今日はN響定演で東京芸術劇場。
マエストロはジョン・アクセルロッドで、ブルッフ・ヴァイオリン協とブラームス3番 。
ヴァイオリンは服部百音さん。若干22歳にして数々の賞歴を持つだけに、技術力は感じたが、こちらの腑にグサッと突き刺さってくるような感じはなかった。そこまでの迫力までは欠けていた。超速弾きのところでは音が弱く、クリアに訴えて来ない感じがした。オケとのバランスのせいかもせいかもしれないが、
全体としてちょっと物足らなかった。
ブラームスは4番、1番をよく聴くが3番はあまり聴かない。ど派手に盛り上がるところがなく、ちょっと地味なイメージがあって。
でもマエストロアクセルロッドのブラ3は、内面的で、憂愁に満ちていただけではなく、第2楽章のはっとするような美しい旋律など、さまざまな情感の表現があって。ブラ3って、聴きこむほどに心に沁みてくる作品なのかなと思った。
今日もこんな演奏を聴けて、いい日になった。