goo blog サービス終了のお知らせ 

大分のさだまさしファンの独り言

大分に住んでいるさだまさしさんのファンです。所有のアルバムなどを紹介しながら不定期に思い出などを書いていこうと思います。

わすれもの

2007-11-06 00:26:09 | グレープアルバム
最早何も言うことがない、デビューアルバムです。
前年雪の朝でデビューしたさださんと吉田さんは翌年精霊流しの大ヒットを受けます。

わすれもの (74.8.25)



1、精霊流し 2、もしかしたら君は空を飛ぶんじゃないかな  3、紫陽花の詩 4、ひとり占い 5、蝉時雨 6、春への幻想
7、雪の朝 8、魔法使いとフリージア 9、告悔 10、哀しみの白い影 11、しおれた花 12、あこがれ
※最新の復刻版にはこれ以外に、雪の朝(シングル・バージョン) 精霊流し(シングル・バージョン) 虹がかかったらの3曲がボーナストラックとして収録されています。

昨日達と印象派の所で書いたように、私がオタク化したのは25年ほど前(夢の轍辺り)ですから、このアルバムはリアルタイムで聴いておりません。よってたくさんの中の1枚として聴くことが出来ました。
そんな私ですら知っている精霊流しという曲を筆頭にしているアルバムです。

長崎の曲が多く、告悔などのように宗教的なニュアンスのある曲もあります。
デビュー作と言うことと、長崎から出てきたということでの、気負いというか空気を感じます。
このアルバムがあったからこそ、さださんが今に至るまでずっと長崎と二人三脚でこれたのかな、とも思います。まあ想像ですが。

このアルバムは特に最後の4曲が大好きで今でも割と聴いています。

「心のままに 生きてゆくのは いけない事でしょうか」(告悔)

この曲はさださんの作詩・作曲ですがメインのボーカルは吉田さんでないとしっくり来ません。若い頃はそうでもなかったのですが、この曲が好きになる年齢になったのかもしれません。とはいえ、齢20歳ちょっとでこの曲を作れたさださんはやはり凄いのだろうと思います。まあ、少しの個人的な感傷もあるのですが(汗)。

では、最後に1974年の出来事を・・・
・田中首相退陣、三木内閣誕生(金脈問題で退陣し、後に逮捕されるという劇的な状況は、今の事務所費のごたごたとは比になりません。ですが、政治のダイナミズムが失われているようなのは気のせいでしょうか)
・元日本兵・小野田寛郎30年ぶりに救出(確かにショッキングな出来事ではありました。「命令があるまで任務を続けるつもりだった」と、戦前の日本の強さの理由を物語るとともに、子供心に自分の身に置き換えることの難しさを感じました。)
・公共料金値上げと不況(状況的には今と良く似ています。石油価格の高騰(石油ショック)により物価の急騰を招きました。トイレットペーパーの買占めは有名ですね)
・フォード米大統領訪日(今でこそ、日米の首脳の行き来は珍しくありませんが、意外なことにアメリカの現職大統領が日本に来たのは、このときが初めてだそうです)
・三菱重工ビル爆破事件(8月30日午後0時45分、東京・千代田区丸の内の三菱重工本社正面入り口で、爆発がおき、8人が死亡、376人が重軽傷。翌年犯人が捕まりました。翌年は「せせらぎ」の項をご覧下さい。)
・甲山事件(兵庫県西宮市の知的障害児施設「甲山学園」青葉寮で、男女児童がいなくなり、二人とも園内の浄化槽から水死体で見つかった事件。逮捕者が出たがその後無罪が確定しました。)
・不景気もあって暗いニュースが多かったようです。流行歌は、うそ(中条きよし)、赤ちょうちん(南こうせつとかぐや姫)、襟裳岬(森進一)、ひと夏の経験(山口百恵)、傷だらけのローラ(西城英樹)など、そして言うまでも無く・・・精霊流し(グレープ)(笑)

コミュニケーション

2007-10-31 21:53:33 | グレープアルバム

今年、ヤクルトスワローズは久しぶりに最下位に沈みました。様々な不運もあったでしょうし、現場とフロントの行き違いもあったでしょう。尤も必ずどのチームかは、最下位になるんですが・・・。
さださんはどこのファンなのか?かつて巨人ファンを経てヤクルトやダイエー(現ソフトバンク)など様々な説があります。
そんな中、ヤクルトの来期監督に高田繁さんが就任することになりました。
ということで高田さんにちなんだアルバムを(苦笑)。

コミュニケーション (75.11.25)



1、朝刊 2、19才 3、哀しきマリオネット 4、絵踊り 5、かなしいうた 6、無縁坂
7、縁切寺 8、雲にらくがき 9、風と空 10、笑顔同封 11、フレディもしくは三教街-ロシア租界にて-

※最新の再販版は、12曲目に朝刊(シングル・バージョン)がボーナストラックとして入っています。

言うまでもありませんね。1曲目の「朝刊」

「高田の背番号も知らないくせに」

当時はまだ私も(今はアンチ:笑)さださんも巨人ファンでした。当然背番号は知ってます。
あの詩の中のおっとりした奥さんがもし実在ならば、当時25歳くらいとしてもう60前(驚!)。
っていうか、アルバムのジャケットの写真の男の子(推定2~3歳)だって40前(ため息)。年をとったな、と(滝汗)。

ちなみに、ほとんどの編曲をさださん、吉田さんが担当している(3曲目、11曲目は服部克久さん)とか、グレープ最後のオリジナルアルバムであるとか、1年に2枚目のオリジナルアルバムだとか、そして、今でも人気の高い「フレディもしくは三教街-ロシア租界にて-」が誕生したとか、話題には事欠きません。

このオリジナルアルバムを残し、半年後の76年の4月、グレープは解散します。
※ライブアルバムの三年坂が翌年の76年に発売されます。

さて、いつもの出来事は前回のせせらぎと同年発売のアルバムですのでお休みいたします。


せせらぎ

2007-10-30 02:06:44 | グレープアルバム

そろそろ、グレープ時代のアルバムをご紹介したいと思います。
グレープ時代には3枚のオリジナルアルバムを出していますが、私が一番好きなのはこのアルバムです。

せせらぎ (75.5.25)



1、ほおずき 2、殺風景 3、ゆだねられた悲しみ 4、女郎花 5、残像 6、交響楽
7、ラウドネス 8、絆 9、風邪 10、恋人擬 11、掌 12、追伸

何が好きって、まずは1曲目のほおずき。シングルにもなったこの曲がいい。
「あの日のお祭りに 今夜は1人で行ったよ」

別れた人の面影を探しに一人で祭りへ行って思い出のほおずきを拾う。

小説並の臨場感です。尤も今こんなべたと言うか青春してる人も少ないわけですが(笑)。

で、交響楽。おそらくグレープ時代の最高傑作(と勝手に思い込んでいる)。
様々なバージョンが出てますが、私は随想録というライブアルバムのアレンジが好きです。(泣いたことあるもん。理由は・・・・)

さらに、掌。
高校時代にこれを聴いたとき、あまりの暗さに驚いて、しばらくはあまり好きではありませんでした。しかし、年を取るごとに好きになり、大学時代に発売された、帰郷というアルバムで、吉田政美さんのギターのバージョンを聴いて大好きになりました。

三曲とも過去を思う曲ですが、その切なさ、やるせなさがとても気に入ってます。

この三曲がある限り、私の中でグレープ最強アルバムは動かないでしょう。って何様?(笑)。

再販版も出ていますので、是非聴いてみてください。
ちなみに、3曲目と8曲目は今中島みゆきさんの編曲で有名な瀬尾十三さんの編曲です。

さて最後はいつものように当時の出来事を。
・三億円事件時効(当時の三億円と言うのは巨額でした、って今もですが:笑。一体犯人はどうなったんでしょう。)
・企業爆破事件の容疑者逮捕(前年起こった三菱重工ビル爆破事件の犯人が捕まりました。その後2人が死刑になりましたね。まさにテロでした。)
・エリザベス英女王来日(これは記憶にありませんが・・・・盛り上がったんでしょうね)
・アタック25TV放送開始(いまもやってますね。凄いです。)
・ヒット曲(シクラメンのかほり、いちご白書をもう一度、俺たちの旅、なごり雪、木綿のハンカチーフ、そして年末にあの前人未到の売り上げを出した、およげ!たいやきくんが発売されます。これ以外にもたくさんのヒット曲が出ています)