
人間の可聴域(聞き取れる音の範囲)が20~20000ヘルツであるのに対し、

犬は40~65000ヘルツ。
犬の広い可聴域は、野生の小動物が発する高い鳴き声を聞き取り、

獲物の居場所を素早く発見するために発達したと考えられる。
人間の発する言葉は母音(a,e,i,o,u)と子音(k,s,t,n,h,・・・)とからなっているが、

犬は、人間の母音を聞き分けるが、子音を聞き分けることは難しいらしい。
「たんぼ」という言葉も「さんぽ」という言葉も同じように「あんお」と聞こえる。

「たんぼ」という言葉を会話の中から聞き取ってテンションが上がる犬がいるかもしれない。
「だめでしょ~そんなことしちゃ!」などという言葉は、聞き取ることはできず

「あええおーおんあおおいあ!」としか聞こえていない可能性が高い。
だからしつけるときは短い音節で、飼い主の感情がわかるようにはっきりと、
「ダメ!」や「ノー!」と犬が聞き取りやすく、犬にも分かりやすいように叱る事が大切。
音源定位能力(音の来る方向を聴き定めること)約8度。

たまに小首をかしげるしぐさを見せるが、これは右と左の耳の位置を変えることでより、
正確に音源を探ろうとしているときのしぐさ。

野性環境では外敵や獲物の位置を、音から瞬時に把握することが生き延びることに直結している為、
音源定位能力が発達している。 <犬の体図鑑より引用>
へぇ~!! こんど “ ああ~、おあんあお~ ” って呼んで見ようっと。