色々あったDTBGも今回で最終回。1クールがとても短く感じました…。遂に再会した蘇芳と紫苑。いよいよ計画が動き出す時がきました。世界は一体どうなるんでしょうか…?さりげにジュライにも注目です。
結末はまあDTBらしいといえばDTBらしかったです。とりあえず大体のことが明かされてほっとしましたが、何故か心にぽっかり穴が空いたような錯覚がするのは何故なんでしょうか…?ではいきます。
遂に紫苑と再会した蘇芳。紫苑が倒れたのは対価のようですが…。そして紫苑は外に連れ出してくれと蘇芳に頼みます。
「月が見たいんだ…」
また外では紫苑を待っているかのような銀が…。いよいよイザナミとイザナギが出会う時がやってきてしまうようです…。
前半。蘇芳を追う霧原・ジュライ・マオ。マダムはそれから蘇芳が紫苑の元へ行った理由について、
「会わなきゃ成せないこともある」
と説明します。そしてマダムはすべてを話そうとしますが、追っ手が…。またもや先延ばしになってしまいました。
戦う黒と葉月。葉月の戦闘時の音楽は結構好きです。途中対価で黒にキスする葉月が~。本当に厄介な対価ですね…。
それから葉月は黒を追い詰めてトドメを刺そうとしますが、黒はそれでも自分が銀を殺すと宣言。
「俺がイザナミを殺す」
なんだかかみ合わない2人のやりとりでした。
で、ここで第三機関の小林が登場。そして小林は沢崎を殺したのが別の奴だと黒と葉月に説明します。どうやら鎮目が犯人だったようです。どうやらCIAと通じていた裏切り者のようで…。鎮目はCIAのスパイだったんですね…。いかにもという感じがしました。
一方博士の死体からジョン・スミスは足取りを追おうとしていました。に、しても今回のジョン・スミスはかなり小物っぽくてがっかりしました…。もっと黒幕的な存在かもと思っていたんですけどね…。残念です。
その事実に怒りを露にする葉月…。そこで葉月が鎮目とケリをつけることに。ようやく誤解が解けました。
「BK201、イザナギがお前を待っている」
葉月はそう告げた後、鎮目の元へ。そして黒と葉月は分かれてそれぞれの決着をつけに向かいます。
黒はそれから収容されていた銀の体と再会しますが、意識はなく…。どうやらこの体に既に銀の意識はなく、体は抜け殻で、あの動き出した銀がその銀の意識だそうです。遅かったと話す小林ですが…。
その後も続く小林と黒の会話。小林は銀が眠りに付くことを期待していましたが、今、銀はイザナミとして目覚め、世界を危機に陥れようよしていました…。黒はきっかけを作ってしまったと、自分を責めているようでした。今期黒がやさぐれていたのはやっぱりその後悔からだったんですね…。この辺は外伝が楽しみです。
そして黒は改めて銀と決着をつける決意をします――。
「イン…もう、終わりにしよう…」
最終回だからなのか今回はここぞというシーンの画がよくて満足しました。木内さんの演技がまた良い感じでした。黒と銀、一体2人はどうなってしまうのでしょうか…。
マダム達は謎な乗り物で脱出。途中でジュライがいなくなりましたが、ジュライは蘇芳に会いに行こうとしていました。ジュライの目的は蘇芳と関わりがあったのでしょうか…?
それからマダム達はパブリチェンコ博士と作ったというスーパーコンピューターのところへ。そこには紫苑のようなドールでない体がたくさんありました…。これらもまた紫苑がコピーした体の数々だったんでしょうか。
そこからマダムは計画について説明。どうやらマダムは紫苑の立てる計画にのったようです。それはCIAも騙しての計画。一体そこにはどんな狙いがあるのでしょうか…。
「あれは月ではない。あれは人類の生きた証。
紫苑君の能力を使ってコピーした、もう一つの…」
歩く蘇芳と紫苑。そんな中話は記憶の話に。紫苑が何故蘇芳に人間の記憶を植え付けたのか説明がありました。どうやら記憶を植えつけた理由は、人間らしさを更に演出するためだったそうです。確かにマンガとかアニメでもそういう記憶があると人間らしいなと感じますね。
で、その記憶は紫苑が人間らしい思い出を思い出して植えつけたものだったようで。記憶を植えつけた理由もちゃんとあったんですね。
また紫苑は契約者として覚醒した蘇芳がまだ感情を持っていることについて不思議に感じているようです。やっぱり蘇芳はやっぱり契約者として変なのかも。蘇芳は旅をしたことで自分はまた変わり、成長したと紫苑に話します。黒達との旅も無駄ではなかったんですね。旅が蘇芳を変えたのかもしれません。
そんな蘇芳の話に紫苑は自嘲するように笑みを浮かべます…。紫苑の体は更に衰弱しつつありました…。これも対価のようです。
そして歩く先にはイザナミに自殺を強いられた契約者の死体が…。気づくと紫苑が消えてしまい、蘇芳も謎なく空間に迷い込みます…。遂にイザナミ=銀に会う時が近づいてきました。
後半。紫苑を探す蘇芳。その中でジュライの観測霊を見つけ追うことに。一方ジュライはなんとマジシャンことオーガスト7と対面…!これにはジュライも驚いたようです。まさか2話で死んだと思っていたオーガスト7が生きていたとは…驚きでした。ここは1回目見た時は心の中で「生きていたのか~!!」と叫びました。松風さんがどんな反応をしたのか気になるところ。
戻ってくるようにジュライに促してくるオーガスト7ですが、ジュライはついていくことを拒みます。その理由は…
「あなたとは行かない。
僕は蘇芳といるのが好きなんだ」
と、蘇芳と一緒にいたいから…。意外なジュライのセリフでした。常に蘇芳についていたのはやっぱり任務だけのためでなく、気持ち第一だったんですね~。札幌での話ではジュライの本当の気持ちが見えず終わりもやもやしていましたが、今回の話を見て、あの話も今回に繋がっていたのかな…と思えました。
オーガストはそのジュライの選択を受け入れ、マジックを使い消えていきます。そして入れ替わるように蘇芳が!蘇芳に抱きつくジュライに萌えてしまいました。今回のジュライ最高です。で、ジュライは蘇芳を連れてどこかへ急ぎます…。
マダム・霧原。マダムは2人が出会ったことを感づいていました。
「2人が出会った…。イザナギとイザナミ」
鎮目と葉月。2人も決着をつける時がきました…。2人とも変態…確かにそうなのかも…。に、してもまさか2人が戦う時がくるとは思いませんでした。
蘇芳とジュライは紫苑の元へ。紫苑は既に銀=イザナミと会い、倒れていました…。蘇芳の元へ駆け寄る紫苑…。紫苑は遺言を蘇芳に残し息を引き取ります…。
「取引、終了だ。
プレゼントだ。僕の作った世界を見てきてよ」
「パパとママによろしく、お姉ちゃん…」
こうして暗躍してきた紫苑死亡…。あっけない死でした。に、しても最近桑島さんの役死ぬ役多いですね…。何故なんでしょう。
その後紫苑の意識が銀に――。そしてジュライの意識も取り込まれてしまいます…。
「望みを叶えた」
銀は次々と契約者の命を取り込んでいってしまい…。そこで蘇芳は銀と戦うことを決めます。蘇芳は黒との約束を思い出しつつ、銀を撃とうとします。嫁戦争のよう…。
が、ここで銀により蘇芳のペンダント=流星核が割れてしまい…。あのペンダントはやっぱり流星核だったんですね。これにより蘇芳は…。
マダムはそのころ実験の話をしていました。計画にはMEを使ってもコピーに記憶を長く定着させることはできないという問題が。そこで流星核を使い記憶の定着をさせることにします。蘇芳の旅はその記憶を定着させられるかどうかの実験だったようです。また流星核を失うということは、
「記憶を失う」
ということ。流星核を失った蘇芳は記憶を失っていきます…。
走馬灯のようにこれまでの旅のことを思い出していく蘇芳。ほとんどが黒のことというのがまた泣けてきます…。
『いや、いやだよ…、やめてよ…、やめて…
やめて…消さないでよ』
「僕の記憶を消すな――!」
そして黒とのあのやり取りを思い出し、たまらず銀を撃とうとします――。でもここで黒が蘇芳の元に。そして蘇芳から銃を奪い消し、意味深なセリフを…。
「次に行く場所で、これはお前に必要ない」
1回目見た時は天国か?とか思いましたが、2回目見るとこれも伏線だったんだなと思えます。
黒に抱えられる蘇芳…。ここの画も大事なシーンだからか画が素晴らしかったです。そうして蘇芳は黒に抱きかかえながら息を引き取っていきます…。
「次はどこに行くの?
僕達、ずっと一緒だよね…。
また旅を続けられるんだよね」
「ああ、そうだ」
「嘘だ」
「…!嘘じゃない。
俺はいつでもお前の傍にいる…」
「ヘイ…」
最後の最後で蘇芳の想いが報われるとは…。切なすぎでした…。黒は抜け殻になったジュライと蘇芳の体を並べ、悲しそうに見つめていました。
その後銀と黒の再会が…。
「ヘイ…」
その銀は元の銀のように感じました。銀は、黒にそっと歩み寄り、黒にあることを頼みます。
「まだ遅くない。私を殺して…」
お互いに微笑み合う2人。銀ももう黒に殺されることを受け入れているようでした。ここの黒の表情の移り変わりがまたよかったです。黒の笑みが~。こうして2人も終わろうとしていました――。
霧原・マオは黒の元へ急ぎます。その中で黒の星が光るのを確認。どうやら黒の本来の能力が戻ったようです。霧原も黒と銀のいる空間へ。そして黒が銀に能力を使うのを目撃します。そして、光に包まれてすべては終わりへ――。
ここからは超展開。幸せな蘇芳一家の様子が明るく描かれていきます…。途中のジュライの笑顔でなんか癒されました。契約者にならなければ普通の男の子だったんでしょうね。紫苑がいないのは死に際の蘇芳に言ったことから何となく分かる気がします。に、しても本当にここを見ている時はポカーンとしてしまいました。まるでエヴァTV版の最終回のよう…。
幸せな生活の中「何かが足りない」と誰かを求める蘇芳…。それでも今はいつか会える時がくると今は待つことを決めます。星を見ながら…。とりあえず今は、
「さよなら」
のようです。ですがどういうことなのかさっぱり理解することはできませんでした。ここは頭がハテナでいっぱいでした。
そのまま放心状態のままEDへ…。マダムと双子達。マダムは遠ざかっていく地球のコピーのような星を見つめていました。どうやら蘇芳・ジュライ達など、契約者は皆その星にいるようです。に、しても1期では人間と契約者が共存するために~と黒は決意したはずなのにこの結末。これでいいんでしょうか…。
崩壊した街の中での霧原とマオ。そこに何故か戦ってボロボロになった小林が~。まるで本当にゴルゴのようでした。終わったなという小林でしたが、霧原はそうは思っていませんでした。
「いえ、これからが始まりです」
なんかまた投げっぱなしなような…。そしてマダムが現われ、霧原達を救出。霧原達は生き残ることができました。
その後日本はアメリカの組織に乗っ取られることに…。第三機関の上部も始末され終わり。あっけないですね。2クールあれば色々できたんでしょうけど…。葉月と鎮目の戦いは葉月勝利で終わったようですが、葉月はどこに?
双子はゲートを求め、どこかに消えていきました。そしてジョン・スミスは目覚めた謎な銀髪少年を発見した後、意識を吸い取られ終わり…。この少年は黒と銀が融合したものなんでしょうか。ここは分からずじまいです。
その後霧原達はマオ・マダム・小林達と独自の判断で動いていました。霧原のストレートヘアーが~。しかも霧原達はその後皮肉にも組織と呼ばれるようになったとか…。意外な結末でした。
「その後彼の消息はきかない。
それでも私は彼が生きていると信じている…」
霧原はこれからも黒を追う決心をしたようです。また会える日はくるのでしょうか。に、しても2期の霧原と黒の再会って…。
最後は銀を抱え、星空の下歩く黒の後姿で終わりに…。
なんともいえない雰囲気の中、DTB2期は終了しました。一応大体のことは解決したように思えますが、何故かこう心にぽっかりと穴が開いたような感じがします…。10月に発売されたガイドブックを見て、分からないところもあるのがDTBと書いてあったのもあって、よく分からないところもあるものの、一応まあDTBらしい終わり方だったのかな…と何となく納得できました。
最後の方はあまりキャラが派手に死なないのが密かに驚きでした。特にマダムと小林が生き残ったのが意外でした。まあ最後の最後であっさり死んでしまったキャラもいましたけど…。1話のバーガーさんやエイプリルなど、ここまでキャラが毎回死ぬか生きるかヒヤヒヤさせられた作品は初めてでした。マジシャンの生存は意外でした。
でも1話のロシアの学校のみんなの存在意義って一体…。一部のキャラの扱いが雑だったのは1クールだから仕方ないとはいえ、ちょっと残念な部分でした。でもマオやジュライなど1期では深く分からなかったキャラの意外な一面が分かったりと良いこともありました。まさかマオの人間時のエピソードも出てくると思っていませんでした。
まあ結末はアレでしたが、DTBGは今期一番毎週楽しみにしていた作品でもありました。特に序盤は誰が死ぬか分からない怒涛の展開に目が話せず、アニメオリジナル作品ならではの楽しみを感じさせてくれたりと、とても観ていて満足させられました。個人的には話・画と共にDTBGが今期ナンバー1です!
でもやっぱりこの作品こそ、2クールで見たかったなと思います。黒と銀の再会、紫苑の計画、葉月と鎮目の戦いなどがあっさり終わったのがここまで面白かっただけに残念に感じました。OVAでの補完を期待したいと思います。
とりあえずDTBに関しては今後リリースされるOVA(外伝)をチェックしていきたいと思います。第1弾は黒と銀の2年前の話ということで楽しみです!今回見た後なら冷静に見れそうで安心です。でも今後どんな話が展開されるのか…気になります。色々謎は残りましたが、DTBらしい終わり方だったと思います。
で、1月からはデュラララ!!がこの時間帯に始まるということで、引き続き同じように追っていきたいと思います。予告映像でテンションが上がりました!デュラララ!!は原作が好き+バッカーノ!のスタッフということでとても楽しみにしていました。話は好き嫌いが分かれそうですが、このスタッフならクオリティ的にも安心して観ていけると思います。に、しても次の番組でも花澤さんが出ているって不思議な気持ちになりますね…。
では次はOVAの感想で!
後で時間があったらまとめ記事も書きたいと思います。