お久しぶりでございます。
ちょっと仕事の関係があってお休みが長くなりました。その割にはもう一つのブログは更新してたじゃね~か!というお叱りは甘んじて受けさせていただきます(汗)。
なにしろ、この企画1回あたりにかかる時間が少し長いものですから(言い訳)。
では、折り返しも終わった、さだ-1、今日は夢回帰線Ⅱ、ファンの間でも評価が比較的高く、また昔のファンにはおなじみのバンドメンバー亀山社中と一緒に作った唯一のアルバムです。
そもそも、さだ-1ってなんだ!と言われる方はこちらへ。
夢回帰線Ⅱの最初のご紹介の記事はこちらです。
それでは、組み合わせです。
①ビクトリア・ピーク
②カリビアン・ブルー
③天然色の化石 ①~③の勝ち残りがベスト4
④Song for a friend
⑤SNOWMAN
⑥夜想曲 ④~⑥の勝ち残りがベスト4
⑦リンドバーグの墓
⑧白鯨 ⑦、⑧の勝ち残りがベスト4
⑨ナイルにて
⑩水底の町 ⑨、⑩の勝がベスト4
では、始めます。
一回戦第一試合
①ビクトリア・ピーク VS ②カリビアン・ブルー
①ビクトリア・ピーク:香港という街を使い、そこに最も合う恋愛、それもすでに終わった恋愛を思い出すことで、生きている街と亡くなった恋愛がシンボリックに比較されている曲。そういえば、と思う。「辛くなるような恋をもう何年していないのだろう」と。
②カリビアン・ブルー:カリブといえばどうしても暑く賑やかな雰囲気を連想します。もちろん行ったことがないために起こる錯覚です。まあそんなことを言えば日本以外に行ったことがない(笑)。そんな私のイメージを覆すかのような、ゆったりとしたテンポの、これも恋愛の曲。どうでもいい話だけれども1番の「とまどいながら」の「ながら」の旋律が好き(笑)。
結果:①ビクトリア・ピーク
一回戦第二試合
④Song for a friend VS ⑤SNOWMAN
④Song for a friend:恋愛が終わった後、その二人が友達になれるのかどうか。一概には言えないと思うけれども、そういった土壌は年々減ってきている気がする。それはやはり本当に好きになって付き合いだし、本当に我慢できなくなってから別れるからかもしれないと思ったりもする。遊び、というか余力を残しておかないとこの歌詞のような別れ方はできないだろう。某Y新聞のホームページ上の発言小町への恋愛の投稿を見るたびに強くそう思う(笑)。
⑤SNOWMAN:雪だるまは儚い。しかも、特に九州などでは、すぐに溶けてしまい、その溶けていく様子もなんとなく辛い。それは、雪が空からはらりと降ってきて指の温度ですぐに溶けてしまう儚さとは違う。しかし、人は雪だるまを作らずにはおれないのだと思う。それがいずれ、遠くない時期に、無様に溶けると分かっていても。そんな恋の歌です。
結果:⑤SNOWMAN
一回戦第三試合
⑦リンドバーグの墓 VS ⑧白鯨
⑦リンドバーグの墓:さださんにしては珍しく実在の人物を題材にした歌。ライナーノートでも自身でこの方の墓を探しに出かけたと書いてあります。アコースティックギターが静かで、リンドバーグの残した大きな足跡とは対照的な、やはりその墓標をテーマにした穏やかな曲。
⑧白鯨:自分の中にあるもう一つの自分。それは過激であり、ともすれば現実の自分を破り捨てて出てきてしまいそうになる。そんな衝動を海の中の巨大生物を追う人間に例えた歌。こういった激しさをかつて、今も、私が持っていたかは正直わからない。しかし、そういったものへのあこがれが今あるか、と聞かれれば、「今は正直しんどい」とどこかのTV番組のタイトルみたいな言葉で返すしかない、疲れたアラフォーであったりする…(ここは泣き所、涙)。
結果:⑧白鯨
一回戦第四試合
⑨ナイルにて VS ⑩水底の町
⑨ナイルにて:初めて聴いたとき「微熱」かと思った出だしであるけども、聴けば聴くほど、エジプトのオレンジ色の夕暮れが思い浮かぶテーマ通りの曲になっている。そういえばアガサクリスティの「ナイル殺人事件」の筋を忘れていることに今気づいた。長い休暇をゆったりと愛する人と離れてすごす、そんな雰囲気のある曲である。
⑩水底の町:後日、さださんが同名の小説に書いたほど、おそらく思い入れのある曲だと勝手に思っている。ダムの底から昔自分が遊んだ八幡様が見えるとき、どのように思うのだろう。自分の楽しかった過去が水の底にある。周りがどんなに変わっても、ある意味変わらずにそこにある。まるで村上春樹さんの小説に出てくるもう一つの世界のように。でも、そこに行くこともできない。ただ、眺めるだけである。昔の夕焼けや、山での遊びを思い出しながら…。
結果:⑩水底の町、紹介記事ではNo.1と書いたこの曲が残れるか?ヒント結構私はいい加減(笑)、でも頑固でもある。
二回戦第一試合
①ビクトリア・ピーク VS ③天然色の化石
③天然色の化石:おそらくさださん以外でこのテーマでこのような曲をかける人がいないと思っている。化石を過去と現在の鎹(かすがい)にしただけでなく、自分と彼女の化石を現在と未来の鎹にしてしまうところは感心するしかない。さらには上質のラブソングになっているのである!!。正直言って後日セルフカバーされたバージョンよりもこちらの方が好きである。
結果:③天然色の化石
二回戦第二試合
⑤SNOWMAN VS ⑥夜想曲
⑥夜想曲:世界旅行をテーマにしたアルバムの最後に宇宙の中の地球、地球の中の自分や恋人、家族をテーマに持ってくるのは、まさに、してやったりではある。ただ、逆にいえばこの曲はこのアルバムあっての曲ともいえる。それがやや不憫だともいえる。
結果:⑤SNOWMAN
準決勝第一試合
③天然色の化石 VS ⑤SNOWMAN
結果:③天然色の化石
準決勝第二試合
⑧白鯨 VS ⑩水底の町
結果:⑩水底の町
決勝戦
③天然色の化石 VS ⑩水底の町
改めて聴くとやはり迷いますね。ちなみにどちらも場所は日本対決で、過去との距離感というか時間の長さが違う曲・・・・
結果:迷った末・・・⑩水底の町。理由はこの曲にある「切ない」という感覚が今の日本のというより、自分の人生に大切だと思ったから。この細々とした郷愁のような切なさが私にあるうちはいろんなことに我慢できるだろうと。それこそ、私がどこにいても、この曲があれば・・・と思ったからです。
多くの方と違う結果になったかもしれません。申し訳ない。(いつもですけど・・・)。
では、次回予選21回戦「さよならにっぽん」で、お会いしましょう!