「翁の“ガハハ”な山家の暮らし」=放念な日々のエピソード

山に囲まれた小さな盆地、その山家で季節と向き合い、愉快な仲間と戯れながら、我が道を行く翁の小さなドラマ(放念の翁)

放念で気の薬を (4323話)

2021-02-16 14:34:42 | 老後の日々

《水も油もフライパンも使わない》 この頃は、そんな料理が持て囃されているようで、作る楽しさ

や喜びを感じなくなり、五感も衰えてきているらしいわ。そして、食材も季節感が無くなって。

そう言う翁も、時に冷凍食品や低糖質宅配食を取り寄せるが、多様な人の感性の再現は無理だわ。

私の友人は、築130年の養蚕農家住宅に住んでいるのだが、奥方が頑として家を建て替えることに

同意をせず、竈で薪で煮炊きを、風呂も薪で、炬燵も落とし炭の生活をしていてね。

そんな暮らしを実は楽しんでいるようで、奥方曰く『竈で薪で焚いたご飯や煮物は、ふっくらして美

味しいですよ』、そして友人は『薪で焚いた風呂は、湯が軟らかいし、温まって、いつまでもポカポ

カしてな(遠赤外線効果?)』

要するに人間らしい暮らしの知恵で、料理の素材と向き合って美味しさを。近くの恋人未満の婆様が

そうした料理を時々差し入れをしてくれ、本物の田舎料理に拘りが、手抜きはしないから美味しいわ。

ハハハハ

   

 



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