クリアファイルのその中は

何気ない毎日は、何気なく良い。

プロの手

2013-03-12 09:36:43 | 日記
12年ほど前、親知らずが真横に伸びて隣の歯茎に突き刺さった。

お蔭でその歯は虫歯になり治療する羽目に。

ついでに親知らずも抜くことになった。

ところが麻酔が全く効かない。

日を改めて試しても麻酔がかからない。

結局看護師に両手を押さえつけられ、麻酔無しで歯を抜いた。

「我慢しないで叫んでいいですよ。」

等と言う励まし(?)は何の役に立たなかった。

あれこそまさに地獄の痛み・・・


でも歯医者の友人が言ったのだ。

「そんなに麻酔が効かないってことあるかなぁ。

その人、単に≪ヤブ≫だったんじゃない?」と。



最近口の中で変な味がするようになり、勇気を振り絞って歯医者に行った。

結果、昔治療した歯が虫歯になっていた。

そう・・・あの歯医者で治療した歯。

もう10年以上経っているので、歯茎も加齢で痩せてきている。

虫歯になっても仕方あるまい。


いざ治療に入って担当の先生が呆れ果てた。

「二本の歯の土台ですがねぇ・・・高さが合ってないですね。

しかも、土台を作るために残さなきゃいけない自分の歯は1ミリって決まっているんですが・・・

あなたの歯は歯茎まで削られていますよ。

虫歯になって当然ですね


なにぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ??


つまり何だ?
やっぱりあの(東京の)歯医者は≪ヤブ≫だったってことよね?


とんでもない体験になった。

が、あの医者はヤブでも、痛みで暴れる私をしっかり押さえつけていたあの看護師はプロだな。