今回で葉留佳ルート終了。思ったよりあっという間でした。悪化していく葉留佳と佳奈多の姉妹関係。二人の関係は修復されるのでしょうか…?後半の佳奈多、両親の話は涙なしでは観られません…!ラストのシーンには、結末を知っていても涙が…。
前回、葉留佳のふりをして、理樹に近づいた佳奈多。そして外れる佳奈多の髪飾り。雨が降る演出が更に気持ちを不安にさせます…。わざと葉留佳を傷つける佳奈多。その真意は…?
嘘つきと、佳奈多を責める葉留佳。佳奈多も弁解せず、わざと葉留佳に嫌われるような態度を取ります。更に暗い雰囲気に…。そんなやりとりをリトルバスターズの面々も見ていました。理樹一人ではなく、みんなで立ち向かうという姿勢が今回も続いていてよかったです。
そうしてその場から去っていく佳奈多。ですがクドは佳奈多を心配していて…。クドは佳奈多の秘密に前回気づいていたようです。
そしてクドは理樹にお願いを。クドは佳奈多も何か苦しいことを隠しているのだと理樹に伝えます。
「お願いです
佳奈多さんを悪く思わないで下さい」
理樹は着替えている佳奈多の元へ。葉留佳のふりをした理由について、理樹を試したかったと言う佳奈多。佳奈多もまた、髪飾りを見て昔した、ある約束を思い出していました――
「いつか二人手をつないで行こう」
そうして佳奈多は過去話をはじめます。小学生の頃、葉留佳と能力比べをさせられていた佳奈多。この頃は本当に仲良し姉妹っぽくて微笑ましい…。佳奈多も本当は葉留佳と仲良しな姉妹でいたかったようですが、一族の大人はそれを許さず。大人は佳奈多に葉留佳をいじめるように指示を出していました…。
そんな中、小学校の課題で料理作りが。葉留佳が卵焼きを作ると知った佳奈多でしたが、佳奈多は葉留佳を傷つけたくなく、卵焼きではなく味噌汁を作ることで、葉留佳を庇おうとします。葉留佳に卵アレルギーだと嘘をついたのは、佳奈多の優しさからでした…。
が、葉留佳が上手く作れなかったため、結局葉留佳が怒られることに…。気持ちは葉留佳には伝わりませんでしたが、佳奈多は確かに葉留佳のことを大事に想っていました。
早速、葉留佳へそのことを伝える理樹。恭介が後ろで見守っていました。
ですがそのことを知っても葉留佳は憎むべき相手がいない、誰を憎めばいいのと嘆くばかり…。結局そのまま部屋から出て行ってしまいます…。
冷静に葉留佳のことについて考える恭介。
「誰かを恨まないと生きていけなかったんだ」
「答えは三枝が自分で見つけるしかないんだ
自分が本当に望んでいることが何なのか…
それを三枝が見つけるんだ
お前があいつに伝えなければいけないのは、
そのことなんじゃないのか?」
恭介は葉留佳自身が答えを見つけるしかないと考えていました。今回も恭介の言うことが的確すぎて驚かされます…!そしてやっぱり無駄にカッコいい。
そして理樹は恭介に促され、また葉留佳の問題に立ち向かうことを決意…!
「憎しみという楔から自由になるためには
それしかない
そう思わないか、理樹?」
恭介が優秀すぎて、もう恭介だけで問題解決できるんじゃあ…という気もしてきました。それじゃあ後半の展開的にまマズいですが…。恭介が理樹に問題に立ち向かうように促す理由も気になってきます。
理樹はそれから葉留佳に何ができるのか考えることに。まず佳奈多の髪留めを、葉留佳へ返します。次に理樹は佳奈多が葉留佳と同じようにマイナスになればいいのか?と質問し、マイナスを押し付けあっているだけでは問題は解決しないと。指摘をします。
そして理樹は葉留佳に答えを見つけるように促します。
「答えは三枝さんの心の中にあるんだ
憎しみにとらわれていたら、本当の答えは見えなくなる
三枝さんが心の一番深い場所で
何を望んでいるのか見つけるんだよ」
「憎しみより、大切な…もの」
<いつか二人で行こう>
そして葉留佳が思い出すのは、佳奈多との約束。葉留佳も自分がこのままではいけないと気付き出します。暗い雰囲気続きでしたが、希望が見えてきました…!
何だか暗い雰囲気な部室でこの後の対策について話し合うことに。理樹は美魚に電話しますが、何故か電話に出ず…。何気なく伏線が…。これも美魚ルートが終わった影響なのでしょうか。でも小毬がいるのが納得できません~。
それから葉留佳は答えを見つけるために、佳奈多と話し合うと決意。そして土下座して自分がどっちの両親の子なのか教えて欲しいとお願いをします。葉留佳もいよいよ前に…!理樹も佳奈多を説得しようとします。
「私、もう逃げないことにしたんだ!
向き合うんだ!!」
「神様なんかいない
僕らは僕らの世界にいるだけだ
僕らは向き合って話し合って答えを見つけただけだ!」
佳奈多は覚悟を決めた葉留佳に動揺…。
「私は大切な仲間を見つけた
自分をいらない人間だというのも、
誰かを憎むのも、
もう終わりにしたいと初めて思ったんだ…!
今までの私を終わらせたいんだ
だから話して、本当のことを」
葉留佳の決意に、佳奈多もとうとう…。ですが佳奈多は自分も実の親がどちらか知らされていなかったようです。
そして自分が抱えてきた想いを葉留佳に明かします。
優位に立っていたと思われていた佳奈多も、
実は一族に苦しめられていました。
その中では虐待も…。佳奈多の腕にはそれを証明する数々の傷跡が。長袖の下がとても痛々しい…。クドが見た佳奈多の秘密はこれでした。
佳奈多すら、一族にとって排除すべき存在だったこと、自分を守るために佳奈多が虐待を受けていたことを知って唖然とする葉留佳…。佳奈多は虐待を受ける以上に、葉留佳が傷つくことを恐れていたようです――
「だって葉留佳は、私の妹だもの…!
妹なのはもう誰にも変えられないもの…!!」
そして葉留佳を守るために、葉留佳にきつい態度をとってきました。とうとう佳奈多の本心が明らかに…。佳奈多の感情がこっちにまで伝わってきて、とても切ない気持ちになりました…。泣きの演技と作画、とても素晴らしかったです。
佳奈多の本心を知った葉留佳。そしてあの髪留めを佳奈多に返します。髪留めは二人のお父さんとお母さんからの贈り物で、大切な思い出でした。最初は仲の悪いふりと言っていたのがまた切ない…。
<でも信じて葉留佳
いつか二人で会いに行こう
お父さんとお母さんのところへ>
<行こう、手を繋いで>
約束を通じて、お互いを思いやる気持ちを思い出した葉留佳と佳奈多。
「許してくれるの…?」
「うん」「ありがとう」
「葉留佳、あなたが全てを終わらせたいのなら、
全てを終わらせましょう」
こうして理樹達が見守る中、姉妹は和解。葉留佳と佳奈多が手を合わせるシーンでじんわりきました…。
それから葉留佳と佳奈多は父親の一人・三枝晶の家へ。二人が一緒に来たことで、晶も事件のことを話す決意を。
両親3人は昔からの幼馴染で、ずっと仲良しでした。どっちがどっちの父親なのかはっきりとした特徴がなく判別はつきませんでしたが、葉留佳と佳奈多は髪の色も含めて母親似でした!
ですが母親が好きになったのは晶ではなく…。それで晶は双子が生まれたことをきっかけに身を引こうと決めましたが、三枝の家が双子を奪ったことに怒り、家に乗り込み双子を助けだそうとします!晶は葉留佳と佳奈多を救うために家に乗り込んだ=犯罪を…。全ては三枝一族の陰謀でした。
ですが結局双子を取り戻すことはできず現在に。双子を想う両親達の気持ちがとても切なかったです…。
「だが覚えていてくれ
佳奈多も葉留佳も望まれて生まれたことを
片時も二人のことを忘れたことはなかった」
そして母親も二人に会いたがっていることを知ったことで、葉留佳は満足。葉留佳はどっちの子なのかどうか、聞くことをやめることに――
「私は世界に悪者がいるか確かめたかっただけなんだ
誰も悪くない、誰も憎まなくていい
それが分かった
だからどちらの子か知らなくていいんだ!
私は私でよかった
それが私が知りたかったことなんだ!
何より信じたかった
誰も悪くない、世界を――」
悪者は一族なんじゃあ…というツッコミは置いておいて、葉留佳が気持ちを語るシーンはたんぽぽがふわふわ飛んでいたり、幻想的な空気が漂っていてよかったです。暖かい気持ちになりました~。
それから葉留佳と佳奈多は両親に会いに行くことに。まさかの私服~!葉留佳の私服はなんか色々凄い…。あと今回晶がなんかきれいすぎてびっくりです。前回までのやさぐれっぷりはどこに…。
リトルバスターズの面々が一列で歩く図、何かシュールで困りました…!せっかく感動が台無し~。
そして親子再会…!!
5人共再会を喜んでいるようでした。家族5人での記念撮影が過去→現在へと繋がる演出が素晴らしかったです!アニメ最高~。
葉留佳・佳奈多が救われたところで、アニメの葉留佳ルートおしまい。アニメ、上手く葉留佳ルート消化しました。原作ゲームをプレイした時はシナリオが無駄に長い+中だるみ(晶がどちらの父親なのか真相を追求するところ)で心が折れかけていたのもあって、ゲームでは真相を明かさないという結末には「ここまでやって、明かさないのかー!」と憤りを感じました。シナリオの内容自体は悪くなかった思うのですが、ゲームはとにかく最後の葉留佳の選択に納得できなかったのが残念でした…。
でもアニメは葉留佳が答えを見つけるまでの流れが自然で、
ゲームより良かったです!
アニメでは葉留佳が答えを知らなくていいと答えを出すことにも納得できました。ラスト両親に会いに行くシーンにも感動しました…!ゲームのモヤモヤが晴れた気がします。これであともう1話あれば、家と両親の話が消化しきれて更によかったかも。
特に両親が最後に登場するという形に変更したのは良い改変だったと思います。原作では葉留佳が答えを見つけていない段階で登場するので、やるせないものが…。
葉留佳ルートは尺の問題で改変されていたり、カットされている部分(理樹と葉留佳で両親の家に行くシーンなど)が結構あるので、葉留佳好きな方は是非ゲームを!一族との決着がつかなかったことにモヤモヤしている人は、ゲームの佳奈多ルートをやるとすっきりするかもしれません。もしかすると2期でやるかも…?
次回からはクドルート突入?試験に向けて頑張るリトルバスターズの面々。無事試験を乗り越えることができるのでしょうか…?クドが勉強していたりと、クドルートっぽい雰囲気になっていきそうで楽しみです。クドルートも葉留佳ルートみたいに上手く消化して欲しい…!
ではまた次回に!
個人的には鈴BADENDまでやってほしい気がしますけど、切りが悪いからそれはないかな?
後、最終回のEDでSong for friendsが流れることを期待する今日この頃です
個別ルートも終わりが見えてきましたねー。来ヶ谷ルートは他のルートと比べて消化するのが難しそうなので、今からどう消化していくのか楽しみですー。でも進み具合的に2期になりそうですね…。
私も今からアニメでSong for friendsが聴ける時が楽しみです~。早く聴ける時がくるといいですねー。
ではでは~。