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コツコツ一直線

好きな作品をアニメ・ジャイキリ・牙狼<GARO>中心に感想レビューしています。

TARI TARI 第10話「萌えたり燃えたり」 感想

2012-09-02 23:58:36 | TARI TARI(2012夏)

 ウィーン編後半。ヒーローショーに挑む合唱部の5人。ヒーローショーは無事終了するのでしょうか…?今回は合唱部の面々のヒーローショーに注目です!予想以上に盛り上がっていて、観ていて楽しかったです~。ラストはもうシンフォギアかと…!教頭に関することも色々分かってきて、何度観ても楽しめる、見所たっぷりの1話でした。


 はじめは教頭の回想。入院している和奏母のお見舞いにきた教頭。合唱部ではなく、今は声楽部だと訂正する教頭。部活名が変わった理由とは一体…?

 



 合唱部の面々がレンジャー役を務めることになった地元ヒーローショーの当日に。ウィーンは自宅からレッドの衣装を着てきて、皆を戸惑わさせます。かなり張り切っているのは分かるのですが、コスプレマナーでは本来衣装のまま来てはいけません…。

 レンジャーの衣装を着て、街へ出る合唱部の面々。ですがステージもなく、なんだか場違いな空気が…。しかも地元の人達唖然としていて笑。これはしんどいです。そんな中、張り切って出るウィーン。ある意味流石です。そんなウィーンを見て逃げたくなる外の4人ですが、出なきゃいけないと、恥ずかしがりながらも飛び出します!

 そうしてショー開始に!5人でポーズをとるシーンは昔のヒーロー物っぽい演出っぽくてびっくりしましたー。通りかかるトラックシュールすぎる…。
 しかもその後ショッカー(町内会の皆さん)まで登場~。町内会をあげて、ヒーローショーに挑みます。来夏のカレーパンチに笑。お約束ですが、ちょっとジャンルが違う~。

 ですがその途中町内会の人が一人、ぎっくり腰で退場…。でもこれも上手くアドリブで乗り切り、なんだかかんだで1回目のショーを終えますー。シュールすぎて笑いが止まらない~。唖然としていた街の人々も割引の宣伝という言葉に反応、子供達の反応も良い感じのようで、ほどほどに成功。この微妙な盛り上がり方もリアルでびっくりでした。なんだかジワジワきます~。
 



 2回目のショー。ショウテンジャーの注目度もどんどん上がり、観客も増えていきます。ぎっくり腰の人に代わり、ショッカーの一人に紗羽母が。紗羽母もですが、紗羽もやけに乗り気です!バイキンマン~。1回目はまだウィーン以外の面々は棒読みでしたが、回を重ねていくうちに、皆ノリノリに…!


「西之端商店街の平和は守られた!
 西之端ヒーロー
 ショウテンジャー!!」


 こうしてショーは順調に進んでいきますが、声楽部が後方で見ていて…?

 


 

 1日目のショーを無事に終えた後、ヒーローショーが好評だったことから、バイトの期間延長を提案されます!あと庭の描写が綺麗で見入ってしまいました。光が~。
 バイトをすることで、和奏の作曲に影響がでるんじゃないかと心配する来夏。でも歌がちょちょいでできる…これはタブーすぎます。最初そういう気持ちでやろうとすればするほど、できなくなっていく罠…。とりあえずこの日は保留にしておくことに。

 その晩、作曲で迷う和奏。教頭にアドバイスしてもらえばいいという紗羽母の言葉を思い出す和奏。教頭から話を聞くことはできるのでしょうか…?

 


 

 翌日、教頭が来夏の元に!話があると職員室に呼び出し。ショウテンジャーが原因だと考えながら、職員室に行く来夏・紗羽・和奏。話はやっぱりバイトのことでした。前回話やっぱり聞いていなかったんですね…。
 最初はいつものように怒っていた教頭ですが、これに1回許可をとってたと反論。和奏も一旦言ったことを取り消すのは変だと加勢に入ります…!


「合唱部はこのバイト最後までやります」

 
 こうして合唱部はヒーローショーのバイトを続けることに。ウィーン、ショウテンジャーが続けられることに嬉しさを感じていました。ウィーン超本気。この出来事で皆も結構やる気に…!でもウィーンにまた間違った日本知識が…。ウィーン回でも弄られるのは変わらないようで。

 


 

 悩む教頭、思い出すのは高校生の時の合唱部の和奏母との思い出。また教頭の名前は「なおこ」だと明らかに。
 その後和奏は教頭に母の話を聞こうと、あのテープを再生するのですが、教頭は恥じて急いで停止ボタンを。高校生の頃の思い出…黒歴史なのかも。

 そして和奏はお母さんがどうやって歌を作ったのかたずねます。その当時のことを思い出す教頭。思い出すのは海辺で口ずさみながら曲を作る和奏母の姿。たりたりらりら~と、タイトルに関係あるのかなと思ったり。と、和奏母は口ずさんみながら、歌を作っていました。当時のことを思い出した教頭は、和奏にアドバイスを――


<音楽って、音を楽しむってことじゃん!
 楽しまなきゃ!!>

「楽しんでいないからです
 作らなければならないと
 思っているうちは無理です
 それは作業です

 歌というのは、
 心の奥から自然に溢れてくるものでしょ」


 身にしみる、教頭の言葉でした…。まさか教頭からこういう言葉が出てくるとは…。本当その通りだなと思います。どんなに辛い時でも、その心を忘れたらきっと良い作品は作れないんでしょうね…。
 教頭の話に和奏も感謝。珍しく教頭がデレ…!和奏の悩みの解決にもなったようで良かったです。ギャグ回だと思ったら、しんみりするシーンもあるとは…さすがTARITARI。

 その後和奏母の最後のお見舞いした時のことを思い出す教頭。
 

「ありがとうなおこ
 最後に会えてよかった
 なんかね、ちょっと駄目みたい」
 

 あの時のように娘と曲を作りたい、それが和奏母の願いでした。その願いを知っていたから、これまで和奏への態度が来夏達とちょっと違っていたのかもしれません。
 また教頭は合唱部を作ったのは和奏母だと、何かこだわりを持っているようでした。和奏母との思い出を大事にしているからこそ、部活名を合唱部から声楽部に変え、来夏が合唱部をその名で立ち上げたことを怒ったのでしょうか…?教頭の思いが少し分かってきたような気がしました。

 


 

 文化祭の資金繰りに悩む合唱部。来夏はコンドルクィーンズのレコードを売ろうとしますが、値がつかないだろうと却下。とりあえずバイトを最後まで続けようと決意。文化祭に向けて頑張ります…!
 この日もショウテンジャーは大人気!まさかここまで人気になるとは驚きです。熱意を持って挑めば、何かついてくるものなんですねー。


 そんな中、来夏のバックを盗む泥棒が…!


 追跡する面々。ウィーンはヒーローになりきって犯人を追います…!


「悪は断じて許さない!」


 泥棒を追う中、正義の味方として頑張っていると、ヤンへ語りかけるウィーン。ウィーンは手紙が届かなくても、ヤンに声を届けようとしていました――。

 そうして追跡の結果、ウィーンは泥棒を取り押さえます!ボロボロになっていくウィーンに見ていてヒヤヒヤしました…。


「ヒーローはくじけない…!
 何故なら地球を回しているのは
 俺達だから…!!」


 ボロボロになっても立ち上がるウィーンが妙に熱いです…!ウィーン役の花江さんの演技がまた凄かったです!!


 そうして立ち上がりながら、主題歌を口ずさむウィーン。
 そして他の面々もその後に続き、合唱!


 なんという熱い演出…。まさか合唱部の「熱闘ヒーローガンバライジャー」が聴けるとは思わなかったです~。しかも本気!皆、相変わらず無駄に良い声。皆が泥棒に近づくシーンも妙に熱いです!和奏・来夏・紗羽が歩いていくシーンが何度見てもじわじわきます~。
 に、しても歌いながら戦う…まるでシンフォギアみたいです。そういえばシンフォギアには高垣さんが…。今回は高音凄かったです。さすが高垣さん。
 そうして5人揃って悪を成敗!!近くに見物人がいるのがまた~。


「正義と友情の
 西之端ヒーロー
 ショウテンジャー!!」


 こうして見事5人は泥棒を捕まえます!しかもこの活躍で、ショウテンジャーが地元の新聞記事に~。レコードもさり気に宣伝!記事、ちゃんとテキストも映っていて、よく読んでみると面白いです。記者の人のノリが面白すぎる…。



 
 夜、ヤンへの手紙に新聞記事を入れるウィーン。ウィーンはいつか手渡す日を夢見て、進み続けます――。


『いつかこの手紙が渡せることを信じて
 僕はやっぱり君に便りを書き続けます』


 ヒーローショーを通じて、ウィーンも悩みを吹っ切れたようで安心しました。手紙が届かないことにめげずに手紙を書き続けるというのも、ウィーンらしくて良かったです。作中でいつかヤンと再会できる時がくることを祈っています!



 Cパート。学校で測量をしている作業員。なんだか暗雲が…。建物を建て替えるみたいですが、このことと音楽…どう関わっているのでしょうか。ヒーローショーで明るい気分になったら、この展開…不安です。
 



 次回は「満ちたり欠けたり」文化祭に向けて進んでいく白浜坂高校。和奏の曲は完成するのでしょうか…?制服も衣替えで冬服に。今までずっと夏服だったのでまだ慣れません~。TATI TATIも残りあと3話、終わりに向けてどう進んでいくのか気になります…!

 前回、今回と素晴らしいウィーン回でした。今回は思った以上にヒーロー色が濃く再現されていて面白かったです。何度見ても面白いというのが凄い…。岡村天斎さん演出恐るべし。まさかTARITARIでここまで本気なヒーロー物が見れるとは思わなかったです。

 ではまた次回に!


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