Sing Listen Travel 〜歌って、聴いて、旅をして〜

リタイアしてからできなかったことをやってきた。もうオペラなどは程々で。人生のリストに書いたことがまだ残ってるから。

旅の始まりはマドリード

2015-09-08 22:17:50 | Spain Travel 2015

 フランクフルトで乗り換えてマドリードに着いたのは深夜でした。星が三つ半の立派なホテルでしたが、空港に近く、周辺にはバルもないようところにありました。ツアーのメンバーはほとんど中高年なので、初日の夜なんだからちょいと繰りだしましょう、などという声は誰からも上がりません。ぼくらは部屋で寛ぎました。広いツインルームに満足です。
 次の日朝食会場にいくと、多くのビジネスマンがいるので驚きました。ホテルで何かのコンベンションをやっているようです。このAUDITORIUM MADRIDは、その手の催しを誘致するホテルなのでしょう。バッフェの内容は立派なものでした。同行の諸氏はみんな賞賛の言葉を口にしてました。この旅行、上々の滑り出しです。
 食事が済むと早々にチャターしたバスに乗り込んで観光開始。スペイン広場に寄ってからプラド美術館に入りました。日本人のガイドさんが二人つきました。一人は男性で、もう一人が女性。ぼくは女性ガイドさんのグループに入りました。ガイドさんは、スペインの画家を中心に見ていきますと言って、ベラスケス、グレコ、ゴヤなどの部屋に案内してくれます。話を聞いていると、この人が美術に造形が深い博識の人であることはすぐにわかりました。数年まえにルーブル美術館にいったときも、こんなガイドさんについて回ればよかったなあと思いました。
 でもいくらガイドさんが優秀でも、この膨大なコレクションを見るための時間が二時間半ではぜんぜん足りません。あっという間に添乗員さんに言われた集合時間になってしまいました。これでプラド美術館に行ったと言えるのかなあと思いながら、後髪を引かれる思いでぼくらはバスに戻りました。
 連れていかれたレストランはグランビア通りにありました。市内きってのメイン ストリートで、通りには銀行、有名商店などが立ち並んでいます。でてきたサラダとチキンは正直言って、たいしたものではありません。でもこのツアーはほぼ全食事がついての安価な旅行代金なので文句は言えないでしょう。それに観光を重視しているので、食事の時間は短いです。でもまあ、いいでしょう。早々に昼食を終えぼくらはバスに乗り込み、トレドの観光に向かいましたが、トレドのことは別に書きます。
 トレド観光を終えて再びホテルに戻ってきたのは八時を回っていました。夕食はホテルでサラダとサーモンでした。明朝もまた早い出発なので、今夜もまた、タクシーを飛ばしてバルに繰り出しましょう、などと言い出す人はいません。それでも飲み足らない何人かでバー行き、遅くまでワインを飲みました。ワインは美味しく、お喋りは楽しかったのですが、翌朝は八時にホテルを後にしてコルドバに向かいました。マドリード滞在の印象がとても薄いものになってしまったのはいうまでもありません。

 

 


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