(1)で紹介するのは、生後100日まで。この間に行う基礎トレーニングは、
1、スキンシップ。
2、リラックス。
3、アイコンタクト。
の3つ。
スキンシップ・トレーニングとは、一日の最後に行うタッチングのこと。が、これに関連した動画がない。リラックス・トレーニングとは、リードを付けて足元で待機することを教えるトレーニング。マットの上で十分に伏せれるようになったら、街角でも。これもなかった。見つかったのは、アイコンタクト・トレーニング関連のみ。1と2の動画は、一頭目のF号のはあった。しかし、まさか、使うわけにもいかず・・・。そんなこんなで、ちょっと中途半端な出来映えとなった。
ところで、響号が生後100日を過ぎてからの日々は実に慌ただしかった。なぜなら、父の体調が急変しあっという間に他界したからだ。それからは、葬儀、49日、初十夜などに忙殺された。と言っても、そのすべては父の兄弟姉妹が取り仕切ってくれたので、私はただただ指示通りに動いただけ。そういう諸儀式の間、響号はショートステイ先、あるいは訓練センターで過ごした。面白いことに、彼は預ける度にお利口さんになって帰って来た。
>もしかしてわしらに甘えているのかい!
>相手に合わせて態度を変えているのかい!
そんな感想も抱いた。ともかく、そんな事情で「響きという盲導犬候補生と暮らした一年間 (2)」のコンテンツは非常に乏しい。一体、どうして続編をまとめるのか?ウーン!
と、思い悩んでいるところである。
※三つの基礎トレーニング
ここにいう基礎トレーニングは、ケーナイン・アンリミテッド顧問獣医師である水越美奈女史監修の「DVDでわかる!犬のしつけ&トレーニング」(西東社)が言うそれ。いずれもパピー講習会で一度は受けたことがあるものばかり。なお、女史は日本盲導犬協会神奈川訓練センターでパピー教室の講師をするなど行動的なAVSAB(アメリカ獣医行動学会)の会員である。