チェロのレッスンは音階をした後、弓の運びとか、押さえ方とか、
いつも基礎の復習をします。
先生 「ひとつの音をフォルテでよく響かせましょう。」
「音を開放する感じでー」
「ふわっと言う感じでー」
「人差し指に腕の力を乗せてー」
「楽器を響かせてー」
「遠くへ音を飛ばす感じでー」
「中身のある音でー」
「発音もきっちりとした上で人差し指でクレシェンドにー」
おっしゃるとおりに、
力の込め方とか、弓のスピードとか色々変えてやってみるのですが、
音が飛びません。楽器が響きません。
先生はバッハの無伴奏チェロ組曲の一フレーズを弾いて、
「たとえば、この最後の音をこう響かせて、次にいくのです。」
うむ。それそれ。 その目標とする音は、耳は、イメージは、理解しているんだけど、
技術がぜんぜん追いつきません。
ほんのちょっと salomeが響かせる事が出来た段階で、
先生は次の練習に行こうとなさったようですが、
もう、salomeは火だるまのようにムキになっており、時すでに遅しです。
みーーーー
みーーぃーーー
みーーーーぃぃ
みぃーーーーーーー
みーーーーーー
み
みぃぃーーーーーー
みーーーー””-----
みぃぃーーーーーーぃーー
みーーーー
みーーーーーーーー
「弓は前へあげる感じで」
って先生が言ったとたん、
♪A線の第2ポジション みいぃーーーーーーーいいぃぃぃぃんんんん
って 響きました。
あれ?出来た? A線苦手な小指のソの音もやってみよ。
♪ そおーーーーーーーーーーおぉぉぉぉんんんんん
先生 「できてます!できてます!響いてるじゃないですかー」
salome 「響きましたー! salomeのチェロも響きましたー!!」
先生「いやー しつこくすると、大抵生徒さん嫌がるんですけど、salomeさんはさっきの音でぜんぜん満足しなくて、、、 いやー 出ましたね。響きが。よく響かせていると、楽器もさらに響く楽器になっていきますよ。」
・・・・すでに一時間が経過しておりました。
そんで、カノンをおさらいして、
今回のレッスンは終わりました。
まず曲ありき。音楽ありきだとは思うのですが、
プロの一音を聞くと、
音に中身があって、
空間を振るわせて、
迫力があります。
演奏家の一音。
一音から聞かせます。
んーーーーー
先は、もんのすごーーーーーく
長いです。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます