『勤務地シンガポール』

残りの人生どう生きるか迷い続けてこのまま終わってしまいそうです

面接時間の「長さ」

2009年05月15日 | 人材採用についてあれこれ

 「面接が終わったらお電話下さいね。」と、通常私は候補者さんにこうお願いします。そしてその電話が掛かってくると、「どうでしたか?」とまず全体の印象をお聞きすした後で、必ず、面接が何時に始まって何時に終了したか、をお聞きします。そうやってまず、「面接時間の長さ」を確認します。

 そして、もう既に皆さんお察しの通り、その時間が「長いと安心」して、逆に「短いと不安」になります(笑)。なぜか?それはやはり、長いと、“あぁ企業さんはこの候補者さんに興味をお持ちだなあ”と考えますし、短いと、“もしかして興味がないのだろうか?”という考えになるからです。実際、「長くすると“期待されると困る”から、難しいと思った人の面接はあえて短く切り上げます。」と仰る企業さんもいらっしゃいます。また実際候補者さんの方も、「短かったので、ダメだったような気がします。」というフィードバックをくれます。

 では面接時間が「短い」のは本当にダメなことなのか?といいますと、そうとは言えないケースが多々あります。これも一昨日の記事「人材は「見方」」同様に、実際は企業さんや面接のご担当者によりますね。なので「短いからダメ」だとは一概には言い切れないのです(笑)。

 「佐藤さん、僕は会った“瞬間”に判断するよ。」と、驚くべきことを仰るお客さんもいます(笑)。または「握手をしたら“分かる”。」という方など。このような、言わば自らの「直感」で人材を判断する方々は、得てして「オーナー系の経営者」によく見られます。この間お会いしたあるオーナー経営者の方は、「僕は会う前に決めてるよ。」と、これまたとんでもないことを仰るではないですか!「社長、そっ、それって物凄い採用の仕方ですが、一体どういう意味ですか?(心の中で、ではナゼ会うの?と聞いています)」と尋ねますと、「特定のレベルの人材の採用に関しては、“最初に応募して来てくれた人”を“ご縁”と思って採用することにしてるんだ。」とのこと。なるほど、オーナー経営者の心意気、ここに見たりっ!という感じですね(笑)。

 オーナー経営者の方々は皆さんこのような採用の仕方をされるのかというと、これまた違うのです。数時間というながーい面接をして下さる方もいらっしゃいます。曰く、「とことん話して、ボロが出ないか、話の全てに辻褄が合っているか見るんですよー。」という方々、こちらの方々は「疑い系」の方々ですね(笑)。いや失礼しました。あと、面接の後食事に連れて行って、その人の「食べ方」を見る、というお客さんもいらっしゃいましたねえ(笑)。いやーホント千差万別です。

 と、なりますと、「面接時間の長さ」だけでは分からないではないか、ということになりますが、その通り、それだけでは分からないのです。問題はやはり、その「長さの中味」ですね。要は「どんな質問があったか」、そしてその質問に候補者さんがどう答えたか、が重要だと思います。最後に、候補者さんのその質問に答える際の「心構え」というか「キーワード」は、日系ですと「誠実さ、正直さ」、米系ですと、「アグレッシブさ、ガッツ、コミットメント」、そして地元系ですと「Can Can(できる、できる)!」でいけるかと思います(笑)。

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