
今日は藝大ウインドオーケストラの定演で構内の奏楽堂。このホールに初めてきたのは成績上位者による室内楽定期で、その日室内楽の魅力を堪能したのでここでの演奏会をチェックするようになり。
吹奏楽への憧れは小学生だった頃からあり、中学に入ったら野球部かブラスバンド部か、可能な両方に入れたらいいな、なんて子供心に思ってたんだけど。
5年生の時に今の家に越したたら、その区域の中学校には野球部もブラバンもなく、我が人生狂いにけり。
中高でブラバンやってたら、どういう青春、大学生活を送ったんだろう。早稲田でも早混で合唱やることはなかったろう。腕が良かったらハイソサエティに入って、ジャズで身を持ち崩し、マトモな就職もできなかったかも。
ウインドオーケストラのすごいアンサンブルにコーフンしながら、そんなことがちょっと頭をかすめたり。
吹奏楽団と言えば、自衛隊警察消防署の方々の演奏を聞くことが多かったけど、そういうのとはちょっとレベルが違う演奏でした。
プログラムは、行進曲、吹奏楽のための組曲や交響曲など多彩。
吹奏楽のためにかかれた作品というのは、ダイナミックで、モダンで、ありながら格調高く、すばらしいもので。
こういう曲に取り組むのはやりがいがあり、楽しいでしょう。
若々しい演奏者の溌剌とした表情を見ながらそう思いました。
とても良いコンサートでした。
それと、桜美林オラトリオでご一緒してる柳橋さんが奥さんと来られていて。
久しぶりの歓談もいと楽しき也。
また藝大界隈は緑深く、シックな雰囲気で、げに素晴らしきか哉。