6/10の日経MJさんに、沖縄の製塩会社「ぬちまーす」の社長のお話が載っていました。
「お塩」に関するお話も面白かったのですが、何故か「泡盛」も話題に。
社長は発明家としての顔もお持ちで、そちらの側面からの内容でした。
社長の目指すべきものは、「古酒の瞬造」――
通常、泡盛の古酒は3年を寝かせたものではなくては名乗れません。
ですからこの場合は、定義的な古酒という意味ではなく、
味わい的な古酒の事を指しています。
記事には以下のように書いてあります。
「古酒は、土を焼いたかめに泡盛を入れて長期間保存する。泡盛の成分が酸化反応を起こしてできる。その反応が起きるのは泡盛と空気とかめの三つが接する表面の部分だけ。反応が泡盛全体に行き渡るのに時間がかかるのだ」(抜粋終了)
それで反応を加速する為に、遠心力を利用して……と続けられています。
つまり、遠心力を利用して反応が起きないかめの中心部分を無くす――
泡盛とかめの接触部分が増えれば、それだけ反応が増えるというわけです。
確かに一理あるように感じます。
しかし、寝かせている期間に起きている現象は、これだけなのでしょうか?
雲海酒造の営業さんともお話ししたのですが、
これではまだ足りないような事をお話しされていました。
まだまだ、「熟成」に何が作用しているか、すべての解明はなされていないようです。
超音波熟成、深海熟成――色々試行錯誤されています。
社長の研究も真理への一歩だと思います。
安価でおいしい古酒――
手の届く所にあって欲しいですね。
しかし、「時間だけが造り出す」――ロマンがあるんですよね。
数少ない戦前の泡盛……一度は飲んでみたいものです。
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