盲導犬候補生H号が我が家へやってきて5ヶ月が経過。彼は7ヶ月齢を迎え、体重は23.5Kgに達し、随分と大人びいた体格になりました。
彼は、私どもにとって5頭目の盲導犬候補生。4頭目のU号同様に、初日から(1)吠えない、(2)飛びつかない、(3)齧らないの3拍子が揃った良い子でした。そういうことで、ビターアップルも用無しで今日を迎えました。
そんな彼の苦手は、隙間のある階段の上り下り。最初は、とっても上手に出来ていたのですが、二度目の壱岐に向かうフェリーの階段で足を滑らせて頭を階段に突っ込み向こう側に落ちそうになりました。そのハプニング以後、ちょっと隙間のある階段を警戒しだしました。そんな事情もあって、今、早朝の公園に出かけ展望台の階段で特訓中です。そのかいあって、少しづつ、不幸な事件以前のH号に戻りつつあります。
ところで、その公園に隣接しているのが三潴図書館。
>ツカツカ。堂々。
パピーコートを着用したH号のリードを手に軽く会釈をして図書館の入口を目指す妻。それを見て、慌てて駆け寄ってドアを開けて『ドウゾ!』とは受付のおじさん。
>わ、判った!
>「犬も入れますか?」なんて聞いてはダメなんよ!
>「ツカツカ。堂々」が一番なのよ!
その日以降、店屋だろうとスーパーだろうと「ツカツカ。堂々」。もちろん、デパートも「ツカツカ。堂々」。
レジの店員さんも負けてはいない。昨日は、ついに、堂々と「あのワンちゃんが来ています!」と店内放送をして犬好きさんを招集した。H号は、今や、ホームセンターの人気者であり、三潴図書館のお馴染みさんである。
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盲導犬アトムの真実