「人材を見れば人材会社の思いがわかる」は、うちが広告を出すときに使うスローガン的な言葉です。
自分としては、それほど企業さんへご提案する前の面接に「力」を入れているという自負があります。そして、候補者さんを企業面接に送り出すときはいつも「自分なりの自信」を持って送り出しますので、面接のお引き合いさえ頂ければ「決まった!」とつい思ってしまいます(笑)。
ところが実際はそんなに「簡単」なものではありません。なかなか決まらないのです。自分がベストと思った候補者さんでも決まらない。これはその候補者さんが面接で上手く自分をアピールできなかった、という訳よりはむしろ、私はその人材の「見方」が、私とその企業のご担当者と異なっているからだと思います。
言わばその人材をどう見るか。日本だったら考えられない転職回数。シンガポールは多いです(笑)。でもなぜそのようなジョブ・ホッパーが多いのか?それは採用する企業があるからですよね。あるところでは「転職回数が多い」からダメ、となった人でも、別のところに行けば「経験が豊富」で可となり、また別のところでは経験が豊富でも「やる気」が感じられないからダメ、となったりします。
私にも私独自の「見方」があります。それを基準に良い悪いを判断してしまっていると思います。そうすると、ふと、自分は自分の「見方」をお客さんである企業に押し付けてしまっているだけなのかな、と弱気になったりするときもあります(笑)。
分かりません。本当に「人」は分かりません(笑)。なので採用と入社が決まって、企業さんと候補者さんの双方から感謝とねぎらいのお言葉を頂戴したときは、超うれしいものです。だからこの仕事は面白いです。明日もまたがんばりましょう(笑)。
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今日も有り難うございます!
素敵な考え方ですよね、大好きです。
新卒での就職活動時代、とある小さな企業の説明会にて社長さんがおっしゃった言葉を思い出しました。
ご縁がなかった際に自分の能力の無さを責めて落ち込むのではなく、「自分のよさを発揮できるところはここではなく他にある」という証だと思いなさい、と。
「人財」をご紹介される立場の方が同じ心がけをお持ちであるということを非常に嬉しく感じました。