サロメのすぎさる日々

ヤマザキのデニッシュレモンがお気に入りです

20世紀少年

2009-02-10 | 映画(DVD)
まだこのDVD見ていません。昭和の少年達の基地遊びからのお話しだと聞いて、色々思い出して楽しくなっているところです。

秘密基地ー

5歳年上の兄が友達と秘密基地を作っていました。

salomeは幼稚園前で、兄の基地はテリトリーの外だったので、
見たことはありません。テリトリー外はsalomeの友達になっていない野良犬とかがいるので、ちょっと恐いのです。

でも、秘密基地グッズはよく見せてもらいました。

お饅頭の空箱にきっちりならんだ、キャラメル、チューインガム、ラムネ、マーブルチョコレート、ポンタン飴。。。
基地の食料だそうです。

salomeは自分のおやつをすぐ食べちゃうのですが、兄はきっちりと格納して、しかるべきワルモノとの戦いに備えていました。時々、お願いしてたべさせてもらいましたが、ワルモノとの戦いのときsalomeのせいで食糧不足になってしまうのではないかと、ちょっと悪い気がしながらいただくお菓子は格別おいしかったです。

武器系統の中で、一番おどろいたのは、銃のような形をした発電ライトです。レバーをぐるぐる回すと、銃の先が光るのです。兄の話ではさらに回転速度をあげるとレーザー光線が出て、コンクリートでも溶かしてしまうそうです。
お願いお願いしたら「危ないから10回だけ」回させてもらいました。たった10回ではレーザー光線は出ませんでした。

幸いにも兄は小学校にいってしまうので、salomeはある日、心ゆくまでレバーを回しました。どきどきしながら回しました。レーザー光線が出ても家が溶けることのないように地面に向けて回しました。

残念ながらsalomeの力ではレーザー光線は出ませんでした。とてもくたびれました。
これでワルモノを退治するのはとても疲れるだろう、とsalomeはひそかにダメ出しをしました。

流星号のプラモデルがありました。兄の話ではこれは昼間はただのプラモデルのふりをしているけれど、夜中に100倍の大きさになって夜空を飛び回って、ワルモノをやっつけるのだそうです。プラモデルのドアはくっついていて開けることができないのでどうやって乗り込むのかと聞くと、離れの押入れの扉の奥が異次元空間で車内につながっていて、深夜押入れとその空間が繋がるのだそうです。

残念ながら、夜の離れは恐いので、salomeは乗り込んだことがありませんでした。




秘密基地では部外者でしたが、近所の女の子と3人でよく隊員ごっこをしました。


ごっこ遊びの始めはまず、「ごっこ名」の取り合いからはじまります。

ジャンケンで美しい苗字の取り合いです。

当時の私達(5歳)の間で、一番美しい苗字は
 「夢野さん」でした。
2番目に美しいのは
 「星野さん」。
ジャンケンで負けた3番目の人はー
これは最低なのです。

 本名なのです!

その日一日、本名を名乗らないといけないのです。
せっかくのごっこ遊びなのにー
最低な一日です。


salomeは大きくなったら、「夢野さん」か「星野さん」と結婚して、美しい本名になろうと心に決めていたのですが、



とっても普通の名前の人と結婚しました。

美しい本名のことはすっかり忘れていました。

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