四季に暮らす

季節の着物、食卓、ベランダの植物たち
和と洋が仲良く並んでいるような衣食住の風景

奉納落語と幽霊画@全生庵

2019-08-11 | 浴衣
■「谷中圓朝まつり」right https://www.yureiga.com

8月11日は、幕末から明治に活躍し落語中興の祖と云われる初代三遊亭圓朝の命日
8月には、圓朝が眠る谷中の寺:全生庵で「谷中圓朝まつり」が催され、8月中の1ヶ月間は全生庵が所有する幽霊画の展示も観られます

圓朝忌(8/11)には毎年この寺で法要がとりおこなわれ、お堂の中で奉納落語があり、それを終えると噺家さんたちが扇子のお焚きあげをするんですよ~と、生徒さんに教えて頂いていました

全生庵が所有する貴重な、円山応挙、河鍋暁斎などの幽霊画が、虫干し・風通しを兼ねて一堂に展示される滅多にない機会です
それを鑑賞できることも興味深く、生徒さんと二人で出かけてきました
まずはお墓参り
山岡鉄舟の墓もあり、歴史を感じます


香が炊かれるお堂では、揃いの浴衣でずらりと並ぶ噺家さん方と美しい袈裟をまとった僧侶
可笑しみと神妙さが隣り合わせなのにしっくりくる不思議なお堂の風景でした
虚無僧が吹く尺八の音色と木魚の音が響き渡るのに聴き入っていると、心がどこかに持っていかれるような気がしました


金原亭馬生師匠down
扇子をお焚き上げの中に放る姿もすっきりとして気品があります!


今年の奉納落語はdown橘家圓太郎(たちばなやえんたろう)師匠
演目は『化け物使い(ばけものつかい)』でした
初心者の私には初めての演目でしたが、登場する一つ目小僧をやりこめるあたり・・可笑しくてたまりませんでした(^o^)


幽霊画展はとても見ごたえがありました
消え入りそうに美しい幽霊やなまめかしささえ感じる幽霊もいれば、怨念に満ちた目が浮?オい幽霊も・・
繊細な筆致や濃淡で描かれた巨匠たちの幽霊画には、どれも魂が宿っているようで、幽霊になった悲しい背景も覗いたような気がしました
蚊帳越しに描かれた幽霊も多く、うっすら透けているのも怪しく、又、美しいのですが、なぜか・・子供時代の夏休みを過ごした祖父母の家を思い出していました^^

田舎の家屋では、夏の夜は布団の周りに蚊帳を吊って寝ていました
祖父母の家でのその非日常と蚊帳の透け感が面白く、おばけごっこをして隠れたり逃げ回ったりして、挙句の果てに吊ってある蚊帳を引っ張って落として怒られたり・・(^o^) 寝る前に遊び回りまた汗をかいて着替えさせられたり、ひと興奮していたことが懐かしく蘇りました
あの夏は、もう50年も前になるのですね ...
田舎の祖父母の家ですごす夏が大好きでした

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幽霊画で涼んだ後は、二人で谷中の町を少しぶらぶらnikukiunikukiunikukiunikukiu

「観音寺築地塀」は江戸時代末期に築造された練塀down
瓦と粘土を交互に積み重ねて造られたものだそうです


たまたま通りかかった「初音小路」はレトロなアーケード横丁down
真っ昼間だからか?お盆休みだからか?ひっそりしていました
今度来たら、どこかの店に入ってどっぷり浸りきってみたい雰囲気です(*^^*)


日傘をさして浴衣で谷中を町歩き!
お蕎麦屋さんに入るのも、カフェでお茶をするのも、浴衣が楽しい夏の一日になりました

夕方、家に帰ったら即→お風呂yu
晩御飯は家で、すき焼きにしました(^^)/


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