四季に暮らす

季節の着物、食卓、ベランダの植物たち
和と洋が仲良く並んでいるような衣食住の風景

イベリア半島の旅 ②ドバイ経由マドリッドへ

2015-09-25 | 旅行(*海外)

■ 旅支度

今回の旅はシルバーウィークにかかり、航空運賃は高め傾向・・
3ヶ月半前にまずこれを押さえにかかった時、当初考えていたANA(←真剣にマイルを貯めている)の直行便とエミレーツ航空のドバイ経由便では、往復で10万円/一人の運賃差がありました

ここを何とか安く押さえたい私と、少しお金がかかっても優雅に旅したい夫とでは意見の相違が大きくありました(^-^;)
一悶着ありましたが、旅支度の全てを一手に引き受けている私にイニシアティブはあります!
エミレーツ航空の格安航空券利用で押し切りました(^-^
(エミレーツはJALと同じグループなので、今回のフライトマイルはマイル用に持っているJALカードへ)

仕事も家族もあるからこそ、旅に出ることを決めるのはできるだけ早いのに越したことはなく、そこを早期にブロックする気概は大事だと思います
ただ、人生の中ではどうしても旅に出ることは叶わない時期があるのも事実でして.....

ならば「私が行けるのは今なんだな」と思う時期には、どんどん行っておきたい気がします
人によって境遇は違うのでその時期はそれぞれ・・
人に合わせていたら、いつまでも行けないと思います
そして、自分の力で主体的な旅に出る「旅力」を普段から少しずつ磨いておきたいな・・と思うのです

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

今回の旅にも『ヨーロッパ鉄道時刻表 2015 夏ダイヤ号』(前回の時は 2015 冬ダイヤ号)を活用しました
前回の旅では乗車する各国鉄道の数や接続がとても多かったので購入しましたが、今回は図書館で借りて来て必要な部分だけをコピーしました
前回の旅以降、夫の携帯にも「ユーレイルプランナーアプリ」はダウンロードしてあります


ネットで色々調べたり、図書館では他にもたくさんのスペインやポルトガル旅行の本を借りてきましたが、購入したのはこの3冊 notenotenote


『FIGARO』2005年1月発行号でバックナンバーは既に完売 ..
       アマゾンで中古を探しやっと入手できましたase2
『レトロな旅時間 ポルトガルへ』(イカロス出版)
『ようこそ ポルトガル食堂へ』(産業編集センター)

手元に置いておきたいと思う本にはいつも、実用の要素と共に感動をよびおこす美しい写真があります
紙の本には、ネットに溢れた情報や写真とは一線を画した存在感と力があります
私が昨年『ヨーロッパ鉄道旅行2015(イカロス出版)』の写真に大きく心を揺り動かされたように、『FIGARO』の写真もまた惹き込まれるものがあります
こういった本は、もうただの一冊の本ではなく大切なアルバムのような存在になりますね・・
大切にしておきたいと思いながら、擦りきれるまで読んでしまいます

今回も着々と「旅ノート」を作成しました
同時進行で必要の可能性もありそうな英会話アンチョコも作成し始めましたが、それには飽きてしまい.. 
代わりに、レストランや市場で活用するための食材メニューノート(スペイン語/ポルトガル語版)を作ってみました(^。^)

ネットで何でも調べられる世の中ですが、やはり、書き込みも出来る紙のものにまとめて手元に置いておきたくなるのはへん??


時々自分の貪欲な情熱にあきれることもあります
でも、それは決して「物」には向かっておらず「体験」を欲している、ということでお許し下さい(^o^)丿

■ 空の旅@エミレーツ航空

ドバイ(アラブ首長国連合)を漢字で表記すると「迪拜」になるのですね(^^) なるほどなるほど!


行きの搭乗便は、EK313/00:30 羽田発→ 06:15 ドバイ着
        EK141/07:40 ドバイ発→ 13:40 マドリッド着

 ・フライトタイム→10時間45分+8時間
 ・乗継ぎ時間→1時間25分

なかなかの長時間フライト^^; そして、乗継ぎはややタイトかなと思います

興味があったのは「空路」(鉄道の「線路」に相当しますよね)
ドバイを経由するとなると一帯どういうルートになるのでしょうか?
明らかに、ロシアの上空を行くいつものヨーロッパ路線とは違います


インド、アラビア海の上空を通り、着陸態勢へ
この頃、モニターにはドバイ空港での乗継ぎ便ゲートも表示されるので確認しておきます
モニターをカメラに切替えると、砂漠の中の道路や大きな施設も映し出されて面白かったです
やはり、確かにここはアラブの国の上空なのです!!


朝日が昇ったばかりのドバイ空港に、定刻に着陸

 


ボーディングブリッジではなく、タラップ&バスで到着ロビーに行くスポットに駐機したのでラッキー☆でしたd(^-^)
ドバイ@アラブ首長国連邦の空気も吸えた上に、バス待ちの間、タラップの上から空港の景色を眺めながらこうしてゆっくり写真も撮ることができたからです♪

エミレーツ航空には乗継ぎもあったので今回の旅では4回乗ったことになりますが、機内食も美味しかったです
機内では太らないようにパンや炭水化物は残すつもりだったのに、毎回完食してしまいました(^-^;)


女性の私が言うのもなんですが.. 4回乗ったどの便のCAも世界各国の美女写真集から抜け出たか?と思うようなスタイル抜群の美女揃いで、しかも、これまで乗った海外エアライン特有のクールさは無く、明るい笑顔を振りまいて行き届いたサービスをしてくれました
夫もなんだか?とても嬉しそうsymbol4
アラビアンな制服のセンスも良くベールも素敵で、社内教育は日本のエアラインに似ているように感じました

バス待ちのお陰でタラップではゆっくりできましたが、今度はその影響で、トランジット時間はタイトになっていました
到着ロビーに着くとトランジット客には手荷物検査に長蛇の列・・
係員に搭乗券を見せながら「接続がタイトです!」と訴えると、順番を抜かしてすぐに手荷物検査をさせてもらえました
海外では人がなんとかしてくれると思わず、何でも自分から申し出ないといけないと思います

ただし、サポートはそこまで par
あとは、電光掲示板で再度ゲートを確認し、ピクトグラムや英語の表記を辿りながら駆け足&動く歩道を利用しながら、乗換えゲートへ転がるように急ぎましたrunrun
ゲートは搭乗20分前に閉ります
想像以上に、巨大な空港です・・・

 


茶色リュックを背負いせかされながら走らされた夫はご機嫌斜め`-´メ
こういう時は、馬耳東風スタイルでスルーしておくに限ります♪

機内に入り、エミレーツ航空の美人CAににっこり微笑まれながらおしぼりを手渡されると、もうぐんにゃり頬が緩み、ワインを頼んでいましたから ʅ( ~⊖◝)ʃ

私は「ドバイ→マドリッド間の飛行ルート」の方に興味津々

ドバイ空港を離陸したこの飛行機は→ペルシア湾上空→サウジアラビアのリヤド→地中海・紅海・インド洋を繋ぐスエズ運河→エジプトのカイロ→ナイル川河口付近→地中海・・と抜けて→イタリアのシチリア島パレルモ→マルタ島(マルタ共和国)→イタリアのサルデーニャ島→スペインのイビサ島→バレンシア→マドリッド空港

途中、スエズ運河とナイル川、シチリア島は窓からも目視できました

このスエズ運河が出来る(1869年)までは・・つまり・・大航海時代(15~17世紀)のポルトガル船の日本への航路として、南アフリカの喜望峰を大回りして大海原の中を、日本へ辿り着いていたことは、地図で確認するたびに改めて驚愕します・・




■マドリッド

マドリッド・バラハス空港には定刻に到着 beginner
初めて降り立つこの空港の到着ロビーで「Baggage→」の表示に従って進むと、どうやらBaggage受取りにも地下シャトル列車に乗って行かなくてはならないシステムになっているようです


エミレーツ航空が発着するターミナル4には、Renfe(スペイン鉄道)の近郊線(C1)が接続していて、チャマルティン駅、アトーチャ駅までの移動もスムーズです

この空港ターミナル4にあるRenfe営業所の窓口で「Aeropuerto T4駅→アトーチャ駅」近郊線の切符と、この日と翌日に乗車する「アトーチャ駅⇄トレド駅」Avant 座席指定&往復乗車券を購入しておくことにします
言い間違いや発音に自信がなかったので、乗車券購入メモを作成しておき、窓口では簡単な英語で確実に済むようにしておきました(^。^)

 


ドキドキしましたが空港駅から30分弱で無事にアトーチャ駅に到着☆

 


Renfeの窓口では、余裕を持って16:50発のトレド行きAvant の切符を買ってあります(^-^ 

熱帯植物園?と亀の池?がある不思議なムード漂うこの「アトーチャ駅」の写真もご紹介したいのですが、翌日トレドから戻ってから撮った写真の方がよく撮れていましたので、次回③ or ④で掲載します(^^)/

まずは身軽になるべく、ピクトグラム表示を見ながらコインロッカーへ
簡単に言うと植物園の裏にあります
24時間openではなく、ロッカールームに入れるのは「05:00~22:20」なので、夜や早朝の利用には注意が必要です

そしてコインロッカールームに入る時も、入れる荷物以外の手荷物も全て、X線検査をされます!!
2004年にあった爆弾テロ以降の対策措置と聞いています

コインロッカーには、トレド1泊分だけの荷物以外を全て入れておきます(^^)v
使い方は、前回の鉄道旅行で利用したドイツやスイスのものとはまた違っていましたが、券売機の説明を英語に変換して利用すればいいので難しくはありません
レシートが鍵になるので、なくさないようにしないといけません


アトーチャ・セルカニアス駅と、中長距離列車専用のプエルタ・デ・アトーチャ駅が繋がっていて、私たち はきょろきょろ何度も迂回してしまいますが、スタッフに聞いて無事にAvant 乗り場に到着

ここでもまた手荷物のX腺検査を受け→専用の待合室→専用ゲートで切符をチェックされて・・やっとホームへ入れましたrunrun

 

 

 


Av8162/16:50 アトーチャ駅発 → 17:23トレド駅着 予定
この日は、トレドに宿泊します
日没は 20:30

う~む・・長い一日だあああああああ bikkuri
いや?・・もしやこれは二日間の出来事なのか.. (◔_◔)?moonmoon

このあと『イベリア半島の旅 ③トレド』に続きます(^_-)☆

animal4animal4animal4animal4animal4animal4animal4animal4animal4animal4animal4animal4animal4animal4animal4animal4animal4animal4animal4animal4animal4animal4animal4animal4animal4animal4animal4animal4animal4animal4animal4animal4animal4animal4animal4animal4






この記事についてブログを書く
« イベリア半島の旅 ①旅立ち | トップ | 他装8回目 »
最新の画像もっと見る

旅行(*海外)」カテゴリの最新記事