７／３「オリンピックと原発（２）」
多分，昔この題で文章を書いた記憶があるが、
先日、
山田正彦前農水大臣の出馬会見を見ていた時、
同席した下斗米先生と言う方が、
「オリンピックはTPPとよく似ている。
自国でやっているスポーツのルールをそうでない国が勝手に決め、
それを各国に押し付ける。
そうすると、
その国自身もルールを変更しなくてはならない。」
原発も同じ様な感じで
IAEAが決めたルールを日本がそれに則って作るし、
他の国もそれに則って作り直す。
また、
オリンピックは
「平和の祭典」と言われるが、
第二次世界大戦中には
ナチスドイツを始めとして、
日本もオリンピックを開催しようとした。
ドイツも日本も
国内の疲弊と困窮を
「スポーツ」
によって誤摩化そうとしたのではなかったのだろうか．
原発も同じで
、平和利用と言う看板、
そして、立地地域では
「原子力 明るい未来で 豊かな生活」
と言う看板を掲げてその土地と住民の生活を過酷にした。
所詮
それは騙しのテクニックとしか言いようがないのだが、
「平和」
と言う看板を掲げただけで、
中身は
その国の困窮や言論統制を暴かれない為の
手段の一つでしかない。
最後になるが、
オリンピックはローマ帝国の時代に始まったとされている。
ローマは色々な事情で滅亡した一説には、
「民衆が奴隷同士を闘わせ、それを娯楽とした。
そのような 娯楽が人々の心の廃退を招き、滅亡した。」
と言う事だそうだ。
セックス、スポーツ、スクリーンの３Sは
民衆を廃退させる要素でもある。
私達もその毒素を飲み込まない様に
そして，
周囲にも警告すべきではないかと思っている。