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世界怪魚釣行記

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世界怪魚珍魚列伝アフリカ編

2007-05-24 20:00:00 | 07(エジプト・エチオピア)
●怪魚その1「巨神兵 ナイルパーチ」
現地名:サムース(エジプト)、ナッチアサー(エチオピア)
(英名 Nile Perch) 学名:Lates niloticus 最大200cm
 全長193cm、体重200kgの記録がある。ラテス族の中でバラマンディ・アカメを遥かにしのぐ大きさに成長し、淡水のルアーターゲット中最強といえる怪魚。

 しかし、そのファイトは正直退屈だ。確かにあの重量で引かれるとドラグを出さざるおえないし、あの大きさで水面を割られると恐浮ニ興奮を覚えるのだが、スピード感に欠けその重量のわりに引きは強くなく、正直ファイト中はあまりハラハラしないのである。世界記録の100kg級でもバスロッドのビックベイト用でなんとかなるのではないだろうか?  ただ、ルアーのキャスティングで狙える怪魚の中では最大級。「夢」という言葉が使える数少ない怪魚なのは確か!
 でもね、なめているとルアーがこうなっちゃいますよ…。貫通ワイヤーとウッドボディの組み合わせって弱いよね。
提供:イタリア人「Carloさん」
 始め、「バラマンディと同じ魚である」と思い込み、ルアーも攻め方もバラ的だったが、似た部分も確かにあったが最終的に「違う」という結論に達した。あえてその違いはこのHPでは触れないで、本当に爆発するのは次回だと予告しておこう…。

●怪魚その2「牙獣 タイガーフィッシュ」
現地名:カルベルバハル(エジプト)、バルバンデラ(エチオピア)
(英名 Tiger fish) 学名:Hydrocynus vittatus 最大100cm
 初めてこの怪魚の追尾を目視した時、「うわっ、速いっ!」と驚愕してしまった。タイのジャイアントスネークヘッド以上のスピードで、しかもS字を描いてルアーを追って来るのだ。

 そして、なんと言ってもこの凶悪な面構え、「怪魚」という言葉が最も似合う魚の一つである。その鋭い歯でルアーをがっちり噛んでイイ感じの穴を開けてくれます。その「噛み」が瞬時のため、フッキング率は最低ですが…。

 しかし、その凶暴な面構えとは裏腹にこいつは全く引きません。そのスリムなボディ、60cmを越えないとはっきり言って雑魚レベルのファイト…。そして、陸地に上げ写真を撮っているとすぐに死にます。生命力が弱く、ちょっと見鰍ッ唐オな怪魚です。

 ↑エジプト・エチオピアではオカッパリで40cmを越えればいい方か?(トローリングではまぐれで60~70cmが釣れてくることがあるらしいが)。今度アフリカに行く時は中央部の本場に行って80cmクラスを狙おうと思っています。この怪魚がそのサイズに成長したらカッコいいと思わない?

●アフリカの鯰その1「暗黒大鯰 Vundu」
現地名:ガラモート(エジプト)(英名 Vundu)
学名:Heterobranchus longifilis 最大150cm50kg


●アフリカの鯰その2「暗黒鯰 アフリカンキャットフィッシュ」
現地名:アンバザ(エチオピア)、ガラモート(エジプト)(英名 North african catfish)
学名:Clarias gariepinus 最大170cm60kg

 エジプトでは、Vunduもアフリカンキャットフィッシュも現地名「ガラモート」、英名「Vundu」と言われている。

 「Vundu」と「アフリカンキャットフィッシュ」は背鰭で見分けられる。「背鰭が尾鰭まで続いている種」=「アフリカンキャットフィッシュ」。「背鰭と尾鰭が分離しているもの」が「Vundu」である。

●アフリカの鯰その3「電気鯰」
現地名:ラアッダ(エジプト)(英名 Electric catfish)
学名:Malapterurus electricus
提供:イギリス人「Jimさん」
 現地人曰く、草食のため釣るのが非常に難しいとのこと。一度、サイトで発見し、練り餌で狙ってみたのですがダメでした。電圧は低く死ぬことはないが、結構ビリッとくるらしい。

●アフリカの鯰その4
現地名:カルクール(エジプト)、コチェ(エチオピア)
学名:Synodontis sp.

 左写真はエチオピアでタイガーフィッシュの切り身で釣ったもの。右写真はエジプトで見つけた頭骨。頭がカッチンカッチンに硬いぞぉー!

●アフリカの鯰その5
現地名:バヤダ(エジプト)
学名:Clarotes laticeps

 この写真では「なんだ?これ?」という感じだが、最大で1mぐらいにはなるようです。大型はとにかく潜り続けて結構引くとのことだが、エジプト人情報だけに…。

●魚以外の外道「オオトカゲ」
現地名:ワラン(エジプト)ナイルオオトカゲ 学名:Varanus niloticus

 岩だらけの岸辺でじっとしていることが多いのだが、こいつの警戒心は半端じゃないぞ! こちらがキャストする時にはもうすでに逃げの態勢に入ってる。崖の上から忍者の様に気配を消し、ゲーリー4インチグラブをロングキャスト、これしかないな…。ショックリーダーはフロロの100lb以上を使いましょう!

●珍魚その1「ナイルティラピア」
現地名:ボルティ(エジプト)、コロソー&コッダ(エチオピア)
(英名 Nile Tilapia)
学名:Oreochromis niloticus 最大60cm
 食用として世界各地に放流されているナイルティラピア。日本の天皇によってタイにも広まっており、現地では「プラー・ニン」と呼ばれる(今までタイでしか釣ったことがなかったので、タイ名の方が馴染み深いな)。左写真はナイル川本流で、スピナーで釣ったもの。小型ながらモノ凄く嬉しそうなのは、今までの経験から「世界の名だたる大河本流域では魚が釣れない」というジンクスからか?(黄河・長江・ガンジス・アマゾン、あまりに広すぎてャCントが絞れなかったり、川まで近づけないことが多かった)。岸際に結構群れているが、なかなかルアーを追ってこない。スピナーより弱めのルアーを持ってくれば良かったなぁ。タイの方が釣りやすいね…。

 右写真はエチオピアで漁師が獲った実測50cmジャストの超ファットなナイルティラピア。

●珍魚その2「淡水フグ」
現地名:ホマルエルバハッル(エジプト)(英名 PufferFish)
学名:Tetraodon lineatus 最大50cm

 ナイル川流域他アフリカの広範囲に生息する淡水フグ。岸辺の岩陰などに生息し、様々なタイプのルアーを追尾してくるが、フッキングするのは稀。ワームを使っているとテイルばかりがスッパっと切られてむかつくっ!

 でもね、この美しい縞模様。そしてキャッチした後、「ホフッホフッ」と空気を吸って体を膨らます一生懸命な姿がモノ凄くかわいい珍魚。結構コイツには夢中になって、最大で47cmまでゲットしました!

●珍魚その3「サルディーン」
現地名:アラィア(エジプト) 学名:Distichodus sp.

 雑食性のこの珍魚、フライや相当弱めのルアーなどで狙いましょう!

●珍魚その4「暗黒鮒」
現地名:ナッチアサー(エチオピア)
学名:labeobarbus.sp 最大100cm
 エチオピア・青ナイルの最源流部に到着したその夜、現地人から衝撃の事実が告げられた! 「ここにはナイルパーチはいないぜ!」。首都アジスアベバから1泊2日行程、その苦労はなんだったのか? あぁ、がっかり…。

 ということで、スピナーで珍魚狙いに切り替えると、鮒が次々に釣れた。この種は23種いるとのこと。最大で100cmまで成長する種がいるとのことだが、鮒じゃあねぇ…。モチベーション皆無です…。

 ↑ この種にはタラコ唇を持つかわいい奴もいる。


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