今回は神話前夜の劇シーンがメインに。戦闘シーンはありませんでしたが、今後を暗示するような内容で色々楽しめました。タクト達はバッドエンドを回避することはできるのでしょうか…?今回今までで一番スガタが活躍していたような気がしました。
はじめは「神話前夜」の劇シーンから。こういう演劇シーンを見ると榎戸さん作品らしいなーと感じます。長髪のワコがなんだか新鮮です。そして皆演技が上手いです。
普通の人にはみえない少女・クレイス。ですがそれに気づくスガタ演じるコルムナという青年が。二人はすぐに打ち解けます。ですがクレイスを抱きしめられず…。それでもコルムナはクレイスを抱きしめることが諦められませんでした。
そんな中、クレイスを見られるというタイガー演じる魔女が現れ、クレイスの髪を使い、コルムナをおとそうとしてきます――。命のオーラ・誰でも一本のナイフを持っているとどこか本編と重なる部分がありました。
それにコルムナも魅入られてしまい、そして契約をすることに…。やっぱりこういう流れなんですね。契約は危険すぎます…。で、その契約というのは北の島にある1隻の船を動かしてほしいというもの。それは空を飛ぶ船でもありました。なんだかサムの話と重なります…。
そうしてなんだかんだでその船を手に入れ、世界を飛び回るコルムナですが、それはタブーでもあり…。そこの支配者に目をつけられてしまいます。ですがコルムナは支配者を躊躇うことなく殺してしまいます…。ここしか出番がないと倒れるジャガーが~。そうしてコルムナは王へ…。まるでこのスガタ、ルルーシュのようでした…。
飛び回るうちにコルムナはクレイスの想いも忘れてしまいました…。まるでヘッド…。コルムナは欲にとりつかれてしまいました…。
ですがここで夜の魔女の罠が。お前は船そのものと、コルムナはいつの間にか船と一体化していました――。やっぱり魔女の契約はろくでもないものばかりですね…。
ここで休憩時間に。タクトのノリが色々台無し~。でも演劇中の客席の反応はなんだかノリノリで面白かったです。
カナコ・ケイト達。クレイスについてどう思うか聞かれたケイトですが、意外にもケイトはクレイスに同調していました。やっぱりスガタのことを想う自分と姿を重ねているのでしょうか…。
「私はそれでも
クレイスは幸せなんだと思う」
休憩中、ワコに話しかけてくる少女が。あなたを観に来たというその少女。その少女はタクトと昔一緒に遊んでいた少女・ハナでした――。ここでOP。これは良い演出です。
後半。演劇の続き。ですがここでタイガーがドジを…。演劇らしいハプニングです。そして船を引き渡すようにと要求する魔女。すべては魔女の思惑通りでした…。ですがコルムナはこれで終わらず、船の魔力を使い魔女を殺してしまいます!どこまでも堕ちていくコルムナでした…。
「死ね、魔女め!」
そうして船の魔力を使い、魔女を殺し、不老不死になったコルムナ。1クールの時はいつかスガタがこうなる時がくるんじゃないかとか思っていました…。絶対こういう役回りの方が輝きそうなんですが…。
そうして船の力を手に入れたコルムナですが、それ以降人前に出ることはなく…。力を手に入れて満足というわけではなかったようです。ヘッドも劇を観ていました。この劇はヘッドのこれまでの歩みでもあるように感じます。船は封印するしかなく…。
話を聞かされたタクト演じるマルク。ここでイカ大王の化身という言葉が~。やっぱりサムの話と関連が…。マルクは命のオーラを持った少年。副部長はタクトにも船を動かす力を持っていると語ります。
そしてここで副部長の正体に繋がりそうな話も出てきます。魔力を使わない一族「エントロピープル」、そしてタクト達へ向けてのアドリブが…。やっぱり副部長も只者ではなかったようです。
その問いにタクトはナイフを持っていても、それは彼女を守るものだと答え、そしてタクトはクレイスにキスをします――。ゼロ時間は入んなくてちょっと安心しました。こうして盛り上がったところで劇は終わり。本編に色々関連してきそうな要素・裏設定があって演劇面白かったですー。
劇が終わった後、副部長に話しかけるヘッド。ヘッドは副部長にここで終わらせてよかったと言います。どうやらこの後、マルクもコルムナと同じ運命をたどってしまうことになるとか…。タクトはこれを回避することはできるんでしょうか。
タクトはワコとハナを引き合わせますが、既にワコとハナは打ち解けていて…。タクト、出る幕なしです。でもハナはタクトがこの島で上手くやっていることが分かり、ほっとしたようです。
「タクト君には
今も世界の声が聞こえているんだね」
そうして過去話の伏線も回収され、タクトとハナはお別れに。帰る際ハナはスガタともすれ違います。ハナもタクト・ワコ・スガタの関係に気づいているようで。
ヘッドと副部長。ヘッドに連絡先を教えられる副部長ですが、そんなヘッドの軽さに副部長げんなり…
「やれやれ。オヤジはだめだな…」
あと部長しゃべったー。部長・副部長一体何者なんでしょうか…?タクト、綺羅星十字団とはまた違う立ち位置にいるみたいですが…。でも副部長達にはタクト達をただ見守るだけしかできず…。劇はやっぱりそれを反映していたんですね。
夜、ケイトがまた寝ているスガタのもとに。何故か深い眠りに落ちたスガタ。そこでケイトがまた力を分けることになります。そして何をしているか明らかに――。普通にスガタを抱きしめて、シルシに力を与えていました。なんというか色々な意味で安心しました。
いつものようにスガタを独り占めできることに喜びを感じていたケイトですが、ここでスガタも目覚め…
「君がヒガニシの巫女だったんだね…」
どうやらスガタは感づいていたようです。スガタがケイトがヒガニシの巫女だと知って、話にどんな変化が起きるんでしょうか…。スガタもここで終わらない気がしてきました。
次回は「エンペラー」バニシングエージがまとめてタクトに戦いを挑んでくるようです。バニシングエージとの決着も次回辺りでつくんでしょうか。今後どういう流れになるかも示され、面白くなってきましたが、もう話数があと3話…。とにかく話がまとまって終わることを祈ります…。
ではまた次回に!