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「あんたなんか産まなきゃよかった」母親の声が離れない…児童養護施設を出た20代女性の悲痛な"その後"

2021-10-15 15:30:00 | 日記

下記の記事はプレジデントオンラインからの借用(コピー)です。

身寄りがなかったり、虐待を受けたりした子どもが暮らすのが児童養護施設だ。国の制度上、入所できるのは原則18歳までで、退所後は社会での自立を迫られる。進学を諦めるケースも多い。どんな課題があるのか。NHK報道番組ディレクターの大藪謙介さんと社会部記者の間野まりえさんが取材した――。
※本稿は、大藪謙介・間野まりえ『児童養護施設 施設長 殺害事件』(中公新書ラクレ)の一部を再編集したものです。
原則18歳での退所、自立を迫られる難しさ
児童養護施設や里親家庭などから出たあとのアフターケアは、今大きな課題となっている。児童福祉法で児童は18歳未満と定義されているため、児童養護施設や里親家庭などで過ごすことができるのは原則18歳まで。必要に応じて20歳まで延長できるとされているが、実際の運用では18歳で自立を迫られるのがほとんどだ。住まいや生活にかかる費用を自分で稼がなければならないため、進学を諦めるケースも多い。仮に就職できたとしても、長く続かずに仕事を転々とするケースも少なくない。困っても頼れる親族などがいない状態で自立を迫られる難しさは「18歳の壁」とも称されている。
2004年の児童福祉法の改正で、児童養護施設の業務に「退所者への相談支援」の業務が規定されたものの、退所したあとのアフターケアに財政的な後ろ盾はなく、各施設の職員の善意に任されているのが実情だった。2017年にはようやく、社会的養護自立支援事業が創設され、自立支援コーディネーターによるサポートや、継続した相談支援、生活費や家賃の貸付などに国から補助が出ることになった。この事業を活用することで、22歳の年度末まで、施設や里親家庭での暮らしを継続することも可能となった。現場では試行錯誤をしながらではあるが、少しずつ実践が始まっている。
大学進学率は17.8%と低い水準にとどまる
さまざまな事情から家族と離れて暮らす児童養護施設の子どもたちにとって施設とは我が家であり、職員は親代わりとなって、身の回りのことから精神的なケアまであらゆる面での支えとなってくれる存在だ。
そうしたいわば“守られた”生活から「原則18歳」という区切りを境に突然切り離され、社会での自立に歩み出すことを迫られる子どもたちが直面する現実とはどのようなものなのか。
厚生労働省の調査によると、高校への進学率はすべての中学卒業者が98.8%に対して、施設の子どもたちが94.9%(いずれも2019年度卒)と、大きな差異はない。
しかし、すべての高校卒業者における大学等への進学率は5割を超えているのに対して、施設の子どもたちは17.8%にとどまっている。10年前は13%だったことを考えると、わずかに進学率は高まっているとは言え、依然として施設の子どもたちの進学率は低い水準にとどまっていることがわかる。
多くの子どもたちが自立を求められている現状
児童福祉法で定められた「原則18歳」までの養育措置という規定によって、進学か就職のどちらかの選択を迫られる子どもたち。
厚生労働省は、「生活が不安定で継続的な養育を必要」と判断した場合には、20歳まで引き続き施設で暮らすことも可能としている。また大学等への進学者の増加をふまえ、2017年4月1日からは、22歳の年度末までは同法で定められた別の施設(「自立援助ホーム」)で暮らすことができる制度も開始した。
しかし、実際に措置延長を認められた子どもは、施設で暮らすすべての18歳の子どものうち20.3%(2020年)というのが実態であり、多くの子どもたちが社会での自立を求められている。
それでは、ここからは子どもたちの「自立」に待ち受ける現実をみていく。
母親からは暴力、父親からは性的虐待
「私はもう過去に戻るのは無理だけど、これから施設で育っていく子どもたちに私と同じような苦しい思いはしてほしくないんです」
取材で出会ったのは、20代の愛美さん(仮名)。
愛美さんが施設に入ったのは小学生のときだった。母親から殴る蹴るの暴力が日常的に行われていたある日、近所の人からの通報を受けた警察が駆けつけた。愛美さんは一時保護されることとなり、その後、児童養護施設で暮らすことになった。
施設で暮らし始めてからも、愛美さんは定期的に、自宅に一時帰宅していた。そのたびに母親からは暴力をふるわれた。さらに、父親と2人きりになると性的虐待を受けるようになった。
「父親から性的な虐待を受けていたことはずっと誰にも言えずにいました。体を触られているとき、気持ち悪いなと思っていたけど、父親から『お母さんに言うな』と言われていたから、これは悪いことなんだと思って誰にも打ち明けられませんでした」
なるべく「普通の家庭の子ども」と思われたかった
本当は一時帰宅をしたくないと思っていたが、愛美さんには周囲の顔色をうかがう癖があった。施設の職員や両親を前にすると、嫌だと口にすることはできなかった。面倒なことを言って嫌な顔をされたり、トラブルになったりするのが怖かった。施設の職員から、自宅に帰ったときのことを深く聞かれることはなかった。もし、そのときにちゃんと聞いてもらえていたら話すきっかけがあったかもしれないと今となっては思う。でもそのときは本当の気持ちを心の奥底にしまったまま、何事もなかったかのように生活するしか方法がなかった。しかし、虐待の経験は愛美さんの精神を傷つけ、静かに蝕んでいた。
施設での愛美さんは、どちらかというとおとなしい子どもだった。なるべく普通の家庭の子どもと思われたかった。「施設の子はばかだよね」と平気で言う同級生がいて、施設にいることは恥ずかしいことなんだと思っていた。高校生になり、進路を決めるときには、自分のように虐待を受けた子どもを助ける仕事につきたいと考えるようになった。保育士を志して大学に進学することを決め、20歳まで施設で暮らすことができる「措置延長」が認められた。
初めての一人暮らしで起きた、心身の異変
そして、大学に通っている途中に成人を迎えた愛美さんは、施設を退所。残りの学生生活は一人暮らしをしながら過ごすこととなった。初めての一人暮らしに期待と不安が入り交じる中、愛美さんの心身に異変が現れ始めた。
「施設を出てから、虐待のフラッシュバックをするようになりました。母親に殴られたことや、言われたこととかを急に鮮明に思い出してしまうんです」
母親から殴られて殺されそうになったこと。そのとき感じた恐怖。
「あんたなんか産まなきゃよかった」という母親の言葉。
幼いころのつらい記憶が、いくつも脳裏に浮かび、愛美さんを苦しめた。
「なんで私はここにいるんだろう。死にたい」
施設にいるときは、常に誰かがまわりにいる状態だったので、嫌なことがあってもすぐに気を紛らわせることができた。
でも一人ですごしていると、よくないことばかりが頭に浮かんで、とめられない。
これまで感じたことがない深い孤独が愛美さんの心を覆っていった。
孤独を紛らわせるために、誰でもいいからそばにいてほしいと思うようになった。
道ばたで声をかけてきた男性や、出会い系アプリで知り合った男性と過ごすこともあった。男性と体の関係を持つことで、「自分が必要とされている」と感じることができた。
もっと早くから本格的な治療を受けたかった
しかし、依存した相手に裏切られたことで、精神的にさらに追い詰められていくという悪循環に陥っていった。
大藪謙介・間野まりえ『児童養護施設 施設長 殺害事件』(中公新書ラクレ)
「もう自分は生きている意味がないんだと思うようになり、アルコールの大量摂取や自傷行為を繰り返しました」
周囲から病院に行くよう勧められた愛美さん。医師からは精神疾患の診断を受け、処方薬を飲むようになってからは、以前のような自傷行為などは落ち着いている。ようやく友人にも自分の過去を少しずつ話すことができるようになった。しかし、不意に強い孤独や不安に襲われ、衝動的に処方薬を大量摂取してしまったこともある。トラウマケアに詳しい医師の治療を受けたいと考えているが、金銭面からまだ踏み出せずにいるという。
「こんなにひどい状態になる前にもっと早くから本格的な治療を受けられていればよかったと思います。施設を出た途端、自分でも驚くくらい身近に頼れる人が突然いなくなってしまいました。頼れる人と繋がりを持ち続けられたらと痛感しています」
現在は、一時休学していた大学に復学。周囲の支えをえながら、みずからの過去と向き合い、前に進もうと懸命にもがき続けている。
    * 大藪 謙介(おおやぶ・けんすけ)
NHK報道番組ディレクター
1985年、京都府生まれ。2008年、NHK入局。名古屋放送局を経て、2013年から報道局政経・国際番組部で政治番組の取材・制作を担当。日曜討論、国会中継のほか、クローズアップ現代「“政治を変えたい”女性たちの闘い」、目撃!にっぽん「政治家 野中広務の遺言」、NHKスペシャル「永田町権力の興亡・最長政権その光と影」、「パンデミック激動の世界・問われるリーダーたちの決断」などの制作を担当。
    * 間野 まりえ(まの・まりえ)
NHK社会部記者
1988年、愛知県生まれ。2011年、NHK入局。京都放送局・甲府放送局を経て、2018年、報道局社会部へ。警視庁クラブや厚生労働省クラブで事件・社会福祉を取材。NHKスペシャル「#失踪 若者行方不明3万人 座間9人遺体事件」、クローズアップ現代+「徹底追跡! “アポ電強盗”本当の怖さ」、「幼保無償化 現場で何が」、「“新たな日常”取り残される女性たち」などの制作を担当。


スマホ依存で1日2時間の勉強がムダに!ゲームが子どもの脳に及ぼす影響

2021-10-15 15:30:00 | 日記

下記はダイアモンドオンラインからの借用(コピー)です

スマートフォンが手放せない、ついついゲームをしてしまう、という人は多いだろう。大人の真似をして子どもも使いたがるが、大人と同じように使わせて良いものなのだろうか?『読書をする子は○○がすごい』(日経プレミアシリーズ)の著者・榎本博明氏は、スマホやゲームが子どもの勉強や知的発達に与える影響に警鐘を鳴らす。
ゲーム依存は脳にどんな影響を与えるか
 子どもたちの知的発達にかかわる問題として、ゲームが取り沙汰されることが多い。電車に乗っていると、スマホでゲームに熱中している人をよく見かける。それも、子どもではなく大人を見かけることも多い。子ども時代、あるいは若い頃から習慣になっているのかもしれない。ゲームには、神経伝達物質ドーパミンを放出させ脳を興奮させる効果があるため、中毒性が高く、依存症を引き起こしやすいと言われる。
 実際、ゲーム依存で治療を受ける者も非常に多くなっており、2018年にWHOがゲーム依存を治療が必要な精神疾患と認定し、ゲーム障害として国際疾病分類に追加した。大人も依存症に陥るほどなのだから、まだ自己コントロール機能を担う脳の部位の発達途上にある子どもが依存症に陥るリスクは非常に大きい。
10歳から17歳の青少年を対象に内閣府が2019年に実施した「青少年のインターネット利用環境実態調査」によれば、小学生の81.7%、中学生の76.4%、高校生の78.7%が、スマホやタブレットなどでゲームをしている。つまり、青少年の約8割がゲームをしている。もしゲームが知的発達を阻害するとしたら、これは無関心ではいられないはずだ。
 ゲーム依存というほどでなくても、ゲームをすることが脳の発達に悪影響をもたらすことは、しばしば指摘されている。そうした情報が広まったせいか、子どもの将来を考えてゲームやインターネットの利用を制限する親が多くなっており、8割の親が何らかの制限をしているといった調査データもあるが、ゲームをやりたがる子どもとのやりとりが面倒で、つい根負けしてしまう親もいる。
 では、ゲームは脳の発達にとってどれくらい有害なのだろうか。
ゲーム後30分は脳が働かない状態に
 脳科学的手法で認知機能の発達を研究している川島隆太と横田晋務たちの研究グループは、5歳から18歳の子どもや若者を対象に、3年間の間隔を空けて脳の画像を撮影し、知能も測定して、ゲームをする時間が脳の形態や認知機能に与える影響について検討している。
 その結果、ゲームをする時間が長いほど、語彙力や言語的推理力に関連する言語性知能が低いことが明らかになった。
 また、驚くべきことに、長時間ゲームをする子どもの脳は、脳内の各組織の発達に遅れがみられることがわかった。脳画像からは、記憶や自己コントロール、やる気などを司る脳の領域における細胞の密度が低く、発達が阻害されていることが明らかになった。
 さらには、ゲームで長時間遊んだ後の30分~1時間ほどは、前頭前野が十分働かない状態にあり、その状態で本を読んでも理解力が低下してしまうということを示すデータも報告されている。ゲーム中には、物事を考えたり自分の行動をコントロールしたりするのに重要な役割を担う前頭前野の血流量が少なくなり、機能が低下してしまうのだろうという。
 読書によって語彙力や読解力が高まり知的発達が促進されるということや、読書することによって神経繊維の発達や言語性知能の向上がみられることが実証されているものの、ゲームを長時間してしまうと、その後に読書をしても、その効果が減ってしまうというのである。
 このように、ゲームが知的発達を阻害することが、脳画像によっても実証されているのである。言語性知能が低くなり、記憶、自己コントロール、やる気などと関係する脳領域の発達に遅れがみられるのでは、学習がスムーズに進むとは思えない。
中高生のスマホ依存・ネット依存が進んでいる
 厚生労働省の研究班が2012年に中高生を対象に実施した調査では、ネット依存を強く疑われる者が中学生6.0%、高校生9.4%であり、合わせて52万人と推定された。それでも相当高い数値となり注目されたものだが、それから5年後の2017年に実施された調査では、中学生12.4%、高校生16.0%であり、93万人と推定された。5年間で、ネット依存を強く疑われる中高生が8割近くも増えているのである。

 ネット依存にはゲームをする者が多く含まれていると思われるが、ゲームばかりでなくスマホをいじること自体の弊害についても、世の親は耳にする機会が多いことと思う。
 先ほどの川島と横田の研究グループは、小学校5年生~中学校3年生を対象に、スマホの使用時間と学業成績の関係についての調査を行っている。
 その結果、スマホの使用時間が長いほど成績が悪いことが判明した。恐るべきことには、1日2時間以上勉強していても、スマホ使用が4時間以上になると、スマホをやらないけれども勉強時間が30分未満の子より成績が悪いのだ。
ここからわかるのは、いくら勉強しても、スマホをしょっちゅういじっていると、それが帳消しになってしまうということである。ちゃんと長時間勉強しているから大丈夫と安心し、スマホ使用を容認していると、取り返しのつかないことになりかねない。
スマホ依存で1日2時間の勉強がムダになるときも
 では、なぜスマホを長時間使うと勉強した効果がなくなってしまうのか。
 第一に、すでに説明したように、ゲームをすることにより脳の発達上の問題が生じていることが関係していると考えられる。ゲームで長時間遊んだ後の30分~1時間ほどは、前頭前野が十分働かない状態にあり、その状態で本を読んでも理解力が低下してしまうことがデータによって示されている。ゆえに、勉強をしても頭に入らない。
 第二に、ゲームだけでなく、LINEなどの通信アプリの問題もある。川島・横田たちは、同じ調査を1年後にも行い、データを比較しているが、その結果、LINEなどの通信アプリをしていると成績に悪影響が出ることがわかったのだ。
 その理由として、LINE等をやっている子は、勉強しようと机に向かっても、頻繁にメッセージが来てしまうため、勉強に対する集中力が切れてしまうこと、さらには相手から返事が来ないと、なぜ来ないのかが気になってしまい集中力がなくなることがあげられている。
『スマホ脳』の怖さ
 最近は、小さい子にスマホをいじらせている親をよく見かける。だが、スマホやタブレットの害は、心理学者や脳科学者ばかりでなく、IT企業のトップや著名な技術者も認識しているのだ。『スマホ脳』(新潮新書)によると、アップル創業者のスティーブ・ジョブズは、iPadを自分の子どものそばに置くことすらしなかったそうである。マイクロソフト創業者のビル・ゲイツも、自分の子どもには14歳になるまでスマホを持たせなかったという。iPodやiPhoneの開発に携わったアップル幹部のトニー・ファデルは、自分たちはいったい何というものをつくってしまったのだろうと、夜中に冷や汗をびっしょりかいて目を覚ますことがあるという。
 スマホやタブレットには害があるだけでなく常習性がある。プログラミング教育を文科省が推奨しているため、タブレットやスマホに慣れさせておくのもよいだろうと思う親も少なくないのだろうが、子どもの将来を考えるなら、親自身が科学的知見を踏まえてしっかり考えて、守ってあげる必要があるだろう。
榎本博明:心理学博士、MP人間科学研究所代表


「小室眞子さん」として”結婚会見”へ 小室圭さんと 26日午後 都内ホテルで

2021-10-15 14:07:44 | 日記

下記の記事はエキサイトニュースからの借用(コピー)です。

秋篠宮家の長女・眞子さまと小室圭さんの結婚後の記者会見は、10月26日の午後、東京都内のホテルで行われることになった。
眞子さまは10月26日、婚姻届を提出して結婚後、小室圭さんと記者会見に臨まれるが、宮内庁は15日午前、会見は26日の午後に都内のホテルで行うと発表した。
2人そろっての会見は眞子さまの希望で、関係者によると、父・秋篠宮さまが、異例ずくめの結婚には「けじめ」が必要と判断され、皇室関連施設ではなく、会見は一般の会場で行うことが決まったという。
会見は、皇籍を離れたあと、「小室眞子さん」として行われる。


すでに眞子さまを諫める側近は皆無…「PTSD」発表の裏側 「すべて眞子さまのご希望に沿う形で」

2021-10-15 11:00:00 | 日記

下記の記事はデイリー新潮オンラインからの借用(コピー)です。

 入籍日とともに明かされたのは、ただならぬ“近況”だった。小室圭さんとの問題が連日報じられる中、眞子さまは「複雑性PTSD」と診断されていたという。が、宮内庁の無策は言わずもがな、今回は他ならぬ眞子さまが国民の声を“誹謗中傷”と称されたので……。
 ***
 多くの国民が納得していないとはいえ、慶事には違いない。が、そんな場に2人の医師が臨席して「患者の病状」を語り出したのだから、およそ尋常ではなかろう。
 さる1日、秋篠宮家のお世話をする皇嗣職のトップである加地隆治・皇嗣職大夫が会見し、眞子さまと小室さんが今月26日に入籍すると発表した。あわせて、
「皇室の医療を統括する永井良三・皇室医務主管とともに眞子さまを診断した精神科医が同席し、眞子さまは“複雑性PTSD(心的外傷後ストレス障害)”と診断される状態であられると明かしたのです」(宮内庁担当記者)
 診断したのは、NTT東日本関東病院品質保証室長で、元精神神経科部長の秋山剛医師。その説明によれば、眞子さまの症状は、
〈ご自身とご家族及びお相手とお相手のご家族に対する誹謗中傷と感じられるできごとを、長期にわたり反復的に体験された結果〉
 であり、その特徴として、
〈「自分には価値がないと思い込む」「感情が不安定になる」「他の人との関係を避けてしまう」〉
 といった持続的な症状がみられるのだという。記者が続けて、
「秋山医師が言うには、眞子さまは2018年から19年頃にかけ、“状況を変えることが困難であるという無力感を感じる状態”になられ、“結婚後、平穏で幸福な生活を送りたいという願いが、不可能となってしまう恐怖を感じるようになられた”とのことでした。さらに“誹謗中傷と感じられる内容を目にした場合はもちろん、特定の文字を見ると、実際には関係のない内容であっても恐怖感を再体験(フラッシュバック)することがあったと伺っている”とも明かしたのです」
 それにしても“誹謗中傷”とは穏やかならざる物言いである。


「会見では加地大夫も、眞子さまが中学生の頃から身近な方々やご自身に対する“誹謗中傷と感じられる情報”に触れられ、精神的な負担となっていたと話していました。また今回辞退された一時金について、眞子さまは以前から受け取ることへのためらいを感じられ、すでに14年には秋篠宮ご夫妻や小室さんに、受け取りたくないというお気持ちをお伝えになっていたというのです」(同)
 そんな経緯もあって眞子さまは、小室さんが一時金を目当てに結婚するという報道については「大いに思うところがあった」と仰っているというのだが……。
国民に沈黙を強いるような物言い
 公表されたような症状に眞子さまが長らく苛(さいな)まれておられたのだとすれば、実においたわしい。が、一方で診察した秋山医師は、症状について次のように説明している。
〈公的な活動等もなさっていらっしゃるように、判断力には影響が生じておらず、結婚の準備を進めることにも支障はない〉
〈結婚されることで誹謗中傷と感じられるできごとがなくなれば「複雑性PTSD」の改善が進むと考えられる〉
〈ご結婚について、周囲の方々の温かい見守りがあれば、ご健康の回復がさらに速やかに進むと考えられる〉
 その上で、肝心の“誹謗中傷”の実体については、
「記者から質問が出ても、“ご自身がそう感じられる出来事の全般を指す”との説明にとどまり、“SNSや週刊誌、ネットの口コミなどか”と問われても“含まれると思う”としながら、眞子さまからご相談があった時期や診断の日時については一切、明かしませんでした」(同)
 そもそも「誹謗中傷」とは、根拠のないことを言いふらして他人の名誉を傷つける行為を指すものである。さる皇室ジャーナリストが言う。
「あたかも、報じられた記事は全て根も葉もなく事実無根で、それを読んだ国民に“騒がないでほしい”と沈黙を強いるような物言いです。批判や指摘といった文言ではなく“誹謗中傷”を連発しているところに、宮内庁はもとより眞子さまの強いご意思を感じます。実際に新聞やテレビの論調は、この日を境にトーンダウンした感がある。ご病気の公表は“萎縮効果”てきめんだったわけです」
諫める側近は皆無
 今回、こうした発表を行えば、世間のさらなる反発を招くことなど容易に予測し得たはずである。にもかかわらず、宮内庁はあえて“茨の道”を選んでしまった。というのも、
「今回の発表は、すべて眞子さまのご希望に沿う形でなされていました」
 とは、宮内庁関係者。
「会見では、眞子さまが変調をきたしていった過程を時系列に沿って説明していましたが、所々で“守秘義務”を理由に説明を拒む場面もあった。それは診断の時期や恐怖を感じる“特定の文字”に関する部分です。医師や大夫は事前に眞子さまと入念に打ち合わせをし、“ここまではお話しして結構です”“ここは伏せてください”といったご意向を受け、事細かに流れが作られていったのです」
 皇嗣職トップといえども、内容について進言するなど不可能だったというのだ。
「庁内では、結婚問題に関する発表は“眞子さまのご意思のままに”と位置付けられています。それは昨年11月に発表された『お気持ち』でも明らかで、眞子さまは結婚を“二人が生きていくために必要な選択”と述べられていた。すでに当時から、激しいお気持ちの発露をお諫(いさ)めする側近など皆無だったのです」(同)
 さらには、
「秋篠宮ご夫妻との“溝”もまた、大いに影響しています。結婚問題が暗礁に乗り上げた後、毎週金曜日に行われる会見を前にした加地大夫との打ち合わせはご夫妻と眞子さま、別々になさってきた。小室さんが4月に公表した文書の作成に、眞子さまのご意向が大きく反映していることはすでに報じられていますが、これも秋篠宮さまを通さず、眞子さまの一存で“このように伝えてほしい”と決められた結果でした」(同)
 この時もまた“民間人同士の紛争に皇族が介入した”と、世間の批判を浴びてしまったのだが、
「そうしたお振る舞いの積み重ねに対する批判まで“誹謗中傷”とひと括りになさるのであれば、やはり違和感を禁じ得ません」(同)
冷静な時間は訪れず
 秋篠宮家の事情を知る関係者が言う。
「眞子さまのご変調についてはまことに痛ましい限りですが、今回の一方的ともいえる“被害申告”には、小室さん母子の存在が見え隠れしてなりません」
 それは“元凶”となった金銭トラブルの説明にあたり、眞子さまが小室さんに言いくるめられてしまったからだという。
「小室さんは文書の中で、母親・佳代さんの元婚約者が400万円の資金援助を“返してもらうつもりはなかった”と言ったとされる録音の存在を明かしています。この“証拠”について聞かされた眞子さまは、“彼は悪くない。先方に非がある”とすっかり信じ込んでしまわれた。そこから“私たち二人は被害者だ”という意識が芽生えていったのです」(同)
 国民にたえず寄り添い、眞子さまのご成長、とりわけご公務に励(はげ)まれるお姿を誰よりも喜びつつ、今回の結婚をひたすら案じてこられたのが上皇后美智子さまである。18年2月、お二人の婚約が延期された後には、初孫の将来について、
〈時に委ねるのが一番よろしいと思います。時が、さまざまな問題を解決してくれることがあるのです〉
 と、きわめて含蓄に富んだお言葉を口にされていた。小室さんが遠く離れたニューヨークに赴き、会えない時間が続けば気持ちは冷めるかもしれない――。が、その願いも空しく、
「渡米後の小室さんは連日、眞子さまとスカイプでやり取りを続けてきましたから、忘れ去る暇などあろうはずがありません」(同)
国民を敵視するかのようなお二人
 佳代さんの知人によると、小室さんはしばしば“君はいつでも可愛いね”と囁いていたといい、
「この“リモート逢瀬”も眞子さまからすれば、まるで近くにいるかのような感覚に囚われたことでしょう。結局、小室さんが留学中の3年間、眞子さまが冷静に状況を見つめ直す機会は、ついに訪れないままでした」
 ネット時代の弊害と言うほかない。マインドコントロールの挙げ句、国民に“温かい目で”と祝福を強いるのであれば、まさしく本末転倒ではないか。皇室ジャーナリストの神田秀一氏が言う。
「今回の発表は“誹謗中傷”が何を指しているのか、その説明が全くありません。診断時期やこれまでの治療についても何ら言及しておらず、ただ“温かく見守れば回復に進む”と言われてもさまざまな臆測や誤解を生むことになり、実に無責任です。平成を通じて令和へと受け継がれてきた『国民とともに歩む皇室』のお姿からは大きくかけ離れており、あってはならない事態です」
 国民を敵視するかのようにも見受けられる結婚直前のお二人は、皇室に致命的な爪痕を残しつつあるのだ。

 

下記の記事は週間女性プライムからの借用(コピー)です。
 
小室圭さん、眞子さまを“トラウマ”から救い出すも義父母からは「生涯拒否」の絶望
 
小室圭さんが帰国してから2週間が経過した。自宅での隔離期間中は、つかの間の休息に浸っていたことだろう。
「小室さんは映画の『スター・ウォーズ』が大好きで、自宅にはフィギュアやグッズも飾られていると聞きました。『ダーティハリー』や『スーパーマン』なども好きな作品だそうで、そういったアメリカ映画を楽しみながら過ごしていたのかもしれませんね」(小室さんの知人)
『ダーティハリー』のハリー刑事は、アウトローながらも信念を貫徹して悪と戦い、『スーパーマン』は自分の力を大切な人々のため発揮する。『スター・ウォーズ』の主要登場人物のひとり、ハン・ソロは無法者ながら敵国と命を懸けて戦って王女を救出し、のちにふたりは結婚する。
 小室さんも米映画のヒーローのように、苦境に立たされているプリンセスを救い出し、結婚という名のハッピーエンドへ突き進んでいるのか─。
「税金泥棒」と言われた皇族
 10月1日、眞子さまと小室さんが26日に入籍と記者会見を行うことを宮内庁が発表した一方で、眞子さまが『複雑性PTSD(心的外傷後ストレス障害)』の状態にあることも明かされた。
「'18年から'19年にかけて、ご自分や小室さん、双方のご家族への誹謗中傷によって“自分には価値がないと思い込む”“感情が不安定になる”といった精神的苦痛を感じられるようになったそうです。
 公務を行うのに支障はなかったため今回の発表になったそうですが“これ以上の批判は耐えられない”との思いから小室さんとの結婚を急ぎ、皇族であることの重圧から解放されたかったのかもしれません」(皇室ジャーナリスト)
 皇室を離れる際に支給される高額な一時金も、眞子さまを苛ませる原因となっていた。
「眞子さまは中学生のころから、ご自身や身近な方々に対する誹謗中傷に心を痛められていたそうです。高額な一時金を受け取ることに対する批判も気にかけておられていたんだとか」(皇室担当記者)
 皇族の方々のほとんどは、そういった経験をされてきたという。
「皇族は特別なお立場ゆえに、子どものころにいじめられることはよくあるそうです。
 平成26年('14年)に66歳でお亡くなりになった桂宮殿下は、子どものころに“税金泥棒”と言われたり、学生時代に“税金で暮らしているくせに”などと言われたことが原因で、同じようなつらい思いをする人をつくりたくないとお考えになって、生涯独身を通されたといわれています。
 戦後生まれの皇族のほとんどが、いじめの内容に違いはあるでしょうが、こういったつらい経験をされてきていると思います」
 そう話すのは宮内庁OBで皇室ジャーナリストの山下晋司さん。
「平成17年('05年)に『皇室典範に関する有識者会議』が開かれ、皇室に注目が集まっていました。その年の11月には紀宮殿下(黒田清子さん)が結婚され、約1億5千万円の一時金が支給されました。
 その報道により、国民は改めて一時金のことを知ったと思います。眞子内親王殿下は当時、中学生でしたが、結婚したらその一時金を受け取るお立場であることから、心ない言葉をかけられ、傷つかれた可能性はあります」(山下さん)
秋篠宮ご夫妻はまだ納得できず
 眞子さまが『国際基督教大学(ICU)』に進学されたのは“いじめのトラウマ”から逃れるためもあったのかもしれない。
「『ICU』は海外からの留学生や帰国子女の日本人、インターナショナルスクール出身の学生が多いので、多様性を認める文化が根づいています。眞子さまが皇族だからといって特別視されず、普通の同級生として接してくれる学生ばかりでした。
 眞子さまが『ICU』に惹かれたのは“普通の学生になりたい”というお気持ちがあったのだと思います」(宮内庁関係者)
 そんな思いで進学した『ICU』で、小室さんと運命の出会いを果たされた。
2012年ごろ、ICU在学中のアメリカ留学で「スーパーマン」のコスプレをする小室圭さん。
「中高がインターナショナルスクール出身だった小室さんも、眞子さまに対してほかの女子学生と同じように接していた。
 眞子さまとしても、自分を特別視せずにプロポーズまでしてくれた小室さんは自分を救ってくれる、まさに“王子さま”というべき存在だったのでしょう」(同・前)
 しかし、小室家の金銭トラブル発覚から事態は悪化の一途をたどる。結局、秋篠宮ご夫妻は小室さんに対する不信感を拭うことはできなかった。
「今年4月に小室さんが金銭トラブルの経緯やこれまでの対応を綴った文書に対して、“秋篠宮ご夫妻は、見える形になるよう努力したものと受け止められていると感じた”と、おふたりの最側近である皇嗣職大夫は明かしました。
 しかし実際は、小室さん親子の一方的な言い分が書き連ねられた内容に、殿下は失望したご様子だったそうです」(皇嗣職関係者)
 さらに、紀子さまも小室さんとの結婚に難色を示されているという見方もある。
「今年9月に公表されたお誕生日に際しての文書が、昨年の内容とほとんど同じだったことに違和感を覚えました。昨年、殿下が“結婚を認める”と述べられたにもかかわらず、そのことに沿われたおことばがなかったことから、妃殿下はまだ納得できていないのでしょう」(同・前)
 小室さんへの強い不信感をいまだに抱かれる秋篠宮ご夫妻は、帰国した彼と、いつ面会されるのだろうか……。
「普通に考えれば、義父母となるご夫妻への挨拶は当然行うべき。しかし、小室さんは面会する“チャンス”自体がなくなってしまったんですよ」(秋篠宮家関係者)
 どういうことか。
「生きるべき道を知っている」
「入籍後の眞子さまは民間人となるため、記者会見は民間の施設で行われる見通しです。婚約内定会見やお誕生日会見が行われてきた赤坂御用地内の『赤坂東邸』は、皇族以外は原則、使用できませんから。
 小室さんがご夫妻と面会する機会は“入籍前に『赤坂東邸』で会見を行うときしかない”といわれていたのですが、その可能性がなくなってしまったのです」(同・前)
 殿下としては、憲法で保障される結婚の権利は認めても、家同士の問題である婚約は認めておられないため、皇室関連の施設で会見を開くことを許されなかったのだろう。
「小室さんが秋篠宮ご夫妻に挨拶するためだけに秋篠宮邸を訪問すれば“ご夫妻が小室さんとの結婚を認めた”と受け止められかねません。ご夫妻が小室さんと会うことは難しいため、結果的に小室さんとの面会は“拒否”せざるをえない状況なのです。国民感情を踏まえると、このタイミングを逃せば、生涯お会いすることができないかもしれません」(同・前)
『全国高等学校総合文化祭』にオンラインでご視聴された秋篠宮ご夫妻(8月1日・赤坂)
 義父母に筋を通すことすら難しい彼にできることは、プリンセスを守り、幸せにすることだけ……。
 小室さんが小学4年生のときから交流があり、彼が学生時代にアルバイトをしていたフランス料理店の元オーナー・五井憲治さんに話を聞いた。
「基本的に圭くんは優しい子。感情を出すほうじゃなくておとなしいけど、常に冷静で、生きるべき道を知っているし、しっかりしています。
 圭くんなら大丈夫。いいかげんな男じゃないから、眞子さまのことをしっかりと守って、きっと幸せな家庭を築いてくれると思います」
 アメリカから帰還した眞子さまにとっての“ヒーロー”には、どんなエンディングが見えているのだろうか─。

大豆か牛乳か 筋肉スイッチ強く押すプロテインどっち

2021-10-15 08:30:00 | 日記

下記の記事は日経グッディからの借用(コピー)です  記事はテキストに変換していますから画像は出ません

筋肉を合成するのに欠かせないたんぱく質。「日本人の食事摂取基準2020年版」によると、たんぱく質の1日の摂取推奨量は成人男性65g(65歳以上は60g)、 成人女性50gとなっています。
男性65g、女性50gというのは、標準体重の場合です。1日に必要なたんぱく質量は、活発な運動をしていない人は、体重1kg当たり0.8~1gが目安で、シンプルに1kg当たり1gとすると、60kgなら60gとなります。
1日の総量、例えば60gがとれていたとしても、朝10g、昼10g、夜40gのように配分が不均衡だと、筋肉量が低下するリスクは高くなります。朝20g、昼20g、夜20gと3食均等にたんぱく質をとると「筋肉を合成するスイッチが強く入ります」と立命館大学スポーツ健康科学部教授の藤田聡さんは話します。この1食20gというのがポイントです。
この「筋肉を合成するスイッチ」について、藤田さんはこう説明します。「筋肉の合成には、細胞内のシグナル伝達物質のmTOR(エムトール)という酵素が関わっています。食事でとったたんぱく質が分解・吸収され、血中のアミノ酸濃度が高まると、mTORが作用して筋肉でのたんぱく質の合成が促進されます」(藤田さん)。
1食で20gのまとまったたんぱく質をとると、血中のアミノ酸濃度がググッと上がり、「筋肉を合成しろ」というスイッチが強く入るわけです。
「筋肉を作れ」というスイッチが入るのは、アミノ酸のロイシンと、筋トレなどの運動が関わっています。「必須アミノ酸のうち、筋肉の合成に深く関わっているのは分岐鎖アミノ酸(BCAA)ですが[注1]、なかでもロイシンの血中濃度がmTORに強く作用することがわかっています。また、筋トレなどの運動をすることによっても、mTORに刺激が入ります」(藤田さん)。
ロイシンと筋トレがmTORを刺激して筋肉合成を促す
[注1]たんぱく質が分解されてできるアミノ酸のうち、体内で合成できないか、できても少量のため、食事からとる必要があるバリン、ロイシン、イソロイシン、スレオニン、リジン、メチオニン、フェニルアラニン、トリプトファン、ヒスチジンの9種類を「必須アミノ酸」という。分岐鎖アミノ酸(BCAA)はバリン、ロイシン、イソロイシンの総称。
ロイシンは肉、魚、卵、牛乳、大豆などに含まれていますが、「体への吸収が早いのは牛乳のたんぱく質のうちのホエイ。効率よく筋肉を合成するという意味では牛乳やヨーグルトがお勧めです」(藤田さん)
牛乳由来のホエイプロテインと大豆由来のソイプロテインを摂取し、1時間後の血中ロイシン濃度を調べたところ、ホエイの血中ロイシン濃度はソイの約1.5倍だったという研究があります(Nutr Metab (Lond). 2012 Jun 14;9(1):57.)。
プロテイン摂取後のロイシン血中濃度
牛乳由来のホエイプロテインと大豆由来のソイプロテインをそれぞれ20gと40g飲んだグループ、そしてプロテインを飲まない(0g)グループに分け、ロイシンの血中濃度を測定。摂取後1時間で比べると、40gホエイのグループは、40ソイのグループの約1.5倍だった。(出典:Nutr Metab (Lond). 2012 Jun 14;9(1):57.)
プロテインの原料には大きく分けてホエイ、カゼイン、ソイがあります。アスリートが筋肥大を目的として摂取する場合、吸収が速いホエイプロテインが選ばれるといいます。一方、ホエイと同じく牛乳を原料とするカゼインは腹持ちがよく、大豆由来のソイは植物性たんぱく質の中ではロイシンの含有量が高いという特徴があります。プロテインを利用する場合、参考にしてみてください。
筋肉を「増やす」には筋トレも
ここまで読んで、「食事で正しくたんぱく質をとれば筋肉が増える」と思った人は多いかもしれません。しかし、食事でできるのは筋肉量の「維持」で、筋肉量を増やしたい場合、運動が必要です。
筋肉は運動によって筋線維が刺激され、筋肉を構成するたんぱく質を新しく作り替えるプロセス(たんぱく質代謝)が刺激されます。そのとき、前よりも筋線維が太くなるのです。
「筋肉を肥大させるには1週間に2~3回の筋トレが有効です。高強度の筋トレで筋肥大できるのはもちろんですが、低強度であっても回数を増やせば高強度のときと同様の効果が得られることがわかっています」(藤田さん)