見に行きます。
どこまで伸びたかな、虫はついてないかな、水は足りているか、肥料はどうか。
草が伸びたから草取りしよう・・・。

この夏は、たくさん野菜が食べられます。
よかった。








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荏胡麻の種まき

2016年06月13日 19時00分30秒 | 園芸
  
  荏胡麻の種を手に入れた。植えてみよう。


福島に来て、初めて食べた食材があります。
荏胡麻です。

この荏胡麻は、シソの葉に似て白い花が咲くきます。
調べてみると、古くから日本でよく栽培されていて、種から搾った油は、食材だけでなく、油紙などの原料として使われていたとのこと。
後に菜種油が普及し始め、荏胡麻の利用が減っていったとのことでした。
今では、中部や東北の地域で特産品として生産されているようです。

葉っぱは、サラダや焼肉に巻いて食べます。
実は、ゴマと同じように、よく炒って細かくすりつぶして和え物にすると、まろやかな風味がただよいます。
健康にいい食品なので、ほかの料理にも工夫できそうです。
実からとれる油は、αリノレン酸が多く含まれ健康によい油なのです。

地元野菜を直販している「ふれあいの里」で荏胡麻を見つけました。

そうだ。
この種を畑に撒いてみよう。
そこで、育て方を調べてみると、私にもできそうだなと楽しみになってきました。
荒れ地を開墾して、種まきしましょう。

地元の人に話すと、「大変だよ」とのことでした。
確かに、小さな実をたくさん収穫するのは、大変そう。
母に聞いたら、昔は自給自足で、菜種、ゴマ、小豆など自分の家で作っていたとのこと。
特にゴマは、上手に採り入れて乾燥させないと、落ちてゴミが混り、よりわけが大変だったそうです。
心して、育てることにしましょう。

昨日、やっとのことで種まきをしました。
そして、今日は、待っていたかのように雨が降りました。
早く芽を出してくれるといいな。


<荏胡麻の育て方>

・特徴

 生育適温は、20~25℃。春に種まき。(4月~6月)
 湿気を好み、日当たりがあまりよくなくても育つ。
 秋に収穫。

・育て方

① 乾燥をきらうので、たっぷり水をやる。
  好光性種子なので、土はうすくかける。
  種まきの数日後に発芽する。
 
② 本葉が出たら、間引く。

③ 草丈20cm~30cm以上で枝葉が伸びたら葉っぱを収穫する。

④ 9月に開花し、花が咲いて花が落ちて30日ぐらいで収穫する。


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