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コツコツ一直線

好きな作品をアニメ・ジャイキリ・牙狼<GARO>中心に感想レビューしています。

魔法少女まどか★マギカ 第10話「もう誰にも頼らない」感想

2011-03-11 16:36:34 | 魔法少女まどか★マギカ(2011冬)

 今回はほむらに関する謎が明らかにされていく話。まどかのために魔法少女になることを決めたほむら。今まで何があったのでしょうか…?最初の頃のほむらが別人すぎて驚きました。もうなんだかほむら★マギカにタイトル変更してもいい気がしてきました。


 はじめはほむらが初めてまどか達のいる学校に転校してきて、自己紹介するところから。おさげの眼鏡っ子+性格がおどおどしていたりと今のほむらと全然違いすぎて驚きました…。あそこまで万能キャラになるのもやっぱり時間と努力が必要だったみたいですね。あとほむらに心臓に病気があったというのも気になりました。本編でまた絡んでくることはあるんでしょうか。
 ほむらにとって久しぶりの学校。初めての時はかなり不安だったようです。そんなほむらに親切にしてくれたのがまどか。1話の保健係という複線もここに…。ほむらにとってまどかはこの学校でできた初めての友達でした…。ほむらちゃんという呼び方がまた…。この時間のまどかは結構活発キャラで主人公らしいなと感じました。最初に持っていたまどかのイメージはこんな感じでした。

 でも久しぶりの学校ということで、ほむらは授業についていけず。授業だけでなく、体育も準備体操で限界が…。本当に今とは正反対です…。これまでの繰り返しで鍛えられてきたんでしょうね。
 そしてそんな自分に嫌気を感じるほむら。魔女に死に向かい誘導されてしまいます…。そしていつの間にか異空間に迷い込んでいました――
 ですがそこに助けにきたのがなんとマミとまどか!この時間のまどかはもう契約していたんですね…。この時間の魔法少女として活躍するまどかは本当に優秀な魔法少女に見えました。あとまどかの武器がEDのジャケットと一緒…。あのシーンと繋がることはあるんでしょうか。

 そうして戦いが終わった後。まどかは先週とキュゥべえと契約したんだとか。あと今日の作画はキャラデザ本来の絵に近いような気がしました。
 魔法少女として活躍するまどか・マミに憧れるほむら。ですがワルプルギスの夜はやはり避けられず…。
 ほむら、1回目のワルプルギスの夜。マミも死に、まどかは一人でワルプルギスの夜に立ち向かうことに。立ち向かうまどか凛々しすぎる…。魔法少女としての誇りという言葉がまた切ないです。ほむらとまどか、本当立ち位置が今とは正反対です。
 そんなまどかを止めようとするほむら。それでもまどかは戦いに…。

「だから魔法少女になってよかったって、
 本当そう思うんだ。
 さよならほむらちゃん、元気でね」
「行かないで、鹿目さん――!」

 そうしてまどか死亡…。死んでしまったまどかを目の前にして絶望するほむら…。そんなほむらにキュゥべえは契約を持ちかけてきます…。キュゥべえ、白々しい…。ほむらにも素質があったようです。そしてほむらは決意し契約することに。


「私は…鹿目さんとの出会いをやり直したい
 彼女に守られる私じゃなくて、
 彼女を守る私になりたい!」


 ほむらの願いはなんとなく予想通りという感じがしましたが、やっぱりまどかを救うために魔法少女になったというのが切ないですね…。そうしてほむらは契約を――。そしてほむらは魔法少女になり…。


 そうして目が覚めたほむら。2回目の世界、退院する前の時間に戻ってきていました。でもこの頃もまだ今みたいにキリっとはしていなくて、ほむらはめがねにおさげ少女のまま。まだまだ話は続きそうです。
 最初の繰り返しの時間ではほむらはまどかにも明るく話しかけます。そんなほむらにたじたじのまどか。いきなり言われても困りますね…。この時もまどかは既に契約していました。
 ほむらも仲間に加わり戦いますが、その頃のほむらは時間停止という能力を上手く使いこなすことができず、足手まといに…。すぐにあのほむらとはいかないようで。
 色々な魔女と戦うまどか・マミ。こういう世界もあるんですねー。本編ではあまりこういう戦う姿が今まで見れなかったのでその分色々補充できた気がします。その中でほむらもどうにか時間停止の能力を使いこなし、どうにか魔女をしとめます。まどかも大喜び。良い関係を築いていました。
 ですがこの時間でもまどかを助けることができず。どうしてといいながらまどかは魔女になってしまいます…。ワルプルギスの夜、それはそう簡単に乗り越えられないようです。

 そうしてまた時は巻き戻り…。この世界ではほむらが皆にキュゥべえに騙されていると皆を説得しようとしていましたが、皆聞く気はなく…。この時もまた違う世界のようです。この世界のさやかは嫌な奴っぽい…。
 さやかに爆弾以外の武器を考えろと言われ、そこでほむらは時間停止の能力で武器を確保。ニトロ作品っぽいノリな気がします。ほむらがこうして物騒な武器を確保していたんですね。
 そうしてまたさやか魔女化の時…。怖すぎます。ほむらはその魔女をどうにか仕留めます。ほむらもこの時は罪悪感を感じていたようです。
 そうしてさやかは死に…。嘆くまどか。

「ひどいよ、こんなのあんまりだよ!」

 さやかが魔女になってしまった…その事実にマミも狂って、なんと杏子を殺してしまいます――。こんな結末もあるとは…おっかない世界です。

「ソウルジェムが魔女を生むなら、
 私達は死ぬしかないじゃない!」

 これまでの話でこれをやったらかなり驚いたと思います。どのシーンも本編以上にショッキングでした。
 そして仕方なくマミをまどかが撃ちますが、まどかは更にショックを…。でも涙を流しつつも、二人で立ち向かうことを決意。この時間のまどかは妙に強いです。まどかは魔法少女になったことで変わったのかもしれません。
 ですがこの時間でも二人はワルプルギスの夜を止めることができず…。こんな世界壊してしまえばいい…そう思うほむらですが、まどかは死に掛かっている時もほむらのことを心配し、まどかはほむらを救うために力をほむらに分け与えます…。切ないです。
 そしてまどかはほむらに願いを託し、自分が魔女化する前に殺してほしいとほむらにお願いします――

「キュゥべえに騙される前の
 バカな私を助けてくれないかな…」 
「約束するわ
 絶対にあなたを救ってみせる
 何度繰り返すことになっても
 必ずあなたを守ってみせる!」

「もうひとつ頼んでいい?
 私魔女にはなりたくない」

 まどか、ほむら、それぞれの演技が素晴らしかったです。悲痛という言葉がぴったりはまるような。
 そうしてほむらはまどかを銃で撃ち殺します――。なんど繰り返してもほむらを待っているのはバッドエンドばかり…。希望はないのでしょうか。


 そうしてこの時間後、ほむらはおさげをとき、今のほむらに。ほむらはまどかを守るために覚悟を決めました。そしてほむらはキュゥべえを仕留め、まどかに警告したりとまどかを契約させないように暗躍します。


『もう誰にも頼らない…
 誰にわかってもらう必要はない
 もう、まどかには戦わせない…
 すべての魔女は、私一人で片付ける

 そして今度こそ
 ワルプルギスの夜を、この手で…!』


 ここでEDテーマが!燃える展開です。戦うほむらをまどかとキュゥべえが見ていると、ここで1話冒頭につながるわけで。そうしてキュゥべえはまどかを勧誘。それでもほむらは止めようとしますが…

「まどか、そいつのいうことに
 耳を傾けてはダメ――!!」

 ですが運命は変えられず。その後、変身したまどかは一撃で魔女をしとめ、災厄の魔女に…。やっぱりこれは変えられない運命のようです。
 そしてキュゥべえの狙いもみえてきます。キュゥべえはエネルギー回収ノルマを達成できたと、自分の利益さえ出ればやっぱり地球のことなんて知ったことではないようです。キュゥべえひどすぎる…。悪徳セールスマンという言葉がよく似合っています。

 またほむらは時間を遡り、キュゥべえを殺しまくりまどかに会わせないようにしますが、キュゥべえはまどかに拾われてしまい…。これが今の本編の世界のようです。でもここでほむらがキュゥべえを捕まえても前の世界の繰り返しなのでいいか悪いかは分かりません。
 何度バッドエンドを迎えても、ほむらはまどかから絶望から救うために戦い続けます。


「まどか…
 たったひとりの、わたしの友達」

 まどかに見つかってしまいますが、ほむらはまどかに背を向け去っていきます――。すべてはまどかを救うために。


「あなたの…
 あなたのためなら、
 私は永遠の迷路に
 閉じ込められてもかまわない!」


 そしてここでOP!今OPを見てみるとまどかが魔法少女になっているシーンはこれまでの時間の中での一幕なのかなという感じがします。そしてOPの最後が5人に!盛り上がってきましたー。

 今回はほむらの抱えている事情も分かり、作品の裏側が分かって更に作品を楽しめる気がしました。今回見てから1話からほむら視点で見ると面白そうです。ほむらの事情はまどかのために時間をループしていると、大体予想通りでしたが、まどかとのやり取りが想像以上に切ないものばかりでやるせない気持ちになりました…。
 とにかくおさげでどんくさいほむらと今のクールなほむらがギャップありすぎてびっくりしました。困難に立ち向かい続ける姿には、もうタイトル、ほむら★マギカになってもいいんじゃないかと思ったり。
 あと今回面白かったのは魔法少女になったまどかの姿でした。本編ではずっと巻き込まれ主人公だったのもあって魔法少女のまどかが凛々しすぎてびっくりでした。本編で今まで見れなかったまどかの魔法少女の戦いも見れて満足しました。他のキャラの辿る道も驚きましたが、どのルートでも結末が変わらないのがかわいそうな気がしました。皆が幸せになれる世界はないんでしょうか…。


 次回は「最後に残った道しるべ」キュゥべえに対し嘆くまどか…。この時間にも遂にワルプルギスの夜がやってくるようです。今度こそワルプルギスの夜を乗り越えることはできるんでしょうか。ワルプルギスの夜、倒す方法は他にないんでしょうか。今回で考えられるルートの話もやったことで、おそらくまどか死亡→魔女化という結末にはならないとは思いますが…。ほむらが死んでまどかを助けるという結末になったら泣けます…。とにかくまどか★マギカ終着点が予想できなくなってきました。

 今回の絵は外伝漫画を描かれる方のイラストでしたが、なんだか想像以上にダークなような…。その後の話?+本編以上にハードな話になりそうで、こちらも楽しみです。

 ではまた次回に!