今回も前回に引き続いて風子の話。話は創立者祭へと向かっていきます。朋也達はこの祭りの中でヒトデを多くの人に配ろうとします。創立者祭で風子の行動が皆に認められていく様子にはこっちが泣きそうになりました・・・。それだけにラストには驚きです。これからどうなるんでしょうか。途中のヒトデ使いには存分に笑わせて頂きました!!
始まりは古河パンでの渚・風子を迎えにきた朋也と早苗のやりとりから。早苗が遂にヒトデパンを大量生産してしまい、店中がヒトデパンだらけに・・・。とんでもない光景になっています。流石にこの惨状に
「早苗お前は最高にかわいい奴だ・・・しかし焼くパンは最悪だ―!」
と秋生まで逃げ出してしまったようです。秋生が逃げるってことはよっぽどですね・・・。朋也はこの光景に「最悪だと思いますけど」の一言。早苗はショックを隠しきれない様子でしたが、ひとりで頑張る!と決意します。でもこの決意も朋也の「いらないっす」という言葉によって脆く崩れ、早苗まで店を出て行ってしまいます。そしてこの一幕のあとにOP。もう随分冒頭もコミカルになってきまいた。幻想世界のシリアスさはどこにいったのでしょうか・・・。
早苗はそれから秋生を探しに家を出ます。と、その入れ違いで秋生からの電話が。内容はもちろん早苗ラブ的な恥ずかしいもの。その中での「ヒトデパンだけはマジでやめてくれ」と言う一言は忘れられません・・・。と、その最中店中並ぶヒトデパンを見た風子がまた自分の世界に陶酔していきます!これに朋也は大げさに驚きます。
「風子を閉じ込める結界!!
見ろ、我に返るたびに視界に飛び込んでくる無数のヒトデを!!
それによって、風子はまた夢想の世界に飛ばされてしまう!
このまま放っておいたら封印は半永久的に解けない!!そして!!
何百年かの時が過ぎ、進化した亜人類が人を制する時代。
一人の旅人が廃墟化した古河家を目指していた・・・。
伝説のヒトデ使いよ、俺達人間に力を借してくれ!!」
『いでよ、風子!!』
封印解かれしとき、我らの前にあらわれる者。
それは 神か 悪魔か、
FINAL HITODE TSUKAI
FuKo
ファイナルファンタジー!!朋也の言う事が壮大すぎて吹いてしまいました―!!亜人類が面白すぎ。そしてBGM+マントをはおう旅人がカッコよすぎて見入ってしまいました。朋也?何だかムントを思い出しかけました。しかし古河家を前にするとシリアス度はぐっと下がってしまいますね・・・。風子が世界の救世主って・・・。とにかく、面白いものを見せて頂きました。またこういうのはやってほしいです。朋也はそんな壮大なことを言ってから「売れなさそー」とぼやきます。でも渚は
「いえ、とっても面白そうだと思います!その話もっと聞きたいです!!」
とノリノリ。朋也はこれに冗談と言いますが、今の風子の状態を見て冗談でなくなりそうと判断。そこでパン屋のジュースを拝借して、前に失敗したからリベンジだと風子に鼻かジュース牛乳をしようとします。と、今度は成功。「風子、今鼻が変でした」と言いつつ、風子が現実に戻ってきます。そしてここで『鼻からジュースを飲ませる』を極めてしまいます!!こんなこと極めて何になるんだ~!!
学校へ登校した3人。風子はいつものようにヒトデを配りつつけますが、あまり受け取ってくれる人はいません。この様子に2人はどうにかしてあげたいと思います。渚は美術室に木を取りに行く事に。と、そんな中風子が怪しい3人組に狙われ
「岡崎さんみたいな人が何人も追いかけてくるみたいです!」
朋也に助けを求めてきます。ここの2人のやり取りがやっぱり面白すぎます。何事かと思いきゃ、その追いかけてきた3人はなんと風子のファンクラブ・親衛隊を結成したい!と言いよってきます。どうやらこの3人風子の日頃の頑張りように心を打たれてしまったようで。お姉さんの結婚式を手伝いたい!と申し出ます。またとない協力者の出現ですが、風子は「いらないです」とあっさり拒否。でも3人はすぐに認められるわけはないと諦めない様子。この3人に協力してもらった方がいいと思うんですけどね~。3人は朋也をお兄さんだと勘違いしたまま去っていきます。そしてその後の2人のやり取りは「最悪です」「こっちのセリフだ!」といつもの通り。もうお決まりになってきました。
その後朋也は渚・風子の前でヒトデを多くの人に受け取ってもらうために、創立者祭で配ろうと提案します。その祭は毎年5月にやる小さな文化祭のものだそうで。確かに文化祭とかだと受け取ってもらいやすそうです。と、そうプランを練る3人の前にまた春原が。春原は手伝いに来たと言いますが、風子は変なことをしそうだからと「いらないです」とばっさり。朋也もさっさと追い払おうとします。が、春原は勝負を申し込んできて引き下がる様子はありません。ここでの朋也、春原のやり取り
「またダストシュートに蹴りこまれるぞ!」
「違~う!!僕が負けるのは確定ですか!?」
が相変わらず面白くて笑ってしまいました。それから結局春原の勝負を受ける事になります。春原の申し込んだ勝負は彫刻。テーマは「鵺」。「頭は猿、胴体は狸、尾は蛇、手足は虎に似ている怪獣」だそうです。架空の生き物ですね。そして勝負開始。風子が一足早く完成させますが、できたものはカエル。風子はこれには
「風子としてはこれが精一杯でした・・・」「グッジョブだ、風子!」
・・・まあヒトデじゃない分よくやったんじゃないかと思います。私も無理です。一方春原はこれを見て余裕の態度を取りますが、手に怪我をしてあっさり敗北。春原が作った鵺も見たかったんですけどねー。
その日の夕方。2人は伊吹先生を創立者祭に呼ぶ為に伊吹先生の家に向かいます。その中での2人の風子を心配する2人の会話
「何だか私達、風ちゃんのお母さんとお父さんのようですね」
という言葉からして、もう家族のようですね。2人の照れ具合が~。あと朋也と風子が同い年なのがやっぱり信じられないところ。風子が年下としか見えない・・・。
それから2人は伊吹先生の家の前に。とそこで朋也が前に会った芳野に会います。芳野キタ~。ここで朋也は伊吹先生の婚約者が芳野だと気づきます。そして朋也は芳野に今までのいきさつを話します。
「そうか・・・あの人の教え子か・・・」
「はい、1年の時とてもお世話になりました」
「公子さんを創立者祭に誘おうと思ってきたんだけど。
見せてあげたいと思うものもあるし」
「きっと最高に楽しい1日になると思うんです」
「うん、そいつはいいな」
「賛成して頂けますか!」
「ああ、行くか行かないかはあの人次第だが、
そういう話を聞くだけで気が晴れると思う。
頼む」
芳野は2人の言うことに賛同して、2人の肩をたたきます。ここでの芳野の笑顔が素敵でした~。芳野はやっぱり良い先輩キャラみたいですね。ますます気になります!
そんなやり取りの後、2人は伊吹先生に話しをしに行きます。伊吹先生は3年前に退職して知っている生徒は渚しかいないと、躊躇っていたようですが、2人の熱意に押されて行く事に決めます。ですが・・・
「ええ、行くことにします。事故に遭う前、妹と約束していたんです。
入学したら一緒に創立者祭に行こうねって・・・。
妹の分まで見て回って、病院で話を聞かせてあげたいです」
やっぱり伊吹先生の言うことに切なさを感じますね。事故に遭う前の約束は反則。これは一刻も早く風子と再会して欲しいです。と、渚はやっぱり伊吹先生の言葉に涙ぐんで、
「きっと・・・喜んでくれます、うっうっ・・・。失礼します~」
と行ってしまいます。朋也もこれに困りながら伊吹先生にきびすを返して渚を追いかけていきます。そして渚が落ち着いた頃辺りは夜に。2人は公園で早く2人を会わせようと話します。渚は伊吹先生のことを想う余りやはり涙を流すばかりでしたが、朋也は2人を会わせればすべてはっきりすると、冷静に状況を見ていました。こう見てみると同じように考えている2人でも、その中でも思っていることは反対なんだなーと感じました。
そして創立者祭当日に。風子はヒトデを多くの人に配ろうと徹夜してヒトデを彫っていました。それで風子は朝になっても目覚めず、起こすのもかわいそうだと朋也達は困ります。でも朋也が風子を学校までおぶっていくということで解決。2人は風子の頑張りに関心している様子。3人は秋生・早苗に見送られ学校に登校します。この2人ちゃんと戻ってきたんですね~。
登校中の3人。朋也は風子の目が覚めたら「最悪です」と言うに違いないと推測していました。渚は朋也にフォローに入ります。
「岡崎さん、そんなに風ちゃんに嫌われていないですよ。
岡崎さんといると風ちゃん楽しそうです」
「こいつも、もう少し他人に気を許せばいいのにな。
いつも小動物みたいに警戒してさー」
何かもう、もはや3人が親子にしか見えなくなってきました。渚は風子を伊吹先生に会わせることを楽しみにしている様子。と、そんな中風子の目が覚めます。そして状況を確認した風子の第一声はもちろん、「そこはかとなく、最悪です!」朋也は予想通りの言葉にうんざり気味。しかし渚は「そこはかとなく」だから大丈夫とフォローに。この違いも微妙そうです。
その後風子は朋也におぶってもらっていたときに見た夢の話をします。その内容とは海で風子がヒトデと戯れているという内容。そしてそこに何故かマッチョな朋也が
「おーい風ちゃん、ヤッホー!岡崎サイコー!」
「おいお前ひとりで何やっているんだ!今日はヒトデ祭りだぞ~!」
と風子に近寄って手を引いてきます。朋也がやけにマッチョでキモいかった・・・。微妙に春原が混じってますね。でもそれよりもヒトデ星人の方が問題有りな気も・・・。とにかくとてもカオスな夢でした。風子の頭の中は一体どうなっているのやら・・・。風子はこの夢を見て「ヒトデ祭りって何ですか?」と朋也に聞きますが、朋也はもちろん「俺が知るか!」の一言。渚は「でも楽しそうです」と相変わらずなコメントを残します。
学校へついた3人。3人はまず学校の誰もいない講堂に来てそこをじっと見つめます。そして朋也・渚は
「学園祭では、あそこに立てるといいな」「はい・・・」
と学園祭へ向けて思いをはせます。目的を忘れていないようで安心。そんな渚を見て風子は何か感じたものがあったのか「どうぞ」と渚にヒトデを渡します。風子も分かっているようですね。ヒトデをもらった渚は笑顔で「ありがとうございます。風ちゃん」とそれを受け取ります。演劇部再建はまだまだこれからですね。
それから3人は出し物を回ります。その中には自称風子ファンクラブの3人がヒトデグッズだらけの店を出店している姿も。風子の力になりたいと頑張ります。3人共よく頑張っていますね・・・。「お前らのセンスも早苗さん並だな」という朋也の一言が印象的。一方風子はこのヒトデだらけの店を見てまた自分の世界に陶酔いていきます。本当に幸せそう・・・。
そんな風子の様子を見た朋也は次に椋・杏が店番をする喫茶店に連れてきて、喫茶店でヒトデを配らせようとします。椋・杏が委員長同士ということで実現した店だそうです。メイド服に着替えている最中も自分の世界に浸っている風子がすごく感じました。しかし椋・杏のメイド姿は可愛いですね~。渚も「人手」不足ということで手伝いを申し出ます。が、風子はヒトデ不足だと勘違いしてしまいます。これには朋也も思わずツッコミ。と、ここで『別な場所に置いてくる』を極めてしまいます!!これって極めていくことに意味があるんでしょうか?
それから風子は喫茶店のお手伝いに便乗してヒトデを配っていきます。お客さんが途中ヒトデをコースターと間違えるシーンがありましたが、私も同じ状況だったらコースターだと思いそうです。朋也・渚の2人は風子の様子を見守りつつ、2人は2人でカップルのような会話をしていました。もう付き合えばいいのに・・・と思ってしまいます。
店番が終わっても風子は校内で一生懸命木彫りのヒトデを配り続けます。この風子の頑張りに回りの生徒達も徐々に「一生懸命で可愛かったね~」と風子の頑張りを認めていきます。この様子を見て朋也・春原は驚き。渚は「いつもあれだけ頑張っているんですから・・・」と風子の頑張る姿を見つめます。そして
「私、風ちゃんに教えられました。
私も風ちゃんを見習って演劇部に参加してくれる人を根気強く探します。
そして学園祭にはみんなで参加します」
と演劇部再建へ向け、前向きな姿勢を見せます。風子との関わりが渚にも良い影響を与えてきたみたいですね。春原はこの渚の言葉に共感しますが、朋也はそれが面白くないのか他の女の子を指差して春原を追い払ってしまいます。春原の真剣を1秒しか持たないようです。
女の子に誘いをかける春原。でもやっぱり女の子は春原に言い寄られて困っている様子。と、そこにくまさんの着ぐるみが現れ春原にぶつかってきます!その隙に女の子は無事に逃げていきます。この状況に面白くない春原はジャマしたクマに殴りかかってきます。が、逆に春原はクマに蹴り飛ばされ外に飛ばされてしまいます~!!やっぱりこれがないとクラナドを見た気になりませんね~。もちろん中の人は智代。智代はパトロールのボランティアで巡回しており、春原のような人達から皆を守ろうとしていたようです。着ぐるみを着ているのは自分の顔を見て挑戦してくる人を避けるためだったようです。風子は智代にもヒトデを渡します。智代は受け取ろうか迷っていたようですが、
「でも、手作りみたいだからな。
同姓から贈り物をされることは多いが、手作りは中々ない。
ありがたく頂こう。」
と笑みを浮かべてヒトデを受け取ります。智代がとても良い人に見えました~。風子も「優しい人です・・・」と呟きます。渚は春原のことを心配していましたが、いつものように朋也に軽く流されて春原の話題は終わりに。
そんな中、風子の前に前回ヒトデを受け取るのをキツく拒否した三井さんが通りかかります。でも前回みたいに刺々しい様子ではなく穏やかです。三井は風子を見て「ずっと続けていたんですね・・・」とヒトデを毎日配り続ける風子の頑張りを感心。風子はそんな三井にヒトデをまた手渡します。それから三井は結婚式の日を聞き、
「テスト前とかじゃなければ、いけるかもしれません・・・。
それじゃ頑張ってくださいね」
と前回から一転、風子の頑張りを認め結婚式にも参加していいと返事します!それから穏やかな笑みを浮かべ去っていきます。あの三井さんにこう言わせるとは・・・風子はすごいかも。朋也・渚もこれには驚き。そして渚は、
「よかったですね、風ちゃん」
「はい・・・はい!!」
風子の嬉しそうな顔がたまりません~。頬の変わり具合が神。朋也も笑みを浮かべます。ここのシーンはこっちが泣きそうになりました。ニクいです。クラナド、やっぱり良~。
それからも風子はヒトデを多くの人に配っていきます。そしてそんな中、伊吹先生が3人の前に現れます!この瞬間は見ているこっちが本当にドキドキです。が、何だか風子を前にした伊吹先生の反応がなく。どうしたかと思えばどうやら「お二人をお見かけして」という言葉・態度から察するに、伊吹先生にだけは風子の姿が見えていないようです。そして2人が思い出すのは風子の
「会えないから、声が聴こえないから風子はこうしているんだと思います。
風子には何もできないから―」
という言葉。2人はこの状況に愕然としてしまいます・・・。他の人には見えるのに何故伊吹先生にだけ風子が見えないのか――更なる謎が出てきました。でも伊吹先生に会っても風子に変化がないとなると、どうやって元の体に戻るのか本当に分かりません・・・。
次回は「星形の気持ち」引き続き風子の話となりそうですが、タイトルからして風子のヒトデ好きの理由が明らかになるのでしょうか?春原の言う「妙なこと」も気になります。次回もやっぱり気になるばかりです。今回はちょっと感動してしまいました。でもこの調子だと自分終盤はどうなってしまうのやら・・・。