2016年、現在公開中。
ヨガと瞑想を世界に広め、「西洋ヨガの父」として知られる偉大なヨギー(ヨガをする行者)、
パラマハンサ・ヨガナンダの生涯を描いた作品。
彼の著書「ヨギの自叙伝」は、スティーブ・ジョブスが自分のiPadに唯一入れて持ち歩いていた書籍ということで有名。
実際の映像と彼にまつわる人や研究者のインタビュー、回想再現部分からなる作品。
ヨギー仲間と観に行ってきました!
ヨガを始め広めた、ヨガナンダ氏の言葉のひとつひとつが、
深い高い重い!
刺さります。
「ヨガのやり方」や特定の観念の押し付けもなく、普遍的な「生き方」のヒントを伝えています。
私自身は体のリフレッシュのために始めたヨガでしたが、
実は、元々は、
体や精神の深いところにアクセスし、
自分や世界を知るためのものとして、
伝えられているんだとあらためて感動。
私がヨガが続いている理由もきっと、
そこが楽しいからなんだと思いました。
呼吸をする、自分の体を感じる、
激しい動きに身を委ねていくと世界と一体になっている感覚、
最後は自分の中の自分と握手する感じ。
じわーっと温かくなる感覚も好きです。
スティーブ・ジョブスが、
死の床で最後に語ったもの、
それは、人生で大切なのは愛。
そして自分と他人を大切にすること。
まさにヨギーの精神でした。
富も名声も得て、人生の成功者に見えた彼だけに、
人生の豊かさについてあたらめて考えさせられました。
観終わった後、一緒に旅して瞑想していたような心地よい感覚に。
気持ちよくて豊かな映画時間でした。