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徒然なるままに いとをかし!

沖縄の青い海と空の下、犬 ねこ うさぎとののんびりとした生活。変わりなく過ぎ行く時間の中で、ふと見つけた感動。

アメリカ巨大金融詐欺事件

2010年06月13日 08時59分58秒 | 日記
“ バーナード・マドフ事件 (アダム・レボー著 古村治彦訳)”を購入した。(ノンフィクション)



世界最大のベンチャー企業向け株式市場・ナスダックのバーナード・マドフ元会長が、
2008年12月11日、自らが経営する投資ファンドの巨額詐欺事件でFBI に逮捕された。
投資家を騙し集めたお金は、500億ドル以上(約4兆5000億円)  

顧客から預かった資金を運用せずに、順次配当金や、解約金に回す自転車操業。
まさに「ねずみ講」。   過去最大の巨額詐欺事件。

出資金が増え続けていく限りは問題が表に出なかったが、
2007年のサブプライムローン問題、2008年のリーマン・ブラザーズの破綻。
金融危機の余波を受け、解約の申し出が相次ぎ、この “ 巨大ねずみ講 ”  は破綻した。

この事件で、損失を被った出資者が自殺したり、騙された顧客がファンド相手に提訴している。
そしてその被害は、日本の金融機関にまで及んでいる。      (JANJANより一部抜粋)



この事件、日本ではあまり知られてない様な気がする。 なぜだろう?? 

いったい、なぜ、地位も名誉もお金も十分にある人間がそんな事したんだろう?? 
いったい、なぜ、顧客は騙され続けたんだろう?? 20年以上も。 

集めたお金を運用してないのに、10%の配当金を出していたのだから、いつかは破綻する。  
マドフを信じ込んだたくさんの人間が財産を失ったらしい。

この本の帯に、
“ 金融詐欺(ねずみ講)にはまって、いつしか自分自身さえも騙し、更に人を騙し、
騙しの輪を広げ、気づいたら全財産を吹き飛ばしていた者達の証言の記録 ”
 
って書いてあった。

ひぇ~ 被害者になって、加害者にもなって、 こ、恐い~   
騙される人間の心理はどこにあるのか? 
この本を参考に、騙されないように予防しなきゃ。