
< 草津温泉とダム修行(②全国旅行支援)からの続き... >
2022年10月26日(水)
草津温泉近く(中之条町大字入山)に 品木ダムというのがあって、朝一番で行ってみることにしたのだが、
ナビに目的地設定ができません。 それならばと、同じような名前の「品木ダム水質管理所」というところで情報収集することに。


でも これがなかなか面白いところで、何をやっている施設かと言うと...
吾妻川はかつて、強い酸性の水が流れるために魚も棲めない「死の川」と呼ばれていました。
そして、鉄やコンクリートを使った建造物が作れない、河川水が農業に適さないなど人間の生活にも多くの負担を強いていました。
そこで、吾妻川に流入する酸性河川のひとつである湯川の水を中和して、川を甦らせようという取り組みが始まったのです。
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草津中和工場で湯川に石灰石粉を投入し、その先に建設された品木ダムに流れ入るまでに徐々に進んでいくという仕組みです。
現在、吾妻川には魚などの生物が棲むようになり、下流の人々も中和された河川の水の恵みを受けて生活しています。
そして、草津中和工場はこれからも24時間365日、湯川の中和を行っていきます。
詳しくは ↓↓↓ こちらのサイトで
< 国土交通省関東地方西部局 品木ダム水質管理所 >
施設内には、草津温泉の歴史から河川中和の方法、品木ダムを作った目的など盛りだくさんの展示物があり 時間を忘れるほど。
ただ、百年石のネーミングだけは ちょっと(?)




そして、道案内図をもらって 4~5km離れた 品木ダムへ。
ダムの役割は 水質改善と発電。 重力式コンクリートダムで堤高/堤頂長(43.5m/106.0m)、クレストローラーゲートが2門あり、
本体着工/完成(1963/1965年)とこと。 どうしても堤体よりエメラルドグリーンのダム湖(上州湯ノ湖)に目が行ってしまいますけど。


その後は 群馬県のど真ん中を南下し、最近あまり話題に上らなくなった気がする世界遺産の 富岡製糸場 を見学。
ものすごく印象に残ったのは フランス式繰糸器を使った実演で、生糸作りの工程が 大変よく分かりました。
でも、ずらりと並んだ自動操糸機の動きが どうも理解できませぬ。 あれはどこまで自動でやるんでしょう?
あ~、考えると夜も眠れない。




そして、こんにゃくパークで残った地域クーポン券を全部使い、帰路についたのでした。
無料の こんにゃくバイキング(言い方を変えれば試食)は、予想をはるかに超えた品数と美味しさに ちょと感動してしまいました。


こうして、1泊2日のダムマニアをめざすダム修行が終了。 はじめての試みに 群馬県を選んで正解だったかも。
では、では、



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