コツコツ一直線

好きな作品をアニメ・ジャイキリ・牙狼<GARO>中心に感想レビューしています。

GIANT KILLING(アニメ)#25 感想

2010-09-20 22:06:05 | ジャイアントキリング(アニメ感想&画像)

 今回でいよいよ大阪戦終わり。勝つのはどちらなんでしょうか?今回は世良に注目です!世良はここでFWとして何かできるんでしょうか…。アニメ最後の試合ということで、気合を感じた1話でした。原作とはまた違った良さが…!

 はじめはいつものおさらいですが、いつもより短めで驚きました…。今回はアニメ最後の試合ということで、どうやらスタッフも本気のようですね…。
 前回焦るあまり、椿のユニフォームを引っ張り、ファールをとられてしまった平賀。ETUにフリーキックというチャンスが回ってきます!なにがともあれ、椿自身の力でもぎ取ったチャンスです!
 大阪の選手達のミスにダルファーも遂に決断…。

「ヒラガを下げる。ハウアーもだ」

 ダルファーもようやく決意…。達海によって方針を変えざるを得なくなってしまいました。それに園田も戸惑いを。達海は間違いなくダルファーを追い詰めました…!

 そしてフリーキック。一見赤崎が蹴りそうな雰囲気ですが、平賀だけはジーノが好調だと気付いていて警戒しようとしますが、結局間に合わず。やっぱり蹴ったのはジーノでした!そしてジーノが蹴った先には…。

「後半……顔を見た時から決めてたよ
 こういう場面で合わせるなら
 君しかいないってね」

 と、ジーノは杉江にボールを!で、杉江も反応し、ヘディングでボールを見事に押し込みます!これでETU2点目、同点に追いつきます!遂に巻き返しが現実になりました…!
 でもその後杉江と赤崎が交代に。ですが勝つにはここからまた1点入れなければいけません!これがまた難しいんですよね…。

 藤澤と山井。山井は相変わらずだるそうなまま。藤澤さんはETUが追いついたことに感心していたようですが二人共ETUが勝利するイメージを持つことができず…。山井はFWを変えなかったことに疑問を感じていました。
 一方堺。夏木が不安定だったのに、結局今回出番なしということで不機嫌な様子…。でもこれが堺らしい気もしたり。でも堺はバテ気味な世良を見てつい反応してしまいます~。

『ったく…
 やるならやれってんだよ!
 ピッチに残ってんならよ…!』

 とりあえず堺は世良を見守ることにしますが…。世良は堺を見返すことができるんでしょうか。世良もそろそろ動いて欲しいところですが…。
 世良はその頃世良は自分が交代させられないことに安堵していました。

『俺残った…!
 交替させられなかった…!』

 が、すぐにまた同点じゃないかと悩んで動揺してしまい…。迷う世良が良い感じでした~。世良はスタミナギリギリの状態で、気を引き締めなおします!
 ですが世良にはある疑問が…。

『何で監督はこんな俺を使うんだろう…?』

 名古屋戦後の世良話から気になっていた疑問点…。これまで世良視点で、達海の意図が見えませんでした。達海も達海で考えあって世良を使っているのでしょうか?そこもまたこの試合で明らかになりそうです。

 コータ達もETUに逆転のイメージがないことを気にしていました。しかも大阪にはまだ代表選手が…。しかも守りも堅く、残された時間はあと5分。楽に勝てそうにありません。
 達海も自分のプランでは大阪が3点取った場合のことは想定していなかったと、この後どうなるかは予測できないようです。達海はあとは選手に任せ、見守ることにします。でも達海にはこの時間だからこそ、期待をよせている選手がいるようで…。

「期待はしてるよ。
 このチームの足りない最後の粘り強さ、
 それを変えてくれるっていう期待」


「それって誰のことですか…?」

 松原は誰か分からず…。もしかしてこの流れでいくと――。

 試合ではETUの選手達が頑張って攻めようとしていました。試合はETUに傾きつつありました。そしてカメラマンの久堂もETUの選手達がこの試合を楽しめていると分析。何気にこの試合全体の流れを把握しているのは久堂かもしれません。ETUはこの流れにのることができるんでしょうか…?


 後半。時間がなくなっていく試合…。ETUはどんどん攻めていきますが、どうも決め手にかけてしまい…。もどかしいです。ジーノのナッツはやめておけばよかったに笑。アニメはジーノのセリフのニュアンスが面白いですー。原作とはまた違ったイメージが。
 大阪の選手に競り負けている世良。松原は世良じゃ無理だと思っているようでしたが、達海の見方は違っていました――

「まったくもって
 んなことない」

 どうやら達海は世良の長所を知った上で使っているようです…。これは期待。
 
 で、ここで後半も終わり、ロスタイムに。4分もあるということで、まだ試合がどうなるか分かりません!世良も自分がどうにかしなければと躍起になります。
 そんな中また葛藤する世良。ないものばかりの自分…。気持ちがどんどん落ち込んでいってしまいます。

『俺にはないもんばっかりだ…
 プロ選手に必要なもんが…

 俺に、才能なんてものはない……』

 この世良の悩みは普通に生きていれば誰でも直面する問題なんじゃないかと感じました…。それだけにやるせないものが…。
 ですが達海から見た世良は違っていて。達海は体格的に恵まれていないからこそ、また違った強みがあるんだと松原に語ります。


「でもね
 世良みたいな選手ってのは
 自分に何ができないかを知ってる

 それはつまり
 自分にできる限られたことが分かっているってことだ

 だからピッチで迷わない」


 それが世良の強みだと達海はみていました。ここはこれまで世良視点で話を見てきたからかぐっとくるものがありました…。

「おそらく世良みたいな連中は……
 劣等感から始まってる

 できないことを消去法でそぎ落とし
 できることだけを磨いてプレーしてる」

 ないならないなりにできることはちゃんとある…。いつもマイペースに見える達海ですが、やはり監督。選手のことは常にちゃんと見ていました。そして今回印象的だったのが、ここのセリフ。広がりを感じるセリフでした。


「磨いて輝かないものなんてない

 だから期待するんだ俺は
 そういう奴が才能ってもんを凌駕すんのを

 そういう奴の頑張りが
 チームを強くするんだ」


 達海もそんな世良だからこそ、何かしてくれるのではないかと期待するようです…。ここのBGMがやけに壮大でびっくりしました。BGM効果すごすぎですー。原作とはまた違った盛り上がりを感じました。

 そしてボールは村越から椿へと…。ですが椿でも入らず。次にジーノが狙いますが、これも阻まれてしまいます…。が、ここで飛び込んだのが世良!世良は暗く悩みつつも、ボールのある地点へ飛び込みます―― 

『俺には才能なんてもんはない
 プロでやれてるだけで奇跡だ』

 それでも世良は諦めずにボールを追い続けます――。そして目の前にこぼれ球が…。クラブハウスでの堺の言葉を思い出します…。あれはやっぱり本当だったんですね。そして世良も今ここに自分がいることで、監督の達海を信じてみようと思います――


『けど

 監督は
 こんな俺を使ってくれてる……

 それなら
 信じて見てもいいかもしれない
 俺が・・・俺っていう選手のことを……』


 この瞬間は時間の流れがこれまでの流れよりスロー気味で、また特別な瞬間に思えました。
 そして世良はヘディングでボールへ飛び込み、ゴールへ押し込みます!ボールは見事ゴールへ!これでETU3-2で逆転です~!皆この追加点に大興奮!!世良の雄たけびもスタジアム中に響き渡ります!

「とんでもねえっ!!」
「世良さん」
「とんでもねえことしたぞ!お前」

『やった・・・・・・!
 やった・・・・・・!!』

「俺ってスゲェ!
 やったぞ皆――!!」

 世良がやってくれました~!!ジャイキリは得点した時の皆の喜びが半端じゃないですね~。ここの世良の叫びは本当に世良そのものというような感じがしました。見事なシンクロ率でした!
 こうして試合終了!まさかのETU大勝利です!ブランもご満悦。


「うおっしゃあ―――っ!!!
 勝った――っ!!!
 3-2の大逆転だ――っ!!!」


 達海もこの勝利に大興奮!ETU全体で喜びを分かち合います!やっぱりいいですね、この瞬間!山井もなんだかんだで感心。藤澤さんも喜んでいるようでした。

「変わったんですよ、ETUは」

 で、その後藤澤さんが目を向けたのは椿…。今回のあの活躍でまた椿が気になりだしたようです。もしかしたらこれは2期あるかも…?いつかあの話もアニメで観たいものです…。

 皆に手を振る世良。勝った後の熱気みたいなのが伝わってきて良い感じです~。浮かれる世良でしたが、そんな中、佐野がバク宙の話を…。それで世良はここでするべきかと覚悟してやろうとしますが、ここで堺が止めに入ります!

「お前さあ
 ゴールん時思いっきり肩 蹴られてたじゃねえか
 くだらねえパフォーマンスなんかして
 身体壊したらどうすんだよ」

 いや、正論ですね…。堺は世良の肩のことを心配していました。さすがベテランです。いきなり怒られてしまった世良ですが、堺はなんだかんだで成果を上げた世良のことを認めたようです。


「でもよ
 蹴られるかもとわかってて飛び込んだ
 バカじゃねえと出来ないことだ」

「お前はFWとしての自覚はある
 そこだけは認めてやるよ」


 素直じゃない感じもしますが、堺らしくて良い感じでした~。
 そんな堺の言葉に世良はあの堺との会話を思い出します――


『ボールってのはな世良……
 しぶとく諦めない奴の前に
 必ず転がってくるもんなんだよ』


 ここで堺との会話の回想!さすがアニメです!回想に関してはアニメは裏切らないですね…。色々な見方もあるかもしれませんが、あるとないとでは違うと思います。
 そんな堺の言葉の意味を世良はここで理解することに…。そして世良は感謝して、堺にお礼を言おうとするのですが、ちょっとしたトラブルで誤解を招く事に…。

「堺さん……!」
「あ?」

「本当に転がってきました!!
 あざーっス!!」

「いてっ」

 世良は勢いのあまり、堺に礼をした時に頭をぶつけてしまいます…。それで堺は恩を仇で返されたと誤解して、また怒ってしまいます…。

「な…なにすんだテメエ!
 せっかく誉めてやったのによ」
「だーっ
 スイマセン堺さん 違うんス!誤解っス!」

 そうしていつもの感じに~。まあこれがFWの二人という感じもします。ここのやり取りは原作並によかったかもしれません。上手く表現してくれたアニメに感謝。世良も堺も原作とイメージがまったくズレていないというのがすごいです…。
 でもやっぱり今回堺が試合に出なかったのは残念です…。堺の活躍を観たい方は2期に期待を!本当やってくれないでしょうか…。

 試合後の達海とダルファー。なんだか一触即発な雰囲気でしたが、握手を交わし、挨拶をして何も話さず別れます。ダルファーは達海に対して睨むものの無言。負けを認めようとはしませんでした…。
 でもダルファーもダルファーで悔しがっていて、また次へ向けて進もうとしていました。

「私は今非常に悔しい…
 腸が煮えくり返る思いだよ
 敗因は私の采配ミスにあるからね…」

「私は今
 とても充実した気持ちで
  いることもまた事実だよ」

 今回のゲームは本当采配で競い合った良いゲームだったと思います。監督視点ならではの見方も色々できて面白かったです。次の対戦の時も楽しみです~。

 達海はダルファーが負けを認めなかったことに対し悔しそうでしたが、それはそれでという感じでまた切り替えます。そして次も倒してやると決意!

「はっ
 でもそうこなくちゃね……
 倒し甲斐ってもんがない」

 こうして大阪戦は3-2で見事ETUの大勝利で終了です!今回最後には達海中心に試合後のETUの選手達の姿が!皆勇ましいです~。アニメ最後の試合ということでその集大成みたいな感じが…。なんか最終回っぽい雰囲気ですが、あと1話あります。この構成、なんかおお振りみたいな感じがしたり。

 今回は原作♯80~83を消化。原作とはまた違ったよさや興奮があってよかったと思います!アニメ最後の試合ということで、スタッフの皆さんの気合を感じました。順番が変わったシーンもありましたが、アニメ最後の試合なので、まとまり的にもこれでよかったんじゃないかと思います。世良の葛藤するシーン、試合後の様子とかもじっくり描かれていて満足です!
 あといつもの。81の感想にはジャイキリソートの結果もあります。結構当たっていて驚きましたー。でも今やれば達海の順位はもっと上になりそうな気もします。


・GIANT KILLING(ジャイアント・キリング)#80

・GIANT KILLING(ジャイアント・キリング)#81

・GIANT KILLING(ジャイアント・キリング)#82

・GIANT KILLING(ジャイアント・キリング)#83


 次回でジャイキリアニメ、いよいよ最終回です…。語っている時は長い期間のように感じていましたが、いざ終わるとなると本当あっという間だったな…と感じます。
 そんな次回ですが、日本代表に赤崎が選ばれたり、皆でカレーパーティをすることになったりと、結構慌しくなりそうです。食堂のおばちゃんすごい迫力~!

 と、アニメはカレーパーティの話で終わりそうですね。今から楽しみです!原作でも人気があり、反響も色々あった回でした。区切りとしてはちょうどいい回だと思います。特に不安になることもないので、ここまできたらあとはただ見守ってのんびり見ていきたいと思います!

 今週土曜日からは地上波での放送もあるので、途中から観出したという方は是非チェックして見てください!

 ではまた次回に!




5 コメント

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Unknown (月宮花蓮)
2010-09-20 22:57:26
こんばんはです。

私もこの回は楽しみでした。

あと、

セリィィィィィィーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。

よく頑張ったよーーヽ(=´▽`=)ノ。

ヾ(@^▽^@)ノ ワーイ。

私も、これは原作を読んでから

胸からこみ上げてくるものはあったので嬉しかったですー。

これはセリーだけじゃなくてみんな(読者も)

(」゜ロ゜)」おぉ(。ロ。)おぉΣ(゜ロ゜」)」おぉ「(。ロ。「)おぉになっていたと思います。

堺さんと世良の対話も良かったです。

最後の

アリガトヨーヨー(*≧∇≦)/--------((礼))≧□≦)~☆グハッ     
      
が良い味だしてました。ちょっと表現が違うかもしれないですが(笑)。

しばらく笑いが止まりませんでした(笑)。

アニメだとこうなるんですね(笑)。

そうですよね。世良も(夏木も)こんなことやってくれたんだから、

堺さんもやってくれーっておもいますけど

しょうがないですな;^^。

私個人としては、2期やるのでありましたら、

川崎のあの選手がアニメではどんなことになるのかですかね(笑)。

原作でもうっとうしいんだから、アニメでは、ますますうっとうしくなるのだろうな(笑)と。

あ、あえて「ほめ言葉で。」ですよ。

と思います。

そうです。その回です。

でも、何かを期待させてくれる終わりでよければ、それで良いです。私は。


あ、質問になるんですが、

ジャイキリのムック本ってありますよね。

エクストラっていう・・。買いましたか?

コメントありがとうございます! (ソウキ)
2010-09-21 01:03:50
 月宮花蓮さんコメントありがとうございました~。
 今回は原作でも盛り上がる話だったので、アニメでも楽しみにしていましたが、原作と同じくらい良い感じで嬉しかったですー。世良と堺の会話シーンもばっちりでしたね!
 川崎のあの選手、アニメで出たらどうなるか気になりますよね。アニメの夏木が色々な意味ですごかっただけに、期待が膨らみます…。まだアニメで観たいシーンもたくさんあるので是非2期やって欲しいですよねー。私も少しでも何かを期待させる終わり方になって欲しいと思います!

 ジャイキリエクストラは1はどうもジャイキリの名前を出して出版する意味が感じられなかったので見送ってしまいましたが、2は1よりジャイキリに寄り添った内容もあって面白かったので購入しましたー。パッカ君の着ぐるみ制作秘話が特に。リアルサッカーに興味があるならオススメですー。

 ではでは~。
 
終わっちゃうんですね (motoi)
2010-09-21 22:16:44
とりあえずアニメ界のルールで2クールで終わるんですね。残念です。
私としては、各クラブのキャラクターが活躍するオールスターをNHKがどう演出するか楽しみにしていたんですが..(オープニングから音楽をバックにパッカ君とかシャッチがでてくると面白いけど、NHKにそこまでの勇気があるかな?)
それはそれとして、特番でオールスター(前説?)で、30分作って欲しいな...
Unknown (ごつう)
2010-09-21 22:37:40
どうもです。

#25は期待以上の出来で大満足しました。
最終回とも思わせるエンディングでしたね。

達海が世良について語りはじめると「ETU交響曲第二楽章」(オーケストラ調なBGMのことです。勝手に曲名を決めちゃいました。)が...
#23(こっちは第一楽章ですね)にもありましたが、
クゥー、かっこいい!!

いろんな思いを背負った世良の想い、すごく伝わってきた。

いい年こいた親父がアニメを観て、ウルウルきちゃいました。

でわでわ。
コメントありがとうございます! (ソウキ)
2010-09-26 02:55:13

>motoiさん

 motoiさんコメントありがとうございました~。
 当初から分かっていたとはいえ、終わるのは寂しいものがありますね…。でもきっとNHKならいつかやってくれると信じていこうと思います!
 オールスター戦もアニメで見たかったですねー。動きも加わると更に面白そうなだけに観て見たかった気もします。2期があったら是非やってほしいところです。とりあえず次回最終回を見守りましょう!
 ではでは~。


>ごつうさん

 ごつうさんコメントありがとうございました~。
 アニメ最後の試合ということで、今回は気合入っていましたね~。原作を読んだ時と同じぐらい熱い気持ちになりました!
 世良と達海の話が繋がる瞬間もよかったですよね。これまでの話が上手く積み重なってきたなーという感じがしました!アニメもよくここまで頑張ってくれたなと今なら思えます。
 次回のあの話も楽しみですね!ではでは~。