今日はSQUADRAの第2回公演「蝶々夫人」「リゴレット」でコール田無。
昨年11月の第1回公演・仮面舞踏会がとても良かったので楽しみにしてました。
感染症対策で本来昼と夜の2公演を短縮せざるを得なかったのは、出演者皆さんには残念だったでしょう。
でもよく考えて聴かせどころ満載のダイジェストになっていて。何しろ5人の歌唱力がしっかりしてたから聴き応えありました。
演技にも熱が入っていて表情が刻々と変わるのでドラマに引き込まれました。隣席で中里女史がバタフライで泣いておりましたぞ(笑)。
蝶々夫人はソプラノにとってホントにたいへんな役だというのが今日もよくわかりました。文屋さんの技術とパワーすごい。
でもぼくは稲葉さんとの重唱の場面が一番ぐっときました。中里女史のようには泣けなかったけど(笑)。
稲葉さんの低音の美しさは秀逸ですね。声量もあり。中畑さんとの重唱、リゴレット終盤の4重唱もすごく良かった。スズキもマッタレーダも表情がすごかった。
中畑さんのジルダは素晴らしかった。アリアも重唱も聴き惚れました。表情の変化も。中畑さんを聴くときいつも思う。練習で技術は習得できても美声は得られない。この天性の美しい声をいつまでも失わないでほしい。
山本さんのアイドルはパヌッチだったのかな。リゴレットとっても良かった。当たり役だ。せむしでも醜男でもないのに(笑)
初めて聴く隠岐さん。ピンカートンと公爵を続けて歌いまくるパワーすごい。
平野マエストロは江東区で椿姫を観て以来注目していました。山本さんが平野さんをゲットしたと聞いて、SQUADRAは期待できると思いました。今日は開演前に解説までしてくださってびっくり。
そのマエストロと、松本さんも斎藤さんもしっかりアイコンタクトとってました。良かったです。
SQUADRAの次の第3回公演、楽しみにしてます。
山本さんたちの第1回公演のことを聞いたとき、ぼくはビートルズがアップルレコードを立ち上げたことを思い出しました。
自分たちが本当にやりたい音楽をするチャレンジは素晴らしい。
SQUADRAの皆さんが、自らも楽しんでこういうチャレンジを続けたら、ぼくもそういう彼らを見続けたい。
