今、あなたがお住まいの生活費用の支払いは、どの程度か皆さん理解されていると思う。
・固定資産税は、土地建物所有権者は毎年恒例の納税義務である(悲しいかな)
・所得税や消費税のように経済生活活動する上で納税義務のある物
食費、光熱費、貯蓄預金など毎月費用計画があるはずだ。
ですが、再開発計画に乗り、高層マンションの一室で生活する事となると
上記の費用のほか、支出が増える事が起こるので、注意していただきたい。
●「管理費・共益費」・・・ほぼ同じ意味なので、同時に支払う事は無いが、必ず支払う
☆支払先は高層ビルと契約しているビル管理会社(民間)
☆支払う目的はと言うと、
・昇降エレベーター定期点検費用 ・高層ビル廊下、ホール、照明電気代(24時間点灯)
・電球の交換費用 ・共用部の清掃、管理費
・高層ビル防火管理センター装置、センサー、防犯カメラ費用
・外部植裁(樹木)のメンテナンス ・管理人の給与
・その他もろもろ。。。
上記の中で、現在あなたが支払っているものありますか??
家の前の掃除は、毎朝10分程度で済むし、
小さな庭の木々や植木鉢の管理はいつも通り手をかけてあげて、
門灯何かは電球を買ってきて1ヶ所取り替えてあげれば済む、
自分の無理しない範囲で、建物も面倒見れば、劣化も押さえる事が出来る。
もう一つ高額なのが。。。
●「修繕積立金」・・・20年~30年後の高層ビル修繕費を居住者全員で分割して
月々支払う、
☆支払先は、居住者組合責任の元、積み立てられる
☆支払う目的はと言うと、
鉄筋コンクリート造の高層マンションの経年劣化による修繕を行う
・屋根防水、ベランダ防水、サッシシーリング、の修繕
・外壁目地劣化の為、高層に足場を掛け、外壁改修
・昇圧ポンプ(飲み水を上階に上げるポンプ)の交換
・ガス配管、下水配管洗浄工事、電気設備修繕
・その他もろもろ
建物の規模が大きいから、もちろん修繕費用も膨大となる。
これから日本の経済が縮小していくのに、20年先の膨大な工事費が積み立てだけで
まかなえるとも思えない。
工事時期になって、修繕費の追加徴収も現実としてあり得る。
上記の2つに合わせて、通常通りマンション所有権の固定資産税はかかるのです。
現在のあなたの手が届く範囲の生活が一番ローコストで、
掛けられない費用については、少し我慢すればいい、
町会で行う町内清掃やボランティアに参加していれば、自分の手の届かない範囲も
近所の人が善意でやってくれたりする。 地域で街の良い雰囲気を作れるのだ。
これが、高層マンションともなると、個人の力ではどうにも成らず、
高額な管理費用で、ちょっとしたメンテも頼まなくてはならないのだ。。。
高いところに住まわされて、共益費を払っていれば
エレベーターで昇降する度、料金を払っているのも同じとなる。
生活するだけで、おおよそが有料になる訳だ、
それを住まう住民に押しつけて、街づくりと言ってしまう役所の人間は無責任だ