今週は珍しく2回目の更新でございます。
まあ調子にのっているとまた長期のお休みに入るのでおとなしくしておきます。
今日は本のご紹介。
解夏 (初版は02.12、文庫本の初版03.12、画像の文庫本は05.4.25の18版)
実は新作の茨の木はまだ(6月13日時点)購入していないのですが、それまでの三作品(精霊流し、解夏、眉山)の中で一番好きなのがこの解夏です。
解夏そのものも好きなのですが、この本は実は三作品のなかで唯一の短編集でして、表題作意外にも、秋桜、水底の村、サクラサクと全部で4作品から出来ています。
ネタバレ防止のため詳細は避けますが、秋桜が一番好きだったりします。少しベタかな、とも思えるのですが、何回読んでも涙が出てくるので仕方ありません(笑)。
最後の姑の台詞がなんとも・・・・
短編集なので比較的短時間で読むことが出来ます。諸物価高騰の折少しお高いのですが(文庫本で税抜き648円)、古本屋などで見かけたら是非買ってみてください。ってかもちろん新品を買われれば、さださんもお喜びでしょう(笑)。
ちなみに、表題作解夏の映画のDVDも買っておりますので、これはまたの機会に。(限られたネタは大切に:笑)
作品の中で失明した黒田という人に話を聞く件がある。その中で黒田氏が言った言葉が印象に残ります。
「そう私は失明して初めて知ったね。今までは自分は暗闇、という光を見ていたんだ、とね」
これが真実かどうかは分かりません。しかし、見ているものが、または見えているものが真実とは限らない、ということを改めて感じさせられます。それは、日常の出来事でもいえることなのかもしれませんが・・・・
♪元気でいるか、町にはなれたか、友達できたか・・・・・
生きてます。すみません。放置しまくりでした。本業が少し忙しかったので。
すみません、もう言い訳はしません。
これからもこのブログ、気まぐれ更新にお付き合いいただければ私は幸せです。
さて、先日さださんの小説「茨の木」発売されました。もう買われましたか?
私は・・・・まだです(汗)。
ということで、今日は、というよりしばらくはさださんの書籍特集でもしようかな、と。
今日はさださんが小説を書く転機になった作品。
「精霊流し」 幻冬舎 (初版は2001年9月、所有の画像は単行本です)
テレビ朝日のほんパラ!関口堂書店という番組がきっかけで小説を出すことになります。で、幻冬舎社長の見城徹氏の指導で発売されたのがこの作品です。
さださんの自伝的な作品で、本も売れ、NHKでTVドラマになり、さらに映画化もされました。
内容は自伝的な短編集なので読みやすく、かつ古くからのさださんのファンであれば知られたエピソードも多々入っています。
思えばこの本の出来によって後の解夏、眉山、茨の木と小説が続いていくことになるわけですから重要な作品といえるでしょう。
しかし、それ以前にもさださんは短編小説はかいておりますから、全くの初めてと言うことではないのですが、小説として売るつもりで書いたのはおそらく初めてではないか、と。
先日、NHKのSONGSでさださんと見城さんの対談が実現しましたが、その際、見城さんはさださんの関白宣言が嫌いでさださんと距離があったような話があり大変興味深かったです。
ことほど左様にさださんは、自分のヒット曲で自分のイメージを固めてしまうきらいがあるのかもしれません。
おそらく、そのことがさださんのファンの拡大を阻害する傾向にあったのではないかと思います。一種の鎖国状態ですね。
まあ、今となってみれば、それがあながち悪いことだとも思わないのですが。
個人的には、居酒屋の大将のその後が激しく気になるのですが・・・・・
私事ですが先日プロジェクターを買いました。もちろん仕事上のプレゼン用ですが、試しに何かを写してみたくなり、映画代わりに見たのがこのDVDです。
風の交響楽 (コンサート日2004年6月19日、発売日同年12月1日)
1、オープニング 2、北の国から ① 3、案山子 ② 4、親父の一番長い日 ③ 5、人生の贈り物 6、たいせつなひと ④ 7、償い ⑤ 8、まほろば 9、青の季節 10、聖夜 11、防人の詩 ⑥ 12、風に立つライオン
※ボーナストラックとして風に立つライオンのイメージピデオが収録されています。
○数字の部分にはトークが入ります。
夜中なのでヘッドフォンつけて聴いた訳ですがオーケストラの音色が良いですね。やはり。まさしさんの例の長いトークの間は大変そうでしたが(笑)。
指揮は渡辺俊幸さん。絡みはあまりありません。
ピアノのみ倉田信雄さん。というわけで、いつものコンサートとは趣が違っていました。
選曲が重厚(笑)なのが特徴でしょうか。まあオーケストラなんで仕方ないかな、と思いますが。
その中で青の季節が個人的に絶品。また親父の一番長い日の間奏部分も良いですし、ちょっとのつもりが結構見入ってしまいました。
大画面で見ると自分よりさださんが大きく見えますのでなんか変わった印象ですね。
まあその内飽きるんでしょうが(笑)。
ちなみにハイビジョン映像のようですので画像は綺麗です。
まさしんぐWORLDコンサートの第20回記念特別コンサートですから、いわゆる何周年記念のように何夜にもわたらず(実際は複数公演があったようですが)、本当にコンサート感覚で楽しめます。
トークはネタバレ防止のため、内容は控えます。長いのもあります(笑)。
え~、またも放置気味でした。
GW皆さん、いかがお過ごしでしたか?
私は原則出不精(仕事がなければ多分引きこもり:笑)なんですが、今年は結構出歩きました。って車ですけど。
でも混んでますね、どこ行っても。
さて、放置しといて言うのもなんですが、もうすぐネタが切れる。かといってネタのために新たにCD、DVDを買う気もない。
で、考えたところ・・・・・・ありました。
本!
ってか結構あります。
ということで今日は、本のご紹介。
まずは古いものから。
風待煙草 CBSソニー出版 (初版1984年11月21日、所有は1988年4月20日第5刷)
これは、まさしんぐWORLDに載せていたエッセイに書下ろしをくわえたものらしいです。
時期的には「夢の轍」~「Glass Age」辺りですね。
最近もエッセイたくさん出してますが、それらに比べると、軽くて読みやすい。
楽屋風景も満載。最近はご無沙汰の神出鬼没こんさあとのおなじみのお話や長崎水害の話、長嶋茂雄さんなどの野球選手の話、そしてこれもファンにはおなじみの故福田幾太郎さんの話(特殊なのは亡くなった話にくわえてその後ヘルプに来てくれて正式にメンバーになる立山健彦さんとの出会いなどの話も書かれています。
また当時のアルバムの感想、抱負なども書かれてあって、ある意味さださんのエッセイの中では一番好きかも知れない。いまでも時折読んでいる。それほど読みやすい本なのです。
意外に古本屋などで見つかることも多く、値段も高くないので見かけたら買ってみてはいかがでしょうか?
ちなみに、私は当時リアルタイムで持っていましたが、引越しでLPレコードなどと一緒に処分しまして、2年ほど前某全国チェーンの古本屋さんで見つけて買いました。
・・・・100円でした(笑)。
さださんを好きなら、普通にお買い得でした。
人並みにゴールデンウィークなどでお休みをとるので、しばらくお休みいたします。
というより、いつも休んでばかりじゃないか、という突っ込みは置いといて~。
そんなわけで、連休前2連発更新の第一弾。
谷村新司 さだまさし 日本武道館ライブ
収録日1982年8月12日
DVD発売(不明ですがケースには03・11・19とクレジットされています)
1、オープニング 2、防人の詩 3、しあわせについて 4、精霊流し 5、長崎小夜曲 6、バイオリンのおけいこ(精霊流し)~小唄のおけいこ(さのさ) 7、雨昂-雨やどり・昂 8、RESISTANCE(ピアニストは撃たないで) 9、喝采(思い出のライト) 10、昂 11、秋桜 12、いい日旅立ち
これは、以前ご紹介した、CDの夢ライブのDVD版です。
さださんがこの後日本武道館でコンサートをするのは、この後の2005年の3333回コンサートまで20年以上後になります。
ただ、若いさださんを収録した(当時30歳!!)映像は数が少ないですからね。
ただ、個人的に残念なのは谷村さんの曲に当時のシングル曲「スーパースター」が入っていないことですかね。まあヒットはしなかったんですが(笑)、好きな曲なんです。ちなみにその翌年「22歳」という曲で30万枚弱の大ヒットになります。
当時さださんは・・・・ちょうどしあわせについて、と長崎小夜曲のころです。ちなみに両方とも10万枚以上売れてます。
ただ売り上げとして考えればこの後の恋愛症候群まで若干の低迷期を迎えます。
ただ、個人的にこの辺りのアルバムは夢の轍、風のおもかげなど佳作が多いのも事実です。って身びいきしすぎですかね(苦笑)。
若くて動く(笑)さださんを見たい人は必見かもしれません。たしか昨年普通に通販で手に入れた記憶があります。まだ普通に手に入るかどうかは不明です。
不意うちの5連続更新です(笑)。
今日からカテゴリーに新たな項目を加えました。
DVDと書籍。
その一回目はこれです。
長江
劇場公開(1981、11月)DVD発売は2001年11月21日になってます。
再販かも知れませんが詳しくは不明です。
本編約138分 映像特典約46分
さださんの運命を変えた一枚ですね(笑、でも結構真実)。
この映画についてはもうお話することもないくらい有名ですね。
さださんが全盛期の79年から80年にかけて製作されました。
巨額の借金を背負ってしまったきっかけの映画です。
ただ、逆にこの映画があったからこそこれまでやれてきた、といえなくもありません。
禍福は糾える縄の如しですからね。
さて、映像特典として、音楽やさださんのインタビューも出ています。
実は確かNHKだと思うのですが当時何回かに分けてドキュメンタリーで放送がありまして、それを見ていた訳です。当然尺が映画の方が短いですから(確か記憶ではNHKのほうは何回かに分けての放送でした)、映画には出てなくて映像の記憶がある部分と言うのが少しあります。
例えば実際の桃源郷は観光地化していたため、ガイドさんが連れて行った桃源郷のような場所。
NHKのHPを見てもビデオやDVDにはなっていないのでなんともいえませんが、アレは幻だったのか?と不安にもなってきました。まあ歳ですし勘違いかもしれません。
今年は北京オリンピック(実際はオリンピックには全く興味がなく、前回のオリンピックは1度もTVを見てません。というより前回何処でしたっけ?)なので、さだ企画さんもしくはユーキャンさん、もしくはNHKさん?勝負してみませんか?
もっともこの映像もすでに30年ほど前の中国です。それはそれで現在と全く違う国を見るようです。
ちなみに膨大な(それこそ借金するほど撮った)映像の総監督として昨年お亡くなりになった市川崑監督が担当されています。
予算といい、関係者(音楽はさださん、渡辺俊幸さんと服部克久さん)といい、スケールといい現在の映画と比較して何ら遜色はないですね~。
ちなみにさださんが激若い(笑)。