コツコツ一直線

好きな作品をアニメ・ジャイキリ・牙狼<GARO>中心に感想レビューしています。

CLANNAD -クラナド- 第2話「最初の一歩」

2007-10-13 16:37:30 | CLANNAD 1&2期AFTER STORY(2007-2009)

 今回もまた女の子キャラが登場してきてにぎやかです。そして朋也の過去話も出てきて気になっています。でもキャラが多いと感想も大変です。見ている分には見所がたくさんあって面白いんですけどね・・・。


 始めは前回からの続きで、渚が朋也に語りかけるシーンから。

「もしよろしければ、あなたをお連れしましょうか?この街の願いの叶う場所に」

 意味深なセリフの後、渚は朋也に「こんなところで何しているんですか?何か家に忘れ物ですか?」と話しかけられます。朋也は動揺しつつも「散歩していただけだ」と受け答えします。このセリフはどうやらお芝居のセリフだったらしく。たまたま朋也が通りかかったからやってみたようです。これに朋也は拍子抜け。でも渚は演劇部再建を決意したようで、

「どこまでやれるか分かりませんけど、頑張ってみようかと」

 と朋也にそう意欲を見せます。これに朋也も嬉しそうです。さて、演劇部再建は実現するのでしょうか・・・。

 CM明けにはまた謎な幻想世界が。また少年のモノノーグが入ってきます。そのモノノーグの中にはまたガラクタで遊ぶ髪の長い少女が。

「少女の生活は、孤独だった。少女以外には誰もいなかった。
 それは当然だった。
 ここからは何も生まれず、何も死なない。そんな世界だ…。
 その体は僕のためのものだったのだ。僕は望めばいいのだろうか?
 この世界に生まれることを…。
 この世界でただ1つの温もり…いつしか、僕はそれを求めたーー」

 この少年の言葉はどこか朋也のものにも思えるんですが、一体この声は誰のものなんでしょうか。謎だけが増えていきます。とりあえず今は幻想世界の描写の意味すら分からないので見ていくしかないですね。

 再び学校パートに。こちらでは朋也が渚の演劇部再建に協力するのを「退屈しのぎ」と思いながら、学校へ登校していました。と、そこに「朋也、避けて!!」と杏がバイク(原付)で突撃してきます!これはかなりあぶないですね・・・。朋也はよけきれずにバイクにぶつかってしまいます。ですが杏は

「ちょっと、気をつけてよね!」

 と逆切れ。これはないんじゃないかと・・・。朋也はもちろん「こっちのセリフだ!殺す気か!!」とキレます。これは朋也の方が正論ですね。無理もありません・・・。杏はどうやら先週に免許をとったばかりらしく運転に慣れていなかったようです。バイクは慣れてから乗りましょう。危険です。杏は朋也にバイクをぶつけても強気でした。
 そこに陽平が通りかかり朋也に話しかけてきます。杏を「荒っぽい女」と言った後、陽平は

「借りは早めに返しておきたいからね。もう一人の荒っぽい女にさ」

 と、智代へのリベンジを誓います。前回あっさりとやられたのに、まだ懲りていないようです・・・。そしてすばやく場面が切り替わり、再び陽平、朋也は智代の前に。

「しつこい奴だな」

「この間は腕がなまっていただけだ!今日は違うぜ!!
 登板間隔が開きすぎるとなぁ!いいピッチャーだって!
 打たれちまうんだよぉ!」

「すごくカッコ悪い例えだぞ、それ」

 こういうことを言っている時点でもう陽平は智代には敵いませんね。陽平の例えがワケ分かりませんでした・・・。朋也は前回変わらず距離を置いて陽平を見物します。智代は本当に呆れた様子。智代は最後通告とばかりに、

「悪い事は言わないから、もうやめておけ。
 それとも学校に来られなくなってもいいのか?」

 と呆れ顔でそう陽平に問います。でもその智代の心遣いももなしく陽平は

「学校に来られなくなるのは、さて、どっちかな?」

 と無駄に威勢だけはあります。智代もこの言葉を聞いて「しょうがない奴だ」とぼやき、朋也に「証言してくれるか?正当防衛だって」と聞きます。智代は朋也が陽平に仕方なく着いてきたことを分かっていたようです。朋也はそれに「ああ、実際その通りだしな」と頷きます。朋也も朋也で薄情かも・・・。でも2人のやり取りは面白いです。智代は最後に

「さてどうする?しばらく地上の人じゃなくしてほしいか?」

 と最後に陽平に聞きます。でも陽平の変わらない態度を見て智代は、ストⅡのチュンリーのごとく、すさまじいケリを何発も陽平にかましていきます!しかも528Hits!!ここは色々とすごかったです・・・。智代はもう超人・・・。このケリをかます様子を見て朋也はと言うと、「おお、飛んでる~」とかなーりのんきなツッコミ入れつつ、智代に協力したりします。こののんきさが好きです。
 その後陽平は智代にダストシュートにつっ込まれ、3階からの高さから1階に落とされてしましました・・・。ここの

「外すと落ちるがどうする?落ちたいか?そうか」

「ボク、何にも答えてないっす!!」

 と迫る智代が恐怖です~。これは普通は助からないでしょう・・・。でも陽平なので「このままじゃ終らなねぇぞ!」とピンピン。朋也の「あいつなら大丈夫さ!」とやけにスマイリーな表情が良い感じ。まだまだ陽平の無謀な挑戦は続きそうです・・・。
 智代は陽平を落としたあと「こんなことはもう終わりにして欲しい」と言い、その場を後にしようとします。でもその時智代は朋也にこう呟きます。

「けど、お前たちを見ていると、少しだけ懐かしい気もするな」「え?」

「何でもない。忘れてくれ」

 ここの智代の表情はどこか切なさが。智代にも過去に何かあったのでしょうか・・・。

 その後朋也は校舎をぶらついていました。その最中で同級生の男子から幽霊話を聞きます。その男子が言うには「向こうから話しかけてきて、呪われたアイテムを渡していくんだ」「見たところ女の子だけど、どっか変」とのこと。でも朋也にはまだその正体は分からず・・・。
 話を聞いた後、朋也は一眠りしようと図書館へ。が、そこにはシートを引き、一人理数系の難しい本を読む女の子が。名前は一ノ瀬ことみ。ことみが本の1ページを切り取ろうとしたところで朋也が「勝手に切り抜いちゃダメだろ!」と注意に入ります。まあごもっとも。ことみはとりあえず手を止めます。その後ことみは弁当箱を広げ、

「私の自信作なの。特にこの辺が」

 と朋也に自分の弁当を見せます。玉子焼きがなかなかおいしそう。そしてことみは「食べる?」と朋也に弁当をすすめ、それに朋也は「せっかくだから」と拝借します。味もバッチリだったようです。ことみも嬉しそう。
 ここでチャイムが鳴り、朋也は授業があるからと図書室から出て行こうとします。ことみは寂しそうです。そんなことみは別れ際に

「またね」

 と朋也に声をかけます。これはまた出会いがありそうですね。順調にフラグが立っている感じが。
 教室に戻った朋也は委員長の椋からことみについて聞きます。ことみは全国模試で全教科10位以内に入る天才少女なのだとか。全国10位とはすごすぎですね・・・。そしてそのため授業に出ず、勉強していてもお咎めはなしとのことで、校内では有名な存在らしいです。朋也はこの椋からの説明でことみがどこか変わっていることに納得します。
 その後話は杏がバイクで登校していたことに。朋也は「どうしたもこうしたも、あいつ・・・」と苛立ちます。と、そこにまた本がすごい速さで飛んできます。投げたのはもちろん杏。杏は教室かた朋也を連れ出して脅し、バイク通学していること(停学になるため)は黙っておくようにと言います。朋也はひとまず納得したような様子でしたが、朋也はここで引き下がりませんでした。なんと教室の皆の入る前で、大声で杏がバイだと言ってしまいます!!これに皆一瞬沈黙するものの「確かに男っぽいもんな・・・」と納得してしまいます。これを聞いた杏はまた朋也を教室の外へ連れ出し胸倉をつかんで脅そうとします。でも椋はうのみにしてしまい・・・。

「お姉ちゃん、今の話・・・」

「あんたまで信じるな!バイクよ、バイク、原付の話!!」

 と、杏がこう否定したところでこのシーンは終わり。このシーン、不意に柊姉妹が頭によぎりました。

 朋也はまた校内をぶらつきに。と、中庭でひとり掃除をしている渚発見。すかさず話しかけます。その後演劇部部室へ。2人は部員を集めるべく話し合いをすることに。とりあえずまずは説明会を開く事にします。ここで朋也は演劇部が再建しても部員にはならないと渚に告げ、活動の最終的な判断は渚がするようにと言います。戸惑う渚ですが、ひとまず納得します。
 その後説明会の告知をした張り紙を作ろうということになり、渚がイラストを書くことに。ですがそのイラストは「だんご大家族」づくし!!画面いっぱいに書かれただんご大家族には迫力があります。これは現実にも流行っただんご三兄弟みたいなものなんでしょうね。一時期すごい流行りましたが、何故あそこまで流行ったのか今にしてみれば謎です・・・。渚は「私、大好きなんです」と言いますが、朋也はそのイラストを見て

「なんでよりによってだんご大家族なんだよ~。流行遅れだろ、そんなもん」

 
とバッサリ。でも落ち込む渚を見て朋也は「好きにやればいい」と結局OK。その後渚の「トンカツ!」という言葉の意味が明らかに。どうやら落ち込んでいるときに自分を励ますおまじないらしいです。そんな生き生きとした渚を見た朋也は、

「トンカツより、だんご大家族買って行こうぜ。ちらし貼り終わったらさ」

 と微笑ましげに渚に声をかけます。やっぱりこの2人のシーン見ていて思うのですが、何故朋也が無条件に渚にかまうのか謎ですね。ひとめぼれでは説明できない気が・・・。

 その後朋也は張り紙貼りで「つくづく俺もヒマだよな」とぼやきながら校舎を回ります。そんな中ある教室でひとで(星?)を木彫りしている女の子伊吹風子に出会います。朋也は風子に興味を持ったのかまた軽く話しかけます。朋也みたいな性格のひとだったら話かけなそうな気がするような・・・。声をかけられた風子はビビり後ずさり。でも彫っているものが何かと聞かれると、自分の世界に入りなんだか表情をキラキラさせます。うーん、やっぱり不思議系。
 朋也はふと彫刻刀で手を切った風子の手を見て彫刻刀を取り上げてしまいます。ここのハイタッチのシーンは面白かったです。シュートから入るんだ・・・。そして朋也は「これは預かっておく。じゃあな」と言い残しその場を後に。・・・普通危ないからと取り上げるものでしょうか。普通出来ませんね・・・。

 朋也が最後の張り紙を張り終わった時、そこに陽平が現れます。陽平は打倒智代の為に特訓していたらしいです。無駄っぽいですね。そして部活に張り切る朋也に、

「お前が部活なんて忌まわしいものに興味を持つなんて驚いたよ。
 お前、部活やってる連中なんて吐き気がするほど
 嫌いって思ってたんだけどね。
 ま、そのうち詳しく聞かせてもらうさ。じゃあ」

 と、朋也の過去にまつわる発言を残し去っていきます。陽平は軽い気持ちで言ったのでしょうが、朋也の顔は強張ってきます。何か朋也には重い過去がありそうな予感が。と、そこに運悪く渚が。渚は今の会話を聞いていたようで朋也に、

「岡崎さん、部活が嫌いなんですか」

「つまらない話だ」

 その場では朋也はそう言い流します。過去に何があったのでしょうか。
 その後家に帰ってきた朋也。どうやら渚にだんご大家族を買ってあげようとしたものの、店頭に商品がなく、三色だんごに顔をつけ、だんご大家族を作ることにしたようです。その作業をしている中、朋也父が登場。朋也父は朋也に優しく手伝うといいますが、朋也は父の他人行儀な言い方に苛立ちを覚え、また外に出て行ってしまいます。朋也はこの父親の他人行儀な態度が許せないようですね。でも朋也のここでの「俺はあんたの何なんだよ!」という言葉からすると父次第で、どうにかなるのかもしれません。
 また公園に向かう朋也。そこにはちょうど渚が。朋也は持ってきただんご大家族を渚にあげます。これに渚は大喜び。でもだんご大家族を見ている中、今日の掃除のことで落ち込んでいたことを朋也に打ち明けてきます。最初は皆で掃除していたのに、いつの間にか一人になってしまったと。けれど渚は

「いつも、いつだって不器用で。昔からそうやってからかわれることが多くて…。
 でも今は元気になりました。岡崎さんのおかげで」

 と、朋也のおかげで元気になれたと伝えます。その言葉に朋也も何か感じることがあったのか、朋也は自分の過去のことについてちょっと語ります。

「さっきの話だけどさ、俺と春原はスポ薦入学なんだよ。
 スポーツ推薦、知ってるだろ?春原はサッカー、俺はバスケ。
 ただ入ってすぐ辞めちゃったんだ。ちょっと事情があってさ。」

「バスケ、嫌いになっちゃったんですか?」

「それはないけどな、ボールにも長いこと触ってないな」

 この話を聞いた渚は朋也に

「岡崎さん、それなら明日の放課後、私とバスケやりませんか?
 私、こう見えても運動神経いいんです。放課後、グラウンドで待ってますから」

 と提案を持ちかけてきます。渚は純粋に朋也のことを想っていったことだったのでしょうが、朋也の表情は「あ、いや、俺は」と晴れません。これは何かありそう。でも渚は「バスケやりましょう」と笑顔で誘ってきます。朋也はこの笑顔を前にして断ることができず…。ここで某バスケマンガを思い出してしまった人は私だけでないはず。

 約束の翌日。天気は雨。朋也はだるく授業をさぼろうとしますが、ふと渚との約束が気になり雨の中学校へ。来ていないだろうとふんでいた朋也でしたが、渚はちゃんとグラウンドで待っていました。この渚を見て

「バカか、お前!雨降ってるんだから帰ればいいだろ!」

 と苛立ちます。でも渚は笑顔で

「でも、私がいない間に岡崎さんが来たら会えなくなっちゃいます」

 と答えます。渚は良い子なんだなーと思った瞬間。朋也は尚も苛立っていましたが、渚は変わらず笑顔で答えます。

「私、いつも岡崎さんに助けられて…。
 だからせめて一緒にバスケするくらい。ご恩返しに――」

 そして渚は朋也に

「なら、シュートだけ見せてください。
 私、見たいです。バスケ部だった人のシュート、傍で見たことないんです。
 こう、構えて格好良く撃つんですよね?私なんかと違って、
 下投げじゃないんですよね」

 とシュートを見せて欲しいとお願いします。その言葉に朋也は答えようとバスケットボールを上に投げようとしますが、ボールは手を上げた瞬間、もなしく手元から落ちていきます・・・。愕然とする渚。そんな渚に朋也は、

「右腕が上がらないんだ。
 中学3年の時に、親父と喧嘩して、右肩を痛めたんだ。
 肩から上に上がらない…。もうバスケはできないんだよ…俺は」

 と悲しげに渚に語ります。雨が更に悲しさを物語ります・・・。一瞬それ昨日の内に言っとけ!と思ったものの、きっと辛くて言えなかったのでしょう。ここで気になるのは父との喧嘩。この1件が今の父の他人行儀な態度と関係あったりするのでしょうか。でも中学3年の時に怪我しては推薦は普通取り消しになると思うのですが、この辺はどうなっているんでしょう。ここの方が気になるかも。
 渚はその朋也の言葉を聞いて深く悲しみます。

「ごめんなさい、私、岡崎さんを…困らせて――」

 こう呟いた後、渚はその場に倒れてしまいます――。


 次回は「涙のあとにもう一度」渚が倒れた後のことも気になりますが、次回予告では特にそこの映像はなく、朋也が渚を励ましている場面ばかりでした。次回はキャラのことより、もう少し話をじっくりと進めて欲しいなーと思います。キャラが出すぎて収拾が~。
 2話は何というか主人公、フラグ立てすぎ!という感じがしました。校舎をぶらついている辺りはゲームならではの描写ですね。あとよく朋也は知らない女の子に気安く声をかけられるもんだな・・・と感じました。特に風子辺りは。まあ女の子と出会い、会話しなければ、話が進まないだろうからと納得しておきます。2話も面白かったです~!