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コツコツ一直線

好きな作品をアニメ・ジャイキリ・牙狼<GARO>中心に感想レビューしています。

けいおん! 第13話(番外編) 「冬の日!」 感想

2009-06-27 01:22:22 | けいおん!1期&2期(2009-2010)

 本当の最終回となる今回は番外編。冬の日の5人の日常が描かれていきます。5人の日曜日はどういうふうに過ぎていくのでしょうか。流れは引っかかるところがありますが、5人の学校では見れない姿が見れて良かったです~。にしてもこれでけいおん!も終わり…寂しくなります。


 今回の話は大体アニメオリジナル展開。原作の年末の話をそのまますると思っていましたが、予想が外れました、すいません。原作を大事にする京アニにしては、思い切ったことをしたなーと思いつつ見ていました。ハルヒのサムディ~っぽい感じが。ラストへの流れがよかったです。

 始まりはみんなの冬の日の登校する姿、日常風景から。特に梓が猫とふれあいシーンが良かったです~。あのおどおど具合は素晴らしかったです。唯と憂の登校する姿も。
 寒い部室でその日も軽音楽部は練習。寒さのあまり、唯は手袋をしたままギターを弾こうとするものの、ピックが上手く持てなくて失敗。唯はそれに失望してしまいますが、まあこればかりは仕方ないかも…。
 そんな中、唯は日曜日にみんなで集まって鍋パーティをしようとしますが、唯以外のメンバーは皆それぞれ予定が入っていました。それに唯はがっかり。どうやら去年と同じようにはいかないみたいです…。

 そうして迎えた日曜日。それぞれ目的へ向かいます。以下それぞれの予定について。

・唯→憂と鍋を作ろうとスーパーに買出し
・澪→作詞するために列車で冬の海へ
・律→弟と映画鑑賞。謎のラブレター?に戸惑う
・紬→ファーストフード店でバイト
・梓→自宅で友達から預かった猫の面倒

 大体は見てみると普通だなーという気がしますが、その中で一番意外性があったのは紬。バイトなんかする必要がなさそうなお嬢様の紬がバイト…。そこに至るまでの経緯もあったらよかった気がしました。何気に気になります…。

 で、ここからその面々の一日を追っていくわけですが…今回はなんか今までブログで感想を書いてきた中で一番書くのに難しさを感じました。気力的にも。映像メインだと、やっぱりテキストだけだとどう言っていいか分からないこともあったりするので難しいですね…。
 そんなわけで今回は個別感想をメインで書いていきたいと思います。

・唯
 このメンバーの中で多分一番穏やかな1日を送ったのは多分唯だと思います。唯は憂と鍋を作るためにスーパーへ買い物に。2人の買い物するシーンは身近にある日常の暖かい空気を感じました。今回も唯と憂の仲良しな姿が結構見れて良かったです~。
 でも2人の会話シーンで後ろにいちごオーレらしきものが配置されたりと、見ている時は「まさかこれを鍋に入れる気では…」と違った意味でヒヤヒヤしていました。何か唯ならやろうとしてもおかしくなかった気が。
 その後、

「マシュマロ豆乳鍋とチョコカレー鍋、
 どっちがたべてみたい?」

 と、マシュマロを入れようか迷っているシーンがありましたが、そこでの思い込みもあったため、あまり驚きはしませんでした。マシュマロならまだ許せてしまう気が…。でもこういうことを軽くメールで聞ける辺り、唯はある意味大物だな…と思います。ここが唯のいいところであり、癒しポイントなのかも。
 今回は唯の存在に救いを感じました。やっぱりけいおん!の主人公は唯ですね。


・澪

 澪は作詞に集中するために、一人列車に乗って冬の海へ。列車のシーンはなんか楽しそうでよかったです。冬の海のシーンは寂しいものがありましたが、何かPVを見ているようで、ミュージシャンっぽく見えました。実際こういうシチュエーション、ありそうな気が…。メンバーの中で一番色々様になっている気がしました。缶コーヒーを持っているカットが好きです。
 冬の海で作詞しようとしたものの、結局作曲が進まず澪は落ち込んでしまい、結局すぐ街に戻ってきます。それでいいのか疑問に感じましたが、とりあえず早く帰ってこれてよかったです。


・律

 今回ある意味で驚いたのは律の前髪を下ろしたカットがたくさん出てきたこと!合宿回で見るたび、ちゃんとみたいな…と思っていましたが、今回遂に実現に。かなり可愛かったです~。これならかなり人気が出そうな気が。唯と被るのが唯一の難点ですが…。
 で、何故急に前髪を下ろして出かけようとしたのかというと、新聞受けにラブレター?らしきものが入っていて、そこに前髪を下ろした君が~と書いてあったことから。それで律はそれを意識していたと。まんざらではなかったようです。まあ真相は澪の作詞だったという、お約束なものでしたが、けいおん!らしくてよかったと思います。
 結局律は照れてしまったのか、結局前髪は下ろさずいつもの髪型で弟と映画を観にいくことに。弟さん初めて見ましたが、主人公にできそうなくらい外見的にもキャラが立っていて驚きでした。その友達も。カッコよかったです~。さすが堀口さん…。普通の姉弟の空気も上手く出ていたようでよかったです。実際リアルにいそうです。
 映画を見終わった後、弟がその友達と会ったことで、律は弟とそこで別れることに。一人になってから寂しさを感じる律ですが、唯のメールをもらって元気に。


・紬
 社会勉強の一環なのか、紬はファーストフード店で接客のバイトをすることに。バイトなんてする必要がなさそうなお嬢様な紬ですが、軽音楽部のみんなと過ごす中で何かその思いにも変化が起こったのでしょうか。メンバーの休日の過ごし方で一番意外性がありました。
 
に、してもお嬢様がバイトというと、なんかハニカムの守時さんを思い出してしまいます。ハニカムももっと人気出てほしいです…。面白いマンガなんですけどね…。
 最初は優しい店員さんに教えてもらいながら、上手く仕事をこなしていた紬ですが、注文のコーヒーをコーラと間違えたことでドジを連発してしまい、落ち込んでしまいます…。これは慣れていないと凹みますね…。気持ちはよく分かります。まあまずは経験です!
 その後唯からのメールで持ち直しますが、紬のバイトは長続きするんでしょうか。


・梓

 どこか猫っぽい印象がある梓ですが、今回はそんな梓が友達から頼まれて猫の面倒を見ることに!梓も猫は好きなようですが、あまり梓と猫の相性はよくないようで、梓はどうしていいか戸惑ってしまいます。でもねこじゃらしでどうにかしようとするところは可愛くてよかったです~。あと梓の家、レコードがたくさんありますね…さすが音楽一家。
 梓には猫が急に体調が悪くなった…?というアクシデントが。これは焦ります…。そんな時に唯のあのメールを見た梓は気が動転。まあこれが良い方向に向かってよかったです。
 結局唯と憂がすぐ駆けつけてくれて猫の体調不良は「ただ毛玉を吐き出していただけと」と明らかに。とりあえず大事にならなくてよかったです…。
 

 最初は皆、それなりによくやっていましたが、話が進むにつれ、皆に暗雲がたちこめて…という流れに。唯以外のメンバーにそれぞれ危機が…という話になっていました。ここも11話と同じようにけいおん!でやるべき話なのかな…と思ってしまったり。みんなの日常風景が見れたのは嬉しかったですが、やっぱりこの辺のさじ加減は難しいですね…。
 でもそれは唯のあのマシュマロメールのおかげで良い方向へ。皆唯のメールにほっとして調子を取り戻していきます。
 
その後はみんなで紬のバイトしている店に集まってに楽しく会話。いつもの軽音楽部の雰囲気に。やっぱりみんなでマイペースに過ごしている方がけいおん!らしくて好きです。

 そして最後はその翌日か数日後、いつものように放課後に音楽室で楽しくティータイムする軽音楽部の面々の様子が描かれて終わり。みんなのふれあいシーンはやっぱり癒されます…。これからも楽しい時間は続くよ~という感じでけいおん!はひとまず幕を閉じました。初日の出の話も見てみたかったですが、これはこれで良いエンドだったと思います。堀口さん作監回ということもあり、画もかわいく見ごたえがありました!

 で、終わった後、何か告知関係がくるかなと思っていたんですが、特にないまま放送終了…。次の野球娘の予告が流れて普通に終わりました。武道館は今の人気的にらき☆すたみたいにくるかなーと思っていましたが、まだ早いようですね…。
 でもキャストの皆さんが楽器できる方ばかりなので可能性はなくはないと思います。曲もせっかくこんなに作ったんですし。いつかその日が来るのを心待ちにしたいと思います。まあ実現してもチケットとれず寂しい思いをすることになりそうですが…。とりあえず人気が下がる前に何かやるべきだと思います!

 2期は原作のストックをほぼ使い果たしたのであるとしてもだいぶ先の話になりそうですね…。1巻の1年生までをじっくり消化していれば可能性もあったと思うんですが。思いきった構成でした。とりあえず原作がこの先どう進むのか今は気になるところ。進路問題に入っているということは終わりも近いんでしょうか。


 で、総評ですが、けいおん!に関してはあまり語ることもなかったり…。なんというか語るのが難しいです。とにかく毎回唯達の楽しげな姿に癒されていました。原作を上手く膨らませて再現していたと思います。というか、原作超えた回もあったかも…。
 きっと京アニ以外の会社が制作してもクオリティの高い作品にはならなかった+ここまで人気は出なかったと思います。作品への細部までのこだわりが今のこの人気を呼んだと私は思っています。キャラの画から小物まで毎回ちゃんと描かれていて見ていて楽しかったです。とにかく京アニに感謝!

 そういえば最近この動画にハマっています。

 

 とにかくカッコいい3曲+MADでした。ガンダムWの方のMAD本当違和感ゼロですね。当時TWO-MIX好きだった自分にとってはたまらない動画でした。日笠さんがまさか永野さんの曲を歌っていたとは思いませんでした。現在リピート中です。

 では今まで感想を読んでくださった方、
 コメント・TBを下さった方ありがとうございました~。

 



4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
番外編見ました。 (ひらがなでことみ)
2009-06-28 02:24:41
アニメ界、音楽業界、を旋風のごとく吹き回
し。とうとう終わりましたね。(BSはまだですが)

タイトル通りの皆の過した冬の日の
殆どオリジナル展開でしたね。
ほのぼのした女子高生スト-リ-が終わるのが
悲しいですが、
1ク-ルで今出ている原作2巻をよくぞ
京アニは、オリジナルも入れながら放映してくれました!(感謝)
梓と猫がいっしょにあくびをする所など
いい味だしてるなぁと思いました。
結局、皆は紬のバイトしている所を見に集まってましたね。
で、最後は放課後のふわふわティ-タイムでの
皆のやり取りで終わりましたね。
うん!これがけいおん!なんだねっ。
と思いましたです。

日笠さんがTWO-MIXのガンダムWのOP曲
カバ-されてたんですね。
私もTWO-MIX、CD集めてました。
今から動画観てきます♪

ではソウキさん「けいおん!」感想お疲れ様でした!!
また違うアニメでもこれからも宜しくお願い致します。
PS,来週EVA(破)観に行ってこようと思っております。劇場遠いんですけどね(涙)
ではでは。
返信する
コメントありがとうございます! (ソウキ)
2009-06-30 02:08:34
 ひらがなでことみさんコメントありがとうございます~。
 唯にけいおん!終わってしまいましたね…。今思えばあっという間でした。
放送前はまさかこんなに注目を集める作品になると思っていましたせんでしたけど…。すごい人気でした。
 今回はオリジナル展開ということで、今までなかなか見られなかった休日のみんなの姿が見れて面白かったです。画の方もそんな皆の姿がよく描けていたと思います!原作の話にこだわる京アニにしてはよく頑張ったなと思いました。また戸惑ったシーンもありましたが、けいおん!らしい話で締めてくれてよかったです!
 ここまでの放送で原作の最新刊までやりつくしてしまったのは、2期のことを思うとちょっと複雑だったりするのですが、梓が早く見れたのでよかったことに。アニメの梓は予想以上の破壊力がありました…。

 日笠さんがTWO-MIXカバーされていると知った時は本当驚きました…。TWO-MIXが歌うバージョンとはまた違う日笠さんのカッコよさがあって聞き入ってしまいました。W放送当時は本当TWO-MIXが好きで、発売日になると必ずCD屋さんに行っていた記憶があります。今思うとあの時が自分の青春だったのかもしれません。この動画を観た時はつい懐かしくなりました。

 ひらがなでことみさんも毎回コメントありがとうございました~。おつかれです。また夏からもよろしくお願いします!EVA(破)は(序)を観にいったのでかなり気になっているんですが、私の方も公開される劇場が結構行くのがめんどうな場所にあるので、観れるのがいつになるやら…。できるだけ早く観られるよう頑張ります!

ではでは~。
返信する
私が結構好きな料理のひとつである、鶏モモ肉のチョコレート煮をリクエストします。 (ゆう)
2009-07-02 01:25:25
こんばんは、ソウキさん。

本編においては、先回が実質上の最終回となっておりましたので、私の方としても最終回以上のコメントをする事も出来かねますし、出来たとしてもクドイだけかと思っていたのですが、やはり3ヶ月間愉しませてもらえた作品ですので礼節を以って最後のコメントをしたいと思います。

とは言うものの、ソウキさんとひらがなでことみさんに大方言い尽くされてしまいましたので、今更私から特に話す事も無いので、ここは3ヶ月間を通して感じた事を語りたいと思います(笑

けいおんは、最初はバンド物という事で興味を持ってみたのですが、正直に言うと最初は期待していませんでした。それどころか、1話を観てCLANNAD以上のインパクトが無ければ見るのを辞めようと思っていたものです。実際のところは私個人としてみてみるとCLANNAD以上とは思えなかったのですが、少なくともインパクトは特上、特に唯ちゃんの軽音部に対する先入観が凄く好きで、先が楽しみになる作品だったと思います。そして、第2話「楽器」選びの懐かしさ、第4話での「合宿」における音楽の楽しさ、第8話での「新歓」ライブの完成度の高さ、第9話「新入部員」から感じた既視感・・・。そのどれもが、懐かしさと温かさを感じるエピソードで私にとって「けいおん」は一週間における最も楽しみな日となったものでした。

私は普段、あまりTV自体を観ないのですが、小説において面白いと感じるのに3つの点があると思っております。それは、世界観、構成、キャラクターとなってまして、今までにアニメで面白いと感じたのは「銀河英雄伝説」と「CLANNAD」だけでした。正直、私にとってけいおんは、この2作品に比べてしまうと劣るように感じてしまうのですが、少なくとも面白いと感じる3点には見事に合致した作品だったと思います。これは、原案の凄さなのか京アニのチカラなのか判らないのですが、けいおんを見事に描ききってくれた京アニには感謝を述べたいと思います。

ちなみに、小説で特に印象に残っている作品は「ワイルドスワン」「銀河鉄道の夜」「ノルウェイの森」「模倣犯」、最近では宮部みゆき先生の「あかんべえ」が面白かったです。

さて、簡単なコメントですが、これ以上はクドくなるので辞めておきたいと思います。ひとつだけ言わせてもらいますと、ソウキさんとけいおんのおかげで、久しぶりにレッドツェッペリンやローリングストーンの話が出来て凄く楽しかったです。いつかお金と時間に余裕が出来たらグランストンベリーフェスに行って感想を教えますねv

それでは、ソウキさん。
3ヶ月間、お疲れ様でしたb
返信する
コメントありがとうございます~! (ソウキ)
2009-07-04 02:36:18
>ゆうさん

 ゆうさんコメントありがとうございます~。
 遂にけいおん!も終わってしまいましたね…。確かにクラナド以上とはいかないものの、けいおん!もけいおん!で面白い作品だったと思います。つい原作を購入してしまったのも、やっぱり作品の出来が素晴らしかったからだと思います。約3ヶ月という短い時間でしたが、毎回楽しく私も見ていました。どうにかリアルタイムで見ようと毎回頑張ったりもしました。

 ゆうさんは読書家なんですね~。尊敬します。私は最近からっきしです…。
 模倣犯は結構前に読んだのですが、人物描写が見事だったと思います。中盤辺りは展開が随分揺れ動いていて、ハラハラしながら読んでいたような気がします。ラストはあるべきところに収まってよかった…と思った覚えが。映画はアレでしたけど、原作は傑作だと思います。「ノルウェイの森」は今度読んでみたいと思います!

 私もゆうさんとこうしてやりとりできて楽しかったです~。またどこかで。ではでは~。
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