Fate/Zeroいよいよ放送再開する時がきました…!2クール目のはじまりですー。俺達の戦いはこれからだ!という感じで準備体操の段階で終わった1クール目。その分2クール目は終わりに向かってひたすら突き進んでいくことになります…!聖杯戦争勝ち残るのはどの陣営になるんでしょうか?クライマックスがどう描かれるのか今から楽しみです!
Fate/Zero2クール目はじまりの1話。ですが事前に総集編があったからか1クールのおさらいをすることなく、いきなり1クール最後、セイバーがキャスター=触手に立ち向かっていくシーンから今回スタートしました!1クールの続きを早く観たい!と思っていたので、その気分が下がることなく、話にまた集中できて良かったです~。
ですが今回ではまだキャスターは倒されず、決着は次回へ持ち越し。1話丸々あの触手と向き合って終わりとは…セイバー達、本当にお疲れ様です。そして遂に龍之介死亡!遂にマスターから死人が…。
今回長い時間をかけて描かれたのは時臣・雁夜が対峙するシーン。1話から待っていたその時が今回遂に…!おじさんキャラが向かい合うシーンがここまでじっくり描かれるって、アニメでは本当に珍しいな…とか思ったり。10代キャラにはない濃さを感じるシーンでした。
時臣を殺そうと意気込む雁夜…!対峙した二人、話題は桜のことに。桜を間桐に養子に出した時臣を責める雁夜。ですが時臣の思考はそこを通り越していて…。二人の考え方・在り方はまったく異なっていました。これまで作中ではあまり感じなかった一般人と魔術師の差…ここではっきりと示されました。
勇気もなしく時臣の言葉に押されっぱなしになってしまう雁夜…。雁夜おじさんの小物っぷりに泣けました…。
そして時臣の言葉にキレた雁夜は蟲を総動員して、時臣に立ち向かっていきます…!こうしていよいよ二人のバトル開始に!余裕の時臣、必死な雁夜…。二人の対決はどんな結末を向かえることになるんでしょうか。
その二人の戦いをじーっと物陰から見ている綺礼…一体何を感じているんでしょうか。何故綺礼がアサシンのマスターに選ばれたのか分かった気がします…。
OP・EDも新規のものに。OPはKalafinaで「to the beginning」梶浦さん作曲。終わりへ向かっていくFate/Zeroを激しく盛り立てている感じがしました。聴いていると早くクライマックスが観たくなります~。
1クールがキャラ紹介的なOPだったからか、2クール目ではそれぞれのキャラの戦い前の様子が描かれていたりと、また方向性が違ったものに。2クール目は死闘ばかり続くので息抜き的な感じがして良かったと思います。
重点を置かれて描かれていたのは幼少の頃の切嗣と今の切嗣の対比。切嗣が何故ここまで正義にこだわるようになったのか…気になります。
アイリが黒い涙を流すシーンは今後の展開を暗示しているようで怖かったです。2クール目であのシーンまでいってしまうんですね…。今から心の準備をしておきたいと思います。2クール目のEDが切嗣・アイリメインだけにもう苦しいです…。
では以下個別感想ー。
・衛宮切嗣(セイバー/アーサー王)(アイリ、舞弥)
セイバーは今回ひたすらキャスター=触手と向かいあって終わり。触手が思った以上にリアルで怖かったです…。もう向かい合うどころか見るだけで嫌になりそうです…。
そして切嗣は今回
キャスターのマスター・龍之介の暗殺に成功。
こうしてマスター側にも遂に死人が出てしまいました…。に、しても切嗣人をあっさり暗殺しすぎ~。これで違う人だったらどうする気だったんでしょう。なんか「まあいいや」で済まされてしまいそうな予感が…。2クールになっても小山さんの舞弥がまあいいやにしか聞こえず困り中。
切嗣もまたキャスターが暴れることによって人間社会影響が出るのを警戒しているようで、キャスター退治に関して考え始めます。キャスターを倒すためには一気にキャスターを消滅させる必要があるようです。
そこで出てきた考えはセイバーの宝具を使い、
キャスターを一気に消滅させること。
やっぱりここぞという時にキーになるのはセイバーのようです。ですが今、セイバーはランサーによって力を封じられている状態で…。そこで切嗣はランサーが持つ「騎士道精神」に目をつけ、呪いを解除しようと考え出します。もうセイバーの意志なんてまったく関係ナッシング。本当セイバーのことは駒同然なんですね…。更に関係悪化していきそうなセイバー・切嗣。これで聖杯戦争最後まで勝ち残ることはできるのでしょうか…?
・ウェイバー・ベルベット(ライダー/イスカンダル)
・ケイネス(ランサー)(ディルムッド)
今回どちらもセイバーと一緒にひたすらキャスター=触手に立ち向かっていました。ライダーとランサーは本当にカッコいいですねー。2クールに入っても画がしっかりしていて安心。そして3ヶ月しか経っていないのに何故か感じる懐かしさ…。3ヶ月って意外に長いんですね…。
・雨生龍之介(キャスター)(ジル・ド・レイ)
今回ラスボス並に出張っていたキャスター。
あの触手はもはや放送禁止レベルの気持ち悪さでした…。
深夜3時ぐらいに一人で観ていたらかなりの恐怖…。ですがその恐怖以上に気になったのは、スタッフの人がどんな思いでこの触手を制作したかどうかでした。触手の作業をしたスタッフの方、本当にお疲れ様でした。
今のキャスターには戦闘機の攻撃がまったく効かず…!しかもギルガメッシュの攻撃もたいしてきかず。もはやキャスターを止められる存在はセイバー以外にいなくて…。ランサーの呪いで力を封じられているセイバー。次回いよいよ呪いが…?
また今回切嗣に狙撃され、遂に龍之介死亡…。
キャスターの虐殺ぶりを遠くから見物しているところを狙われてジ・エンドでした。突然死亡フラグを立てまくったと思ったら…。これまで作中で暴れまくっていた龍之介でしたが、終わりはあっけないものでした…。
今まで殺しや虐殺に美しさを見出そうとしていた龍之介。
ですがその最期の時、自分のはらわたを見て、
それこそが自分の求めていた、
この世で一番美しいものだと気づきます…。
この死ぬ時の龍之介の生き生きとした表情、石田さんの演技がお見事でした。龍之介の話としてはこれで完結した感じがしました。これまで酷い殺しばかりしてきたとはいえ、龍之介の死はちょっと寂しいものがありました。とにかく救いのある最期でよかったです…!
・言峰 綺礼
今回は特に派手な行動に出ることなく、父・璃正の命令に従い、時臣のサポートに向かいます。ですがすぐ時臣の助けに入らず、時臣と雁夜のやり取りの成り行きをただ見つめていました――。
1クールの時と同じくまだ聖職者としての努めに徹する綺礼…。2クールでは一体どんなふうに変化していくんでしょうか…?綺礼があることに気づくシーンは原作を読んで一番衝撃を受けたシーンなので今から楽しみです。
・遠坂 時臣(アーチャー/ギルガメッシュ)
教会からキャスター討伐令が出たことで、討伐に乗り出した時臣。
遂に時臣が屋敷から出て、立って戦う時が――。
ですがギルガメッシュはキャスターを気持ち悪がって、力を貸すことを渋り続けます…。時臣の必死の説得で一度だけ力を行使しますが、その攻撃はキャスターの致命傷にはならず、時臣取り越し苦労…。この二人の関係もあまりよくない方向へ向かっているようです…。
でも時臣の焦った表情と必死に説得する速水さんの演技が素晴らしかったです。あと時臣のマジカルステッキについつい笑いが~。こうして画で見ると凄いインパクトです。まさかここまで魔術師に徹してくるとは思いませんでした…。ステッキについているルビー、きっと高いんでしょうね…。
ちなみにアーチャー・時臣が乗っていたあの金ピカの乗り物はゲートオブバビロンの中にある、ヴィマーナという宝具の一つ(多分)だそうです。まさかあそこまでゴージャスな乗り物だと思わなかったので、アニメで見てびっくりしました~。
・間桐雁夜(バーサーカー)
キャスター討伐を諦めたアーチャー陣営。
が、その後にバーサーカー・雁夜の来襲が…!
ギルガメッシュ・時臣、それぞれ別れて戦うことになります。ギルガメッシュはひたすら戦闘機に憑依したバーサーカーに追い回されて今回おしまい。そういえばバーサーカーの本当の姿、OPにはなかった気がしますが、後で追加になるんでしょうか…?
遂に向かい合った時臣と雁夜。雁夜、時臣に敵意剥き出しです。そして話題は桜のことに。桜を間桐家に養子に出したことを責める雁夜ですが、時臣はそんなものかという感じの対応を。聖杯戦争の真っ最中、時臣の意識はもう既にそこにはありませんでした。
そして時臣は桜を間桐家に養子に出したことについて、
才能がある桜を
このまま凡俗に置くのは惜しかったからだと語ります。
魔術師として育てられるのはその家で一人だけ。遠坂家ではそれが長女の凛。このままでは桜は魔術の才能があるのに遠坂家で普通の子として育てられることに…。そのことを時臣は嘆いていたようでした。
あとここで遠坂家にいた頃の桜の姿が…。この頃は髪・目が遠坂カラーで泣けます…。間桐にきて矯正されてしまったんですね。
そして間桐から養子の話を聞き、その話に承諾することに。
時臣にそうさせたのは
魔術師としての血や在り方からでした。
ここまで作中では魔術師と一般人との違いは明確には描かれてきませんでしたが、ここではっきりされました。貴族と一般人の意識の違いと近いものがあります。雁夜は良くも悪くも一般人でした…。
こうして聞いていると時臣の考えは立派だなーと思わなくもないですが、桜が間桐で蟲漬けにされていることを時臣が知っているかどうかは原作でも明確にはされていなくて、どうなんだろう?と疑問です。結局それも魔術師としての成長の過程の一部だと思われてしまうのでしょうか…。
…と、
時臣と雁夜、
魔術師の幸せと一般人の幸せの在り方…
それはまったく異なっていました。
また妻・葵はどう思っているのか…それは後の話に。
その事実に嘆き、時臣を殺そうとする雁夜…!口にするのは時臣と臓硯への恨み。もう葵への愛は戦う理由から失われていました…。もう救いようがありません…。本当に哀れですが、それこそが雁夜の魅力なんでしょうね。悲劇は更に連鎖していきます…。
EDは「空は高く風は歌う」。こちたも梶浦さん作曲。梶浦サウンドは本当型月作品に合いますね。合いすぎて早くも涙が出そうになりました…。
1クール目のEDは過去の英霊の姿が描かれましたが、今回は切嗣とアイリの出会い~イリヤを授かるまでの様子が描かれていきます。この切嗣とアイリの話は1クール目のBDBOXの特典CDに入っています。宣伝上手すぎる…。聴きましたが、かなり良い話で泣きました。小山さんと大原さんの最初と最後で演技が違っていてまた素晴らしかった…。
1クール目はあまりキャラが死んだりとか衝撃的なシーンはライダー対アサシンのシーンぐらいで、あまりありませんでしたが、2クールではこれから毎回のように何か衝撃的な出来事が起こっていくと思います。
ここからがFate/Zeroの本番なので、
本当1話1話お見逃しなく!
次回は「黄金の輝き」セイバー達とキャスター=触手の戦いはまだまだ続きます。また切嗣が何かやらかしそうでヒヤヒヤです。もうセイバーと歩み寄れる可能性はゼロですね…。
またその裏側では時臣と雁夜の戦いが…。勝敗以上に満身創痍な雁夜がどう描かれるのか気になるところ。
あと今回の放送のCMで魔法使いの夜のCMが流れてテンションが上がりました~。いよいよ発売間近…!発売日の12日・木曜日が楽しみです~。一体何年待ったんだろう…。橙子の設定とか外見がキャラマテ違ってきそうでそこもどうなるか気になります。来週この記事のうpが遅れたら多分まほよのせいです。
ではまた次回に!
原作における切嗣氏の心境。
『キャスターのマスターである可能性は6割、”とりあえず”殺す』
違ってたら違ってたで、”まあいいや”
『親子3人で幸せそうにしている姿』の描写をお忘れですか…?
原作だと…とか言い出すのは野暮ですかね。