カリフォルニア料理の聖地、サンフランシスコ。
世界一美味しいお野菜が作り上げるカリフォルニア料理をご紹介します。
タイ人にお奨めのタイ料理レストランを聞いたところ、zagatでもタイ料理部門で一位のThep PhanonとThai House Expressを紹介された。
ややフォーマルな感じがThep Phanonで、ヌードルとかカジュアルに食べないならThai House Expressという使い分けらしい。
Thai House Expressは他に2つ支店があるようですが、彼のお奨めはテンダーロイン(Geary & Larkin)。
あまり環境のヨロシクない場所で近くまで行って諦めたことが何度か。
今回は、ストリート・パーキングに空きがあったので、やっと初訪問。
お店の中に入ると、清潔な感じで好印象。
ミネラルウォーターを頼もうと思ったら、置いてないとか。仕方なく、タイ・アイスティー。
まずはヌードル系を頂いてお店のレベルを確認。
今回注文したのは、Tofu、Fish Cake、Stuffed Tofuのヌードル。
スープはややMSGを感じるものの、なかなかよいバランス。クリアースープのヌードルは味が単調で、途中でフィッシュ・ソースを入れることが多いが、ここは何も調味料を加えずに完食しました。
トッピングも、通常のフライドガーリックやオニオンに加え、ザーサイのような漬物とポークリンド等なかなかマニアック。こういう、細かいところがタイ人の心をくすぐるのかも。
Stuffed Tofu、厚揚げとつみれが合体したようなもの。シンガポールで食べた、Yong Tau Fu を思い出す。中身は鶏肉とラード少しが入った感じの練り物。
最近グリーシー&スパイシー・フードは自己規制中ですが、このお店に出会ったからそろそろ解禁かな。タイ料理だから当然ながら、ほとんどのメニューにスパイシーマークがついている。。
Thai House Express
901 Larkin St, San Francisco
評価:★★★(★)☆(3.5/5)
Golden Gate Bridge経由でのsonomaからの帰りに、サンフランシスコで人気のKorean BBQに立ち寄りました。
夫は往路でこのお店を見て、物凄く焼肉を食べたくなったそうです。
ベイエリア在住経験のある先輩から聞くと、タレが甘いとウワサを伺っていました。
お店に入ると、煙がモクモク。この匂いでご飯が食べれそう~。
6時半と早めの時間に到着したので、15分ほどの短い待ち時間で着席。
席に着くと炭火を入れ替えてくれる。
10皿ほどの小皿がまず到着。
最近、ベジーづいている私は、マッシュルームを焼いて、カルビは一切れだけ頂く。
あんなに、いい香りがしていたのに、味は香りほどではない。かなり淡白。
冷麺もそこそこ、ビビンバもそこそこ。
最後にサービスの豆腐チゲと甘酒風のドリンク。
無料なので、味はとやかく言いえません。
ここは味より煙を楽しむお店かも。
一品料理はKorean Houseの方が好きかな。
Brother's Korean Restaurant
4128 Geary Blvd
San Francisco
評価:★★☆☆☆
□□□
翌日、韓国人の友人に来店したことを報告すると
「そんなに美味しくなかったでしょ」と流暢な日本語で返される。
確かにあなた様の手料理の方が美味しいですよ。
今度はお手製カルビを作ってもらおう♪
少し前の週末に行ってきました。
グルマンな友人とのディナーは、夫が出張中の恒例行事になってきました。
といっても、女二人でお酒を飲まないので、お手軽です。
La Folieはカジュアルなお店が並ぶポークストリートにあるFINE Dining。
SFに引っ越してきてすぐに、グルメな方にシティーでイチオシと伺って、行きたいと思っていたお店です。
ここは予約のときから、あらっと。
何と電話の音声ガイドもフランス訛りの英語。
お店の中も本当にフランス。
フランス訛りのレセプションに始まり、ベビーフェイスのシェフも「ボンソワール」と挨拶に来る。
料理についても、極一部にカリフォルニアらしい素材もあるものの、はっきりとした’フランス’料理。
カリフォルニアやアメリカのテイストは殆ど見られないのがこちらの特徴。
こんなお店サンフランシスコでは珍しい。
例えばFleur de Lysも正統派フレンチだとは思うが、NYっぽさを感じる。
観光等でSFへビジットできたゲストを連れて行くかは、ちょっと悩むところ。
その辺の地味さがザガットの評価であと1ポイント取れないところかも。
とにもかくにも、極上なフレンチでした。
(アミューズ)
何故かアミューズはアジアン・フュージョンな一品。
少し幸先が不安になりましたが、杞憂でした。
(私の前菜)
Frog Legs “Bernard Loiseau” with a Purée of Garlic and Parsley Coulis
このパセリのクーリが絶品。上品なグリーン香が口に広がります。
お肉は少しパサツキを感じましたが、元々蛙肉は脂肪分が少ないものですし。
ソースがリッチなのでちょうどいいかも。
(友人の前菜)
Seared Day Boat Scallop
少し味見しましたが、ホタテにニラが巻かれていました。隠し味程度です。
焼加減もばっちり。
(私のメイン)
Trio of Rabbit (Loin, Rack and Braised Leg) with Baby Vegetables,
Roasted Garlic, Natural Jus
なんとも素敵なプレゼンテーション。
ロイン(ささ身)、ラック、モモ肉と各部位の味の違いを楽しめる嬉しい一品。
特に、この小さなラックを丁寧に焼いて、サーブしてくれるのがなんとも嬉しい。
ウサギ出汁が効いたソースも美味しかったです。
(友人のメイン)
詳細は失念。。この日はアスパラガス・フェア。その中から選んだ一品。
白身魚に、モレル等のマッシュルームのクラストが表面に。美味しくないわけがないでいす。野生のアスパラガスは付け合せてきな存在で。
(お口直し)
きゅうりのRelish
(私のデザート)
“Le Coco et La Passion” Coconut Tapioca with Passion Fruit Sorbet,
Basil Infusion and Coconut Tuile
バジルソースのデザートはそれほど好みではないのですが、これは酸味と甘味とバジルの香りのバランスが素晴らしかったです。
(友人のデザート)
Apple Financier Tart with Maple Ice Cream
(プチフール)
大理石で登場。
チョコの切り目がやや歪んでいるのが、今日一番のアメリカらしさ(!?)
La Folie
2316 Polk St, San Francisco, CA
評価:★★★(★)☆(3.5/5)
Shattuck Aveを散策。
私の予定では、お散歩して、お昼頃にブランチ。。
そしてお目当てのお店へ誘導。
と、思っていましたが、夫は時差ぼけ。
午前10時半頃から、お店の物色を開始。
この辺のお店は、朝の開店は遅めらしい。
そしてやっと食事ができるお店を発見。
フリで入ったのに美味しかったです。
こちらのお店はチキンとサラダ中心のデリのお店。
その場で商品をみて選ぶ。
気軽に手早く食事を済ませられるのも魅力です。
(写真上)
クスクスのピラフとグリルベジ。
まだ午前中なので、私は軽めのメニューに。
クスクスはタラゴンの風味が効いていいです。
フライドチキンとローズマリーとレモン風味のグリルド・チキン。
チキンはレッグかブレストか選べます。
シーザーサラダ。
こちらのお店は基本的に作り置きなので、サラダの多少食感は。。。
Poulet
1685 Shattuck Ave
Berkeley, CA 94709
評価:★★★☆☆
平日の昼間に、ウサ晴らし(!?)すべく一人ランチ。
いつもはこの辺で空腹になると、ホールフーズのお惣菜を買って、店内のイートイン・コーナーでしょぼしょぼ食べています。
以前から気になっていたFrench-Basque料理で有名なお店。
お値段もカジュアルなので一人で気軽に入れると思い入店。
ところが、こじんまりとした明るい店内には、昼間から紳士・淑女が食事をしているではないですか。
有閑な人々。平日の昼間から、どこから沸いてくるのでしょうかね。
お値段は良心的(実際この日もChez Nousに毛が生えた程度のお会計)なのに、なんとも言えず気品のあるお客が集まっている不思議なお店でした。。
さてさてお料理は
(写真上)baby artichoke on baby arugula & sweet peppers
温かいアーティチョークをarugulaとマリネしたサラダ。
レッドペッパーとバルサミコソースが甘味を加えている。
甘味の効いた味付け&野菜たっぷりなメニュー。
サンフランシスコらしくてヨロシイです。
Shellfish and seafood “basquaise” with wilted spinach
これはアニスシードが効いたバスク風な一品。
美味しいが、海老は蛇足では。。
Hazelnut & roasted almond mousse cake
Layers of hazelnut mousse and genoise topped with roasted almonds
ナッツが香ばしい。
この値段なのにレイヤーも美しく重ねられ、なかなかの完成度。
美味しいと思ったら、やっぱりシェフThierry Clementはフランス人。
最近この法則によく出会います。
Fringale
570 Fourth St
San Francisco
評価:★★★☆☆
Hayes Stを散歩中にこちらを発見。
有名店なのに知りませんでした。。
後でブログ等を検索すると、ポテトの美味しいお店だったらしい。
頼めばよかった。。
今回頂いたクレープも美味しかったですよー。
カウンターで注文して、ミニ噴水のある中庭へ。
ヨーロッパの地方の食堂で食事しているような気分になれます。
Goya: rosemary chicken, red onions, pesto mayonnaise,roasted peppers, and swiss cheese
あまりクレープ生地には期待していなかったので、味が濃そうな具を選んだのですが、その必要はありませんでした。
外側のクレープはサクっとして、いい触感。
具はべジーにして、クレープ生地を楽しみたい。
美味しかったですが、ペストマヨネーズが余計でした。
マヨネーズの脂が溶けて、この中に含まれるSaturated Fatを考えると怖くて半分残しました。美味しいんだけどね。
こんなクレープにもお野菜がたっぷり入っているのがサンフランシスコらしい。
レッドベルペッパーたっぷり。
マヨネーズが入っていないメニューならバランス食~。
frjtz/
579 Hayes Street
San Francisco, Ca
評価:★★★☆☆
許留山に行く途中に立ち寄る。
鮨といえば、最近NYから引っ越してきたアメリカ人の知人がSFの鮨ネタのレベルを嘆いていた。
確かにNYの鮨のレベルは高い。ほとんどのネタは築地より空輸。
おまけに高級寿司の類なら東京よりリーズナブルかもしれない。
ここSushi KabutoはNYのGariを思い出すような創作寿司が数々。
ネタはSFではそこそこ。
とにかくメニューが多い。
素直に人気商品の鮨で済ませるのが安全策かも。
起死回生、意味深な言葉がカウンターに掲げられている。
夫より電話があり、「ブルバードに行こう」と。
どうやら仕事が一段落したらしく、晴々しく外食の気分らしいです。
ブルーバードは私も大好きなレストラン。
ここで初めて美味しいアメリカ料理を知りました。
1993年のオープン以来定評のあるレストラン。
シェフは数々の賞に輝く、Nancy Oakes。
フレンチinfluencedなアメリカ料理で、woodovenがウリです。
今回もアメリカ料理、いや西洋料理、独特の立体感のある味。
バランスのとれた、flavorのある味を楽しめました。
(ただ前菜、メインとも肉系にするとちょっと食べ疲れるかもしれません・・・)
余談となるのですが、日本では味の表現に「薄い、濃い、塩辛い」が多用される。
こちらでは「balanced(特にacid balance), flavoring profile, flavoring agent」がよく使われる。
これは文化というか、日本料理と西洋料理の決定的な違いを表現していると思う。
絵に例えるなら日本料理は2次元的な墨絵で、西洋料理は立体的なデッサン。
前者が塩加減に重きを置けば、後者は味のバランスに重点を置き、塩分の濃さではなく、塩分とそれを中和する酸(acid)とのバランスが取れているかが味を見極めるポイントとなってくる。
そして和食の中で、例外的にデッサン的に立体感のある味と思われるのが「鮨(寿司)」。
塩と酢と寿司飯のバランス、そしてそこに時には砂糖が入ってくる。
アメリカ人が「sushi」大好きなのも納得です。
先日、帰国した際に何軒かレストランに行きました。
これまでに訪問したことのあるレストランだったのですが、久しぶりに頂くと「日本料理?」と思われる味付けのものも多く、新たな発見でした。
今回は「立体感のある味だね~」と久しぶりにアメリカ料理を堪能しました。
サービスよし、味よし。デザートがやや弱点かな?
私の前菜
MONTRAY RED ABALONE
sauteed abalone mushrooms, vine ripe cherockee tomatones, herts of pelms, razor clams, green tomatoes, cucumber relish & Lime Vinegrette, green tomato sauces
クリームチーズとグリントマト、きゅうりのソースがよいアクセントに。
夫の前菜
PAN ROASTED SQUAB & HUDSON VALLEY FOIE GRAS
cipollini onions stuffed with braised kobe beef short ribs, Dried Bing Cherry Gastrique(※)
フォアグラ自体も美味しいですが、それにかかったBing Cherryのソースが美味。本日のソースの中で最も美味しかったです。
私のメイン
PAN ROASTED NORTHERN HALIBUT
hearts of palms & zucchini ribbons
squash blossoms safflon beurre blanc, salsa verde
こちらではいつもメインはお肉にするのですが、お魚を。サフラン風味のブルブランソースとさらっと焼かれた野菜の香りのコンビネーションが美味。Halibutの焼加減も素晴らしい。
salsa verdeはご覧のとおりオイルに溶かしたもので、隠し味程度。
夫のメイン
WOOD OVEN ROASTED ANGUS FILET MIGNON
Golden Chanterelle mushrooms, Sauteed Artichokes, Warm Onion confit & Frisee, Artichoke Potato Cakes, red wine beef jus& Bernaise Sauce
定番です。お肉の上にはベルネーゼソースが。付け合せのアーティチョークとポテトのケーキにはオレンジピールとチーズが入っていて面白かったです。
私のデザート。
ガレットって単純なようで焼加減の難しいお菓子。ちょっと生っぽかったかも。付け合せのマンゴーが絶品なだけに残念。
夫のデザート
これもどこのお店でも定番のチョコ。
評価:★★★★☆
boulevard
1 Mission St
San Francisco Ca 94105
(※)砂糖やハチミツに酢やレモン汁などの酸っぱい 液体を加えて、カラメル状に煮つめたもの
ベジタリアンレストランでランチ。
味もよろしく、べジーな食文化も楽しめてよかったです。
ほとんどのメニューはラクト・オボベジタリアン。
一部ベガン(動物由来のものは全く食べない、使わない人々)メニュー。
マリーナの倉庫を改造した内装。
景色もきれいでした。ただちょっと寒いっ。
Greens Black Bean Chili.
これは美味しい~。元祖ホールフード。
カリフラワーのスープ。ややニンニクの風味強め。
とうもろこしのパンケーキ、サルサ添え。
サルサの野菜が炭火で燻されています。とても香ばしい。今回のNO.1ディッシュ。
豆腐とマッシュルームのケバブ。
この豆腐、お腹にずっしりときます。付け合せのコールスロー風のサラダがグッド。
イチゴのケーキ。ややスポンジがドライ。おそらく代替タマゴを使っているのでしょう。イチゴアイスが懐かしくなる味。
ベガンのチョコケーキ。乳製品なしで、ここまで作れるのねと感心。
Greens Restaurant
Fort Mason Center, Bldg A, San Francisco
評価:★★★☆☆
□□□
日本ではベジタリアンはまだまだ珍しいですが、こちらは多いですね。
’食育’がすすんでいると感じます。
ベジタリアンではない人でも、普段はあまりお肉や脂肪をとらないようにしていたり。アメリカでも層や地域によってもかなり違うのでしょうが。
マンゴープリンで有名な香港のデザートチェーン、許留山のサンフランシスコ支店。
午後2時から営業開始。
そうとうは知らず、以前に一度お昼ごろに訪れて空振り。
香港で食べたときは、マンゴの季節でなかったためか、少し水っぽかった印象が。
今回はそのときよりもマンゴのフレッシュさが味わえました。
アメリカの甘さに慣れてきた私としては、もう少しコッテリ&甘くても平気。
私はツバメの巣入り。美肌効果あり!?。
冷たいデザートを美味しく食べられるように、早く暖かくなってほしい。
3月というのに一昨日は雹が降りました。。寒っ。
Hui Lau Shan
5217 Geary Blvd, San Francisco,
評価:★★★☆☆