禅と薔薇

高島市 曹洞宗 保寿院 禅の話と寺族の薔薇のブログ

新作紙芝居

2015年02月25日 | お知らせ
今年の干支である「羊」を題材にした、お釈迦さまと羊のお話を
紙芝居にしました。
作画はいつも寺族です。今日の朝3時にできあがったそうです。
色塗りを始めると、一気に完成まで仕上げなければなりません。

この作品は、インドの古い仏教説話をもとにしたお話で、菩薩行・陰徳の大切さを説いたお話です。
春のお彼岸に、大阪のお寺のご法要で、お披露目です。

今回は、お話の冒頭にご覧いただこうかと考えています。
法話とのつながりが、うまくいくといいのですが。

機会があれば、ご覧ください。


3月の坐禅会のお知らせ

2015年02月22日 | 坐禅会
ザゼンソウ群生地はたくさんの観光客で賑わっています。
このザゼンソウは花が咲いている間、熱を発するそうです。

私たちも坐禅をすると、深い呼吸により血流がよくなり、体が温まります。
昔の人は、形だけでなく、このことも知って名前をつけたように思います。
しっかり「観る」ことは大切なことだとあらためて感じます。

3月の坐禅会は1日です。
初めての方もお越しください。
そろそろHさんも復帰されると嬉しいです。


新芽

2015年02月21日 | 小さな法話
立春も過ぎ、いよいよ春の訪れを感じます。
春夏秋冬、時は一時も立ち止まることなく過ぎていきます。
時だけでなく、すべてのものが常に移り変わっているのです。

先日まで大きかった雪の塊が、どんどん小さくなっていきます。

「氷」がとけたら何になる?とある先生が尋ねたそうです。
「水になる」と、生徒は答えたそうですが、
そのうちのひとりは「春が来る」と答えたそうです。

では、私たちの「安心」に至る道は、どんな道でしょう?

ミニバラのミス・ピーチヒメが芽吹き始めました。
もうすぐ薔薇の季節です。

最後の説法

2015年02月19日 | 小さな法話
お釈迦様の最後の説法であるとされる経典を「仏垂般涅槃略説教誡経(仏遺教経)」といいます。
ここには「八大人覚」が説かれています。
「八大人覚」には、欲を少なくすること、足るを知るということ、努力を続けるということ、座禅をして動じないこと、物事を正しくとらえる心の眼を持つこと、一方的に偏った立場から論議をやめ心を穏やかすることなどが説かれています。
この八つは、基本的な徳目として、私たちにその実践を示されたものです。
当山では、枕経にはこの「仏遺教経」を読誦し、功徳をいただくのです。

だんごまき

2015年02月15日 | お知らせ
日曜日にもかかわらず子どもの数が少ない「だんごまき」でしたが、たくさんのお参りがありました。
事前準備からご尽力くださった役員さん等のお蔭、参拝者の皆さんのお蔭で盛況に円成しました。
ありがとうございました。
法話はときどき小ネタをとばしてしまい、記憶力の低下を痛切に感じます。

当山の涅槃図には、お釈迦さまの他37の仏・神等、23の僧侶・信者等、42の禽獣虫等が描かれています。
それぞれのストーリーを知ることにより、仏教が私たちのかけ離れた存在ではなく、身近にある教えであることを知っていただけたらと思います。