2. 労働衛生管理
(2) 作業管理
ア 労働衛生保護具
1.労働環境対策と労働衛生保護具の関係
労働衛生保護具の着用は、作業管理の一環として、有害物へのばく露低減または防止のために行うものである。
2.労働衛生保護具の種類
労働衛生保護具は、使用目的により次の5つに分けられている。
・有害化学物質の吸入による健康障害を防止するための防じんマスク、防毒マスク、送気マスク、空気呼吸器等の呼吸用保護具。
・皮膚接触による皮膚障害を防止するための不浸透性の労働衛生保護衣(手袋、長靴等を含む)。
・眼の障害を遮断するための保護めがね
・有害光線を遮断するための遮光保護具
・騒音を遮断するための防音保護具。等がある。
また、保護具ではないのだが、皮膚からの吸収と皮膚障害を防止するため、保護クリームが使用される。
3.労働衛生保護具の条件
労働衛生保護具は、有害な作業環境が未だ改善されていない環境下での作業を行う際に、
作業者個人を防護するために必要であり、有害要因から効果的に作業者を防御をし、作業性の良いものであることが必要である。
一般的に保護具は、次のような条件を満たしていなくてはならない。
・身体各部に適合した形である事。
・着脱が容易である事。
・動作になるべく負担がかからない形である事。
・使い方が簡単である事
・外観やデザインができるだけよい事。
・できるだけ軽量である事。
・検定に必要なものについては、検定合格標章のあるもの。
4.保護具着用する際に注意すべきこと
・フィット(適していること)
保護具にはそれぞれの用途があり、たとえば、有害環境を1つのものでクリアできる保護具は、特殊な場合を除いて存在はしていない。
したがって、対象となる有害環境に適した保護具の選択が必要となるのである。すなわち職場へのフィットである。
次に身体へのフィットである。
保護具が身体にピッタリしていないと効果が期待できないものもある。たとえば、防じんマスクと顔面のフィットや
小さい物で例をあげると、耳せんと耳腔とのフィットである。
いずれの場合も、防振作用や防音効果に密接に関係しているので、
フィットテストを行うなどをして身体によく合ったものを使うことが必要である。
・破過(はか)
防毒マスクに使用されている有毒ガスまたは蒸気を吸着される吸収缶は、有害物の種類、気中濃度に応じてある
一定時間吸着すると効果が“失効”をしてしまう。
これを「破過(はか)」というが、この時間を事前に知っておき、時間ごとに吸収缶を取り替えなければじぞくした防毒効果を期待することができない。
なお、温度や湿度の高い場所では破過(はか)の時間が大きく影響をうけるので注意が必要となってくる。
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1.労働環境対策と労働衛生保護具の関係
労働衛生保護具の着用は、作業管理の一環として、有害物へのばく露低減または防止のために行うものである。
2.労働衛生保護具の種類
労働衛生保護具は、使用目的により次の5つに分けられている。
・有害化学物質の吸入による健康障害を防止するための防じんマスク、防毒マスク、送気マスク、空気呼吸器等の呼吸用保護具。
・皮膚接触による皮膚障害を防止するための不浸透性の労働衛生保護衣(手袋、長靴等を含む)。
・眼の障害を遮断するための保護めがね
・有害光線を遮断するための遮光保護具
・騒音を遮断するための防音保護具。等がある。
また、保護具ではないのだが、皮膚からの吸収と皮膚障害を防止するため、保護クリームが使用される。
3.労働衛生保護具の条件
労働衛生保護具は、有害な作業環境が未だ改善されていない環境下での作業を行う際に、
作業者個人を防護するために必要であり、有害要因から効果的に作業者を防御をし、作業性の良いものであることが必要である。
一般的に保護具は、次のような条件を満たしていなくてはならない。
・身体各部に適合した形である事。
・着脱が容易である事。
・動作になるべく負担がかからない形である事。
・使い方が簡単である事
・外観やデザインができるだけよい事。
・できるだけ軽量である事。
・検定に必要なものについては、検定合格標章のあるもの。
4.保護具着用する際に注意すべきこと
・フィット(適していること)
保護具にはそれぞれの用途があり、たとえば、有害環境を1つのものでクリアできる保護具は、特殊な場合を除いて存在はしていない。
したがって、対象となる有害環境に適した保護具の選択が必要となるのである。すなわち職場へのフィットである。
次に身体へのフィットである。
保護具が身体にピッタリしていないと効果が期待できないものもある。たとえば、防じんマスクと顔面のフィットや
小さい物で例をあげると、耳せんと耳腔とのフィットである。
いずれの場合も、防振作用や防音効果に密接に関係しているので、
フィットテストを行うなどをして身体によく合ったものを使うことが必要である。
・破過(はか)
防毒マスクに使用されている有毒ガスまたは蒸気を吸着される吸収缶は、有害物の種類、気中濃度に応じてある
一定時間吸着すると効果が“失効”をしてしまう。
これを「破過(はか)」というが、この時間を事前に知っておき、時間ごとに吸収缶を取り替えなければじぞくした防毒効果を期待することができない。
なお、温度や湿度の高い場所では破過(はか)の時間が大きく影響をうけるので注意が必要となってくる。
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