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コツコツ一直線

好きな作品をアニメ・ジャイキリ・牙狼<GARO>中心に感想レビューしています。

バッカーノ! 第10幕「チェスワフ・メイエルは不死者の影に怯え策略をめぐらせる」

2007-10-14 20:54:00 | バッカーノ!(BACCANO)(2007夏)

 今回はチェスメインの話。あの可愛い外見にして言うことは大胆です。あとアニメではどうやって声を出すのかと疑問に思っていたシャーネの声も9話にして初めて聞けました。意外に可愛らしい声をしていました。
 レイルトレーサーの正体も分かっていよいよ盛り上がってきました~。

・1930年

 こちらの年代ではまずアイザック・ミリアの出番が。この2人の出たときの音楽は和みます。エニスについて話していた2人でしたが、話はこれからどうするのかということに。アイザックは大きいマフィアだと追ってくる人が増えて大変だからと、どこにも属していない小さな組織を狙おうと提案します。そしてそのターゲットはフィーロ・マイザー達のいるマルティジョーファミリーとガンドールファミリー。ミリアもこの考えに賛成し、2人はまずガンドールファミリーへ行くことに。
 ガンドールファミリーへやってきた2人はちょうど幹部を皆殺しにした後酒を持っているダラス達を見かけます。ダラス達はこの酒を使って金を取ろうと相変わらずチンピラみたいなことを考えていました。が、これを見かけたアイザック達はダラスの持っている木箱を金庫と勘違い。早速木箱を狙うことにします。
 歩いているダラス達、と、そこにあのいつぞやの帽子屋で買った兜+虫の仮面とマントとをつけ、モリアーティック教授(アイザック)参上!!しかも服がタキシードで異様です。BGMも良い感じに特撮っぽくて、ここは盛大に吹いてしまいました。ダラスのしらけた目も最高!ダメだ、見るたびにどうしても爆笑してしまう…。BGMが神すぎます。
 しらけた空気の中、アイザックが「じゃあ切り裂きジャックでいいや」と妥協したことから空気が戻っていきます。キレるダラスでしたが、隙をついたミリアの故障爆弾により2人は木箱を盗み出します。と、その様子をエニスが見ていました…。
 ですが2人がダラス達から奪った金庫とおぼしき木箱の中身は酒。2人はがっかりします。が、気を取り直し今度はマルティジョーファミリーへ強盗しにいくことに。2人は神父・シスターの格好をしてマルティジョーファミリーへ様子見に行く事にします。マルティジョーファミリーへの入り口は「アルヴェアーレ」というイタリア語で「蜂の巣」という意味の蜂蜜の店。最初おかしな格好をしている2人を見て店番は怪しむものの、捜査官ではないと判断し、2人をそこから店内に案内していきます。
 連れて行かれた場所は地下の闇酒場。壁が光り輝く明るい場所です。ここは原作でもはっきりと絵で描かれていなかった部分だったのであまりの輝かしさに感激しました。当時は禁酒法時代だったので、こういう闇酒場が存在したようです。
 そこに案内された2人はチャイナ娘に席まで案内されたあと、とりあえず店の金庫を探そうとテーブルをぐるぐるまわりながら探索をします。アイザックは「客として自然に」と言っていましたが、明らかに不審者です。
 うろついているうちに、アイザックは奥から声を聞き取ります。そっちの行ってみるアイザック。と、そのあたりには無数の穴が。ここから地下でフィーロの幹部昇進の儀式を盗み見たアイザックは事務所は下だとふんで入り口を探そうとします。が、そこにチャイナ娘が

「あーーっ!お客サン!そこダメ!危ないヨ!早くどいて――!」

 とアイザックを止めに走ってきます!チャイナ娘の胸がアイザックに密着します。前のジャグジーの時といい、スタッフの皆さんは好きなんですね。多分。が、止めに入ったものの、モルサはその時すでに銃を撃ってしまいました・・・。その弾はアイザックに直撃はしなかったものの、アイザックの靴の先をかすめていました。とりあえず命は取り留めたようです。ですがミリアはあまりのショックで「アイザックが殺された~!」と叫んでしまいます。これが前の儀式後のミリアの叫びの理由だったんですね。
 急いでかけよるフィーロ始めマルティジョーファミリーの面々。と、そこでフィーロはその2人が今日帽子屋ですれ違ったカップルだったことに気づき驚きます。

「あんた達、昼間帽子屋にいた・・・」

「ああ、あの時の!」「すれ違った人だね!」

 ですが、フィーロはここで2人の衣装を見て勘違い。

「あんた達ファーザとシスターだったのか!?」

 一体この勘違いが次回どう伏線に繋がっていくのか気になるところ。その様子をエニスが後から見つめています・・・。


・1931年

 冒頭にはニュヨークの収容所に捕えられている黒服こと「レムレース」のリーダー、ヒューイの姿が!!アルカトラズ…でいいんでしょうか。そこにベリアムがやってきて、ヒューイに列車には自分の娘と妻が乗っていると言い、無条件降伏を要求します。ヒューイはそんなベリアムの思惑を見透かしたようにベリアムをからかいます。ベリアムはそれに「からかう気か、化け物」とはっきりと言い放ちます。それにヒューイは「ふふ、本音が出ましたな」と笑みを浮かべます。その後、鳥が飛び立つシーンが。そういえば年齢的にはヒューイの方が上なんですよね。よく忘れがちになってしまいます。
 苛立つベリアムにヒューイは軽い調子でこう告げます。

「ご安心なさい。彼らの野望は潰えます。
 レムレースが列車を占拠したというのなら、そこに私の娘も乗っているはずだ。
 娘は私に絶対の忠誠を誓っている」

「狂信者、シャーネ・ラフォレットか」

「彼らがしていることは、私にとってありがた迷惑この上ない事態とするならば、
 シャーネ…お前は迷わないはずだ」

 どうやらレムレースの動きはヒューイにとって思わしくない行動だったようです。これにシャーネはどう行動するのか注目です。一方そのシャーネはヒューイの為に動きを開始します。シャーネは列車の屋根に登り、そこを通ろうとする白服を倒すためにナイフを持ち、見張りにつきます。
 そして前回「食堂車の人たちを皆殺しにしてくれないかな」と、とんでもないことを言ってのけたチェス。チェスは大人と子供と表情をころころと変えてゆき、ラッドに取引を持ちかけます。大人モードのチェスは口調と外見とのギャップがすごいです。ラッドが取引を受けた場合チェスは20万ドル出すと言いますが、ラッドはチェスが子供じゃないと見破り、はした金でいいように使われるのはごめんだと言って断ります。
 でもチェスもそこは考えているのか、自分が大量の火薬を所持していることを明かし、取引相手のルノラータファミリーにラッドを紹介してもいいとラッドに言います。そしてチェスはある人の死体に用事があると自らの目的を明かします。

「乱暴に吹っ飛ばすわけにはいかないのです」

 と歪んだ笑みを浮かべるシーンは軽く恐怖です~。「ねえ、お兄ちゃんやってくれるよね」と無邪気を装いラッドに問いかけるチェスでしたが、ラッドは

「そんな余裕のある目をされてみろよ、嫌でも殺したくなっちまうじゃねぇか!」

 と言ってチェスに銃を打ってしまいます!ラッドはチェスが倒れたあと部屋から出て行ってしまいますが、その後チェスの体は見る見るうちに復元されていきます。そして無傷のまま目が覚めます。過去の話でおおよそ検討がつくように、やはりチェスも不死者でした。チェスはこの後

「使えない奴…どうする?あいつはあてにならない。
 このままでは他の不死者を探すことができない…!
 あの時、いつの間にか、本名を名乗ってしまっていた。
 と、いうことはあの場に不死者がいたということだ。
 …食われてたまるか!先に食ってやらねば!」

 
 と毒づき、部屋から出て行きます。が、それを見つめる存在がひとり。「あいつ、さっき死ななかったっけか?」と言う存在。それはクレアでした…。

 一方ジャグジーとニース。前々回キスをした時のシーンから。今度はニース視点。あの突然のキスについての真相が明らかにされます。「今のが…初めてです」と、実はあれが2人にとってのファーストキスだったようで…。それを知ったニックには2人は付き合い始めて10年になるのに~と言われてしまう始末。でも、ジャグジーがかなり決意してこの先行動しようとしていようという気持ちが現れているように思いました。その後2人は列車の屋根に登ります。が、そこにはシャーネが。シャーネには隙がなく2人はそこで足止めを食ってしまいます。
 一方ラッドは仲間からチェスを殺すこともなかったんじゃないかと言われていました。が、ラッドはこう言います。

「あいつの目を見たか!自分は絶対殺されないってツラしやがってよぉ。
 奴は俺達に殺されないと確信していた。
 このラッド・ルッソ様をなめてくれたんだぜ~。
 何と言うか殺人ゲージマックスという感じよ~」

 と、ラッドは自分は殺されないという目をしている人が気にくわないと言います。この考えはこの年代の話ではあんまり好きになれませんでしたが、原作の1934年編を読んでから何だか好きになりました。悪役でなければ頼もしい考えだと思います。そしてその後の言葉では、

「しかし気にくわねぇ。
 あいつは最後の最後まで余裕の表情を浮かべてやがった。
 なんでだ、ちくしょうめ!」

 と、チェスの打たれる瞬間の表情を思い出して腑に落ちない様子を見せます。そんな風に悔しがる中、メンバーの一人がナイフを持ち、屋根にいるシャーネを発見。それを見たラッドはやる気満々で屋根へと登っていきます。
 そして屋根で待機していたシャーネ。シャーネはラッドが登ってくる前に白服を着たヒューイと心の中で会話していました。これはシャーネの妄想とかではなく、おそらく先の話に出てくるヒューイに従う「ヒルトン」の力によって実際こうして会話していると思われます。以下、2人の会話。

「何をしている、シャーネ」

「白服たちはここを襲ってくるかもしれない」

「愚かなグース達を守ってやるつもりか。練習はお前を殺す気だぞ」

「分かっています。貴方を奪還出来れば、私は用済みになる。
 彼らに必要なのはあくまでも不死の秘密。
 彼らの目的は自分が不死者になること。
 私も貴方も本当は彼らにとってどうでもいいこと」

「かしこいな、シャーネ」

「貴方から授かった知識を守るため、私は声をなくした。私はもう怖くはない。
 貴方を奪おうとする者を恐れない」

「私を守ってくれるというのか、シャーネ」

「貴方は不死者。貴方は老いない。
 私はやがて貴方の年齢を超え、やがて貴方より先に死んでゆく。
 けれど貴方は私をただ一人愛してくれるもの。貴方は私のただ一人の家族。
 だから貴方を奪われるわけにはいかない。誰にも渡すわけにもいかない」

 と、シャーネは心の中でヒューイへの忠誠を確かにします。そのヒューイへの忠誠心は強く、すべての事実を知ってもそれは揺るぎませんでした。途中の鳥が飛ぶ演出も良い感じでした。でも最後の「貴方は私をただ一人愛してくれるもの」には何だか寂しさを感じます。この先シャーネを愛してくれる存在がヒューイ以外に現れるといいんですけどね…。意外にシャーネの声が少女っぽくて可愛さがあって驚きました。もっと強そうな声をしているのかと想像していましたが、これはこれでいいかも。
 ヒューイへの忠誠を改めて誓う中、シャーネの目の前にラッドが現れ、攻撃をしかけてきます。シャーネはこれに警戒。ラッドはシャーネが冬の寒い中、自分を待っていたことに対し、

「これはもはや愛だ――!!」

 と狂った考えを導き出し手足広げシャーネに攻撃をするべく向かってきます。ここはもう1930年の仮面アイザックの時並に笑ってしまいました。面白すぎる…。そしてラッドは

「受け止めたぜ…。お前の巨大な愛を。
 今度はお前が俺の愛を受け止めてくれ!
 愛してるぜ、だから死ね!!」

 と言い、シャーネへ銃を放ちます。が、放った弾はシャーネがなんとナイフでまっぷたつにしてしまい…。なんと言う神業!!ここからはシャーネとラッドの超人バトルです。特にシャーネのナイフさばきが凄すぎます…。防戦一方だったシャーネですが、次第にラッドへ攻めていきます。そしてラッドを標識へ吹っ飛ばしてしまいます!シャーネすごすぎ…。その後シャーネはラッドを追い、ニース達の前を通り過ぎていきます。この超人バトルを見ていた2人は「あいつら化け物だ…」と呟きます。しかし、そこを黒服に見つかり、2人は黒服に連れて行かれてしまいます…。


・1932年

 こちらの年代はイブがグスターウォファミリーから逃げ出してからの話。グスターヴォのパジャマがおもしろすぎ~。ハート柄!角砂糖の人はイブの行方について、嘘を言っている辺り何かありそうですね。
 イブは逃げている中で車に乗ったエレアンに無事助けられます。エレアンはこういうふうなめに合わせたのは自分達のせいだとイブに謝ります。そしてエレアンはイブへの罪悪感でダラスの失踪にはガンドールファミリーが関わっているとイブに教えます。それを聞いたイブはエレアンにガンドールファミリーへ連れていくようにとお願いします。ヤクザ屋さんがなんか面白い。
 その後イブとエレアンはガンドールファミリーへ。まず2人は鋏の拷問魔であるチックに会います。さり気にこのキャラ、声が山口さんと豪華です。鋏を使うシーンには寒けが…。そこにラック始め、ガンドール3兄弟が現れます。真っ先にイブはダラスの行方についてラックに問います。その問いにラックは「どうしても知りたいのですか?」と前置きした上で、真相を話そうとします。が、そこにルノラータファミリーが乱入してきて、ガンドール3兄弟を打ってしまいます。
 ですが、ガンドール3兄弟は死なずにピンピンしていました。これに動揺を隠せないグスターウォ。そのことについていつものようにネチネチとガンドール3兄弟を問い詰めようとします。と、そこにイブが現れます。イブを見たグスターヴォはそら見たことかと言わんばかりに、また3人に銃を向けます。が、3人はすぐに生き返り、無傷のまま。そしてラックのこの一言で、反撃を開始します!

「まあ、この世には、こういう力や掟もあるってことですよ」

 なんだか経験者は語る・・・と言った説得力のある言葉でした。


 次回は「シャーネ・ラフォレットは二人の怪人を前に沈黙する」やっとフィーロとエニスが再会するようで楽しみです!あとシャーネがクレアと対面するシーンも楽しみです。
 あと前回との放送の間にDVD限定エピソードに登場するグラハムの声が、やっと発表されワクワクしています。まさか杉田さんがくるとは思ってもみませんでした。キョン~。
 グラハムはラッドの弟分とだけあってラッドと同じくらいイカれているキャラで、演じられるのはベテランの人でないと無理だと思っていましたが、杉田さんならば演じることができそうですね。これで咎狗のケイスケを思い出したのは、私だけではないはず…。つなぎつながり~。更にグラハムが好きになりそうです。とにかく5巻の発売がとても楽しみになってきました!



2 コメント

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トラックバックありがとうございます。 (niseumigame)
2007-10-15 00:42:12
咎狗のケイスケ、自分も思いました!
青いツナギだし…グラハムはドライバーじゃなくてスパナですけど。
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コメントありがとうございます! (管理人:ソウキ)
2007-10-16 21:22:14
niseumigameさんコメントありがとうございました~。
やっぱり咎狗を知っていると思い出してしまいますよね。特に両者、工具を振り回しているところが!今思うと結構この2人結構似ている部分がありそうです。

ではでは~。
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