今回はすべてを失いつつあるルルーシュが、意を決して皇帝とまた対峙するまでの話。遂に明らかになったアーニャの正体にはとても驚きました。こういうことだったとは…。C.C.との絡みが面白かったです。正直展開が早すぎてよく分からない部分がありますが、とりあえず書いていってみようと思います。
今回始めのナレーションはスザク。スザクのこれまでの狂うまでの歩みらしきことが語られていきます。結構スザクの心境については最近?が浮かび続けていたので、ここで復習できてよかったです。
フレイヤが落とされた被爆地に立つスザク。そこでスザクは、こんなにひどいことになるなんてと嘆くニーナに会います。本当にニーナは無責任です。被害者を目の当りにすればもう立ち直れなさそう。でもそれはさっきのスザクと似ています。
が、スザクはニーナを横切っていき、無情にも、
「殺した。
大成功だよ、ニーナ。フレイア弾頭の威力は絶大だ。
結果的に、我がブリタニアに勝利をもたらすだろう」
と言い、ニーナを突き放します。そしてスザクは艦へと戻っていきます。スザクはあれからすっかり変わってしまいました。
ルルーシュはロロの死の後、皇帝の目的を察して神根島の遺跡へ向かうことを決めます。話の舞台はまた神根島へ移っていきます。
その頃皇帝はアーカーシャの剣が使用可能になったと報告を受け、やる気満々。この剣を使って皇帝は何をする気なのでしょうか。
一方モルドレッドに乗り苦しんでいるアーニャ。と、ここでアーニャの目に突然ギアスが!アーニャにもギアスがかかっていました。が、次の瞬間アーニャの口調・性格が変わります。
「そう、始めるつもりなのね」
その人物はいつものアーニャと何がか違います。一体今のアーニャは誰なんでしょうか。
それからアーニャは記憶を失っているC.C.の元へ赴きます。アーニャはC.C.に、
「直接会うなんて久しぶりね。私よ、私」
と言い再会を喜びますが、記憶を失ったC.C.にはさっぱり。そんなC.C.の様子を見てアーニャはC.C.の記憶がないことを知り、Cの世界へと干渉することに。
そうしてCの世界に干渉したアーニャ。そこにはいつものC.C.がいました。何だかすごい久しぶりな気が…。ここでアーニャは本来の姿を現します。その姿はマリアンヌ。ルルーシュとナナリーの母である物語の重要人物の一人でした。前期からルルーシュの幼い頃暗殺されたと言われていましたが、こうして物語に出てきてしまいました…。アーニャとマリアンヌには何か関係があるとは思っていましたが、まさかアーニャ=マリアンヌで本人がだったとは驚きでした。でもやっぱりまだどうしてアーニャの体になってしまったのかなど、謎はつきません。
そんなマリアンヌの姿を見て、C.C.はいつもの調子でマリアンヌに話しかけます。ここでは始めの2人のやり取りが面白かったです。
「お前、こんなところまでやってきて…
そんなにルルーシュが心配か?マリアンヌ」
「あら。私がそんなに理想的な母親だと思っていたの?」
意外にもマリアンヌはあんまりルルーシュのことを気にかけていないようです。これを知ったルルーシュの反応が気になるところ。これはショックを受けることでしょう・・・。何だか報われません。
それから話は本題へ。C.C.はマリアンヌに何故ここにきたと問いますが…
「では、どうしてここに?」
「あなたが今でも私たちの味方なのか知りたくって」
「え?」
「C.C.。自分のコードを自分で封印したのはなぜ?
シャルルならあなたの願いを、
死にたいという思いを、叶えてくれたのに」
そのC.C.の問いをマリアンヌは問いで返します。何だか強引です。マリアンヌはこれまでの出来事を知った上でC.C.に質問を投げかけます。それにC.C.は、
「分からないんだよ、自分でも。ちょっと驚いている」
「じゃあ確かめなきゃね、現実で。
私が決めたんだから決定よ」
と、答えます。このことはC.C.でも予想していなかったことのようで。C.C.はまだルルーシュかマリアンヌの味方のような気がします。
またこの後の会話でマリアンヌにギアスを与えたのがC.C.だったことも明かされます。
「お前ぐらいだな」
「何が?」
「この私をいつも引っ掻き回そうとするのは」
「ああ、感謝はしてるよ。
私にギアスをくれたことに対しては」
…というかマリアンヌ、ギアス持っていたの?という疑問が浮かんでくるのですが…。やっぱり展開が急すぎです。あとどうやらマリアンヌはC.C.をからかったりすることができる珍しい人物のようです。マリアンヌはもっと穏やかな人物というイメージがあったので、何だか性格が活発で戸惑ってしまいました。まあナイトメアに乗って戦っていたことを思い出すと、これはこれでありなのかなと思います。
でもC.C.がマリアンヌに引っ掻き回されるところを見るのは面白そうなので、今後も密かに期待しています。こうしてC.C.は現実世界に戻ることに。やっとC.C.が復活しました~。やっぱりC.C.はこうでないと。
現実世界に戻った2人は神根島へと向かいます。マリアンヌはアーニャの姿に。でもC.C.が言う「せめてあれだけは」って何のことだったんでしょう。
一方ヴィレッタはコーネリアにブリタニアに戻るか、黒の騎士団に残るか選択を迫られて迷っていました。そんな中でのコーネリアの、
「私が言うのもなんだが、世の中は爵位だけではないぞ」
という一言はカッコよかったです!コーネリアにもこういう一面があったんですね~。
黒の騎士団とブリタニアはあれから停戦が結ばれることに。ディートハルトはあれからゼロの消息がつかめないことからゼロの死を公表することを決めます。ギアスのことは国民が理解できないということで伏せておくことに。それはこの後ミレイから発表されます。
黒の騎士団の団員はもう皆ゼロのことを裏切り者扱いしています。玉城は絶対にゼロの親友にはなれないでしょう。ただ揺らぐカレン、ゼロの死に納得できないジェレミア、神楽耶、シンクーが何かしてくれるのではないかとちょっと期待しています。
ルルーシュは皇帝の元へ乗り込む前にリヴァルに電話し、皆の無事を確認。そしてリヴァルに
「リヴァル、会長に伝えてくれないか?
一緒に花火をする約束、守れそうにないって」
と、ミレイへ伝言を頼みます。実際あの写真にいたメンバーとはもう一緒に花火はできません…。ちょっとここは寂しさを感じました。こうして踏ん切りをつけたルルーシュは、
「リヴァル、すまない。カレン。C.C.のことは頼む。
俺は刺し違えてでも、あの男を倒す。
不老不死…ギアスの効かないあの男を倒す賭けにでる。
もうそれしか、俺には…」
と、決意して、皇帝の元へ向かっていきます。とりあえずC.C.についてちゃんと考えていたことにちょっと驚きました。
それからルルーシュはギアスを使い、ブリタニア兵を操り、一人先へと急ぎます。
妙な方向へ進みだしたスザクはあれからロイド達の下へ。そこではロイド、セシルがビリヤードをやっていました。このビリヤードと話との連動が上手いなと思いました。そしてスザクはロイドへランスロット・アルビオンを用意するようにと言います。が、スザクのことをよく分かっているロイド・セシルは、スザクを諭そうとします。
「ああ、枢木スザク専用に開発したナイトメアなんだけど、
今の君には渡したくないね」
「これは命令です。ナイトオブセブンとしての」
「ますます嫌になったよ」
「スザクくん、
あなたはフレイアを撃たない覚悟も必要だと言っていたわね?」
「セシルさん、兵器とはそもそも何でしょう?」
「枢木卿、子どもの議論をするつもり?」
これはロイド達の言っていることの方がもっともな気が。スザクはもうなんと言うか滅茶苦茶です…。強引に権力を使おうとしている辺り、今のスザクは軍人として何か間違っているような気がします。
と、そこでスザクを見かねてジノも会話に入ってきます。
「やめておけよ。スザク。らしくないだろ」
今のスザクにはジノも間違っていると思っている様子。ジノは分かっていますね。スザクの味方は今誰もいません。
と、そこにシュナイゼルとコーネリア、カノンが入ってきます。話はギルフォードの話に。シュナイゼルはこれまでのギルフォードの功績を称え、フレイヤ弾頭による攻撃を仕掛け生死不明になったことにしようと、ギルフォードの名誉を守ろうとしますが、ここでスザクはまたウザさを発揮。
「待ってください。フレイヤ弾頭を撃ったのは自分です」
と、自分がフレイヤを撃ったと、何があってもナイトオブワンになろうとします。ここまでスザクをウザいと思ったことも多分ないです…。それからスザクは、これまでの自分は甘かったと言い、
「結果より手段と言いながら、
自分が大事にしていたのは、理想や美学だったのではないかと」
と、開き直ってしまいます。これにはロイド達も呆れ気味。そしてスザクはシュナイゼルが自分をナイトオブワンにしてくれるのかとたきつけます。と、これにシュナイゼルも、
「私が皇帝になるよ。それなら問題はないだろう」
と、それにのってしまいます。唐突かと思われた皇帝宣言ですが、シュナイゼルは皇帝から自分のやっていることを俗事と言われ苛立っている様子。そしてシュナイゼルは皇帝は危険な研究の為に玉座をたびたび離れ、戦争をゲームと扱っていると、
「この世界に興味を失い、
皆が苦しんでいるのを、ただ眺めているだけの男に、
王たる資格はない」
と、皇帝は皇帝失格だと言い放ちます。こうして聞くともっともっぽく聞こえますが、シュナイゼルはどうもうさんくさいところがまだあるような気がします。
こうしてシュナイゼルはクーデターを仕掛けることを決意。スザクもこれに同意して、自分に皇帝暗殺を命令してくれと申し出ます。今のスザクに倒せるとはどうしても思えないのですが…。スザクは戸惑いを見せるジノへ、
「人を殺めるというのが自分の業ならば、ジノ。僕はこれを認めよう。
必要なものは、結果だ」
と、言い皇帝暗殺を果たすため、スザクも神根島へ向かいます。一方ジノはクーデターに賛同できず捕らわれの身に。ジノにも裏切りフラグが出てきたように感じます。
神根島へ向かったスザク。スザクはそこで遺跡に入ろうとしていた皇帝の前に。そして皇帝への感謝を述べた後、皇帝には二つの罪、王たる責務を放棄したこと・ギアスに手を染めた罪があると言い、何故助けようとすれば助けられたのに、ユーフェミアを捨てたと問いますが、皇帝はそれを嘲笑うだけ。それを聞いたスザクは皇帝を殺そうとします。
が、そこにナイトオブワン・ビスマルクが立ちはだかり、スザクを足止めします。ビスマルクにもギアスがかけられているようですが、一体どんなギアスをかけられているのか気になるところです。それともギアス能力者なんでしょうか。皇帝は俗事は任せると言い、遺跡へ。皇帝にとってスザクの行動は俗事に過ぎないようです。
スザクは実力者のビスマルクを前に苦戦を強いられていきます。スザクはギアスから逃げろと命令されても戦い続けますが、ビスマルクに敵わずとどめを差されそうになります――。
その頃の神楽耶・天子達。神楽耶はゼロを失った悲しみを堪えて、自分達の存在を今最大限に活用しなければと割り切り、黒の騎士団のために動こうとします。神楽耶はやっぱり精神面が強いですね。
黒の騎士団は扇が取り仕切っていますが、やはりゼロには敵いません。ディートハルトもこれを見て苦さを感じます。やっぱりゼロがいなくなった黒の騎士団は弱くなってきているようです。
苦戦を強いられていたスザク。と、ここで震動と共に神根島の別の場所にルルーシュ登場!スザクはこの隙に離脱、ルルーシュは、
「我が名はルルーシュ・ヴィ・ブリタニア。
マリアンヌ皇妃が長子にして、
帝国により捨てられし皇子」
と、ゼロではなく、仮面を外し王族として、この場に現れます。その後ルルーシュの作戦が発動され、ブリタニアは同士討ちが始まり混乱状態。スザクは、
『ルルーシュ。それは僕の十字架だ!』
と焦り先を急ぎます。またこのブリタニアでの騒動から神楽耶もただならぬことが起きていると察して、シュナイゼルに自分も行くと宣言、神楽耶・シンクーは、
「私は、この状況で皇帝陛下に刃を向けるものを、
一人しか知りません」
「私も同じです」
と、何かを感づいていました。2人はまだゼロが死んだとは思っていないようです。2人のこれからの動きも気になるところ。神楽耶がゼロの正体を知ることはあるんでしょうか。
事を起こしたルルーシュは皇帝の下へ急ぎます。ここのルルーシュは何だかカッコよかったです。王族という感じが。
マリアンヌ・C.C.もモルドレッドで神根島へ。マリアンヌはまずビスマルクを疑う言動をして、自分達への追及をかわすなどして、言葉たくみに場を潜り抜けていきます。
そんなマリアンヌにC.C.は後ろから「大した役者だな」と一言。そんなC.C.の傍にはチーズ君が・・・。さっきC.C.があれだけはと言っていたのはこれだったようです!C.C.本当にピザ好きなんですね・・・。
そしてC.C.は、
「その閃き、衰えてはいないようだな。
閃光のマリアンヌ。
流石はルルーシュの母親だ」
と褒めます。ルルーシュの話術はやっぱり母譲りのようです。その後マリアンヌは、
「助けるべきかな、彼を」
と、ルルーシュを助けるか迷う素振りを見せます。自分の手助けはいらないと思っているのかもしれませんが、助けてほしいです・・・。マリアンヌは思った以上に曲者なのかもしれません。
それからルルーシュは特殊な空間で、皇帝と再び対峙。ルルーシュはその空間に皇帝を閉じ込めることで、皇帝を捕らえようと考えていました。そしてその作戦は皇帝を動揺させるほど効果的なものでした。
そしてルルーシュは皇帝へ、
「貴様がつくったこのシステムが、
今貴様自身を閉じ込める魂の牢獄となった。
さあ、俺と共に永遠の懺悔に苦しむがいい!!」
と、宣言!果たして2度目の皇帝との戦いはどんな結果を迎えることになるのでしょうか。でもルルーシュが勝つところがどうも想像できません・・・。本当どうしたら皇帝を殺せるのか疑問です。
次回は「ラグナレク の 接続」遂に皇帝がラグナレクを使うのでしょうか。その時ルルーシュが一体どんな行動を取るのか、マリアンヌとC.C.がどう動くか気になります。いよいよギアスも核心に迫ってきました。
今回のプレゼントのコーナーで農家なジェレミアが出てきて思わず爆笑してしまいました。この鍬でオレンジ畑を耕すんですね。分かります。描いた人ナイスです!
00の予告も別バージョンになっていましたが、まだ仮面の人は出てこず残念・・・。EDは何だか石川さんっぽくて気になります。懐かしい・・・。2期は歌がよさそうで、そっちにも期待しています。
ではまた次回に!