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再開発は困ります。

再開発問題の悩みをみんなで共有するブログ
意見交換、相談など大歓迎。。
コメントとTBは管理者の事前承認制です。

ようこそ「再開発は困ります。」へ

駅前再開発を経験し、 住民運動を通じて、その場所に住まうと言う 当たり前の生活の権利を主張してました。 電車に乗り、車窓の向こうの駅前にやたら背の高い 人が住まうには、不自由な建物ばかり建っていますが、 その件数分、住まう場所を追い出された生活者が居たという事に 悲しさが込み上げます。 と同時に、怒りも込み上げてきます。 こんな悲しい思いは私達だけで十分だ。。。 今現在、この先、再開発計画に立ち向かう人たちへ 少しばかりですが、応援させて頂きます。 直接連絡を取る事も可能、相談用メールアドレス はsaikaihatsuhakomarimasu@gmail.com コメント欄でも記入結構です。 事前承認せいなので、コメント、TBについては、 こちらで操作するまで公表されません 公表を遠慮したい方は一言その旨記入ください。

ふたつの地域交流に参加してきました。

2012年02月27日 23時06分40秒 | 再開発
更新ご無沙汰にしています。。。

何もしていなかったのではなく、結構忙しく年末、年明けに活動していました。
現在、当ブログを閲覧してくださっている、
再開発問題を抱えている地域とコンタクトを取る事が出来ました。

このブログを通して、再開発問題に悩んでいる方と交流できる事を望んでいたので
その場所の地域の方々と密度濃く面会させていただきました。
わたしの記事の方針がそうであるように、正しい情報をみなさまに得て欲しいので
当該地域の方々は、必死に情報収集をして、勉強をして、
自己の所有する大切な資産について考えていました。


K区のJ地域は、以前より再開発問題に悩まされていました。
元からある情報と、私と面会させてもらってからは、物凄い勢いで知識を吸収し
自分がどの立場で、どのような態度を示せば良いか早い段階で決断されているようです

次は態度を行動に表す時です。
そこでわたしは、他の地域に足を伸ばして、その場で住民運動している方と
交流を持ってみないか?と提案しました。

わたしの過去記事にあります
「各地取材のススメ」より

すでに、住民運動を立ち上げて成果を上げている地域が多くあります。
その場に行き、取材する事、その場の住民と交流する事で
双方の地域に温かい交流が出来、同じ思いや不安を共有できる仲間が増えます。
もちろん、住民運動の活動方法など、地域ごとに特色があるものですから
とても勉強になる良い機会です。

そんなK区J地域が、比較的近所である
以前から私と面識のあったI区K地域に出向き
交流会に参加してきました。

まずはK地域の見学をさせていただきました
(写真を見ればどこだか分かってしまう人もいるとは思いますが
  写真を加工して、地域を特定できないようにペイントしています。)

自らの建物に再開発は反対であると、意思表示、素晴らしいです。


のぼり旗もたくさんありました。その本数分気持ちが伝わります。

周辺をI区K地域の方に案内していただき、その後町会館を用意していただき
13名で(わたし含む)お邪魔して、K区J地域の方と交流会になりました。
お互いの地域の事、情報の共有、双方地域の協力を約束
あっという間の3時間30分でした。


自身のブログのことばかりになりますが、
昨年の年末から昨日にかけて忙しかったですが、
ブログを通して1つの事例として
K区J地域とお会いする事ができました。
最近まで一緒に活動させていただきました。
お付き合いは今後も続きます。


再開発問題に直面していて、不安を抱えている地域はまだまだあると思います。

私自身も、ひとつ事例を作ったので、このブログを続ける自信と確信を得ました。
もし、このブログを読んでくださっている、
まだお会いできていない地域の方が、居るのであれば、
是非お会いさせていただきたいと思っております。

次回からは、なるべく頻繁に更新していきたいと思います。


東京23区再開発交流会のご案内、12月22日午後6時より

2011年12月05日 01時51分25秒 | 再開発
私が所属しております。
「NPO特定非営利活動法人・区画整理・再開発対策全国連絡会議」が開催しています

「東京23区再開発交流会」のご案内をいたします。

毎年恒例、年末になりますと、23区内で再開発問題と向き合っている
各地域の方々が集まりまして、1年間の活動報告や交流会を開催しています


各地の報告を拝聴する事で、新しい情報や、自身の地域の問題をみんなで議論したり
そこから各地域の方々と連絡を取り合うようになって
自身が行動を起こすのに充分な知識と情報が手に入ると思います。

なによりも、我が地域で抱えている問題と同じ悩みを抱えている方々が集まり
励ましあい、共感し合い、勇気をもらえるので
とても有意義な会の1つと思っております。

東京23区内の方々ではなくても
神奈川、千葉、埼玉の方々も参加できます。


開催日は12月22日、午後6時より
会場は江東区のある場所ですが

出席の申し込みは、NPO事務局又は、私でも受けますので
なにより詳細を知りたい方は、ブログ用メールに連絡下さい。


お気軽に参加して、いま抱えている再開発問題を考えてみませんか??



年末の総括。。。なんて。。。ネ。。。方針を展開します。表明。

2011年11月25日 12時28分25秒 | 再開発
まだ11月ですが、記事の更新も滞りがちで、申し訳ないのだが、

自身の時間が最近、ほとんど無く、どうも記事更新まで精神的余力がない。。。


そんな寝言は言っていられない、再開発の計画にさらされている人たちは
毎日のように、再開発のストレスに見舞われているのだ。

かつて経験したように、眠れない日が続いているのだ。



前述の記事の、NPO区画整理・再開発全国連絡会議の全国集会に参加して

再開発計画が、数多く報告され、心配している方も多く

このブログにも、いくつかの地域の方が直接連絡をいただいております。



これからの「再開発は困ります。」の記事や活動の方針も展開を考えております。


私の再開発の基本的な考えは、過去記事で述べたし

お会い出来た方々には、ブログでは述べられない、核心部もお話しできたし、

当ブログより、つながりが出来た方々とも意見交換できた。


のこるは、各地の再開発計画の取材であろうと考えます。

年内はちっと無理なのですが、年明けから各地の再開発計画にさらされ

必死に戦っている方、心配で不安でたまらない方、に向けて

自分が取れる情報提供や相談をしていこうと思う。


ブログは、出会いのツールとして、

ブログを通じて、会う事が可能な方々に直接会いに行き

現地の取材や、相談や、可能であれば取材も当ブログで紹介できたら
(匿名、匿地域が原則ですが)

良いと思います。そう考えています。

いくつか地域で取材の了承を得ていますが、私の所にも来て、見て欲しい、と

ご希望の方が、ありましたら、


下記、ブログ用 メールアドレスに、御一報下さい
秘密厳守です。
ブログにメールをいただいても、公開はしません。
普段のEメールのように、個人対個人の連絡が取れます。


saikaihatsuwakomarimasu@mail.goo.ne.jp

よろしく、頑張ります。

全国研究集会で お会いしましょう。。。

2011年09月04日 00時20分48秒 | 再開発
わたくしも、会員として所属しているNPO
区画整理・再開発対策全国連絡会議の主催の集会が

10月22日、23日の2日間 東京で行われます。

毎年開催している、全国集会。。。

各地で起こっている、区画整理・再開発問題の情報の共有

問題を目の当たりにして、初めて危機感を抱いている
これから、学ぼうとしている方

地元で活動をしているが、他の地ではどのような活動をしているのか
参考にしたり、人脈を増やしたり、各地で交流したりして

濃い2日間のあとは、エネルギーに満ち溢れる事うけあい。


わたくしも参加して運営のお手伝いをさせて頂きます。。
全国集会でお会いしましょう。


詳しくは、NPO区画整理・再開発対策連絡会議
事務局員まで

ホームページ
NPO区画整理・再開発対策連絡会議
ホームページ下よりEメールアドレスで連絡取る事も出来ます。

わたくし管理者のブログメールアドレスからも転送できますので
申し込みください。

再開発は困ります連絡先ブログメール



選択できるしあわせ。選択できない不幸せ。。。

2011年08月20日 18時02分54秒 | 再開発
先の記事にありました、6月19日のK区T町の講演が始まる前、
K区役所再開発課の担当者、準備組合理事、コンサル、の方々がゾロゾロとやって来た

相手側は「平等に意見交換させていただきたい。」と申し出て
「講演者(わたし)が何を語るか知りたいし、聴く権利がある。」との事でしたが
主催者の希望で退席していただきました。

退席していただくにも、ゴネてゴネて、講演開始が5分遅れました

上のK区再開発課Y氏の2つのセリフには、後になっても違和感があり
このブログも読んでくださるとの事ですので、いつかはヒザを突き合わせて
話してみたい意思もありますし(逃げるなよ
ここで反論させていただきたい。



「平等な意見交換をさせていただきたい。」。。。。

6月19日は私が招かれての講演会であり、体験談や私的意見であるので
私の話を聞いて、受け手がどう判断するかは自由だし、洗脳でもなんでもない。
私は実質の体験をして、思想を持ったものですから、
私の思想を意見交換で変化する事はないから、あしからず

「意見交換したい」とは、私ではなく、そこに参加していた住民運動グループや
拝聴しに来た一般の参加者へ向けての
あなた方の一方的な意見の放出でしょ

ですから、私の講演会であり、あなたの意見を述べる場所ではないから
あなたの意見を放出したければ、自分発信で講演会を開催して
持論を述べてみれば?? 人がどれだけ集まるか見ものだ






「講演者(わたし)が何を語るか知りたいし、聴く権利がある。」

良いでしょう別の機会があれば、幾らでも体験談を話すよ
ただし、私の時間はとても貴重だ。
人の意見を聴く耳が無いような人には、私の時間を奪われる意味は無いから
聴く側もそれなりの態度で呼んで欲しい。



最後にもう1つ、
区役所員、行政を担う者として
意見交換をしたいと言うのなら、あなたが再開発計画するのなら
当該住民に対して、多様な意見を提出してもらいたい。
なぜなら、あなた方は一方的に再開発だけの選択肢を住民に迫っているからだ
区民として、人の心理として、「選べない事」は
その人の人生において、大変不幸で、苦痛でしかないのですよ。
近代の政治でも、これほど選択できない、意思を貫けない不自由は時代遅れだ

あなた達行政が言う再開発計画は
・高層RCマンションに区分所有で住むか?
・金もらって、転出するか?
  の二択でしょ

今のまま、そのまま住まうと言う選択肢がないのですよ。。。

そんな不幸な選択肢を迫られて、住民が納得すると思って本気で思っていますか?
だから、反発を受けるのでしょ。解る??

あなた方の業務は税を元手にした、住民サービスでしょ??
小学校の社会で習う事だ。。
ならば、住民が納得する、行き届いたサービスをするために
区民に対して、選択肢を与えてください。


区民全員を幸せにしてみなさいよ
区民から搾取するのは止めな。。

現地講演会の報告

2011年07月30日 18時25分03秒 | 再開発
1ヶ月も記事更新遅れましたが、6月19日の
K区T町の講演の報告をしたいと思います。

まず、私の様な、再開発経験者だけで話を聴きに来てくれた方
講演会の開催をしてくださいました、住民運動グループの方々の努力にに感謝します。


当初予定されていた参加人数の1・5倍の方が集まり、余裕目に持っていった
講演用資料はギリギリ足りた状態、

なにより熱かったのが、T町の方々は自己の所有権や、
街づくり参加者としての意識が非常に高い。
再開発が自分達の生活に及ぼすメリットとデメリットを良く知っておられる。
住民運動グループが正しい情報を周知して、コミュニティがしっかりしている。
感心ばかりです。

講演後の質疑内容も濃く、予定のしていた時間を越えてまで
参加者だけで、議論もしたりしていました。
私の実際の経験談を聞き出して、自己の生活を、所有権をどう守るか、
自分のお家に帰って家族会議していただければ、私目的のひとつは達成ですね
講演後、お話した1人の参加者に
「自分自身の地域の事を真剣に考えて、あなた(筆者)のような経験をしないように
 考えて行きたい。」と言って頂きました。
この言葉は嬉しかったですね、講演活動とブログ立ち上げの理由が
その主旨なので、わたしの意志が理解していただけた事がありがたかったですね

T町の方のように、再開発において、正しい知識を持っていれば
自己の生活を守るために、状況判断が適切に出来ると思いますが
T町の再開発計画進行の状況を考えると、安心も出来ないところもあります。
私からはエールを送る事しかできませんが、頑張って下さい。


観る方が見れば解ってしまうT町の駅、電車が好きな方には良いアングル
駅前から生活観があります。
これが大事だと思います。生活が駅と商店街と交通とひとつに成る事がとても大事


住民運動グループが自費で制作したノボリ、自己の意思表示がハッキリしていて
清々しいです。



貴重な路地ですね、新しく作ろうと思っても現行法では出来ません
歴史があるから、このような路地が出来るのです。
これは残すべき遺産です。
なんて趣があるのでしょうか、素敵です。

オリジナル講演資料を作成しました。 よろしく

2011年06月11日 12時00分45秒 | 再開発
わたしが経験した再開発反対住民運動の経過と、再開発の実態はどんなものか??
わたし達が受けた結果から、教訓があるのではないか。
どこかの地でわたし達が受けた苦い経験から、何か伝わらないか。。。

各地に存在する、再開発問題を抱え、
再開発はどんなものなのか不安を抱えている地域の方々に向け


講演をするための資料作りをしていましたが、このたび完成をしました。


講演と言ってもそんな高尚なものではなく、
私が現地に赴き、自身の経験を元に、
そこの地の住民で何が出来るかと言うキッカケを作っていただければ
それで良いと言う企画です。


ご希望の地域があれば、資料を持ちまして出向くつもりでございます。


ただ、費用については詳細は決めておりません
ボランティア精神で考えてはいます。


交通費は考慮していただきたいと思っております。
(当方東京在住です。)


詳細の依頼については、3つの方法からお願いします
連絡方法、
1、ブログにコメントいただく

2、下記ブログ、メールアドレスに直接連絡いただく(gooメール)
    saikaihatsuwakomarimasu@mail.goo.ne.jp

3、下記NPO法人、事務局員に連絡を取っていただき
    事務局員より私宛に連絡を取れるようにしていただく
  「特定非営利活動法人区画整理・再開発対策全国連絡会議」



早速、6月19日にある地域で第1回講演を行います。
頑張って講演してまいります。

NPO法人、区画整理・再開発対策全国連絡会議と書籍の案内。。。

2011年05月21日 19時36分38秒 | 再開発
毎度「再開発は困ります。」にお越し頂きありがとうございます。

今回の更新記事は、ブログ管理人Aも所属している

「NPO法人、区画整理・再開発対策全国連絡会議」を紹介します。

ココのNPO法人の出版物を書店で入手してから、
事務局員、遠藤哲人さんとお会いしてから
再開発計画とは住民にどのような影響を与えるか、
再開発計画の住民運動のノウハウを教えていただきました。


たくさんの書籍やCDも販売していますが、私が購入したのは
この本でした。。。

「これならわかる再開発-そのしくみと問題点、低層・低容積再開発を考える」


この本は、たいへん解りやすく、新聞やニュースでは報じられない事実を
しっかりとした取材を元に編集されています。

私たち家族もこの本で、再開発のおおよその実態を把握でき
冷静な判断が出来ました。

現在は改訂版が出ています、表紙も変わりました。



では、改めて紹介します。
NPO法人、区画整理・再開発対策全国連絡会議ホームページ

出版物の案内ページ


連絡先はホームページ上の電話かFAX 
または、Eメールでコンタクトをとってみてはいかがでしょうか。
E-mail PXA06023@nifty.ne.jp


よろしくお願いします。





再開発計画を否定する事は、反社会的思想(活動)では無い。

2011年05月14日 18時51分57秒 | 再開発
日本人は、物腰の柔らかい、慎ましやかな人種である。
今回の震災をもってして、証明されたかにも思えるのだが

国や東電のような大企業の心無い態度に怒る様子を報道で見ていると
もっと怒っていいと思う、
本気で怒らないと理解できない鈍い役人や重役も平気でいるのだから

確かに怒る方も大変だし、体力使うし、気分も悪いが、
「私たちが何をしたというのだ??
真面目にやってきた人であればあるほど、怒りの主張をすべきである。

そこまでしても、この国では報われない事が多すぎる。



再開発問題でもそうだ、各都道府県の都市、駅前で数多くの
再開発失敗例がありながら
再開発によって、人生を危機にさらされた人がこんなにいるのに、
この国は、そのような市民に目を向けず、無視し、忘れて、同じ再開発で
同じ間違いを繰り返している。

再開発による、災難を受けた人も、同じくらい怒りを表明するべきだ


日本には憲法上、「個人の主権による生きる自由」が補償されている
いつもその対になるのが、残念な事に、「公共の利益」である。

この2つが時に対立する事があるから、ややこしい、
今までの経験だと、「公共の利益」が多数決で表現され民意であると
この国ではそうなっている

でしたら、少数意見は踏みにじって良いなんて、
どこにも書いてないし、
無視しないで尊重されるべきところを、国民はまったく理解していない
悲しい人種だ。


多数決の民意で決まったなら、少数派の意見を尊重する形で
少数派の了解をいただけるまで、計画などを進めない事が重要だと強く思う




私の経験で、再開発エリアで、自身の主張や、正しい情報を記したプリントを
各住戸の玄関先へ行き、配布した事があった。
話を聞いてくれる方も居ましたが、
私がどのような立場を取っているか判るとスグ、
「そんな反社会的な活動はお断り!!出てけ!!」と誤解された。
その方が悪いとは言わないが、言い分は
「お上が決めた事を反対する事は、反社会的思想だ。」

自分の親くらい歳が離れているのに、人生経験も豊富なのに
自己の主張をするだけで、反社会的であるという理解の無さには悲しくなった。

別の方は「お上が決めた事だから、間違いないだろう。」と言った。

もう、いい歳なんだから、日本が昭和に入ってから、
間違いだらけの選択をしてきたにも関わらず、
日本人が従順で、真面目な国民だっただけで、ココまで来たのに。
役人が、私達からえげつないほど搾取しているのに、
この上、駅前再開発で、所有権利、財産まで取られるなんてオカシイと
なぜ、理解できないのだろう??



個人の権利を理解し、それを守るために国や民意と戦う事がいけないのか??
みなさんは、もっと自己の想いを主張して戦ったいいと思う、戦うべきだ。


最近の話で、上記の2名は再開発ビルの北側のマンションを当てがわれて
「こんなはずじゃ無かった。」とか「反対しておけば良かった。」と言う愚痴をこぼし
それを人伝いに聞いたとき、「ホレ見たことか」と言う思いが半分
「もっと、情報を与えておけば良かったなあ。」と半分思いましたね。。。





情報収集のため、各地取材をおススメします。

2011年05月07日 18時00分32秒 | 再開発
再開発計画があなたの住まいの付近にある場合、
賛成するべきか、反対するべきか、自己の資産はどうなるのか、
正しい情報を得て、正しい判断をしてもらいたいものです。

情報源はたくさんあります。
書籍、インターネット情報、
左リンクに貼ってありますNPO法人「区画整理・再開発対策全国連絡会議」出版の書籍
調べる先はたくさんあります。

情報を出す立場により、互いが正反対の事を言っている場合があります。
どちらが正しいか、判断しかねる場合もあるでしょう。

提供される情報が正しいかも、疑問が付いて回ります。

ココ最近の震災や原発の情報開示の問題で、中央政治、官僚による取り繕いの
情報の隠ペイ、大企業の自己保身の発言なんか見てしまうと
立法、行政運用している側が、必ずしも国民の民意や正義は無く
我々民衆からの搾取を当たり前のようにしていると感じる。
もう、みなさまは感付いていると思いますが。。。


注)一部の側の見えている部分の内容を記事にしております。
市民のために、日々休みを返上して地域の為働いている方、復興をしている方
原発事故の収拾をされている、最前線の方々の心の正義に敬意を表します。


では、どこに真実はあるのか?? 裁判所か??
イヤ、裁判所だって、法令に逆らう判例は出せないのだから
「再開発法」が悪法と言われていても、
裁判所は国民の資産を搾取している事実があっても
法の下、よほど運用が間違っていなければ、
そこに居続けられる国民の自由を許してくれない判断をして行く。

真実はあなた自身の判断にゆだねられている。
間違った判断は、大きな損を生む事になるが、
再開発ビル竣工後、「こうしておけば良かった」と言う意見が多いと
判断を誤っても引き返せない厳しい現実もある。


再開発の正しい情報はドコにあるのか??
経験した人こそ、実施の正しい情報がある。
再開発ビルの数量分、転出しなければならなかった住民の数分情報がある。
NPO法人「区画整理・再開発対策全国連絡会議」の情報ストックがある。
現在進行形で再開発計画に反対住民運動を展開している有志の方々は
正しい情報を自ら収集し、正しい情報を知っているから、
自らの貴重な時間を割いて、怒って反対しているのだ。

左のリンク先のNPOや、当ブログ管理者Aと連絡を取り合い
現場での生の情報を得て行く行動を起こしていくことも、おススメしたい。


誤解して欲しくないので、書き加えておきますが、
再開発計画を反対しているもので、
国策を批判し、反社会的な活動を展開している集団でない、

再開発計画反対運動を通じて見えてきたことは、国策決定のいい加減さ
利害が地域住民に無く、関連業者である事、個の生活形態や民意の軽視があり、

1人でも、駅前再開発計画の不安にさらされて居る方々の為にも
まず一歩踏み出してみてはいかがだろうか??

情報収集のために各地の取材をすることをおススメいたします。




「等価交換」の約束は守られているのか?

2011年04月23日 18時28分31秒 | 再開発
地元の再開発計画反対運動の最中、地域住民の質問と
その後の現在、各地の再開発計画の渦中にある方の質問で多かったのは


「再開発コンサルタントから、
  再開発をする上で資産は既存の資産の『等価交換』と言われましたが
   その約束は守られるのですか??」


と言う問いかけが、多かった
再開発問題でぶち当たる矛盾がそこにある。


『等価交換』いかにもくすぐられる言葉だが、
再開発法の中に「等価交換」と言う言葉は見つからない。約束する法令も無い
ただ、「権利変換」と言う手続き運用の中に「等価交換」の原則があるだけだ。


では、口約束のような「等価交換」
とても、曖昧で聞こえがいい言葉だが、私なりに考察してみる事にする。




土地建物所有権者の資産を計算するのは普通、売買のときに行われる
価格とは固定される基準は無い、物品の値段を決める原価と利益率も無い。


●まずは、既存の土地建物の価格とは?

再開発計画の中では、土地の権利の場合、道路つけ、面積、形状
過去の流通実績の中から不動産鑑定士が評価し、金額を確定する。
再開発計画エリアで算出せず、周囲の無作為抽出で算出条件(率)を算定する

建物については、建物の構造、面積、築年月日、建築当時にかかった費用を参考に
これも不動産鑑定士により算出されるが、詳細の算定式などは
不動産の鑑定方法にゆだねられるが、固定的でなく、流動的な面を持つ。


○交換されるマンション床価格の設定とは?

これこそ、物品の価格設定算出と同じである
再開発計画の土地買収金額、撤去解体費、高層マンション建築費、設計費
諸経費、各業者の利益、もっとたくさんあるが省略。
原価+各業者利益=床販売価格(坪単価)が設定され、
既存土地建物評価額にあわせて
マンション取得面積が確定され、権利変換に移る。



以上が流れだが、「等価交換」を証明できる根拠は見出せない

既存所有権を換算する定義はさておき。。。

マンション床を換算する根拠が、原価に業者利益が乗り、価格を設定しているため
どうしても、業者の床の売値に対する、民間業者の意向が反映される
各民間業者も損してまで事業に貢献するボランティア精神は無い為
公益事業でもないので、利益が重要であるし、
建築工事原価も建材流通価格の変動に翻弄されるし、



上記考察の結果、「等価交換」の言葉通りになっていない現実にあたる。
必ず権利が変換される為、以前の記事にあるように、
互いに権利評価が異なる、所有権から、区分所有権に移行するため
どうしても正しい比較が出来ない現実もある。



違う資産評価で強引に比較をするとすれば
銀行が担保を算出することを仮定すれば

既存資産の担保評価額より、マンション床の担保評価額が著しく低い事を考慮すれば
マンション床資産は償却資産で、築年月日が経年するほど担保価値が下がるので
実質、資産は「等価交換」されておらず、
将来を見越すと(長期的に見ると)資産は目減りして
いつしか、資産評価の出来ない中古マンションとなるのである。


再開発コンサルに上記の質問を投げかけてみると、反論できない事があった
彼らも、この矛盾を突きつけられると、回答に困る様子だ。


第一種再開発事業において
この矛盾の「等価交換」と言う言葉は、適格でなく
再開発推進派が聞こえが良い「等価交換ですよ。」乱発しているのであれば
今回の記事の矛盾を突きつけてみれば良い

あわてる彼らの表情が目に浮かぶ。(意地悪してやれ)

ツッコミ所多し、再開発準備組合は矛盾だらけ。

2011年04月16日 18時23分09秒 | 再開発
ある駅前の風景、再開発計画などは全く決まっておらず、
法令上も都市計画決定もされていない、何もかも未決定の地域。
役所が駅前再開発したいだけ、その一角の空地にプレハブ型仮設の2階建屋がある。
その場所は「再開発準備組合事務所」となっている。

中にはどんな人が居るかと言うと、○ゼネコン社、▽ディベロッパー、
☆設計事務所と●再開発コンサルからそれぞれ出向してきた社員が駐在する。
形式上、再開発をしたい役所側が、連れて来た民間業者である。
主な仕事は、再開発を計画しながら、周辺住民に周知するプリントを作成する
看板をつける、金勘定する。などなど・・・。


ココまで書いた中でもツッコミ所はたくさんある。(ツッコミ


この空地は再開発推進派の所有地であり、そこにプレハブ事務所があるが
そこの場には、借地借家権と賃料が発生し誰かが支払っている。
支払いしているのは役所の再開発課だ(ツッコミ)税金である。


再開発計画が事実上決まっていないのにも関わらず、民間業者は役所(お上)のために
本来の仕事場から、わざわざココの事務所まで出てくる。
スタッフの給与は当該所属の会社から支払われるのだが、人件費を浪費するリスクを負い
決定も、受注もされていない現地に社員を差し出すのは経済通念上おかしい(ツッコミ


カラクリがある。そこに来ている業者に対しては役所から助成金(委託業務費)として
税金を支払っているのである(ツッコミ
反対住民が多く激しく、計画が長期化し、頓挫してもスタッフの給料は湧き水のように
支払われる 民間業者は給与を心配する必要が無い
助成金の予算組みを役所が毎年確保しているからである(ツッコミ)税金である。

しかし、役所は使った税金分、成果を求められるので
再開発計画の進行を曲げない、撤回しない、それが住民の民意に反しても(コレは怒りだ


準備組合を構成する外部業者の選別も極めて不透明だ、ダークだ、
選別方法を役所は徹底的に隠す、再開発課の仕事だが役所が民間業者を指定するのは
官民の癒着が問われるところだが、
どこの再開発でもココのダークな部分が明示された事は無い。(ツッコミ


自身の経験で、地域で再開発計画が進み、都市計画決定され、本組合が設立する時、
全員の地権者(組合員)は再度、各業者を選定できるのだが、いろんな力が作用し
準備組合外部委託業者がそのまま本組合の業務を引き受けるパターンが鉄板だ。

準備組合から社員を出向していた各民間業者は本組合に移行し、
他社と入札形式で業務金額を争うことも無く
そのままの言い値で業務を楽に独占できる仕組みなのだ、(ツッコミ



役所が民間業者に再開発計画をマル投げし、税金を使い
民間業者は計画決定後、確実に仕事を取れる。



再開発問題で一番損をするのは、あってはならないが、やはり地域住民だ。。




役人は「逃げ」の天才である。もうみんな気付いているよね。

2011年04月09日 18時54分35秒 | 再開発
駅前再開発計画の反対住民運動をすると、必ず再開発計画を進める役所と対決する

今まで記事にしたように、地域住民の資産である土地建物をまとめ上げる為
再開発法を使った主権侵害をするため、彼らは私達の納めた血税を使いながら
役人を派遣して、仕事をするためにやってくる。

役所の仕事である、税金を効率よく使い、生活弱者や保護や補助をすべき
住民サービスを提供すべき本来の趣旨を逸脱して
私達の生活をおびやかした。結構なダメージを与えた。
これは許すまじ行為である。

役所に行くと、課がたくさんに分かれている、
住民票や証明書発行のサービスする課
公共住宅の斡旋、学校教育のサービス、医療サービスの課
下水道、道路を管理するインフラの維持管理の住民生活に間接的にサービスする課
住民サービスの課は、カウンターに住民が近づくと「御用はなんですか?」と
良い対応ををするため、役人は地域住民のために働いてくれる。
教科書とおりの地方自治である。


その一角に再開発課がある。
その場所は独特の雰囲気をかもし出している。住民サービスの為の課では無い
違和感があるスペースだった。
住民の1人である私が近づくと、積極的に対応をしてくれない
情報を集める為に初めてカウンターに来た私にどんな情報を聞きに来たのか?
どこに在住の方で、名前は誰であるか、執拗に聞いてくる
「どこの誰でも良い、○○駅前の再開発の情報を集めに来た」と言ったら
役人はあわて始め、私に何を聞きに来たのか構えたきた。



私の仕事柄、建築設計をするする際に、用途地域や公道調査をするため
役所調査をする。 必要な業務であり、役人のあしらいも慣れている。
役人の手の内を知っている私は、意地悪な質問ばかりした。
そのやり取りについては、詳しく書きたいところだが、今回は省略したい

役人は態度を変え、私をカウンターの中に入れ、その時その場に居なくて庁舎内に
席をはずしていた地区担当者とその上司が顔をそろえて、名刺を差し出してきた。
私の気分を害さないように、勤めて低姿勢で気持ち悪い対応をしてきた。

私はその場所で、再開発計画の不要を訴え、計画撤回を申し出た。
彼らは、資料のプリントを差し出し、再開発の必要性を説いた。
私は建築設計をしているので、建物の良い面と悪い面を知っている
その理論をといたら、役人は建築士では無いので反論できない
延々不毛なやり取りをした後、

役人は最後に「この再開発計画は、一部の地域住民からの発案で
その住民の意向に沿う形に、お手伝いをしているのだ。」と言って来た。


出た、責任を逃れる得意の「逃げ」口上がはじまったと思い
「では、その発案をした住民に苦情を申し立てるので。その人の所在を教えろ。」
と迫った。

それを今日教えると、住民同士のトラブルになりかねないので、
「窓口はどうか再開発課の担当者でお願いできないか」 と言う
「この再開発計画を理解してもらうため、時間をかけてでも役所が対応する」と言う

私は「再開発計画を理解する為に来た訳ではない。計画の白紙撤回を要求しに来た。」
「地域住民の代表だ。」と考えを変えない。

その日は、私が帰ると言うまで、議論は続いた。
私は胸のポケットに小型レコーダーを仕込んでいた。
役人との戦いは、その後長く続いたが、
役人はおおよそ、2~4年で担当が替わるのを知っている私は、
担当が替わっても、私に言った事の証明の為に、このレコーダーを利用した
そうしないと、役人は「発言は前担当者が言ったもの」と責任逃れをするのも
私は知っているからだ。


再開発ビルを建てたら終わりではない。その後も戦いは続く(入居者編)

2011年04月02日 18時41分13秒 | 再開発
わたし達の再開発問題反対住民運動のメンバーの中で、竣工した再開発ビルの中に
商業床を取得し、店舗の再出発した家族が居た。
その家族と再開発ビル竣工後しばらくしてから会う機会を得た。



当初から、再開発計画に不審を抱き、現行のまま商売を続けたいと言う要望を持っていた。
Kさんの商売は、駅前で借家契約をしていて、長い間会社帰りの会社員の憩いの場として、
串焼き屋は、毎晩盛況で順調に見えた、建物も昭和の雰囲気をかもしだし
楽しい飲み屋さんでした。

居住している場所は、再開発エリア外であったが、
生活の糧である商売の場所がどうなってしまうかによって、自身の生活も激変してしまう事を
不安視して一緒に、再開発計画に問題提起し、反対の意思を表明していた。



さきの記事にも書いたように、わたし達の再開発反対運動は成果を得られず
計画は進行し、転居か、ビルへ入るかの選択を迫られた。



Kさん家族の選択はどうしたかと言うと、飲食エリアの一角の商業床を購入し
再開発ビルの一部で、今までと同じ飲食の商売を続ける選択をした。

選択する事は、そこの家族の生活形態を尊重する為、反対派住民の会に所属しても
構わないとした。
だが、念のため、専門の弁護士を付け、書類の確認を注意して行った。




再開発ビルへの入居が決まっても、ビルの工事期間は転出しなければならない。
転出先は、プレハブ2階建ての仮店舗建屋だ。
仮店舗はスケルトン渡し(内装工事を行わず、箱のみの提供)で内装費が掛かり
36ヶ月間のために、内装工事を自費で行わなければならなかった、
店舗を引き続き営業出来るとして、休業補償などは無かった。



36ヵ月後再開発ビルのの中に入るため、また内装工事の費用を自費で施工した。
排気ルートに関しては、鉄筋コンクリート造の為決まっており、
設計段階で計算された換気扇と排気ダクトまでは、ビルの設備として取り付けられた

さあ、心機一転でココから奮起して商売を復活させてやるという意気込みで
開店初日を向かえ、客を入れ串焼きをはじめ、換気扇を回したときに異常が起きた

換気扇の排気が甘く、店の中まで煙にまみれてしまったのである。
設計ミス?施工ミス?いずれにしても、商売にならない
煙が店内に充満しては、お客様が煙で目が開けられない
串焼きを手元で行っている、店主の体にも以上が出てきた。
排気が弱いため、手元の熱い煙によって失明の寸前まで悪くなってしまったのだ。
店主も命がけ、毎日開ける店、排気がうまく行くように設計、工事側と交渉して
一刻も早い解決を迫らなければ、店の損害も大きくなっていく
のらりくらりの再開発業者とのやり取りも、日々神経をすり減らしてった。


そんな中、ふと思い出したのが、かつての上手く行っていた頃の店舗のことだった。
店の構え、雰囲気(木造の古さと味わい)排気された良い匂いが
帰りの会社員の足を止め、店に入ってくれたあの頃。。。


でも決めた以上このビルでやっていかなければならない。
現在の店舗のカウンターそばに、以前の、撤去される前の、
店の入り口付近を撮った写真を飾ってあるのを見たとき、昔を想う気持ちと
前に進む気持ちを同時に感じました。


再開発ビルに入っても、駅前にこだわり、商売を続けたいと想う事は当然だ。
ただ、住まいが別の所に有る方が尚良いだろう。

真新しいビルで商売を再開したからといって楽になった、儲かったなんてことは無い
かつてと同じか、キビシイくらいである様だ、
以前と違うのは、共同ビルであるがゆえに、共益費や商店組合からの
要望などがきつくなり、ビル内店舗の足並みを揃え、強調していかなければならないところ
面倒な事や経費が多くなったと言っていた。
協調性やお金を捻出しなければならないのに
再開発ビルの中での営業の努力は個店の責任として押し付け
誰も助けてくれる事も無く。補償も無く。
自立して個々に売り上げを伸ばす戦いを続けなければならないことだ。

再開発ビルになったから、売り上げが2倍になった話などは夢の話で
夢のような事をかつて言っていた、再開発コンサル、役所担当者、商業コンサルなどは
建物を引き渡したら次の現場へ行く為、その街にはもう居ない。





再開発ビルを建てたら終わりではない。その後も戦いは続く(転出者編)

2011年03月26日 18時00分54秒 | 再開発
もうそろそろ、自身が経験した再開発計画との戦いを記事にして行こうと思う。
私たち家族が戦った事を「生活再建」と言葉にしていく事にする。


私たち家族が住んでいた場所に現在住まいは無い。
そう、再開発反対住民運動を展開していたのだが、数の戦いに負け
転出をし、別の土地に移り住んでいる。負け組みである。
では、日々の反対住民運動から開放され、別天地で気楽に過ごしているのではないかと
誤解され易いのだが、決してそんなことは無い。

再開発計画に巻き込まれた権利者は、
(再開発ビルに)「出るのも地獄、入るのも地獄。」だからだ。



「生活再建」は今もなお、続いている。戦いは終わらないのだ。。。



かつて居た駅前の場所で、義母は30年前から飲食業の商売をしてきた。
経営は真面目に堅く、良い商売をしてきた。
売り上げはカツカツながら、生活は出来ていた。
築13年の鉄骨造3階の店舗併用住宅で、1階が店舗だった
建物の建築費の借金は、まだあった。

現在の居は、同じ都内だが、駅前ではなく、どちらかと言うと住宅と会社街が混在する
転居地の希望は駅前だったが、駅前の土地なんて簡単には空きが無い。無理だ。
1年弱、土地も見つからず、仮住まいの不安な日々は続いていく
駅前の建物解体のために引越ししたら、再開発組合側の土地の探索や斡旋などの助けは
無くなっていく。協力もしてくれない。
あくまでも、自身で土地を探すのだ。日々の仕事に追われながら。。。

この仮住まいは、本当にキツかった。。
義母は60代で職を失い、新しく安定的に雇ってくれるところは無い。
80代のお婆ちゃんの通院している病院も遠くなった。
この2人に、不安と労力の負担がのしかかった
少ない物件情報と現地視察は繰り返され、疲労が積み重なっていた

希望の駅前の土地とは違う、駅徒歩10分程度の住宅街に土地が見つかり
面積は小さくなったが、価格は相応だった。
義母たちは、再度商売を復活する為にもう一度この地で挑戦を誓った。
私が設計をし、工事会社を決め、着工して、完成をし、商売を復活させた。
住み慣れた土地を追われ、転出をしてから1年6ヶ月の時間が過ぎていた。。。


それで、話は万事良好で、終わりではない。。

新しい土地での商売(飲食業)は、並みの努力では報われない。
馴染みの客は居ない、この地でゼロ、またはマイナスからのスタートだ。。。

私の妻も、義母と一緒に努力を続けているが、商売と言うもののキビしさ
駅前でないと言う向かい風。。。
1日の時間のほとんどを商売の方に捧げている。

義母は優しく、私に対しては
「以前の所よりココの方がキビしいけど、いい場所よ。」と言ってくれるが、
そんなに簡単に割り切れる感情ではない、義母は生まれたときから
お婆ちゃんは、戦前から以前の場所に住んでいたのだから
その齢で転出させられた2人の心の傷の深さは、計り知れない。


わたしは、義母やお婆ちゃんを傷つけた再開発計画を許せないし
生活再建のため一緒になって戦い続ける。。。

駅前再開発計画は他の地にもある。

ほかの地の方々が、こんな気持ちになって欲しくない為に、正しい情報と
わたし達が受けた、経験を伝える為に、現在もブログの更新を含む活動を続ける
「生活再建」は続いていくのだ。。。


いたるところの、駅前の無機質な再開発ビルを見ると、そのビルの数の分
その土地にかつて住んでいて、住まいも心も、生活も職も奪われた地権者が居ると思うと
悲しくて、同情してならない。