HYPERSPACE UNIVERSE NEWS

Linux、Ubuntu、ネタ、SF、海外のニュース、その他諸々を扱うBLOG

Allegro Libraryのライセンス形態

2010-08-26 12:26:14 | PC プログラミング
Allegro Libraryのライセンス形態。

Allegro 4.2系 gift-ware
Allegro 4.4系 gift-ware
Allegro 4.9系 zlib license

Allegro 4.2系は、主に2Dの処理が得意で、DOS/Vゲームなどが流行った90年代のようなのレトロ調のゲームを開発するなら、これしかないのではないかと思わせるほど優秀なライブラリとなっている。

Allegro 4.4系は、簡単に説明すればAllegro 4.2系+OpenGLとなる。
OpenGLだけではなく、4.2系用に配布しているいくつかのアドオンが、既に組み込まれた状態となっている。

Allegro 4.9系(もしくはAllegro 5系)は、全てがリニューアルされモダンな仕様になっている。
ライセンスは4.9.6(4.9系の6回目のアップデート)以降、gift-ware(giftware)からzlib licenseへ変更になった。
4.9系は、Allegro 5のpre版で、WIPとなる。(WIP=Work in progress=感想や意見を聞きつつ開発が進行されている。)

Allegro 4.4系は4.4.1.1が最新版。
Allegro 4.9系は4.9.21が最新版。
(2010年8月26日現在。)

4.4系も4.9系も同様の手順で、展開したディレクトリから、以下のようにすればexampleやdemoが作成される。(ubuntu 10.04で試しました。)
$ mkdir Build
$ cd Build
$ cmake ..
$ make

いままで使ったことがなく、今から使うなら4.9系がお薦め。
(但し、Allegro 5へと正式にアップデートされるまでは、仕様などが変更される場合あり。)
zlibライセンスの自由度も高いが、giftwareは自由度がより高いと思われるので、giftwareにこだわるなら4.2系や4.4系がお薦め。

zlibなどのライセンスの日本語訳は以下が、参考になります。

OSI承認オープンソースライセンス 日本語参考訳
http://sourceforge.jp/projects/opensource/wiki/licenses


余談。
$ grep -i lisence allegro-4.9.21/*
で、ライセンスが検索されない…。
Allegroをもう少しよく使ってみようかと思い、ライセンスを検索したが見つからない。
ライセンスがどこにも書いてない!?
でも”lisence”とライセンスの綴りを間違えて検索していて、ライセンス条項を見つけられなかっただけだった。

licenseもしくはlicence(英)と綴るんだね。
明らかにお馬鹿なミスだが、うっかりミスです、と言いたい。


Allegroのサイト:
Allegro - A game programming library -
http://www.liballeg.org/

最新の画像もっと見る