まずは最初にお詫びとお断りを。
ありがたいことにこのブログを始めてたくさんのコメントをいただくのですが、お名前が書かれていない場合直感で決めつけてしまい宛名を書く場合があります。私の直感が合っていれば問題ないのですが、もし違う方だった場合は、大変申し訳ありませんがその旨コメントいただければ訂正いたします。できましたらお名前をいただけると助かりますし、私自身コメント返しは宛名をつけるのが常識化していますので、名前のない方の場合は最悪「通りすがりさん」としてお返しさせていただきます。
さて、さださんのニューアルバムも発売されました。
で、今車中でエンドレスで聴いています。やはりある程度聴かないと曲の良し悪しがわかりませんし。
さて、なのに今回ご紹介するのは20年ほど前のアルバムですが、何か?(笑)
夢唄 (97.11.21)
1、夢街道 2、君は穏やかに春を語れ 3、夢一色 4、教室のドン・キホーテ 5、煌めいて 6、幸せブギ 7、Dream 8、やすらぎ橋 9、若葉は限りなく生まれつづけて 10、ゆ・ら・ぎ 11、夢唄 12、流星雨
①ヒット:B
シングル曲があり、ヒットしていればA、していなければB(ただしほぼ知名度なしならC)、シングル無しならC
②コミカル:B
関白宣言、関白失脚、雨やどり、私は犬になりたいなどのコミカル系があるか?
③国風:C
飛梅、まほろば、修二会などの日本の文化、建造物などの曲があるか?
④恋愛ソング:B
いわゆる恋愛ソングが多いかどうか?ちなみにさださんの場合皆無のアルバムは無いです。
⑤社会性:B
前夜、空き缶と白鷺、遥かなるクリスマスなどの社会的な曲があるか?またその程度により分類
前回ご紹介したようにこのアルバムからさださんはテイチク系へと移籍します。
テイチクでの期間は5年ほどでアルバムは6枚ほど出していますが、このテイチクの期間で私が最も「よかったな」と思うことは、それまでフリーフライトレーベルで発売されたすべてのオリジナルアルバムや一部ベストアルバムをすべて「ライナーノート」付、ジャケットデザインそのままで復刻したことです。現在発売されているU-CANのリマスター版は事情があるのかライナーはついていますがジャケットデザインは変わっています。
また本家ワーナー系から発売されたCDは再販された分でライナーがカットされていることがありました。ですからテイチク系で次々と完全復刻された時私は嬉々として買い求めました。今持っているCDの結構の数(特に80年代までのCD)はこの時代に揃えました。(一部は楽譜まで復刻でついています)。
キャリアからすると短い期間でしたがさださんのファンにとってはありがたい期間だったと思います。
さてその記念すべき?テイチク移籍1枚目のこのアルバムですが、前回同様提供曲が多いのが特徴です。12曲中半数ほどがなにがしかの提供曲、イメージソングになっています。CDの帯には「強力ヒットシングル満載!」とありますがまあさだファンの私がお世辞に見てもそれほどヒットした曲はなく(苦笑)、一応4曲がシングルCDになっていますが、世間の認識はそれほど高くないかな、と(裏切り者のそしりを受けそうだ:汗)。
さてこのアルバムで私が注視したいものの一つは6曲目の「幸せブギ」でしょうか。
この曲はこの後のさださんのさださんの作る同系の「直接的な詩」の元祖ではないかと思います。ファンの間では有名な「遥かなるクリスマス」の根源と私は考えています(意見には個人差があります。クレームは受けません。メンタルが弱いので:汗)。また最新アルバムでも同系の曲はあります。
さださんの世間への不満、いらだち、不安を歌った歌はそれまでもたくさんありました。その最初は「前夜」ではないかと思います。その後空き缶と白鷺、普通の人々、聖域などのように続いていくのですが、それらの多くは主人公に投影させた人物による「つぶやき」で成立していました。世間の現実がそこに確かにあり、それらと並行する形で自分の「生活」があり、その生活には自分だけでなく、彼女、子供、職場が付随し、世間への問題をまるで対岸に置くかのように、見つめ、つぶやいていました。
それらの不満がこの「幸せブギ」によってきわめて直接的に叫びとして噴出した時、そしてそれを初めて聴いたとき私は戸惑いました。そしてそれまで対岸にいてつぶやいていた主役に憑依していた(言葉悪いか?)さださんが一気に前面に出てきたように感じました。そう、これはさださん自身の曲に感じたのです。
それまで、さださんの曲は結構な多くの人間の人生の「どこか」をトリミングしたような曲が多かったため、これだけさださんが前面に出て世間の不満、不安を語ることに少しビビったのです。
もちろんその歌詞の内容については同意できる点は多々あります。おそらくまごうことないさださんの本音だと思います。しかしそれがあまりに直線過ぎて「いつかの自分」として入ってこなかったのです。「わかるよ。そういうことあるよね。」という感じでしょうか。それが正しい観賞であるかどうかや、それらの是非はともかくとして、これ以降さださんの同系の曲の歌詞は直接的なモノが増えてきます。前出の遥かなるクリスマスだけでなく、神の恵み、生きることの1/3、MOTTAINAIなどがそれにあたります。
何度も言いますが良い悪いではありませんし、現に私はこのアルバム以降もこうしてファンを名乗りオリジナルアルバムを買い続けているのですから。ただし、直感的に「ん?なんか変わったな?」と思う1曲であったのは、少なくとも個人的には、間違いありません。
ただし、従来のさださんの曲と同様良い曲が多いのも事実で、とりわけ曲が良いと思います。代表的には「流星雨」これ1曲だけでも価値があると思うほどです。また「夢一色」は歌詞にさださんらしい言い回しが多くかつテンポが良いのも強みです。さらには、私がさだまさし5大不遇曲として挙げている(何の根拠もありません:汗)曲の一つ「教室のドン・キホーテ」が秀逸です。なぜこれの知名度がもっと上がらないのかいまだに不明です。ちなみに「現時点」の五大不遇曲の残り4曲は「道」「初恋」「君を忘れない」「一期一会」となっております。次点で「残照」。
また、タイトル曲の「夢唄」も和風の編曲で素晴らしいし、一曲目の「夢街道」は和太鼓の出だしが軽やかであたかもこの時点のさださんの決意表明のような味わいになっています。
何にしろこのアルバムはさださんの一つの節目的なアルバムだろうという個人的な思いはあります。そういう意味でも特別な1枚なのだと思います。
さてランキング。
1位「風見鶏」
2位「夢の轍」
3位「風のおもかげ」
4位「夢供養」
5位「Glass Age」
6位「夢ばかりみていた」
7位「うつろひ」
8位「夢の吹く頃」
9位「印象派」
10位「ADVANTAGE」
さはさりながら、トップ10の壁は厚いようです。
では、次回心の時代でお会いしましょう。
こんばんは
いや~新アルバム風の軌跡が発売されました(もちろん買いました)。
この企画を始める時に書きましたように(記事はこちら)このブログを休止する前の最期の企画として始めたのがサダペディアでしたが、始めたのが2012年の6月。その間にベストアルバムの天晴は発表されるは、オリジナルアルバムも1枚どころか2枚目まで発表されてしまいました(汗)。いくらなんでもこれはさぼりすぎではないか、と。
こんなペースではいつまで休止できないではないか、と。
というわけで今後の予定ですが、あとオリジナルアルバムの紹介が今日をいれて4枚。ついでですから今日発売された新アルバムを最後にご紹介して終わりにします。
ただ何回か繰り返し聴いてから書きたいので、新アルバムは最後に回します。
ということで、今日を入れてあと5回ですかね。
なんとかこれだけは頑張ります。
もともと仕事の関係で更新が不規則ですが、ここ最近はもっと不規則になると思います。コメント返しもこれまで以上に不規則になると思いますがよろしくお願いいたします。
さて本日ご紹介するアルバムはこちらです。
古くさい恋の唄ばかり (96.10.25)
1、絵画館 2、月の光 3、短篇小説 4、Wonderful Love 5、愛について 6、オールド・ファッションド・ラヴ・ソング 7、甘い手紙 8、あの人に似ている 9、金糸雀、それから… 10、帰郷 11、君を信じて
①ヒット:C
シングル曲があり、ヒットしていればA、していなければB(ただしほぼ知名度なしならC)、シングル無しならC
②コミカル:C
関白宣言、関白失脚、雨やどり、私は犬になりたいなどのコミカル系があるか?
③国風:C
飛梅、まほろば、修二会などの日本の文化、建造物などの曲があるか?
④恋愛ソング:A
いわゆる恋愛ソングが多いかどうか?ちなみにさださんの場合皆無のアルバムは無いです。
⑤社会性:C
前夜、空き缶と白鷺、遥かなるクリスマスなどの社会的な曲があるか?またその程度により分類
このアルバムはタイトル通り恋愛ソング満載です。で、ヒット曲はありませんが由紀さおりさんと高倉健・裕木奈江さんへ提供した曲(前者は金糸雀、それから・後者はあの人に似ている)が入ってはいますが知名度もないので①はC判定かと。またコミカルな曲②、国風的な曲③、社会性のある曲⑤はほぼないためすべてC判定です。とにかく恋愛について特化したアルバムで私のように恋愛に縁がない人間にとっては戸惑うところの多いアルバムです(汗)。
ただ、さださんファンにとっては重要な分岐点のアルバムであることも事実です。
それはこのアルバムを最後にレコード会社を移籍したこと。
さださんはデビュー以来長い間ワーナー系からレコードを出していました。ワーナー側にとっても全盛期のさださんは有効なコンテンツだったと思います。ドル箱といっても言い過ぎではない時期がありましたし。で、時はうつろい当時さださん44歳。この後さださんはテイチク系へ移籍し夢唄から夢のつづきまでのアルバムを出し、すろうらいふすとーりーから現在に至るまでU-CAN(当時はFOAレコード)でリリースしています。
さださんの全盛期を(売り上げ的にも人気的にも)ささえたワーナー系の最期のアルバムがこれになるわけですがどういう心境だったのか、それは知るすべがありません。(現在発売中のリマスター版のライナーには書下ろしのライナーが載っているのでそれについて触れられているかもしれないが、音が良くなっているとはいえ同じアルバムを買うほどのファンではないので:汗。第一そこにかかれているという保証もない)
ただ、これは最近のさださんのアルバムもそうだが、アルバム間隔が短く、かつさださんが忙しいためか、その(約)1年間で作られた曲を(それが誰かへの提供曲であっても、また何かのために書いたものであっても)集めた感はしないわけではない。
アルバムのための曲というより10曲程度の良質の曲があるからアルバムを出した、という感じがややすることは事実だ。たとえば今回のアルバムの11曲の中で言えば短編小説(桂木文さんへの提供曲)、Wonderful Love(JAグループのイメージソング)、愛について(アニメ「家なき子レミ」テーマソング)、あの人に似ている(ドラマのテーマソングをアレンジ)、金糸雀、それから…(由紀さおりさんへの提供曲をアレンジ)、帰郷(香川国体のイメージソング)、と過半数の6曲がそうである。もちろんアルバム用に作った曲を何らかの形で提供した可能性もあるし、そもそも「そのこと自体」がいけないわけでもない。もっと言えば先に書いたようにそれらが「良質」でありアルバムのテーマ性と一致していれば特段クレームを入れるほどでもない。
しかし、私は「かつてはさださんはそうではなかった」ことを考えた時、そしてこのアルバムがさださんのキャリアの節目になっている時、それらが無関係であるとは言い切れない気がするのです。
私がこのアルバムを聴くとき(今回久しぶりに聴いたのですが)、発売当時の自分(紹介記事にも書きましたが当時は無職で自身も苦しんでいました)を具に思い出すのですが、それらの感傷は80年代に私がさださんのアルバムを次々と聴いた時の感傷とは明らかに異質なものです。当時はアルバムをいちアーティストとして客観的に鑑賞していました。しかし90年代以降のアルバムは私自身の思い出と強くリンクしています。きわめてパーソナルな観賞になっています。もちろんそれが良いとか悪いとか言う話ではないのですが、この「思い入れ」の部分が「きっと自分だけで外の人は違うのでは?」という思いにさせるのです。
要は他人に「これ良いですよ」と勧めてよいか迷うということなのです。悪く言えば「痘痕も靨(あばたもえくぼ)」的な。
でもこの企画上できるだけ客観的な感想を書くべきだろうと当時の私の想いなどをカットして改めて聴いてみました(かなりむつかしかったですが)。
まずは出だしの絵画館、月光と続く二曲。これは多分多くの方になじむかなと思う曲ですが、前者はさださんのファンであればあるある的な要素もあり楽しめるかもしれません。今放送されている「ちゃんぽんたべたか」の舞台のモデルでもある国学院高校の近くである「神宮球場」のあたりが歌詞に登場し、辺りを全く知らない私も想像し楽しむことが出来る。
また動画サイトなどを見ると「愛について」はアニメの主題歌として意外と認知が高く、さださんファンでなくてもこのアニメに対する評価にくっついた評価がかなりあるようです。北の国からに近い感じでしょうか。幸か不幸か私はアニメを見なていないので曲そのものの観賞ですが、アニメを好きな方ではまた違う意見でしょうし、さらにはアニメ好きでさださんファンとそうでない方とで違う可能性のある、つまり感想の多様性のある曲なのかな、と思います。当時家なき子レミをご覧になっていた方はお聴きになると別の感動が生まれるかもしれません。
甘い手紙、あの人に似ている、金糸雀、それから…は情念が強めの曲です。ですから好き嫌いが分かれる可能性があります。また「金糸雀、それから…」は昔の提供曲を一部アレンジしたようですが、それでも主役の女性が70~80年代のさださんの良く出てきた女性の感じがして、今の方々に共感を得られるかは不明です。私はこの曲がアルバムで多分一番好きかもしれません。
「帰郷」は一転案山子系の曲ですし最後の「君を信じて」は勇気づける系の曲で、恋よりも愛の方でしょう。
さてこのアルバムを他と比較することになるのですが…
さてランキング。
1位「風見鶏」
2位「夢の轍」
3位「風のおもかげ」
4位「夢供養」
5位「Glass Age」
6位「夢ばかりみていた」
7位「うつろひ」
8位「夢の吹く頃」
9位「印象派」
10位「ADVANTAGE」
やはり上位というわけにはいきませんでした。今でもコンサートで歌われる曲や良い曲が多いのですが、「アルバム」としての一体感というか豪華感が私の今のところのベスト10には及ばないかなあ、と。
ただある程度さださん好きになって聴くと「これ良いなあ」と思える曲が多々出てくると思います。
40枚ほどのアルバムでは最初より後半に聴くアルバムかな、と思います。
では、次回夢唄で!
GWはいかがでしたか?
私は携帯の電波がやっと届き、LTEって何?食べられるの?というような辺鄙な実家で田植え用のもみ撒きをしてまいりました。
おかげで運動不足でやばくなっている体が悲鳴をあげております。
TPPだかTPOだかTRFだか知らないけれども例え外米がたくさん入ってきて消費者がそちらを選んだとしても私が生きて動けるうちは自分のお米は自分で作ります。保守を自認する人たちが何を「守る」のかはともかく、日本のとりわけ田舎の田園風景、風俗、文化は特筆に値し、さらにはそれらと稲作は密接にかかわっています。日本の風景は本当に美しいのですよ。スカイツリーから見た東京、あべのハルカスから見た大阪、古の都京都それらだけが美しい日本というわけではない。
美味しいか不味いか、高いか安いかではないのですよ。問題は。
何かと引き換えにできるものとできないものがあるはずなのです。まあ自説を絶対的に正しいとは思いません。しかも答えはそうそう出るものではなく、あるいは私の生きているうちは出ないかもしれません。(意見には個人差があります)
とにかくもみ撒きで腰が痛いと、という言うことです(笑)。
さて前振りとかぶるようなかぶらないような内容のアルバムが最終第7シーズン最初のアルバムです。
さよならにっぽん (95.10.25)
1、さよならにっぽん 2、名刺 3、ステラ,僕までの地図 4、烈 5、地平線 6、六日のあやめ 7、鳥辺山心中 8、銀杏散りやまず 9、兵士の手紙ときよしこの夜 10、青の季節
①ヒット:B
シングル曲があり、ヒットしていればA、していなければB(ただしほぼ知名度なしならC)、シングル無しならC
②コミカル:B
関白宣言、関白失脚、雨やどり、私は犬になりたいなどのコミカル系があるか?
③国風:B
飛梅、まほろば、修二会などの日本の文化、建造物などの曲があるか?
④恋愛ソング:B
いわゆる恋愛ソングが多いかどうか?ちなみにさださんの場合皆無のアルバムは無いです。
⑤社会性:A
前夜、空き缶と白鷺、遥かなるクリスマスなどの社会的な曲があるか?またその程度により分類
このアルバムの紹介記事を見るまでもなく、アルバムの発売年を見ればかなりの方はこの年がどういう年だったかお判りだろうと思います。
阪神淡路大震災、地下鉄サリン事件
同じ震災後のアルバムでも東日本大震災後のアルバム「Sada City」とは意味合いが少し違います。
とりあえず、上の分類説明から。①のヒットですが「名刺」(カップリング「さよならにっぽん」)「烈」(カップリング「地平線」)がシングルカットされましたがセールスがもごもご…なのでB。ちなみに4曲もシングルになっているのは珍しいのです。
②コミカルは関白宣言とは毛色が違うものの「名刺」が佳作。サラリーマンの悲哀を歌いながら当時必須の「ポケベル」がいい味出してる。
③国風的な曲は「鳥辺山心中」とそしてそれを国風というかどうかは悩ましいが戦争をテーマにした「銀杏散りやまず」さらにはこのアルバム最大の問題作(と勝手に思っている「兵士の手紙ときよしこの夜」が含まれる。Aでも良いと思うのだが幾分定義した「飛梅」「まほろば」などと異なるためBとする。
④恋愛ソングはいつものように多いのだが色は薄くなっている気がする。
⑤社会性の歌はやはり「さよならにっぽん」だろうか。
さて、「さよならにっぽん」は当時の世相を歌った歌ですが「前夜」のテイストに近い。ただこの後の同形の歌から傍観色が薄れていく。この曲の中で主人公≒さださんは日本で起こる様々な出来事を傍観的に眺め、無力感を歌っている。それどころか「さよなら」とつぶやく。ライナーノートを見ても直接的な、あるいは直情的な怒りに達していないように見えます。また東日本大震災後のSadaCityのような自身への失望感、そしてその後の(チャリティなどへの)能動的な意識も、それほどこのアルバムからは強く感じられない。おそらく二つの震災の被害の大きさだけではなく、二つの間のさださんの年齢の違い(43歳と59歳)、考え方の違い、さださん自身の環境の違いがあるのだろう。リタイアすら考えていた後者と、不惑を過ぎてバリバリの(あるいは家族や会社、そして件の借金を抱えそうせざるをえない)前者とでは仮に震災が逆であったとしても結果は同じだったかもしれない。それは良し悪しでなく、いやむしろ、「人間さだまさし」の生きている証(あるいは置かれている状態)としてこの二枚のアルバムを比較すると面白いかもしれない。前者の時は「さよならにっぽん」であったものが後者の時は「歌手という自分の無力感」になったように感情のベクトルが違うのがさださんを考えるうえで興味深い。そう、生きていれば変わらない方が不自然と言えば不自然なのだ。そしてそれは私にも言えることだ。
表題作の後の「名刺」は軽いタッチだが今度はサラリーマンの悲哀になっていく。このあたりもさださんと歌詞の中の主人公が分離して聴こえる。だから聴いていてその多様性がうれしい(少なくとも僕は)。ちなみにこの曲は(おそらく)忘年会シーズンでのクリスマスソングだが、どう考えても世間一般のクリスマスソングとはまるっきり違う(笑)。
「ステラ,僕までの地図」 「烈」 「地平線」 「六日のあやめ」 「鳥辺山心中」とさださんらしい大きな振れ幅でアルバムは進んでいく。(「烈」だけは映画の主題歌だが不思議と浮いていない)「地平線」は当時大好きだった。旅立つ人に贈るカセットなどにはこの曲を入れていた。(そういえば好きな曲をつなげてオムニバステープを作るという習慣が昔はあったが最近は音楽がmp3などのデータ系になって薄れた感じがする)また意外に(といっては悪いが)「六日のあやめ」は大好きな曲。さださんの描く女性像の多様性が垣間見える。「鳥辺山心中」の某時代劇っぽいイントロがいい味出してる。心中とは穏やかではないが男の「嘘」と「心の死」で、まことに深い情念になっている。
そして「銀杏散りやまず」。さださんの父親と伯父の戦中から戦後の濃密な交流とその別れ(伯父の死)までを文語体で綴った歌詞で詩中の主人公はさださんの父親(先年他界)になっている。さださんから父親と伯父に送った精一杯の鎮魂歌(当時お父さんはご存命だが)なのだろう。そのあとの「兵士の手紙ときよしこの夜」は正確には曲ではない。きよしこの夜の曲だけをBGMにして特攻隊で亡くなった方々の遺書を朗読するというきわめて変則的なものになっている。よって作詞も作曲もさださんと関係ないという大変珍しい曲で(そもそも曲かどうかも難しい)どちらかというとさださんはディレクター的な立場になっている。しかしこの組み合わせがとても素晴らしく直前の「銀杏散りやまず」と相まって強い感動(感動という言葉が不謹慎なら「衝動」)を感じる。まさにさださんのアルバムでしか成立しない趣だが、感覚的にはサイモンとガーファンクルの「7時のニュースときよしこの夜」に材をとった感じもする。本家の方はきよしこの夜をバックでサイモンとガーファンクルが歌い、それをBGMとして当時の世相のニュースをそのまま(おそらく)アナウンサーが読み上げます。ニュースの日本語訳を見ると当時のアメリカの社会的な問題が描かれています。(これはこれでとても感慨深い曲で、特に英語の訳を見ながら聴くとその傍観性がとてもいい感じです)
さて、構成的にはこのオマージュとも取れるさださんの曲?ですが、とにかく聴いた時の衝撃が半端ありません。それゆえ「防人の詩」の際と同様に、某動画サイトでは左右とりわけ右側の方々のコメントが威勢良いわけですが、もちろん「そういった」意図で収容しているわけではありません。むしろ戦後50年に際して長崎に建設する発表をしていた長崎ピースミュージアムなどを意識したいわゆる平和運動の流れなのですが、アルバムを買わない人にとっては「表面的な受け取り」になってしまったのでしょう。またこのピーススフィア(貝の火運動)も地元長崎や夏恒例の例のコンサートでの若干の紆余曲折があり、記念館もずいぶん遅れて出来上がったと記憶しています。ことほど左様にボランティアやNPOの活動というのは難しいものなのでしょう。
このように曲の意図が本来の目的とずれることはままあるのですが、それが「話題性をもって良い」と取るか、やはり「よくないこと」と取るかは悩ましいかもしれません。
さて、最後は今でもコンサートなどで歌われる「青の季節」。歌い上げるタイプの壮大な曲で、このアルバムの締めくくりには十分だろう。
このアルバムは表題作の1曲目から始まり、さださんに世間が望むものはすべて含まれると思うのだが、さださんの様々な葛藤、不安が見て取れる。それは1995年という時代の世相そのものと一致する気がします。
ではそれを踏まえてこの企画の主眼であるさださんの曲を人に勧めるとしてこのアルバムはどういう位置づけになるかを考えると、上位に来るか?と言われれば少しむつかしい。一曲一曲の出来は良いし、銀杏散りやまずなど聴いて泣けてくる曲もある。しかしそれは私がさだファンだからこそのそれであるのでは、という思いもする。さださんとの出会いがこのアルバムだったら、と考えると、またこの後恒常的なファンになりうるきっかけのアルバムか?と言われれば、ファンである私も少し悩ましい。
ただし、さだまさし、という人間を考えるうえで重要なアルバムであることは間違いない。なので数枚鑑賞してさだファンになってから聴くことが一番あっているのかもしれないなあ、と思う。(あくまでも個人的に)
さてランキング。
1位「風見鶏」
2位「夢の轍」
3位「風のおもかげ」
4位「夢供養」
5位「Glass Age」
6位「夢ばかりみていた」
7位「うつろひ」
8位「夢の吹く頃」
9位「印象派」
10位「ADVANTAGE」
今回は10位以内に入らず。
たださださんにおいてとても大切なアルバムであることは確かだと思います。
とりあえず「銀杏散りやまず」と「兵士の手紙ときよしこの夜」は聴いていただきたいと思います。
では、次回またお会いしましょう!
反省した人間はまずは行動から、ということで結構早めに更新してみました。
ただ、この反省が長続きしないのが、O型、アラフィフ、独身(もはや募集するのも疲れた)の私の欠点なわけで。と北の国からの純君みたいなことを言ってみました。
さてサダペディアも今日のアルバムで第六シーズンが終わり。いよいよ次回から最終の第七シーズンに入ります。
その記念すべきアルバムがこれになります。
Glass Age ~硝子の世代~ (84.12.12)
1、名もない花 2、桜散る 3、虹の木 4、もう愛の歌なんて唄えない 5、Forget-me-not 6、空缶と白鷺
7、寒北斗 8、下宿屋のシンデレラ 9、玻璃草子 10、春雷 11、道の途中で 12、名もない花
①ヒット:B
シングル曲があり、ヒットしていればA、していなければB(ただしほぼ知名度なしならC)、シングル無しならC
②コミカル:C
関白宣言、関白失脚、雨やどり、私は犬になりたいなどのコミカル系があるか?
③国風:C
飛梅、まほろば、修二会などの日本の文化、建造物などの曲があるか?
④恋愛ソング:A
いわゆる恋愛ソングが多いかどうか?ちなみにさださんの場合皆無のアルバムは無いです。
⑤社会性:A
前夜、空き缶と白鷺、遥かなるクリスマスなどの社会的な曲があるか?またその程度により分類
このアルバムは紹介記事にもある通り、結婚して子供が出来た後のアルバムで(今TSUKEMENで活躍している佐田大陸さん)さらにはその子供が歌詞に登場することでファンの間では知られたアルバムです。
まずは上記分類の説明から。①のヒットは一応シングル曲「寒北斗」が入っていますが売り上げは???なのでB判定かと。また当時ナショナルの洗濯機愛妻号とのコラボでさださんがほかの方の作った詩に作曲するという試みがなされ、さらにはキャンペーンの一環として洗濯機を買うと非売品の「下宿屋のシンデレラ」というレコードがつくというシュールな現象でもプチ話題になったとかならないとか(苦笑)。もちろんこのレコードは非売品のためヒットとは言えないと思います。
②のコミカルな要素は今回は影を潜めていますのでC。③の国風的な曲はしいて言えば玻璃草子が文語体で描かれていますが、いわゆるロケーションとしてどうかというものではないようなのでC。④は、ほぼすべてにわたって恋や愛の歌なのでA。⑤の社会性はなんといっても前夜のアンサー的な意味あいの「空き缶と白鷺」があるのでA。
まずはこのアルバムを聴いたのはかなり久しぶりでしたが、かなり素晴らしいと感じたのは白状しなければなりません。もちろんこのアルバムを初めて聴いた高3時代の記憶が混じり合った一種の鑑賞がそれを強めていたことは認めなくていけませんが、しかし仮にそれがなかったとしてもさださんの歌詞の奥行、曲のバリエーション、渡辺俊幸さんの編曲のすばらしさなどから見て決して個人的な感激ではないだろうと思うのです。
その一つが、最近でもさださんが使う、一つの曲をプロローグとエピローグに使う手法の成功があげられると思います。古くは帰去来の「多情仏心」などで見られる構成ですが、今回の「名もない花」はあえてギターのみの曲にしたことで、たったの2行の歌詞がより切なく、これから始まるさださんの世界観の入り口と出口の素晴らしい案内になっています。
大学受験目前の12月に聴いてブルーになった「桜散る」はこの後大学で人生初めてのコンサートで歌われたので感激しました。あれが確か1985年5月5日 飯塚市運動公園でのコンサートでしたから、なんとあの日から30周年でした。これは偶然でしたが感激します。
そして今回改めて感激したのが次の「虹の木」です。男女の別れの曲ですが、さださんの曲に出てくる理想的な女性とやさしい男性の関係のプロトタイプ的な曲です。この手の女性はこの時期のさださんの曲によく出てきて、それがさださんの理想なのか、女性観なのかはともかくとして、緩やかな切ない別れの時間をアレンジと相まって今回再認識しました。
で、次の「もう愛の歌なんて唄えない」と「Forget-me-not」はさださんのそれまでにはない曲です。前者はストリングスのアレンジが効果的で、(おそらく)年上の女性へ向けた純真な青年の恋が破れ、「花をちぎれないほどやさしい人に恋は無理よ」などと強烈なダメ出しをする女性が嫁ぐ様子を描いたのですが、この強烈なダメ出しは実は女性のやさしさなのではないか、と思うのです。それゆえ年上だと推察するのですね。う~ん、独身の私はこの男性のつらさが身にしm…
で、後者は一転女性視点の愛の形を歌ったもの。このように横揺れ縦揺れ、さらにはその振幅が大きいのがこの時期のさださんのアルバムの魅力で、かなりチャレンジングなのです。
それがよく表れているのが「空き缶と白鷺」でしょう。ライナーを見ると、この曲は前作の「前夜」のアンサーとして「Day After(翌日)」とする予定だったとあります。そうしなかった理由として当時はやった「ザ・デイアフター」という映画のことやそもそもこの曲の主張が強すぎて前作と少し色合いが変わってきたことなどを挙げています。
世の中で起こる様々な現象と自分の生活、世界で起こっていることをそれぞれ等間隔に配置し、それらに対して無力な自分を「卑怯」と言ってしまう。しかし後半では「悲しみながら 迷いながら それでも 精一杯に 誰もが 現在を生きてる」と歌う。この「誰もが」に当然自分が入っている。仕方ないじゃないか。という感じのやるせなさ、真面目に考えれば考えるほど自分が辛くなっていく。このもろ刃の剣のような鋭利さは聴いている方をも考えさせてしまいます。
ちなみに曲の最期に「2016年の夏に子供が 今の僕の歳になる」と歌います。それがいよいよ来年になってきました。私も歳をとるはずです。
「寒北斗」はかつてさだ―1でも書いたようにすでに失いつつある、かつて日本のどの家庭にもあったはずの師走の原風景と家族を絡めた名曲。結婚する時に亡くなった父親に神棚越しに(うちは仏教ではなく神道)この曲のように報告する予定でしたが未だその気配すらないアラフィフなのですね(号泣)。下宿屋のシンデレラは先に書いたような理由で稀有な曲でも不思議とさださんの曲に合ってる。玻璃草子は有名な和歌を材にとって愛する人への想いを文語体で語った曲で、当時のさださんのアルバムによくあるアクセント的な曲。
そして「春雷」。「胡桃の日」と並んでライブでは非常に映える曲で、とりわけマリンバの宅間さんの存在価値が上がる曲。激しい男性の心をアップテンポというより激しい曲調がより際立たせています。最後の「道の途中で」はさださんのコンサートの最後やアンコールで当時は結構歌われていた。1000回記念のコンサートでもそうでした(ちなみにライブ盤のアルバムではこれが最強)。
さていつもより長めに語ってきた今回のアルバム。久しぶりに聴いたからか感動が大きく、予想していた順位より上がったか?
また曲の出来も良く実は「虹の木」などは初めての人も聴きやすくさらには次作の「ADVANTAGE」の前兆的な作品とも思えます(まあ今となっては、ということですが)。
では、ランキングです。
1位「風見鶏」
2位「夢の轍」
3位「風のおもかげ」
4位「夢供養」
5位「Glass Age」
6位「夢ばかりみていた」
7位「うつろひ」
8位「夢の吹く頃」
9位「印象派」
10位「ADVANTAGE」
今日は結構悩みました。好きなアルバムであること勧めることは違うでしょうし。ちなみにすき加減で言えば3~4位くらいですね。高校から大学のさまざまな思い出の詰まったアルバムですし。
では、次回いよいよ最終シーズンへと突入です。GW明けになると思います。
実に約半年ぶりの更新です。
とりあえず一体何があったからこんなにさぼる、いや、更新を休むことになったのかをご説明しなければなりません。早い話が言い訳をしようということです。
最後の更新が昨年の11月でした。
12月は意外と本業が忙しいのです。私はこのブログ以外にも二つのブログをやっておりますが、その二つも休みがちでした。(ちなみにその二つは本業に関係するのでよほどのことがなければ更新するのです)
で、年が明ける。
自営業をやっている方なら1~3月というのは日本国に住んでいる以上避けることが出来ない一大行事?「確定申告」があることはお判りでしょう。
私が脱法ドラッグをそれとわかって扱っている店舗の店主だったり、某非合法集団で闇金をやっていたり、あるいは善良なおばあちゃんに「もしもし?ボク。実はさあ会社の小切手を盗まれちゃってさあ…」などで始まる振り込め詐欺グループの元締めだったりして、警察なんて怖くねえぜ、税金なんて納めるお金があったら、ひいきにしているキャバ嬢のあゆちゃん(仮名)にバックでも買ってやった方がいいし~などという中々の香ばしい人間ならまだしも、そこはそれ、大して儲かりもしない自営業しているのに、確定申告の帳簿をチェックしてもらう某所の税理士のお姉さんの「これは経費になりませんよ~」という一言にびくびくしているほどの気の弱さですから、確定申告を避けて通るわけにはいかないのです。
そうこうしているうちに年度替わりで本業が忙しくなり、なんだかんだで4月になった、と。
どうでしょう、ご納得いただけました?(涙目)
などと統一地方選挙で負けたのは党幹部の責任だ、と、候補者自身の責任を置いといて人のせいにする某野党の落選議員たちのような言い訳じみたことを言ってみました。
せめてこのサダペディアだけでも完成させないといけないと、しかも、最近こんな私のブログにコメントいただくし、さらには意外と訪問して下さる方が多いので、私も与党に対して批判的な放送を流した放送局の幹部を呼び出して意見を聞くという弱気なんだか強気なんだかよくわからない与党幹部のような厚顔さ、もとい思い上がり加減、いやもとい強さを持たなければいけないと思い立ったのです。
幸い?このサダペディアのブロックも今回を入れてあと2作。
さらに残る最終ブロックもさよならにっぽん~季節の栖までの5作。要はあと7作品でこの壮大な企画も終わるわけです。何とかこれだけはやり遂げたいと、アラフィフ独身の私は思うのです。
さて言い訳でみなさんのご納得を得られたところで(自分勝手)、早速中断していたサダペディアの続きです。
今日は回を重ねて36枚目。
風のおもかげ (83.11.30)
1、向い風 2、上海物語 3、安曇野 4、甲子園 5、あこがれの雲南
6、CONGRATULATIONS 7、孤独 8、転校生 9、津軽 10、祈り
①ヒット:C
シングル曲があり、ヒットしていればA、していなければB(ただしほぼ知名度なしならC)、シングル無しならC
②コミカル:B
関白宣言、関白失脚、雨やどり、私は犬になりたいなどのコミカル系があるか?
③国風:B
飛梅、まほろば、修二会などの日本の文化、建造物などの曲があるか?
④恋愛ソング:A
いわゆる恋愛ソングが多いかどうか?ちなみにさださんの場合皆無のアルバムは無いです。
⑤社会性:B
前夜、空き缶と白鷺、遥かなるクリスマスなどの社会的な曲があるか?またその程度により分類
このアルバムは私が高校の時のアルバムで、豆知識としてはさださんが結婚して最初のアルバムになっている。だからというわけではないでしょうが恋愛ソングが多い。最後の祈り以外は恋愛ソングと言ってもいいのではないか、と思う(当然④はA)
ただ同じ恋愛ソングでもこれだけの幅を持たせて曲を造れるのが当時のさださんのすごいところである。
ヒット曲こそないものの(①はC)、ユーミンの曲で大ヒットした不二家のソフトエクレアのCMソングである向い風を1曲目に持ってくるなど意欲的なアルバムであることは間違いない。
さらにコミカル路線としては、いわゆる関白宣言とは傾向が違うもののB面の1曲目に「CONGRATULATIONS」を持ってきたことで重要なアルバムのアクセントになっている。数あるさださんの曲、だけでなく日本全国の歴代の曲の中で「生理」という単語が冒頭に使われていて、かつ、変になっていない稀有な曲だと思う。当然当時はこの曲を人前で歌えなかった(爆)。私は修学旅行にバスの中でアカペラでさださんの「第三者」を歌うほどKYで強心臓な人間だが、さすがにこの曲だけは無理だった。だってやっぱり女の子に嫌われたくないし…。なお「転校生」もコミカルソングではないが軽めの良い曲である(②はB)。
さらに国風的な曲としてはいわゆるさださんお得意?の神社仏閣系の曲ではないものの、「津軽」「安曇野」という曲が、渡辺さんの編曲と相まって日本の風土をよく表している。(③はB)
そして社会性のある曲としてやはり最後の「祈り」は避けて通れない。一時は平和記念コンサートなどでほとんど歌っていた記憶がある。(⑤はB)ただ、前作の夢の轍の中の「前夜」や次作GLASS AGEの「空き缶と白鷺」と異なり、空を飛ぶ鳥とそれを捕獲しようとする人間などのように比喩的表現で、前二作にあった「私(僕)」の「生活感や存在」を薄めて「僕たち」にすることで、平和への誓いの曲の輪郭を強めている。
ただ個人的にはダントツで好きなのは「甲子園」であろう。
さださんは野球好きであるから野球をテーマにした曲も数曲ある。しかしこの曲は名前こそストレートに「甲子園」だけれども、甲子園での野球や球児の躍動は、二人の恋人同士の背景でTVの映像として流れているだけである。前面は今から(おそらく)両親に恋人を紹介に行くために旅立つ前の待ち時間、立ち寄った喫茶店での恋人同士の風景、つまりラブソングである。でもTVでの球児たちの様子や試合の経過、あるいは速報ニュースまでもをかなり細かく描写することで、二人がそれらに自分たちの何かを重ねているとも読み取れる。この風景描写の遠近感と心理描写。そして最後の終わり方。この曲はさださんの曲の中でもかなり成功した曲と言えると勝手に思っている。何気ない風景に様々な人間ドラマがあり、その風景をトリミングすることで「いつかの」あるいは「いつかくる」自分の風景と合わさって強い共感と感動を生む。これだからさださんのファンはやめられないのだと、この曲を聴いて実は30年くらいたつのだが、思っている。最近はこういった、シンプルなようで実は(個々の解釈の違いで)いかようにでも深い解釈ができる(別の言い方では勝手に思い込める:笑)曲が少ないので少し欲求不満です。
このアルバムは時間的には前作より収録時間が短く(確か当時の46分テープに入った)シングル曲もないアルバムだが、さださんのキャリアの中ではかなり重要な位置を占めていると思っている。もちろん1曲目と最後の曲がコンサートなどで重用されたこともあるが、この曲のバリエーションが当時借金を抱えていた若き鬼才さだまさしの才能を表していると思っている。世間的な評価は全く高くないが(そんなことを言ったらさださんのアルバムほとんどそうだが:苦笑)、名盤であると思っている。
曲の仕上がりも良く、初心者やさださんのファンになりたての人が聴いても十分楽しめるのではないかと思っている。
では、ランキング。
1位「風見鶏」
2位「夢の轍」
3位「風のおもかげ」
4位「夢供養」
5位「夢ばかりみていた」
6位「うつろひ」
7位「夢の吹く頃」
8位「印象派」
9位「ADVANTAGE」
10位「夢回帰線Ⅱ」
いやあ、今日は迷いました。2~4位で猛烈に迷いました。改めて前作を引っ張り出したほどです。2位の「夢の轍」に比較して軽く聴けるということで好みの問題ということで、ぜひまだの方は両方聴いてみてください。
では、また!
こんばんは。
前回の記事で実は記事はできてるんです、みたいなことを書いたと思いますが、実は嘘ではないのです。ただ後半の文章に手間取って書く手が止まっていたのです。
で、その証拠になるわけではないのですが、前半の書き出し、いつもの言い訳コーナーをそのままでアップしたいと思います。なんとこの記事を書いたのは8月だったのです!
しかも、その時点でジャケットに対する要望を書いており、図らずも一部実現してました(汗)。
では、原文のままどうぞ~~~
暑いですね。
みなさんお元気ですか?
気が付けば更新も間が空いてしまって、もう次のアルバム(2年ぶり)発売まで1か月を切ってしまいました。
楽しみです。何しろ久しぶりですから。
個人的にはジャケット。勝負してほしい。写真が好き!おじさんの姿でもいいからジャケットを写真にしてほしい。ちなみにアルバムジャケットが写真だったのはMistが最後です。
さて宣伝はそれくらいにして(宣伝になってないけど)、本日のサダペディアは個人的にはある理由から思い入れが3本の指に入る(あくまでも思い入れですよ)アルバムです。理由は後述。
夢の轍 (82.12.11)
1、微熱 2、極光 3、虫くだしのララバイ 4、人買 5、前夜
6、退職の日 7、まりこさん 8、HOME 9、償い 10、片おしどり
①ヒット:B
シングル曲があり、ヒットしていればA、していなければB(ただしほぼ知名度なしならC)、シングル無しならC
②コミカル:B’
関白宣言、関白失脚、雨やどり、私は犬になりたいなどのコミカル系があるか?
③国風:C
飛梅、まほろば、修二会などの日本の文化、建造物などの曲があるか?
④恋愛ソング:A
いわゆる恋愛ソングが多いかどうか?ちなみにさださんの場合皆無のアルバムは無いです。
⑤社会性:A
前夜、空き缶と白鷺、遥かなるクリスマスなどの社会的な曲があるか?またその程度により分類
このアルバムの紹介記事でも書きましたが、私がさださんのアルバムを初めて買ったのがこのアルバムです。2800円(当時は消費税がない。いい時代だ)とカセットテープ代を財布に入れて予約してあったレコード屋さんに行くときの昂揚感。LPレコードなので大きい。しかも昔のレコードを入れる袋ってのは手提げ型のビニール袋なんですが少し厚くて高級な感じ。で、予約特典のポスターをもらう。ひなびた駅をギターケース抱えて歩くやつだ。で、そのレコード屋さんでこのアルバムの入りそうなカセットを買う。今でも忘れないDENON(今はデノン、昔はデンオンと読む)のDX3の50。
DX3はノーマルテープのほどほどのランク。50ですから50分テープ(片面25分)。
理由は風見鶏をSONYのBHFの46分(どんだけ覚えてるんだ:笑)に録音した時、一番最後の晩鐘の最後のほんの少しが入り切らなかったからと、当時DENONのテープの安売りをしていたから(苦笑)。
知り合いのKさんの家で録音しながら聴いて、かえってラジカセで何度も聴いて…
最初の微熱の鼓動のような音の感動は今でも残っていて、このアルバムを聴くときは1曲目から感動できます。
さてそんな思い入れがワールドサイズのこの1枚。
ヒット曲はですね、一応シングルになったのは退職の日がそうなんですが、こちらよりも世間の人は償いのほうを知っている人のほうが今や多いのではないかと思います。とはいえ、それだって「知られざる感動できる曲」みたいな扱いで一時期扱われたくらいなので今ではそんな知名度ないとも思う。まあ中間でB判定だろう。
コミカル部門は関白宣言のような感じではないけれども、虫下しのララバイが当時のさださんのコンサートトークとマッチしていて面白いので一応B’判定。
国風部門はC判定で、恋愛ソングはA判定。
で、社会性部門はA。なんといっても名曲「前夜」や「片おしどり」が収録されている。特Aでもいいくらいだ。
さてこのアルバム、思い入れはともかくとして、さださん自身の全アルバムでみても、重要な位置を占めている気がする。曲のバラエティ感がこれまでより一層多様化していて、いい意味で凸凹感がある。
映画長江でも使われた「Home」などから「虫下しのララバイ」のような振れ幅。さらには「前夜」の怖いほどの静かな現実感、夢の中の話のような「微熱」、実話を基にしてあるのにそれを感じさせない「極光」「償い」など、とてもバラエティに富んでいます。それはさださんの最近のアルバムでは感じないものです。決して昔がよい、という風に取られると困るのですが、そういった試行錯誤、また若さゆえの挑戦が具現化したアルバムとでも言うのでしょうか。
また某エッセイ集ではこのアルバムでは結構曲作りがスムーズにいき二枚組で行こうとして結局1枚で行くことになったという記述がみられます。時期的にはこのアルバムか次の風のおもかげだろうと思います。
要はさださんの充実したころのアルバムであるだろうと思える半面、前作、前々作よりもどっしりと腰の据わった聴きごたえになっています。ジャケットを見ても当時の映画長江からくる「さまざまな」影響も感じます。
ファンの方々は当然ご存じとして、興味を持たれた方にはぜひ聴いてほしい一枚ではあります。
では、ランキング。
1位「風見鶏」
2位「夢の轍」
3位「夢供養」
4位「夢ばかりみていた」
5位「うつろひ」
6位「夢の吹く頃」
7位「印象派」
8位「ADVANTAGE」
9位「夢回帰線Ⅱ」
10位「私花集」
このような結果になりました。思い入れもあるので、ご異論もあろうと思いますが。
正直1位だなと思っていた時期もあるのですが、今回のテーマはさだファンのなり立ての方に聴いてもらいたいアルバムということですので、やや「風見鶏」に分があるかな、と思いました。思い入れランキングなら実はダントツでトップでした。
では次回、本日ちょいと出てきた「風のおもかげ」でお会いしましょう!
台風が日本を横切って結構な被害が出ましたが、皆さまはご無事でしたか?
幸い大分は直撃などもせず、被害らしい被害はなく平穏でした。
世間ではワールドカップに湧いておりますが、日本は残念な結果に終わりました。私はこういうイベントのあるなしに関係なくそれほど大きな興味はないのですが、仕事が夜なもので、帰ってTVをつけるとワールドカップをやってて、食事をしながら見るともなしに見てたんですが、やはり面白いですね。
オリンピックとは違った意味で「国」と言うものについて考えさせられる出来事ではあります。
そんなこんなで、一番濃いゾーンに入ったこの企画。本日はこちらです。
うつろひ (81.6.25)
1、住所録 2、鳥辺野 3、第三者 4、邪馬臺 5、肖像画
6、昔物語 7、明日檜 8、分岐点 9、黄昏迄 10、小夜曲
①ヒット:C
シングル曲があり、ヒットしていればA、していなければB(ただしほぼ知名度なしならC)、シングル無しならC
②コミカル:B
関白宣言、関白失脚、雨やどり、私は犬になりたいなどのコミカル系があるか?
③国風:B
飛梅、まほろば、修二会などの日本の文化、建造物などの曲があるか?
④恋愛ソング:A
いわゆる恋愛ソングが多いかどうか?ちなみにさださんの場合皆無のアルバムは無いです。
⑤社会性:C
前夜、空き缶と白鷺、遥かなるクリスマスなどの社会的な曲があるか?またその程度により分類
このアルバムは先日の印象派とは逆で、昔は聴きまくっていたのに今ではほとんど聴かなくなったアルバムです。しかし、高校・大学時代はちょっとカセットテープを何本か持って出るときには間違いなく入っていたアルバムです。
全体として聴きやすく、アレンジがきれいなのが特徴で、曲のバラエティさも多く、よりたくさんの人の共感が得やすいものだと思っています。良い曲が多いためか、聴き過ぎると飽きやすいのかもしれません。
まずはヒット曲。私花集より後の夢供養、印象派、うつろひの3枚のアルバムはリアルタイムでシングルカットした曲がありません。この後の夢の轍で退職の日がシングルになっていますが、原則この時期のさださんのアルバムはシングル曲を入れないのが普通だった気がします。
尤もこの時期はシングルの売り上げが落ち始めた時期であり、後の恋愛症候群でヒットするまで、どちらかと言うとアルバム&ライブのアーティストとなっていました。ですからアルバムにシングル曲が入っていないことも気にはならない訳です。ちなみにこのアルバムの頃のシングル曲は81年に「驛舎/APRIL FOOL」(←私が初めてさださんのシングルを手にしたのがこれ)「生生流転/むかし子供たちは」82年が「しあわせについて/苺ノ唄」「長崎小夜曲/北の国から」と、かなりの重厚感ですが売り上げはこの辺りまでは10万枚の壁は超えていたようです。しかし20を超えるようなヒットは防人の詩以降ないようです。
さて、よってアルバムの中にヒット曲が無いのは当り前。コミカル曲は系統はやや違うものの「分岐点」がギリギリそれにあたるかなあ、と。反面日本の風景を歌った曲は邪馬臺、鳥辺野と良い曲がそろっています。恋愛ソングは若い恋愛、昔の恋愛の回顧、片思い、破局、老人の愛と様々なバリエーションがそろっており、極めて間口は広いと思います。
また編曲は前作に続き服部克久さんが全曲を担当しており、きれいな弦の構成で聴くことができます。
全ての楽曲が漢字三文字で構成されているのも前作までのアルバムタイトル漢字三文字へのオマージュ(自作の物に使ってよい言葉かはわからないが)とも取れます。
さて、1曲目の「住所録」。今のように携帯のない時代、それどころか留守番電話もさほどなく、基本黒電話だった時代に必須アイテムだったのが住所録(アドレスノート)。住所というより電話番号に主眼を置き、今でも好きな人対する一人芝居を描いた曲で、切なさ満載なのに曲が暗くないのが良くできている。今風に言うと「片思いあるある」か?
「鳥辺野」は前作印象派に無かった「まほろば」テイストの曲。まほろばより歌詞がやや硬質な感じがするが、アレンジのせいか、静かな風景と自分がマッチしているのが感じられる。「遠近」を「おちこち」と読むことを高校の時この曲で知った(笑)。
「第三者」は別れの曲。高校時代別に失恋したわけでもないのにこの曲が好きだった。あまりに好き過ぎて、修学旅行の時アカペラでバスの中で歌ってどん引きされた。そこで二つのことを学んだ。世間のさだまさしの曲の知名度が低いということと、こんな私でも歌い終わったと義理で拍手をくれた『友情』について(爆)。ただ曲は今聴いても良くできていると思う。喫茶店で、冷めかけたコーヒーを挟んで別れる二人がいて、こんなに近くにいるのに別々の方向を見ている。たくさんの同じ過去を持ちながらそれが懐かしい過去になり、未来に接点が亡くなる(異教徒という表現はいかにもきついが、これこそが明日からの二人の立場なのだろう)。いたたまれない時間と、しかし、儀式としての必然性。最期のウェイターの言葉がきちんとしめている。修学旅行時代の一般人(笑)は別にしてさださんのファンの間でもっと語られるべき曲だと思う。まあ地味なことは異存がないけどね。
「邪馬臺」は当時さださんと交流のあった古代史研究家の宮崎康平氏へささげた曲。さださんのアルバムにはこうした直接的なレクイエムがかなり多く、そのほとんどが良い曲であることは身びいきは別にして事実だと思う。
「肖像画」は少し男性に都合がよすぎるような気がしなくもないが、この曲とこの後の「分岐点」、あるいは少し前のシングル曲「吸殻の風景」などに当時のさださんの恋愛観が見え隠れする、と言ったら怒られるだろうか。
団塊世代あるいはそれ以降70年代辺りに青春を迎えた人たちにはたまらないのが、「昔物語」。男女が「純粋な友人として」行動しているうちに(それは今風に言えば何かのサークルでもバンド活動でも良いのだが)次第に恋愛を意識するようになり、ただ友人関係と自分の恋愛で葛藤があり、ついには悲喜こもごもの結果を迎える。その青春時代の出来事を、その後かなりの時間がたって「同級会か何かで」語り合う。そんな後味の良い文字通り「昔物語」。さだが嫌いな人はいてもこの曲を嫌いと言う人はあまりいないと思う(笑)。まあ知名度は…だけど。
「翌日檜」は善良な人間が日々の生活の中で迷い、それを内向的に(あるいは自責的に)考え続ける、思春期の極めて純な心情の曲だが、今ここまで深く内省する人間がどれだけいるかは不明です。
「黄昏迄」は引き潮と並んで当時のさださんの代表的なバラード。奥さんを亡くした老人の未だ冷めぬ愛を海辺で語る曲で編曲と相まって当時の大傑作だった。
よって、と言うわけではないが、最後の「小夜曲」の影が薄くなってしまった。短いがしみじみとしたラブソング。
当時さださん29歳。
こうしてみると、年相応の曲から、40~50代の男女、老人の曲までとても幅広い。この振れ幅の広さが私の考えるさだまさしの最大の魅力だと思うのです。よって年をとればとるほど残りの年齢の長さが短くなるので、この魅力がやや薄れるのは仕方ないかもしれません。60歳が20代の曲を作るのはかなり難しいし、滑る可能性が高いですからね。そういう意味で20~30代のさださんこそやはりさだまさしの円熟期と考えてしまいます。今が良いとか悪いとかではなく、アルバムを聴けば曲の純度、振れ幅、共感度全てが私に様々なエネルギーをくれたし、今聴いてもくれるのです。
さて今回改めて、久しぶりにこのアルバムを聴いたのですが、やっぱりいいですね。弦が多用されているのでアレンジもさほど古さが無い気がしますし(とはいえ、私、最近の若い人の曲あまり聴かないんでアレンジがわからないんですが:笑)。
ランキングですね。
1位「風見鶏」
2位「夢供養」
3位「夢ばかりみていた」
4位「うつろひ」
5位「夢の吹く頃」
6位「印象派」
7位「ADVANTAGE」
8位「夢回帰線Ⅱ」
9位「私花集」
10位「風待ち通りの人々」
さだファンになろうとしている人、とりわけ20代の方々には共感度の強いアルバムではないかと思います。曲の良さ、アレンジの良さ、詩の分りやすさ、と三拍子そろって、最低でも数曲は好きな曲ができるのでは?と思うのは欲目でしょうか(苦笑)。
では、またいつか!
すっかり月一ブログへと変貌したこのブログですが、皆さまいかがお過ごしでしょうか?
よくよく考えれば、このブログをお休みする前の一大企画として始めた、この企画も実はまる2年たっておりました…。その前に休みが1年数カ月。ついこの前さだ1を頑張って書いていたと思いましたが、時間がたつのは早いものです。まあ年とったということでしょうけど。
さて、前回の更新で大物夢供養を書きあげ、しかし、これでもかこれでもかと大物が続きます。しばしの間筆が止まりますなあ(ってさぼる口実を…)。
今日はこちらです。
印象派 (80.10.10)
1、距離(ディスタンス) 2、検察側の証人 3、聖野菜祭(セントベジタブルデイ) 4、みるくは風になった
5、たずねびと 6、推理小説(ミステリー) 7、0-15(ラブ・フィフティーン) 8、神話 9、博物館
①ヒット:C
シングル曲があり、ヒットしていればA、していなければB(ただしほぼ知名度なしならC)、シングル無しならC
②コミカル:B
関白宣言、関白失脚、雨やどり、私は犬になりたいなどのコミカル系があるか?
③国風:C
飛梅、まほろば、修二会などの日本の文化、建造物などの曲があるか?
④恋愛ソング:A
いわゆる恋愛ソングが多いかどうか?ちなみにさださんの場合皆無のアルバムは無いです。
⑤社会性:B
前夜、空き缶と白鷺、遥かなるクリスマスなどの社会的な曲があるか?またその程度により分類
このブログを最初から読んでいただいている方は耳にタコでしょうけれども、私のさだ遍歴は最初の出会い「昨日達」そして二枚目の「印象派」によって成り立っています。もっと言えば、このアルバムと言うよりも、1曲目の距離(ディスタンス)によって成り立っていると言っても過言ではありません。
それほど私にとってのこのアルバムは絶対的ですし、夫婦にとっての仲人、水炊きにとってのユズ胡椒にあたる(のか?)ほど重要なのですが、一応この企画は「初心者に勧めるさだアルバム」ということですから、そこんところは断腸の思いで脇においてやっていきたいとは思います。完全主観なら1位だとは思います。
さて、このアルバムは黄金期に発売されたとはいえ、ちょうど映画長江のカブっているはずで、そういう意味では苦悩が多い時期のアルバムだと思います。
まずは、ヒット曲はなし。そもそもこの時期のさださんはアルバムが売れている頃でしたから、シングル曲を入れる必要もない時期です。
コミカル路線の曲と言えば2曲。いわゆる関白宣言のフォーマットの曲ではありませんが、聖野菜祭と0-15がそれにあたるでしょうか。しかし前者はコミカルな作りにも関わらずテーマ性は深く、階級社会の中での恋愛と言う風にとらえればかなり重い曲とも言えます「第三階層(レベルスリー)」「第二階層(レベルツー)」などの言葉は歌詞カードを見るとドキッとします。そういう意味では社会性のある曲とも取れます。また曲の最後にニュースの放送が入りこみ、さらには「アメリカ大陸」を幻の大陸とする=超未来の歌としていることにより、今から千年先の日本の話ともとることができます。さらに0-15は当時さださんがやっていたラジオのDJを軸にしてシリアスな曲とコミカルな曲「素敵なテニスボーイ」を織り込んでいく構成になっていてライブではほぼ再現不可能な曲としてもっと評価されるべきだろうと思います。
反面国風的な曲は今回はなりを潜めています。
全体的に実験的と言うか、挑戦的なアルバムで、当時のさださんのクリエイターとしての一面が随所に見られます。2曲目の検察側の証人の作りにしても絶対的な価値観を否定して多面的、かつ俯瞰的に見ることでの物事の見え方の違いを表現しています。また恋愛ソングに変換し、かつ法廷を意識することでスリリングな作りに仕上がっています。
また、最後の博物館は自分の人生を博物館に例えて過去の展示(懺悔)と未来への期待を表し最終的にはラブソングになっています。
こうしたさださんの試みが全て成功したかどうかは実は私自身分らないのですが、しかしこの時期のさださんは映画を始め様々なことへの挑戦によって引き出しを増やしていると考えれば、また違った趣になる気がします。
かと思えば、いつものさださんらしい曲もあります。1曲目の距離もそういえばそうでしょうし、みるくは風になったは、ファンなら有名な実在の人物へのレクイエムです。たずねびと、推理小説も系統的にはさださんらしい作りだと思います。
で、やはりこれでしょうかね、「神話」。
当時はこれが苦手でした。ギターのみの演奏でふられた女性の心情を歌った曲ですが、これでは救いがないのではないか?と思えたりするのです。中島みゆきさんの曲を思わせますが、面白いものでやはりみゆきさんの曲とは違いますね。尤もそこまで人を好きになったことがない私にとっては、ひょっとしたら世間ではこれくらいのことは世間でよくあるのかも?と思うこともあるのですがどうでしょうかね?
全体的に重いアルバムです。しかし、さださんのキャリアを考える時、あるいは今のさださんを作る上では避けては通れないある種糧になっているアルバムだとも言えます。
身も蓋もない良い方をすれば、私にとってのこのアルバムは「距離(ディスタンス)」さえあれば問題ないのです(苦笑)。いやこれ内緒。
さてランキング。
1位「風見鶏」
2位「夢供養」
3位「夢ばかりみていた」
4位「夢の吹く頃」
5位「印象派」
6位「ADVANTAGE」
7位「夢回帰線Ⅱ」
8位「私花集」
9位「風待ち通りの人々」
10位「自分症候群」
個人的には大好きなアルバムですが、さだファンになりたての人に勧めるとなるとどうでしょうか。とはいえ「絶対に聴いてほしいアルバム」でもあるのです。悩ましいですが、結局ADVANTAGEよりは上だろうという結果となりました。これをお聴きになる場合当時書かれたライナートートを読みながら鑑賞されることをお勧めします。さださんの当時の苦悩、若さがあふれてこのアルバムがより楽しめると思います。
では、暑い日が続きますが、皆さんお体にはお気を付けください!
ついにこの記事を書くことになりました。
今だから正直に話しますが、この企画を始めた時、アルバムの紹介をデビューアルバムから順にしていました。それを途中で変えたのは(ブロックごとに区切った)このアルバムから続く私のさだまさし最傾倒期で順位が確定してしまうのが読む方からすると興ざめかな?と思ったからです。ましてや今日紹介するアルバムはとにかくオールドファンには人気の高いアルバム。
私にとってもある点で重要なアルバムなのですが、果たして1位なのか?という確認に時間がほしかったのです。
こうしてアルバム紹介も残りの方が少なくなった今、記事を書くたびにアルバムを聴きながら(アルバムによっては長期間聴いていないものもありますから)さださんの曲の変遷をある程度再認識した今、このある意味最強の第6シーズン(夢供養~Glass Age)を書く心の準備ができました。
ファンの皆様にはこの辺りのアルバムに極めてたくさんの思い入れをお持ちの方も多いと思いますが、どうか私個人的な評価であることを分っていただきご了解していただきたいと思います。
ここまで気を使っていると先週まで紹介していたアルバムとの差がやばい訳ですが、それほどのブロックに入ったということだけはご理解していただきたいと思います。
さて今日のアルバムはこちらです。
夢供養 (79.4.10)
1、唐八景 2、風の篝火 3、歳時記 4、パンプキン・パイとシナモン・ティー 5、まほろば 6、療養所
7、春告鳥 8、立ち止まった素描画 9、空蝉 10、木根川橋 11、ひき潮
※上の画像の写真は当時のジャケット(復刻版含む)とは異なります。2003年にFOAレコードから出された「夢供養MEMORIAL 2Disk」です。上記のアルバムと別にアルバムの全曲をピアノで演奏したインストゥルメンタルCDが入っています。
昔はオリジナル版を持っていたのですが、処分してしまいましたので、今回の画像はこれに変えさせてもらいます。
①ヒット:?
シングル曲があり、ヒットしていればA、していなければB(ただしほぼ知名度なしならC)、シングル無しならC
②コミカル:B
関白宣言、関白失脚、雨やどり、私は犬になりたいなどのコミカル系があるか?
③国風:A
飛梅、まほろば、修二会などの日本の文化、建造物などの曲があるか?
④恋愛ソング:A
いわゆる恋愛ソングが多いかどうか?ちなみにさださんの場合皆無のアルバムは無いです。
⑤社会性:A
前夜、空き缶と白鷺、遥かなるクリスマスなどの社会的な曲があるか?またその程度により分類
このアルバムが発売された1979年はさださんにとって様々な意味で最重要年にあたるといっても過言ではないと思います。フリーフライトレーベルで発売された、このアルバムとシングル(天までとどけ)、続く関白宣言。以降の数枚はまさにさださんが売り上げでも、現象としてもそのキャリアの中でトップクラスの年だと思うからです。
さださんがさださんらしい様々な形を決定づけた年とでも言えば良いのでしょうか。
年齢も27歳。最も良い時代の始まりです。
①のヒットでは珍しく?がついています。実はこのアルバムにはシングル曲がないのです。またファンの間で人気の高い「主人公」「案山子」などは一つ前の「私花集」の作品ですし、風に立つライオンはまだまだ先の話です。そういう意味ではヒット性はCランクなのですが、さださんのアルバムで最も枚数的に売れたのがこのアルバムで(資料により違うのですが、CD、カセットも含めれば60万枚は売れていると思います)、一番国内に出回ったアルバムと言う意味ではさださんの作品ではトップだろうと思い「?」をつけました。
②のコミカルでは、いわゆる「関白系」ではなく「雨やどり系」のパンプキンパイとシナモンティー、そして実体験を元にした木根川橋も入れてもいいと思いますのでBランク。Aでも良いかもしれません。
③の国風。これは何と言っても「まほろば」が入っているだけで文句なくAランク。同系の曲がまほろばと比較されることもままあります。「春告鳥」これに入る。
④の恋愛ソング。これはさださんのアルバムで入っていないことがないのですが風の篝火、歳時記、春告鳥などファンには超ド級の物が含まれ、また「吸殻の風景」的な立ち止った素描画も当時のさださんの瑞々しい恋愛感情を表わしていてAランク。
⑤の社会性では「療養所」「空蝉」の二つが素晴らしい。
このように夢供養はさださんのキャリアの中で屈指の名アルバムと長い間言われてきました。27歳でのこのアルバムは当時のニューミュージックのアルバムの中では異色だったと思います。中島みゆきさんもそうですが、アルバムの中にどえらい振れ幅を持っている時、それが自分の心で共鳴した時、ものすごい感動を生みます。
具体的に言えば、パンプキンパイ~や木根川橋の「(言い方が適切かどうかはともかく)軽さ」から「空蝉の重さ」。
「立ち止った素描画」のアップテンポから「ひき潮」のバラード感。さらには当時最も曲作りで充実していた頃の「オリジナリティ」から「唐八景の伝承性」など。
この振れ幅の大きい曲の数々が一つのテーマ性を持ったアルバムに違和感なくおさまっている。ですからどの立場の人が聴いてもある程度の共感を得やすかったのかもしれません。
内容を見てみると「唐八景」で静かに始まり、「風の篝火」。
「時おり君がちりばめた 土産代りの町言葉
から廻り立ち停まり 大人びた分だけ遠ざかる」
言葉の独創性が半端ありません。別れる二人の距離感、そしてその周辺の情景描写が素晴らしい。まるで蛍が舞っているような編曲も含め、このアルバム中でも好きな曲のひとつです。
「歳時記」はかつての恋人との幸せだった時間、別れの風景、そして結婚するというお知らせ。さださんには結構ありそうなテーマですがそれらを「歳時記(ダイヤリイ)」がまとめている曲。少し甘く切ない話。
「パンプキン・パイとシナモン・ティー」は童話に近い曲。主人公の僕は当時のさださんの小説などによく出てくる主人公に近く、おそらく後の「木根川橋」の僕と同様に、中高時代のさださんやその仲間の投影なのだろう。
そして「まほろば」。春日大社を舞台にして古典を引き合いにしながら、ラブストーリーに仕上げている。果たしてこの系統の曲で「『これ以上』の曲ができたのか、それともやはりこれが『最上』なのか」それは結局聴く人の判断でしかない。ただファンには極めて評価が高い曲。
かつてLPレコードでA面B面があった時、すなわちおよそ5曲ごとに一つの区切りを迎えるしかない時代に、A面の最後に「療養所」を持ってきたのはやはり当時のさださんの才気としか言いようがない。CD時代の今となって見れば11曲程度の中の1曲だが当時はこの並びが絶妙だった。老婆と自分(若者)、生と死、健康と病気、そして交流と孤独。それらの両極のテーマが全て包括されていて、なおかつ(ここが個人的に最重要)「老婆が死なずに物語が継続しがら曲が終わっている」。これと少し似た話がさださんのエッセイ&短編小説集「せとぎわの魔術師」に出ているが、その物語では死をもって結んでいる。おばあちゃん子の私はこの「療養所」の結びがとても好きだった。
「まほろば」に隠れてしまいがちですがより文語表現が強いのが「春告鳥」。端正な曲と言うのが一番合う曲で、そうであるがゆえに次の「立ち止った素描画」のアップテンポが引き立つ。これもまたアルバムならではの構成でしょう。この立ち止まった素描画を高校時代大好きで、こればかり聴いていました。
「空蝉」の重さが高校時代どうしても受け入れられなかった。今ではそうでもないけれども、老人夫婦の寂しさが耐えられなかったのだと思う。よって「やがて来るはずの汽車」「都会へ行った息子」それらが一体何なのか、考えるのを諦めていました。最後に駅員が宣告するかのように告げる言葉は実は自分にもいつか向けられる言葉なのかもしれないと思い始めた時、この若者の傍観性が少し分る気がしてきました。とはいえこの上なく重い曲だろうと思います。
「木根川橋」は正直相対的な評価が難しい。さださんの自伝的な曲ですから聴く人の境遇で受け取り方は変わるかもしれません。
先日同窓会した時に地元に住む友人が卒業アルバムの先生の写真を指さしながら「この先生とこの先生はお元気で、この先生とこの先生は…」と教えてくれた時、もう自分が若くはないのだと思いました。
そして「ひき潮」。高校時代この曲が大好きでした。都会と田舎。故郷は遠くにありて…とは良く言ったものです。
近くにある時は分らない。このアルバムの最後にこの曲が来て大げさに言えばまるで「恩寵」のような光を浴びたような気持で終わることができる。
風の篝火からひき潮まで様々な切り口での人間関係が語られています。傍観的でありながらどこか自分に接している。だからなんとなく共感してしまう。
さださんの若い才気が余すところなくでたアルバムだと思います。
万人に受けるかどうかはただし別です。有名な曲が無いのがひとつ。もう一つは順番的にこのアルバムを堪能するには数枚の前置きがあった方が良いのではないか?と言うことです。
さて、どうか荒れませんようにと願いつつ、ランキング。
1位「風見鶏」
2位「夢供養」
3位「夢ばかりみていた」
4位「夢の吹く頃」
5位「ADVANTAGE」
6位「夢回帰線Ⅱ」
7位「私花集」
8位「風待ち通りの人々」
9位「自分症候群」
10位「おもひで泥棒」
う~ん、1位と2位で迷いました。今両方のアルバムを目の前に置きながら、今の気持ちで選びました。
でも、夢供養は最初の一枚、としては難しいのではないか?と少し思いました。その分「風見鶏」の方が初めて聞いた時に「良いなあ」と思う可能性が高いような気がします。
個人的な思いなので、思い入れがある人はすみません。またさださんのアルバムで一番売れたのは「夢供養」であり、おそらくはその事実は今後も変わらないだろうと思いますので(やや失礼ですが)それだけは書きとめておきます。
では、ややビビりながらまた次回!
GW前に一回ぐらいは更新しませんといけません。
仕事の方もようやくひと山越えたと思ったんですが、ひと谷ありそうでもう泣きそうですけど…
そんな心にぴったり合うとか合わないとかが、今日ご紹介するアルバムです。
今回もオリジナルアルバムのご紹介がまだですので、それを兼ねた記事になります。
もう来る頃… (2012 6 13)
1、もう来る頃… 2、空になる 3、糸遊 4、かすてぃら 5、題名のない愛の唄 6、TOKYO HARBOR LIGHTS 6、一万年の旅路 8、白秋歌 9、あなたへ 10、SMILE AGAIN
①ヒット:C
シングル曲があり、ヒットしていればA、していなければB(ただしほぼ知名度なしならC)、シングル無しならC
②コミカル:C
関白宣言、関白失脚、雨やどり、私は犬になりたいなどのコミカル系があるか?
③国風:C
飛梅、まほろば、修二会などの日本の文化、建造物などの曲があるか?
④恋愛ソング:C’
いわゆる恋愛ソングが多いかどうか?ちなみにさださんの場合皆無のアルバムは無いです。
⑤社会性:C
前夜、空き缶と白鷺、遥かなるクリスマスなどの社会的な曲があるか?またその程度により分類
このアルバムはデビュー40周年記念的な位置づけで発売され、ほぼ同時に昔のスネークマンショー的なアルバムの「大変なンすからもォ。」を発売している。
実質的なデビュー40周年記念的な行事は昨年から今年にかけてベストアルバム「天晴」によって行われたのだが、その前倒し的に様々なメディアでこの2枚のアルバムは紹介された。
現在オリジナルアルバムはこれ以降発売されていないので、実質的な最新アルバムである。
このアルバムの中の曲は意外とタイアップ性が強い。
曲が先か、企画が先かは分らない。
2曲目「空になる」はNHKの「にっぽん百名山」のテーマ曲で、さださんの盟友の一人服部隆之さんがこのアルバムでは唯一編曲している(エピソードはライナーに記述がある)
4曲目「かすてぃら」はさださんの同時期の発売の同名小説にちなんでいる曲
5曲目「題名のない愛の唄」は松崎しげるさんのデビュー40周年記念への提供曲で曲はスコットランド民謡らしい。(詳細はこれもライナーにある)
8曲目「白秋歌」は日本香堂のイメージソングでCMにもなった
9曲目「あなたへ」は岩崎宏美さんへの提供曲
10曲目「SMILE AGAIN」は言うまでも無く1991年の雲仙普賢岳への噴火被害に対して応援ソングとして作られ、その年の紅白で皆で歌われた。
さらにはタイアップや提供とは少し違うが6曲目「TOKYO HARBOR LIGHTS」はバンドメンバー木村”キムチ"誠氏より曲を提供されている。
では(言葉悪く言えば)寄せ集め的か?と言われれば個人的にFOA(現U‐CAN)移籍以降では一番好きなアルバムと感じている。
理由はいくつかあるが、まずはやはり「SMILE AGAIN」の存在が大きい。80~90年代のさださんの作品の影響を色濃く残すこの曲は、最近のアルバムにはない存在感を示している。一度聴けばとても好きになる曲だと思う。
そして「かすてぃら」がこのアルバムでは最も好きな曲である。シングルカットするほど派手でなく、でも今と昔の場面を鮮明に描いた詩と静かな曲が今、この年の私にしみる。スカイツリーと東京タワー、自分と父母(と言うより年齢による老若)の対比、それらに横たわるようなかすてらの普遍性と絶対性。このような滋味あふれる曲が聴けるからさだファンをやめられないのかもしれない。
白秋歌は曲を聴いた時とCM(某動画サイトで今でも見ることができる)越しに聞いた時では結構印象が違うが、しみじみとした良い曲である。
いつものさださんのパターンなら最後の曲になった(と勝手に決め付けている:汗)はずの「あなたへ」が9曲目だから逆に良い味を出していると思う。
出だしの「もう来る頃…」はシンセサイザー音に最初は「?」と思いましたが、何回か聴けば「結構良いのではないか」と思うようになる曲(自分勝手:笑)。
「空になる」は編曲が素晴らしい。最初のピアノ、続くギター、本当に坂道を登っているような高揚感がある。
「糸遊」も編曲でかっこいい曲で、アップテンポでライブでも映える曲だと思う。
と、まあ、全曲紹介とはいきませんが、派手な曲と地味な曲のバランスが良く、実は最近のアルバムでは何度も鑑賞しているアルバムです。
入り組んでいないさださんの良い意味の素朴さと、良い意味の派手さ。言葉の柔らかさ。そういうものが感じられるアルバムだと思っています。
逆に言うと派手な曲が好きな方は物足りないかもしれません。
でも、やはりさだまさしの曲はしみじみした曲に佳作がある。そういって良いのではないかと思います。
最近ではバラードなどのアルバムの最後の曲が有力ですが、私はうやはり真ん中辺りに配置される本当に何気ない曲に引かれます。
最近さださんの曲が気になった方にもいろんなさださんを見せられると感じてお勧めです。
さて、気になるランキング。
1位「風見鶏」
2位「夢ばかりみていた」
3位「夢の吹く頃」
4位「ADVANTAGE」
5位「夢回帰線Ⅱ」
6位「私花集」
7位「風待ち通りの人々」
8位「自分症候群」
9位「おもひで泥棒」
10位「あの頃について」
やはり10位には入りませんでした。個人的には好きなんですが、8~10位のアルバムと比較するとやはり好き度合いが違うのです。
GWを終わったら、いよいよ残り2期。
次回からさださんのファンの間でも人気の高いあのゾーンに入ります。
ブログが荒れませんように(願)。
では、皆さん方のGWが素晴らしいものでありますように・・・