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世界怪魚釣行記

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微笑みの国PhotoGallery

2004-09-20 17:45:00 | 海外99~04(15ヵ国過去旅)
「1.久しぶりのカオレム」
 モンゴルから、北京を経由してタイに飛んだ。1年半ぶりのカオレムダムである。今回カオレムでは「ャCント選択」による釣りとは全く違う「稚魚ボール狙い」を行なった。呼吸のため水面に浮いてくる稚魚の群れにルアーを投げ込み、親魚を怒らせてバイトに持ちこむタイ特有の釣り方だ。大型サイズを捕るなら最も効率良いやり方で、釣れてくる魚のカラーが非常に綺麗なのだ。
 左写真は60cmクラス。ャCント選択ではナイスサイズだが、この釣り方では最小サイズか?(にーしこさんフェイスを真似てみた 笑)。右写真は稚魚がスレ鰍ゥりで釣れちゃった・・。この釣り方ってやっぱり酷いなぁ。でも、面白くて止められません~!


 カオレム最強のボートマンとしてその名を轟かす「ワンチャイ」。写真はボートを操縦しながら稚魚ボールを探す姿。風で湖面が波立っていようが、ボートが走っていようが、約50m先のボールを発見する能力は脅威だ!
 この釣り方では「広大なフィールドでボールを発見する能力」と「ボールの移動経路を予測してボートを動かす能力」、それがないと成り立たない釣りだったと思う。ワンチャイがいなかったら俺は何もできなかったに違いない。コップンカッ!


 カオレムの宿はいつも決まって「ゲストハウス バーミスイン」だ。1泊80B~(約220円~)、壁が薄くて隣の声が筒抜けなのがたまに傷だが、オーナーはとっても感じの良いオバチャンだし、飯は美味いし、なんといっても庭で釣りができるのがいいなぁ(写真は宿のレストランから眺めるカオレムの風景)。


「2.タイのゲテモノ料理」
 カンチャナブリーの屋台で見つけたゲテモノ料理。コオロギ・オケラ・ゲンゴロウ・バッタ、なんのサナギや幼虫かは分らんが、全種類を買って試食会だぁ~! 「えっ? 結構美味いじゃん!」。


「3.久しぶりのチャーチャンサオ」
 その後、チャーチャンサオを訪れた。いつものようにクリス家に居候し、バラムンディ釣りを楽しむ。左写真、ジャクリットが釣った50cmクラスのバラ、小型のスイムベイトにてGETです。右写真、釣ったらもちろん食う!(笑)。ただ塩を振りかけて焼いただけなのに激美味です!


 タイの魚図鑑によると最大2.5m500kgになるという巨大エイ「プラァクラベーン」を狙った! 以前、ジャクリットから写真が送られてきて知ってはいたけど、「19時間ファイトして、最後にジギングロッドを折られてバラした」とか、「交代で睡眠をとりながら、10人で闘った」とか、正直釣り師お得意のホラ話かなと思っていた。しかしっ! 前日ジャクリットに見せてもらった釣り雑誌、そこには死にそうな顔でロッドを抱えているオーム、その先には2畳はあろうかという巨大エイ。「これはやるしかないだろぉ!」
 ャCンに到着するとすでにオームがタックルをセットして待っていた。それを見た俺達は正直ビビッた。まんまカジキ釣りのロッドとリール、極太ナイロンラインの先に「1mのワイヤーリーダー」、「巨大なオモリ」と「極太フック」、そしてエサは「タウナギの1本鰍ッ」!
 釣れなかったけどね(笑)。左写真は仕鰍ッを投入し、アタリを待っている人々の図。バカ話に華が咲き、終いには歌を歌い出すノンビリムード。右写真はタックル。アマゾンのピライーバでも釣るんじゃないかというぐらいゴツイ。


 夜には酒を飲みながら、市内を流れる川で小鯰釣り大会が開催された! ウイスキーをアオリながら、エサの食パンを粉ねりアタリを待つ。バカ話しに華が咲き、気がつくと鯰が釣れている。ホントに楽しかったなぁ。


 そして、皆の酔いが極限に達した頃、鯰釣り大会に変って「一発倦蜑?vが開催された! 左写真はオームの「カメハメ波」。そして俺もとっておきの必殺技「光るチ●コ」を披露する(右写真 笑)。う~ん、ホントにタイは楽しかったなぁ。またいつか必ず訪れたいと思ってます!


世界怪魚列伝(モンゴル編)

2004-09-15 22:21:00 | 海外99~04(15ヵ国過去旅)
●怪魚その1「大地の裂け目の鬼 タイメン」
現地名:トル(英名 Taimen)
学名:Hucho timen 最大1m60cm
 キングサーモン・レイクトラウトと並び、世界3大トラウトのひとつ「タイメン」。その聖地はやはりシベリアに譲るが、モンゴルのラウンドロックされた固体がこれほどまでに巨大に成長するのは驚異。

 様々なルアーが効き、そのメソッドを開発するのが楽しい怪魚。しかし、舌にまで鋭い牙を持ち、50cm程度のレノックや地リスなども食らう獰猛な怪魚だが、そのファイトは「岩魚のようにただグネグネとのた打ち回るだけ」で少々退屈か? また、同体重で比べると、その引きは海外の怪魚の中ではワンランク落ちる。
 
●怪魚その2「草原の牙 ノーザンパイク」
現地名:ツォルハイ(英名 NorthernPike)
学名:Esox Lucius 最大1m40cm
 ヨーロッパからシベリア・北東アジア、北米の北半球に生息する怪魚。鋭い牙を生やしたその凶暴そうな面構え、ボディの模様の不可思議な美しさ、大好きな怪魚である。

 この鋭い牙を見よ! 自分が釣った「突き刺し系」の歯を持った魚の中ではカッショーロに次ぐデンジャラスさ。右写真は上あごに剣山状に並ぶ牙。「噛まれたくない怪魚」の上位には必ず食い込んでくるね…。


「おまけのモンゴル珍魚列伝」
●珍魚その1「レノック」
現地名:ゼベグ、レノック(英名 Lenok)
学名:Brachymystax lenok 最大75cm
 和名「コクチマス」。その名の通りマス類としては珍しいおちょぼ口、まるでウグイのような顔をしている。モンゴルでは最も釣れる魚で、釣り人の間では価値が薄い…。

 しかし、ミノー・スプーン・TOP・シャロークランク、そしてなんとモンゴル製地リスルアーまでに果敢にアタックしてくるアグレッシブフィッシュ。同体重ならモンゴルの河川では一番よくファイトし、タイメンよりゲーム性が高い魚だ。

●珍魚その2「グレーリング」
現地名:ハイルス(英名 Grayling)
学名:Thymallus 最大65cm
 和名「川姫鱒」の名の通り、鱒族最強の美しさを誇るグレーリング。


●珍魚その3「ヨーロピアン パーチ」
現地名:アルカンッ(英名 European Perch)
学名:Perca fluviatilis 最大50cm1.5kg
 黄色に黒のストライプが美しいヨーロピアンパーチ。小型ながら、バスの様に様々なタイプのルアーに好反応する面白いゲームフィッシュ。

 パイク狙いの大型ミノーに外道として釣れてくることもしばしばです。


●珍魚その4「草原鯰」
現地名:アムリンゾルボルト(英名 Amur Catfish)
学名:Silurus asotus 最大80cm
 モンゴルの鯰は日本のと同種です(日本と同じカラーが多いですが、黄色・グレーのまだら模様の「草原カラー」の固体も見られます)。日本と同様に頭上を泳ぐTOPルアーには簡単に反応しますが、川幅が広く水量が多く鯰密度が濃くないため、数をとるのは難しいです。

 ↓ これぞまさに草原カラー!


●珍魚その5「バーボット」
現地名:コタール(英名 Burbot)
学名:Lota lota 最大1m
 「雷魚と鯰をたして2で割った」ようなカッコいい珍魚「バーボット」。河川や湖に生息するが、まだ餌釣りで1匹を釣っただけ。

 左写真、チョロート川で発見した75cmの死体。右写真は湖に転がっていた60cmクラス。また、知り合いのドライバーは2004年に1mジャストを釣り上げたとのことで、大型サイズも結構いるようです。今後に期待せよ! 80cmを超えたらこの珍魚はカッコいいぞぉ~!


●珍魚その6「サザン」
 タイの「プラァカスープ」のような雰囲気のフナ科のフィッシュイーター。知り合いの遊牧民は「サザン」と呼んでいるが、学名・英名などは不明で、俺は「草原カスープ」と呼んでいる。60cmぐらいまで成長すると思われる。


●その他
 モンゴルにも鯉がいるんですよ!



蒙古PhotoGallery

2004-09-09 16:53:00 | 海外99~04(15ヵ国過去旅)
「1.モンゴルに向けて旅立つ!」
 なぜもう一度モンゴルを目指そうと思ったのかよく分らない。やっぱり「ピラルクーとドラド」に再挑戦すべきだったと思うこともある。
 「アマゾン釣行」が「旅をした」と言えるようなものではなかった負い目だろうか? 再び草原で自由に暴れまわりたかったのか? まあとにかく、三度蒙古の地を踏むことになったのだ。

 左写真、国境の街「ニ連」の宿で中国人とくつろぐ俺。左隣の「宿の親父」がたぶん俺の部屋に忍び込んだ泥棒です(違っていたらゴメン 笑)。右写真、ニ連からモンゴルに向けて旅立つ! 国際列車の出発時間を待つ俺。泥棒にはあったが正直「悔しいとか、情けないとか」、そんな気持ちは全くなかった。自分は失ったもの以上のものを、今までの旅で彼らからもらっているような気がするからだ。とにかく明日には蒙古だ!

我武者羅無茶苦茶 プロローグ「遥かなるモンゴリア」
 深い眠りからさめると車窓は荒野に変っていた。北京を早朝に発った汽車はいつのまにか内モンゴルを走っていた。中国特有の整然として退屈な街並みは面影もなく、乾燥した土地にレンガ造りの家がャcリャcリ、時折馬の姿が目に飛び込んでくる。蒙古はもう目の前だ。いよいよ明日には・・。
 そして大地が闇に包まれる頃、汽車は国境の街「ニ連(アーレン)」に止まった。この街は何度か通り過ぎたことがある。しかしバックパックを背負い歩き回るのはこれが最初だ。地図もガイドブックもなく、「見知らぬ街の闇」にうごめく人々の中を擦り抜けてゆく。初めての街には夜に降り立つべきだ。闇が「独り」であることを強く意識させる。
 しばらく歩くと人力車が止まった。「ピンガン ザイ ナーリー?(宿は何処?)」と言って乗り込む。10分ほどノロノロと走り、1軒のみすぼらしい宿に辿り着いた。「恐竜旅店」、名前だけは勇ましい。しかし、エアコンもない、風呂もない、共同のシャワーさえもない。宿のオヤジがやたらと愛想がいいのが唯一の救いか・・。
 気を取り直し、一杯やりに繰り出した。宿から5分ほど歩くと小さな屋台が数軒並んでいた。羊肉の串焼き数本とビールを注文する。「この水っぽい中国ビールとも今夜でおさらばだ。いよいよ明日には・・」。大分酔ってしまった俺は、中国の片田舎の闇に草原の輝きを思い浮かべた。

 翌日、ウランバートル行きの切符を買った。夕方にこの街を発ち、翌朝にはウランバートルだ。しかし、である…。駅から宿に帰り部屋のドアを開けると・・。何か変だ! 荷物の配置が微妙に変っている。調べてみるとナイフが無くなっていた。魚をさばき、羊の肉を骨から剥ぎとるための「ナイフ」、蒙古では男のシンボルともいえるもの、それを無くしてしまった。蒙古の地を踏む前に・・。なんだかわからないが、ガックリときた。
 ドアには確かに鍵がかかっていた。窓のドアは開いていたけど、大通りに面したわずか30cmの縁を伝って泥棒がやってくるだろうか? しかもこの部屋は3階だ。ドアから入って来たとしか考えられない。鍵を持つ誰かが…。多分、一緒に鍋のウドンをつついた宿のオヤジだろう。疑いたくはなかったが、目を見た時に確信した。あんなにうろたえた目をした中国人を見たのは初めてだった。

 中国には「ヤラレ」てしまったわけだが、悪い旅ではなかった。とにかく今日、中国に「再見」と言う。そして明日には蒙古だ。窓の外では砂にまみれた街が闇に包まれはじめていた。明日の朝、窓の外は輝く草原に変っていることだろう。

続きは、モンゴル釣行記完結編「我武者羅無茶苦茶」Part1を読んでね!
http://www.h6.dion.ne.jp/~monster/gamusyara.html

「2.チョロートへと続く道」
 首都ウランバートルから「チョロート川」までは約600km。この長く辛い道のりを何度往復したことだろうか? 揺れる車体に、まき上がる砂埃、変化のない風景。モンゴル人の滅茶苦茶ノンビリした時間感覚に身を委ね走り続けるのは「あぁ、もう懲り懲りだ(笑)」。
 だけど、くたびれ果てた末にあの「大地の裂け目」に立つ瞬間が好きだ。遥か下をゆったりと流れる「チョロート」を見下ろすと、セコセコした日本人の時間感覚は見事に消え失せ、やっと「この大地と同じ時間の流れの中で生きているのだ」ということを実感する。
 「チョロートへと続く道」、それは「日本人」から「遊牧民」に生まれ変わるための「道」なのかな。


「3.開高さんの足跡を辿る」
 ある日、タリアト村の外れにある「狼狩り名人」のゲルを訪れた。この名人とは開高さんの著書「オーパ、オーパ!! モンゴル編」の97ページに登場する男だ(集英社文庫)。射抜くような鋭い目、黒ずんだ肌、そして足元に横たわる狼の骸。まるまる1ページを支配しているその男の存在感は他のどの写真をも圧唐オている。
 しかし、この男はもうこのゲルには住んではいない。今は開高さんと同じ世界で暮らしているのだ。開高さんも訪れたというそのゲルには、今も未亡人とその息子がひっそりと暮らしている。差し出されたお茶をすすりながら、ふと辺りを見まわすと、タンスの脇に開高さんのステッカーが張ってあるのを見つけた! なんだか氏の足跡を見つけたようで、俺はとても嬉しかった・・(写真、狼狩り名人の遺影の前にて撮影)。


「4.狼」
 テルヒンツァガーン湖の辺にあった物置小屋に吊るされていたのはなんと「オオカミ」!!想像してたよりかなりデカイね。世界では絶滅寸前の狼も、モンゴルでは家蓄を守るため駆除対象。「狼を見る事が出来た人は狼と同じぐらい強運。まして、狼を狩る事が出来た人は狼以上に強運な人」と言われるぐらい数は少ない。そのため人が襲われる心配は全くない。でも、山の中で何かの偶然でバッタリ会ったらさすがにどうなるか分らないよね・・。


「5.小さな遊牧民」
 水汲みに、乳絞りに、マキ割りと遊牧民の子供は大変だね~。この丸太を切るのって大人でも大変よ。
 でも、モンゴル人の強靭な肉体はそうやって生まれるんだろうなぁ(あとは乳製品のとり過ぎか?)。今に幕内力士のほとんどはモンゴル人になってしまうぞぉ!


「6.たまには牛肉食わせろや」
 羊肉がわりと好きな俺でも、毎日はねぇ・・。ということで、たまには牛! テントのぺグを串代わりに炭火で焼くのがモンゴル式だ!(ホントか・・?)。


「7.小さな旅」
 テルヒンツァガーン湖から馬に乗って、チョロート川支流「ソモン川」に日帰りの小さな旅に出た。旅の相棒は遊牧民の少年。溶岩地帯の森を抜け、川を渡り三時間。かなり乗馬技術のいるルートだ。2年前にも一度、タイメンを釣るために通ったことがあるけれど、夕方に発ってャCントに辿り着いたのは夜中だった。そのため帰れなくなり、遊牧民のゲルに一泊する破目になってしまった(若夫婦が隣のベットでヤリ始めて、眠れなかった・・笑)。
 今年、明らかに乗馬技術は落ちていた。みるみるうちに小さな相棒に遅れをとり、終いには手綱を引っ張ってもらいなんとか抜けることができた。2年前はハナタレ小僧だった少年の成長に驚きつつ、自分がひどく老いてしまったように思われ、気が滅入った・・。

 帰り道、「独りで帰るから」と少年に別れを告げ、自分のペースでパッカパッカと馬に揺られた。小僧の手は借りまいと気張ったわけだが、俺の操る馬はやっぱり遅くて、森を出たときには湖面は夕日の紅に染まっていた。
 しばらく湖岸をゲルに向って進むと、年寄りの遊牧民が集まって酒を飲んでいた。俺はその輪に加わり、酒を飲み憂鬱な気分をふっ飛ばした。しばらくして、すっかり出来上がってしまった73歳になるという老人が歌い始めた。昔、タリアト村で音楽の先生をやっていたというその老人の歌は美しく、そして力強く大地を振るわせた。俺はその響きに圧唐ウれ、そして「歳をとるのも悪くないなぁ・・」と思った。「小さな旅」を終え、俺は「人生という大きな旅」を始めようと思った(ク、クサッ!! 笑)。

 お終い。

「8.タルバガン狩り」
 遊牧民の友達の案内でタルバガン狩りに向った! 自分で狩った獲物で、あの激美味「黄金水」を飲めたら最高だなと思ったのだ(こう書くとちょっと変態っぽいな 笑。黄金水についてはこちらを読んでね!)。
http://www.h6.dion.ne.jp/~monster/gamusyara3.html
 しかし狩りのャCントに到着すると、既に他の遊牧民に獲物は全て狩られた後だった。そこで憂さバラシに空き缶を獲物に見たててブッ放つ。その距離約20m、オモチャのような鉄砲に小さな弾丸。「む、難し過ぎる・・。遊牧民って凄いなぁ」。5発目でなんとか端っこに当てた!!

 そして、山で出会った狩人が本当に「オーパオーパモンゴル編」に登場している衣装を着てたっ!!(タルバガンの注意を引くため、羊に変装するらしいです)。
 写真は捕れたばかりのタルバガンを調理しているところです。タルバガンの焼肉を御馳走になったけど、キモかった・・笑。


「9.韓国人のキムさん」
 ある日、ミャグマの義理の弟がタリアト村からやってきた。村で小さな商店を営む彼は最近ロシアンジープを買ったそうだ。「釣りに行くなら釣れていってやるぞ!」と持ちかけられ、俺は最後にチョロート川へと繰り出すことになった。
 この旅には韓国人のキムさんも加わった。北京で事業をしている彼は夏休みにモンゴルを訪れ、UBからツアーでこの湖までやってきた。しかし、あまりに退屈なツアーに飽き飽きしており、「俺も釣りに連れていってくれ! お金は払うから!」と言った。そこで俺は75ドルで2日のガイドを引きうけたのだ。
 ところがこのキムさん、キャストがなんとかできるぐらいでほとんどド素人。ロッドも中国製のやけに長いコイ釣り用のもので、先が思いやられた・・。なんとかレノックを釣らせるが、あまりに強引にリールを巻きすぎたため、ロッドが真っ二つ・・笑。
 しかしっ!最後に80cm台のタイメンを遂に捕った!


「10.最後のタイメン釣行」
 キムさんと釣りをしたャCントはなかなか凄かった! 1日半の釣りで4匹のタイメンを捕ることができ、またバラしてしまったがキムさんに「鬼」がヒット! まだまだ大物がいる予感大です。
 左写真は宴会途中に千鳥足で釣った100cm。川を横切らせて攻めたかったが、流れが強過ぎてルアーが流され下流から上流に引くような感じだったが、15mほど攻めた頃、足元の手前5mを流れる流心で「ゴンッ」とあたった。酔っぱらって足がもつれてうまく進めないので(笑)、かけつけたモンゴル人に支えてもらいながらやっとのことで緩やかな流れに誘導した。
 右写真は水面屋の「チョロートモンスター」で最後に釣った90cm。


世界怪魚列伝(アマゾン編)

2003-12-31 18:11:00 | 海外99~04(15ヵ国過去旅)
●怪魚その1「密林の孔雀華 ピーコックバス」
現地名:ピーコックバス(英名PeacockBass)
学名:Cichla spp. 最大1m
 実は俺が一番好きな怪魚はピーコックバスである。その魚体の美しさ、華麗な跳躍、パワフルなファイト、そしてその明快なゲーム性、最高です!(これで牙が生えてたら言うことなしっ! 笑)。

 正直、第1回目の遠征で俺が釣りをした所はピーコックバスの生息地としては下~中ぐらいのレベルの場所だと思う。もしもう一度戻れるなら、あの最強の場所で思う存分闘ってみたいね!

●怪魚その2「古代の鎧 ピラルクー」
現地名:ピラルクー(英名Pirarucu)
学名:Arapaima gigas 最大2.5m
 かつて開高氏がアマゾン釣行においてどうしても釣れなかった幻の怪魚。そんなこいつも今や開拓が進み、ルアーで狙える魚になりました! と言っても乱獲が進み場所を選ばなければ難しい様ですが・・。

 写真はGL工房のS様がマナウス近郊で釣った1匹。使用ロッドは韓国のジョーさん製作のオリジナルロッド「WEED CRACKERーPiraruku」。リールはABU5000、ルアーはツルミノー(GL工房)。

 闇夜の静寂に響く「ゴボォン」という「悪魔の呼吸音」。忘れられませんね! 次回アマゾン遠征時にはどうしても釣りたい1匹です! あっ、釣ることはできなかったのですが、食べてことならあります・・。下写真はウルブ川のピラルクー料理、乾燥肉を使ったのかちょっとボサボサしていてイマイチだった・・。


●怪魚その3「黄金の虎 ドラド」
現地名:ドラード(英名Dorado)
学名:Salminus maxillosus 最大1mオーバー
 スペイン語で「黄金」を意味する黄金の虎「ドラド」。そのボディの美しさもさることながら、分厚く発達したあごに並んだ鋭い牙、非常にカッコいい怪魚です!

 しかし、俺がブラジルを訪れた11月~12月はパンタナルが禁漁で釣りをすることもできなかったの…。よく調べずに突撃した俺っていったい…汗。
 仕方がないので、
 ←釣堀で釣ってみた貧相なドラド…。
 しかも、餌はソーセージ…笑。次回の遠征ではぜひ本気で狙ってみたい怪魚です!

●怪魚その4「天空を貫く牙 ペッシ・カショーロ」
現地名:カショーハ(英名Payara)
学名:Hydrolycus scomberoides 最大1mオーバー
 同体長で最長の牙を持つと思われる「ペッシ・カショーロ」、「下顎から天空に伸びる牙」と「大きな黒い瞳」の組み合わせ、そのお顔は最も俺の脳裏に焼き付く怪魚である。
 ただ、俺はルアーで釣ったことがありません(ラパラのファットラップで1バラシ)。やっぱりこの怪魚はピーコックバスの外道としてではなく、この魚に絞って時と場所を選ばなければいけませんね・・。
 下写真は大鯰釣りの外道で釣れたもの! カショーロって死に餌でも釣れるのね! メコン大鯰用のタックルで釣ったのですが、その引きはレッドテイルキャットかと思ったほど凄まじかった!(持久力に欠けましたが・・、さすが激流域の住人です)。

 左写真(SUGOI BIGFISHより)、ボガグリップで掴んでそのお顔をグイッと突き出したこのアングル、大好きです(次回ルアーで釣った時にはぜひっ!)。右写真、「世界怪魚釣行記」の暫定ロゴマークはもちろんこの怪魚がモチーフ。大学生の頃に見た「アマゾン珍道中」に登場したこの魚の衝撃、それが「世界怪魚釣行記」の原点です!


●怪魚その5「激流域の翼竜 ビックーダ」
現地名:ビックーダ(英名Bicuda)学名:Boulengerealla spp.最大1mオーバー
 怪魚界のスターが勢揃いするアマゾンにおいて、脚光を浴びずにいる地味~な存在「ビックーダ」。しかし、異様に突き出た口と小さな目、白亜紀前期の翼竜「プテラノドン」を髣髴させるそのフェイス。そして、なんといってもその細身のボディからは想像し難いスピードで暴れまわる様、俺にとって強烈なインパクトを持つ怪魚である。

 ビックーダの棲息する場所は下写真のような「激流域」だ(写真 SUGOI BIGFISH)。こんな場所を回遊しているだけあって、そのパワーとスピードは圧涛Iだ(同体形のパイクやレッドスネークヘッドとは比べ物にならないぐらいのスピード)。
 また、ファイト中のジャンプは圧巻だ。約1m、「水中から発射されたミサイル」のように水面を突き破り、龍の様にヘッドシェイクしながら飛ぶ様には度胆を抜かれることだろう。アマゾン釣行時に90cm達するのではないかという大物にジャンプされた時、ST-46のサイズ1が折られたほど…(汗)。

 下写真左、鯰釣りの最中に「Z≠bLOW」でGETしたお子様クラス。ミノーにもペンシルにもよく反応する魚だけに「スイミングペンシル系ルアー」はこの魚にうってつけ! 俺の背後に写るのは鯰男ことマッシャード。鯰苦行釣行に耐えきれず、隙を見てルアーをキャストする俺でした・・。釣行記はこちらから ↓  
http://www.h6.dion.ne.jp/~monster/junglefight2.html
 右写真、ジョーさんが釣った中型クラス。


●怪魚その6「タライロン」
現地名:タライロン(英名Giant Trahira)
学名:Hoplias macrophthalmus 最大1mオーバー
 日本の雷魚的ルックスでホントにカッコいい怪魚「タライロン」。しかし、残念ながら第一回目の遠征ではこの魚が生息する川には行くことができなかった。その近種で最大50cmぐらいまで成長するタライラー(学名 Hoplias malabaricus)はたくさん釣ったが…。

 ↑ このルックスそのまま大きくしたような怪魚「タライロン」、次回はぜひ釣ってみたい1匹です!

 ↓アマゾン釣行記「Jungle Fight」はこちらから!
http://www.h6.dion.ne.jp/~monster/junglefight.html
※なお、アマゾン釣行時の管理人の服装があまりにもダサいことは見て見ぬふりをしてください。管理人も自覚しております。「アマゾン釣行があまりにもお金が鰍ゥったので、間に合わせの服しか着れなかったんだなぁ」ぐらいに思ってくれたら幸いです(笑)。