サロメのすぎさる日々

ヤマザキのデニッシュレモンがお気に入りです

ヴィトン スピーディの修理その2

2010-12-18 | その他

スピーディの持ち手が真っ黒になって、ひび割れもできたので、ヒルトンのリペアセンターで直してもらいました。

舌革もパドロックの重みで伸びてしまって、ちぎれそうだったので、こちらも左右修理してもらいました。

このスピーディは上の子ができたとき、おむつが入るバッグがほしいって言って旦那様に買ってもらったので、宝物です。

もう修理できませんって言われるまで、修理して持ちたいのです。

今回の修理ではぬめ革に焼きが入っていて、そんなに白々していません。

以前、チャックの革を修理したときは確かもっと白っぽかったんだけど・・

これなら、違和感なくってすぐに持てます。

リペアセンターにはヴィトンの職人さんがガラスの向こうに座ってるんだけど、

修理している現場はまだ出会ったことがありません。

ガラス越しに、あの方が修理してくれたのかなー

と思いながら、お店をあとにしたのでした。

 


チェロレッスン3

2010-12-05 | チェロ

チェロのレッスンの日でした。

「木星」は今日でおわりました。

バッハの「主よ人の望みの喜びよ」 を練習していきます。

 

このチェロの先生の好きなところは、

「正しい音程でリズムを正しく弾く練習なんて、一番つまらないです。」

っておっしゃるところです。

「salomeさん、シの音は若干高めの方が綺麗にきこえるから、もう少しあげてください。」

「この曲は決定的な音ではなくて、こすりながらさぐるように弾いて、

ある程度のやわらかさの中で響きを決めていくポイントがあるというようなのがよいですね。」

と、曲想を大前提において、

ど素人の私に、その曲想のための抑え方や弓の運びを指導してくださいます。

 

プロの演奏家の指導だからでしょうか。

基礎練習がまるで、オーケストラで大曲を弾くための練習みたいな気がするくらい、

奥深い練習になります。

 

昔ピアノを習っていたのですが、

このように、しょっぱなから一流の曲想を念頭においたテクニックであれ、流れであれ、

そのような指導をしてくれていたら、私のピアノももうちょっとどうにかなっていたかもしれません。

子供だから、初心者だからと言って、

指使いや譜面読みを中心にしていたら、よくないですね。

 

 

 

チェロの先生が、お手本に、指使いのただの練習曲を弾くと、

すんばらしい曲に聴こえます。

 

「先生が弾くと、エチュードに聴こえませんね。

すごい、いい曲に聴こえます。」

って言ったら、

「そりゃ、お金もらってお聞かせする立場ですから、

練習曲に聴こえたら、お金をいただけません。」

 

salomeも指の練習曲がうっとりいい曲に聴こえるくらい、

響かせてがんばろーー。

 

 

 

そんで、今日うかがった いいお話しーー

 

先生がsalomeとパートをあわせて一緒に弾いてくださった時、あれ?って感じで、

「salomeさん、ひょっとして、ピッチは何ヘルツですか?」

とおっしゃるので、ヘルツ?意味がわからなくて、自分のチューナーをお見せしたら、

「あ、440ヘルツですね。、これはピアノのヘルツです。」

とおっしゃって、チューナーと弦を442ヘルツに合わせ直してくださいました。

 

へーー 442Hz!

ってびっくりしてたら、

「オーケストラによってもピッチはちがいます。

マリインスキーーはピッチは低めです。

ウィーンフィルは444とか5とかで、高いです。」

 

ふーーーーむ。

こんなことでも、オーケストラの印象が変わってくるんだろうなーと

思いました。

 

 

家に帰って、オーケストラのピッチに関して調べたら、

ヨーロッパは高くて、アメリカは低めとか、地域で違うし、

歴史上でも結構色々違ったみたいです。

作曲家の時代のピッチまで調べて演奏してたら、

大変ですね。

 http://www.fugue.us/Pitch.html