今日は新国立のドンパスクワーレ。
ウィーンで観たばかりですが、初日を観られた加藤浩子さんがずいぶん褒めてらしたので期待感膨らんでました。
METがデルカルロ、ウィーンはマエストリで、タイトルロールはデブ専かと思ってたら、今日のロベルト・スカンディウッツィは若い女も寄ってきそうな渋いロマンスグレーで。しかも歌も演技もうますぎ。
そのせいもあって爆笑度が低く、よくも悪しくも品がありましたな。
衣装も舞台美術も、演出にもすべて品を感じました。
ぼくにとってこのオペラはタイトロールよりノリーナの歌は勿論だけど、演技と美貌が決め手で(笑)。ネトレプコはちょっと田舎くさくて。
ウィーンのヴァレンティナ・ナホルニツァの美貌には目が眩んじゃったんだけど(笑)。
今日のハスミック・トロシャン良かった。強い印象が残りました。歌も演技も、モチ美貌(笑)も文句なし。それに声が一番よく通ってた。
エルネストのマキシム・ミロノフは何度か聴いてるんだけどベルカウント歌手なのかな。今までで一番印象に残りました。
マラテスタのピアジオ・ピッツーティも溌剌として魅力ありました。きれいなバリトン。二幕のトロシャンとの早口重唱はサイコー!
千葉裕一さんは出番が少ない公証人たけど決めてた。
重厚な合唱はいつもながら見事。
マエストロ・コッラード・ロヴァーリス率いる東フィルは躍動感溢れる演奏でベルカントの魅力をたっぷり感じさせてくれました。
新国立のオペラって、ホントに素晴らしい。
ベルカントに酔いしれた至福の時間でした。